アジアのバックパッカーは社会復帰できない。幸福度の低い国ニッポン

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書籍『市民ランナーという走り方(マラソン・サブスリー。グランドスラム養成講座)』。『通勤自転車からはじめるロードバイク生活』。『バックパッカー・スタイル』『海の向こうから吹いてくる風』。『帰国子女が語る第二の故郷 愛憎の韓国ソウル』『読書家が選ぶ死ぬまでに読むべき名作文学 私的世界十大小説』Amazonキンドル書籍にて発売中です。

アジアのバックパッカーは社会復帰できない。幸福度の低い国ニッポン

 

どうもハルトです。みなさん今日も楽しい旅を続けていますか?

さて、放浪の旅人も、普段は(たいてい祖国で)仕事をしているわけですが、旅から帰るとどうも故郷に溶け込めない感覚に陥ることはありませんか?

ハルトにはよくあります。とくにアジアのバックパッカーを経験してしまった後は、サラリーマン社会への疑問のようなものがずっと心の奥から消えません。

果たして、ここまで働く必要があるのだろうか? ここまで稼ぐ必要があるのだろうか?

あの北京のマッサージ屋のベンチで日がな一日寝そべっていたおっちゃんのようには生きられないものか。

一切働いているようには見えなかったインドの人たち。昼間から街道沿いにずっと突っ立っている。何が目的で路上に立っているのか、何をしているのかさっぱりわからない男たち。あの人たちでさえこの世界では生きていけるのだ。

昼間からペタンクやらバックギャモンやらワインを飲んだりしている人たちをこれまでどれだけ見てきたことか。

さっぱり客の来る気配のないお店の中で完全に寝ちゃっているアジアの店番をこれまで何人見てきたことか。家で寝ろ、家で(笑)。

あまりにも多くのことを知りすぎた。たくさんの人を見すぎたせいで、どうしても日本の会社員生活を一生続けることが無理ゲーのように思えてしまうのです。

旅の資金稼ぎのためと割り切っている仕事ですが、それでも定時拘束されていることが窮屈に思えて仕方がないことがあります。

旅人がなかなか社会復帰できないと聞きますが、おれも同じなのかなあ。こういうのが社会復帰できないというやつでしょうか。

「ずっと遊んでいたいんだろう?」と思われそうですが、すこし違います。楽しいほうに舵を切りたいと言っているのではなくて、嫌なほうに舵を切りたくないと言っているのです。

あまえているんでしょうか。日本のサラリーマン社会しか知らない人はそう言うでしょう。しかしハルトは世界で、決してそのような生き方をしていない人たちを山ほど見てきたのです。

日本人だけがそういう生き方の選択肢がないのだとすれば、幸福度の低い国なのだなあと思います。

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