どうもハルトです。みなさん今日も楽しい旅を続けていますか?
太魯閣渓谷で有名な台湾の花蓮に宿泊した時のことです。いつものように宿も決めずに台北から電車で行きました。宿は降りた先で探します。
この宿探しはいつもドキドキです。旅先の状況がわからないために、宿がなかったらどうしようかと常に不安を感じています。その代わり宿が見つかったときの達成感、解放感は格別です。ドラクエ的に言えば中ボスを倒してダンジョンをクリアしたような感じです。難関突破ゲームを無事にクリアできました。解放感で遊びが数倍楽しく感じられます。予約して行くよりも、いいロケーションにあって安い価格で宿泊できる可能性が高いので、なかなかやめる気になりません。
そのようにして探した宿は「あたり・はずれ」があります。安いところにしか泊まりませんので「安い」は確実にクリアできるのですが、「満足度」は泊まってみないとわからないことも多いです。
私が選んだ花蓮のホテルは安い割には、広く、調度品も豪華で、清潔で、日本の中程度のビジネスホテルよりも全体的にグレードが高く、ひさしぶりにいいホテルを探し当てたと思いました。
「満足度」の面でも合格できるホテルを探し当てることができたので、安心して街の旅行会社で太魯閣渓谷のミニバスツアーを申し込んだり、地元の市場をのぞいたりして観光を楽しみます。
しかし夜になると、
プ~~ン。
プ~~ン。
蚊がいるのです。しかも一匹や二匹ではありません。二十匹や三十匹という数です。
とにかく尋常な数ではありませんでした。これでは眠るどころではありません。完全に起きたわたしはとにかく殺せるだけ蚊を殺そうと死闘を繰り広げました。
これまでの生涯でたくさんの蚊を殺してきましたが、壁に止まった2匹の蚊を左右の手で4匹同時に殺したのはこれが初めてです。宮本武蔵か、おれは?
もう手を振り回せば蚊に当たる、というぐらい蚊がいます。
何十匹と蚊を殺し、ようやく目に蚊が入らなくなりました。再び部屋の電気を消して眠りにつくと。。。
プ~~ン。
プ~~ン。
蚊、蚊、蚊。
何十匹も蚊がいます。どこから湧いて出てきたのでしょうか。さっぱりわかりません。一見、窓は閉まっています。網戸でもありませんでした。排水口か、換気口から侵入しているとしか想像できません。しかし換気口をふさぐわけにはいきません。ホテルの客が対処できることではありません。
とうとうわたしは蚊を殺すのを諦めました。暑かったのですが、布団にもぐり、顔はクローマーで覆います。
さらに耳栓と目隠しでどうにか眠りにつきましたが、翌朝、わたしの顔は蚊にさされてボコボコになっていました。
ち、ちくしょう! 蚊の野郎!
だれか、蚊を絶滅させてくれ!
蚊を絶滅させた人にノーベル賞をあげてくれ!
蚊を絶滅させると生態系に影響が出るとか言う人がいるけれど、そんなことは絶滅させた後に心配すればいい。
影響、上等! 蚊、嫌い。
寝不足で、天下の絶景・太魯閣渓谷も、黄色く見えました。太魯閣渓谷よりも蚊の襲撃の方がはるかに記憶に残っているわたしの花蓮の思い出です。
なにが花の花蓮だ。おまえなんか蚊の蚊蓮で十分だ、ちくしょー(泣)。