ドラクエ的な人生

死んだ人間は歳をとらないが、生きている人間は年をとる

うちの妻は「どうかな?」と思うところがあります。たとえばYouTubeでニュースを見ているときなど「過去映像だ」と何度注意喚起しても「現在進行形」のように見てしまうらしいのです。

「わたし、ナチュラリストだから」と妻イロハはいいます。自然主義者なのかと思ったら「天然ボケ」だといいたいようです。

このページではナチュラリスト(天然ボケ)妻イロハの語録を集めたページです。

スポンサーリンク

YouTubeのニュースをいつも現在進行形のニュースだと勘違いする

うちの妻のナチュラリストぶりは、なんと説明したらいいんでしょうか。この感じは芸能人でいうと誰に似ているかと聞かれたら、やっぱり多くの迷言で有名な長嶋茂雄さんに似ていると思うのです。とぼけた長嶋と会話しているみたいな感じです。

瞬間、瞬間の瞬発力で生きているというか。前後のいきさつから発生する「論理性」というものをあまり感じません……。それがオンナってものなのでしょうか。原因と結果、縁起みたいなものがスポッと抜け落ちているようなところを時々みせます。

長嶋茂雄もナチュラリストだったのでしょうか。喋る内容も長嶋茂雄みたいなところがあります。

最近はYouTubeでテレビのニュースが見られますよね?

過去のニュース番組をアーカイブで見られるのはとてもいいことだと思います。

しかし問題があります。テレビ局がテレビニュースをYouTubeにそのままアップする場合「昨日時点の被害者数は……」「今日のコロナ感染者数は……」というように、昨日、今日という言葉をつかったものがそのまま流れています。

昨日っていつでしょう? 今日って何日時点のこと? それはYouTubeにアップされた日付で判断するしかありません。それを見落としたらどう判断しますか?

「このご時世にこのニュースはおかしい」とか「なんか、今日という日とマッチしないニュースだな」など時流の感覚、カンで違和感を嗅ぎ分けるしかないでしょう。

この行き方は、間違いは減るものの、いちいち違和感センサーを働かせているので疲れます。なにより人に愛されません。

しかしナチュラリストは違いますよ。ニュースを見れば、ぜんぶたった今の出来事だと思ってしまうのです。「今の世界のことじゃないよ。少し前のことだよ」と教え込んだのですが、ちょっと時間がたったり油断していたりすると、時間の経過という論理性はどこかに飛んでしまうようです。

スポンサーリンク

死んだ人間は歳をとらないが、生きている人間は年をとる

先日、竹中直人さんが亡くなった忌野清志郎さんのことを喋っている内容のテレビをふたりで見ていました。まだ竹中が無名時代の最初の監督作品に、憧れのスターである忌野に無謀にもアポなし出演依頼に行ったときの豪快エピソードをなつかしく話していました。スターと無名の関係性もあるし、竹中は「忌野さん」といって忌野は「竹中」と呼び捨てにしていたことからどっちが年上かはわたしには論理的に明白でしたが、妻が「へえ。竹中直人のほうが年上なんだ」と言ったのでびっくりしました。

「なんの根拠で?」

おびえながらわたしが聞くと、

「だって今、竹中直人64歳ってテロップが出たよ。さっき忌野清志郎のテロップは58歳だったもん」

というのです。

「だ~か~ら~」

そりゃ忌野清志郎が2009年に死んだからでしょうが。死んだ人間は年をとらないけど、竹中直人は年を取り続けるから追い抜いちゃっただけでしょうが。

こういうところが長嶋ってる(ナチュラリスト)だというのです。

スポンサーリンク

マウスクリニックはネズミ専門動物病院じゃねえよ

車中泊で河口湖に行ったとき、富士山を見ながら歯医者の看板の前で妻イロハがいった。

「へええ。ネズミ専門の動物病院ってあるんだ。経営、やっていけるのかなあ

おそるおそるわたしが病院の看板を見ると、歯・医・者・じ・ゃ・ね・え・か。

マウスはクチだろ、クチ。

どうやらミッキーマウスのマウスと間違えたらしい。

さすがブルース・リーのことをブルー・スリーだと思っていただけのことはあるなあ。

すみにおけないやつだぜ。

スポンサーリンク

ナチュラリスト? 「男女の差」だと考えるのが一番わかりやすい。

こうやってナチュラリスト語録ばかりを集めるとイロハの能力を疑ってしまう人もいるかもしれません。

しかし「能力がない」のではないのです。実際のところ、食べたものとか、着ていた服とかに関しては、わたしが完全に忘れていることを、イロハはクッキリと覚えていて驚かされます。

ものごとを男女に分けて考えるやり方を現代の人は嫌いますが、やはりこれは「男女の差」なのかなあ、と思いますね。そう考えるのがわたしにとってはいちばんしっくりくるのです。

個体差ももちろんありますが、やはり性差というベースの差が大きいのではないでしょうか。

男性のわたしは「ひとつの主語」をめぐって会話を展開するのに対し、女性のイロハは「主語が飛びます」。男性の私は「ひとつの主語」に関係のある話しかしないのですが、女性の彼女は「ちょっとでも関連性があれば主語が飛んでもお構いなし」です。

たから何の話をしたいんだか、男性側はさっぱりわからなくなるのです。

これはもうそういう性質なのだとしか言いようがありません。彼女はナチュラリストなのです。

なんというか……会話していて笑いが止まらなくなることがあるのです。あほやなーという感じで。

ナチュラリストだから、としかいいようがありません。

このページではうちの妻イロハのそういうナチュラリストのエピソード、ナチュラリスト語録を集めていきたいと思っています。

モバイルバージョンを終了