ドラクエ的な人生

人はなぜ道路を逆走してしまうのか?

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旅から無事帰宅する呪文「事故に遭わなければ旅は成功」

車中泊の旅を楽しんできました。毎回「事故にあわなければ旅は成功」と「無事帰宅の呪文」を唱えてから車を出すことにしています。

どれほど楽しいことがあったとしても、事故にあったら旅はだいなしです。逆に旅先でなんらの出会いがなかったとしても、事故と出会わないかぎり旅は成功だったといえるのです。

今回も旅の中でいろいろなことを考えさせられました。

そのように無事帰宅の呪文を唱えて車中泊の旅に出発した私ですが、今回の旅ではあぶなく事故に遭いそうになってしまいました。もらい事故ではありません。原因は自分です。道路を逆走してしまったのです。前方からトラックのヘッドライトが迫ってきます。あやうく、というところでトラックは止まってくれました。私の道路逆走でした。

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なぜ人は道路を逆走してしまうのか?

道路逆走。運転をするうえでこれほど危険なことはありません。それなのになぜ人は道路を逆走してしまうのでしょうか? まずはそのことをよく考えてみたいと思います。

実は以前にも一度、道路を逆走したことがあります。今回で道路逆走は二度目でした。そのときと今回とでは逆走の状況はまったく同じだったので、まず「人はこういうときに道路を逆走してしまう」という逆走の心理を整理して理解しておきたいと思います。

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追い越し車線を右折道路だと勘違いして道路逆走してしまう

私が道路を逆走してしまったのは、車中泊の夜でのことでした。知らない街でロードサイドのお店で夕食を食べた後、右折しようとして道路を逆走してしまったのです。

自宅は遠く、ぜんぜん知らない場所でしたし、夜なので道路は暗いです。そして右折したら前方から車が正面から迫ってきたのです。あやうくトラックと衝突しそうになりました。さいわいトラックは止まってくれました。あわててハザードを点灯させてバックして店舗の駐車場に戻ったという次第です。

その道路は中央分離帯に仕切りがありました。そして二車線道路でした。本当は中央分離帯の向こうの道路を行かなければならなかったわけですが、私は手前を右折してしまったのでした。お店から出て右に行きたかったのですが、中央分離帯が道路の端だと勘違いして、追い越し車線を右折道路だと勘違いして道路を逆走してしまったのです。

実は、過去にやった道路逆走もまったく同じ状況でした。

知らない場所、知らない道でした。ロードサイドのお店で食事をした後、右折したらやはり道路を逆走してしまったのです。その時も道路に中央分離帯があって、追い越し車線を右折道路だと勘違いして逆走してしまったのでした。

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道路を逆走して大事故になった実例のケース

私の場合はどちらとも接触事故がなかったのでよかったのですが、会社の同僚のケースでは大事故に発展してしまいました。

夜の国道を同僚が走っていた時、逆走車が目の前に現れて正面衝突してしまったのです。車はグシャグシャ、顔を痛打し、顎の骨が割れてしまいました。大けがで療養のため仕事も休むことになりました。相手は年よりの女性だったそうです。

その話しを聞いた時には「婆さんに下手な運転をされて、もらい事故で大迷惑だなあ」なんて他人事のように思っていました。しかし自分が二度も道路逆走を経験してみると、そのお婆さんのことを簡単には責められないと今では思います。もちろんやってしまった事故への責任はありますし、だめなものはだめだと思うのですが、逆走してしまった「気持ちがわかる」のです。悪気はなかったんだろうなあ、と思うのです。だってその事故婆さんと私の差は接触事故があったかなかったかにすぎません。何の悪気もなく道路逆走してしまったことには変わりがないからです。

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暗く、対向車輛がなく、中央分離帯が路肩に見えてしまうときがある

そもそも中央分離帯のある二車線国道などでロードサイドのお店に入った場合、出る時には左折しかできません。中央分離帯のせいで右折はできないのです。それを忘れて右折すると「ハイ、道路逆走確定」です。

せめてお店のほうでも「右折禁止。左折のみ」と道路標識を出してくれ、といいたいところですが、無理でしょうな。だって二車線国道沿いのほとんど全部のお店にそれを出せとは言えません。やはり運転手が気をつけるしかないのですが……いったんロードサイドのお店などで食事などをしているあいだに、自分が二車線道路を走っていたという記憶がリセットされてしまうのです。

せめて反対車線にヘッドライトを光らせた車が走っていればいいのですが、夜で周囲が暗いため、中央分離帯がときに路肩に見えてしまうときがあるのです。

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左折は大丈夫。右折するときには道路逆走に注意

左折の場合は大丈夫です。問題は右折。知らない道路で右折する場合、道路逆走でないか、みなさんよく確認してください。

追い越し車線を、右折の走行車線と間違えないように。

私も気をつけます。

ああ、危なかった!!

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