ドラクエ的な人生

錠を中に入れて南京錠を施錠。鞄を開けられなくなっちゃった事件

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キーを鞄に入れたまま南京錠を施錠してしまったケースの解決法

海外でのこと。かつて私は南京錠の鍵を鞄の中に入れたまま外から南京錠を閉じてしまったことがあります。

一回目はタイでのこと。「あ、しまった」と思ったときには後の祭りでした。どうにかしようと焦りましたがどうにもできません。飛行機に持ち込めるサイズの愛用の布製スリーウェイバッグでした。

海外旅行の三種の神器。バックパッカーの持ち物リスト

パスポートや現金が中にあったことから、手を突っ込めるサイズの穴を鞄を切り裂いて開く以外に方法はありません。手持ちの道具ではどうにもならないのでホテルのフロントでハサミを借りる交渉をしました。

「何に使うんだ」フロントで聞かれました。凶器にもなるハサミですので南京錠を閉じてしまったことを現物の鞄を見せて説明すると「ちょっと待て」とフロントは誰かに電話をしました。しばらく待つとホテルの従業員らしき人が現れました。そして私のカバンを見てなんと針金で南京錠をコチョコチョ。数分後には鍵が開いたのでした。

感謝、感激、雨アラレです! 愛用の鞄を壊さずにすみました。多めのチップをはずんだことはいうまでもありません。

旅先で困ったときにはホテルのレセプションに相談する。チップを払えば何とかなる。

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鍵式南京錠ではなくダイヤル式南京錠に転向するが、暗証ナンバーを忘れる

「錠を中に入れて南京錠を施錠して鞄を開けられなくなっちゃった事件」で目の前であっさりと針金で南京錠が開くのを見て以来、鍵式の南京錠はまったく信用できなくなりました。

次に買ったのがダイヤル式の南京錠です。ところがこれも問題が発生しました。普段使っていない三桁の数字を暗証番号にしたのですが、しばらく海外旅行に行かずに放置しておいたら次に開けようと思ったときには完全に暗証番号を忘れていました。

「しまった。アホやオレ」と落ち込みました。南京錠は閉じた状態だったため鞄が開けられません。旅行前に友人にそのことを笑い話として話したところ「三桁だったら20~30分あれば総当たりで開けられるよ」とのこと。試してみたところ確かにそれほど時間を駆けずにダイヤルをあわせることができました。

「ああ、そういえばこのナンバーに設定したっけ。言われてみれば思い出したわ」

正しい答えがわかった後に、自分の設定した番号を思い出しました。そういうのは開く前に思い出せなきゃ意味ないんですけどね。

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南京錠は三桁ではなく四桁のものを使うべき理由

 

総当たりで30分もあれば3桁暗証番号の南京錠は開けられると自分で体験してから、3桁ナンバー南京錠はまったく信用できなくなりました。海外ではメインバッグをホテルに置いてサブバッグで街の探索に出かけます。その際、メインバッグを南京錠とチェーンで地球ロックして出かけるのですが、30分で開く鍵では泥棒を防ぐ効果は期待できません。

「地球ロック」とは、永久構造物(地球)に荷物を括り付ける(ロックする)方法

その後、自分に最適な鍵は何かと探していたところ4桁の暗証ナンバーの南京錠があることを知りました。4桁だと一万通りのナンバーがあり、総あたりで開錠するのに7時間程度かかるそうです。

7時間もあれば効果があります。それだけの時間があれば街の探索からホテルに帰ってくるかもしれません。そもそも南京錠とチェーンでメインバックを地球ロックするやり方は本気の泥棒には効果がありません。ペンチでチェーンを切られたらカバンは持っていかれてしまいます。南京錠に期待できるのは泥棒のやる気をくじくことだけです。熊に逃げてくれることを期待して付ける熊鈴のようなものです。

【熊鈴のメリット・デメリット】騒音登山者よ。迷惑だから熊鈴やめろ。うるさいわ

3桁ナンバー南京錠では泥棒のその気をくじくことはできませんが、4桁ならば盗みっ気をしぼませることができるかもしれません。7時間もかけて南京錠を開錠しても中にはパンツとシャツしか入っていないかもしれないじゃないですか。それでは泥棒もやる気にならないでしょう。

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ナンバーがわからず鞄を切り裂いて開く

 

南京錠ではなくアタッシュケースのことですが、こんなことがありました。

その書類ケースは三桁の暗証番号が左右で二つ、合計6桁の数字が合わなければ開かないというものでした。三桁ごとにそれぞれパカッと錠が開くので、実際には30分×2=1時間もあれば総当たりで開けられるのかもしれませんが、試す気になれませんでした。指先が痛くなりそうで。

その書類鞄を開けなきゃならなかった時、私がどうしたかって? 合成皮革製のカバンだったため、鞄のマチをハサミで切り裂きました。ははは。古くてもういらない鞄だったのが幸いしました。

タイではやらずに済んだ鞄の切り裂きですが、とうとう体験することになってしまった次第です。ちなみにウチの妻はベトナムで鞄を切り裂かれて中のカメラを盗まれたことがあります。世の中には鞄を切り裂いて開けるという手段があることを覚えておいてください。

切り裂き窃盗事件

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旅行鞄を選ぶときのポイント。切り裂ける素材か否か

このように考えてみると、旅行鞄が切り裂けるタイプかどうかも、購入時の重大なチェックポイントかもしれません。盗難防止を最重要と考えるのならば、頑丈で切り裂けない素材の鞄を選んだ方がいいでしょう。しかし私のようなタイプにはむしろ「最悪どうしようもなくなったときには鞄を切り裂けば何とかなる」というセーフティーネットがあったほうがいいかもしれません。

どうせ盗まれるときにはカバンごと丸ごと盗まれてしまうのです。それよりも自分が開けられなくなった場合のことを考えて、切り裂けるタイプの旅行バッグを選んだ方がダメージが小さくて済むかもしれませんね。

旅先でのトラブル集(トラベルはトラブル)

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