寝室で読書するタイプ
みなさん自宅ではどのような格好で読書をしていますか?
私はベッドの上に枕やクッションでシートを組んで、寝室で読書しています。
ときどき寝転がったり、自由な格好で本を読んでいます。
そしてヘッドライトを頭につけて本を照らしています。読書灯だと寝転がることができません。
ヘッドライト最強です。
航空機のファーストクラスは、自宅の寝室よりもはるかに劣った環境
ベッドで読書をしていると、いつも飛行機の中を思い出します。
自宅ベッドは、航空機のファーストクラス以上の最高の快適空間(読書環境)ではないかと思うのです。
ベッドですからもちろん自由に寝転がれます。背伸びもできます。
私などはクイーンサイズのベッドに寝ているので縦にも横にも寝転がれます。狭いと感じることがありません。
スペースは明らかに飛行機のファーストクラスよりも上です。
立ち上がるのも、トイレに行くのも、電気をつけるのも消すのも自由です。このあたりはファーストクラスも同等でしょうか。ウォシュレットもありますし、部屋の輝度も自宅の方が上でしょう。
本だって選び放題です。私は四冊同時進行読書ですが、飛行機の中ではこの読書はできません。本って重いので。
何よりも轟音・騒音がありません。とくに深夜のベッド読書は静かに本の世界に没頭することができます。
飛行機ではいくらファーストクラスといっても、ジェットの轟音をシャットダウンすることはできません。機体の揺れも。
結局、飛行機のファーストクラスというのは、自宅の寝室よりもはるかに劣った環境だということになります。
飛行機でファーストクラス、ビジネスクラスを選ぶべきでない理由
よくお金は快適性のために使え、とビジネスクラスやファーストクラスで移動を勧める人がいますが私にはまったく信じられません。
飛行機ではファーストクラス、ビジネスクラスは選ぶべきではないと思います。
ファーストクラスにすると、チケット代は50万円ぐらいはあたりまえにはねあがります。
それだけの対価を払う価値が本当にあるのでしょうか。自宅の寝室よりもはるかに劣った環境のために。
私はビジネスクラスの移動を経験したことがありますが、結局、寝るのに勝る暇つぶしはなく、いくら高い金を払っても、うるさい轟音の中、ただ眠るだけです。
一般客が座って寝ている中、自分だけ横になって眠れることに優越感を感じるかもしれませんが、自宅の寝室以下の快適性にそれほどの価値があるとは思えません。
食事、アルコールのメリットもさほどありがたくない
忘れていました。食事やお酒が豪華というメリットがファーストクラスにはありますね。
でも私は禁酒していて、食べるものもダイエットのために節制しています。あんまり意味がありません。
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こういう人は多いのではないでしょうか。とくにファーストクラスに乗れるようなセレブリティほど自己節制しているはずです。こういうところは世の中の皮肉ですね。
飛行機の中では体を動かせないため消費カロリーが小さくあまりお腹が空かないものです。うちの妻などはいつも機内食を残しています。
山小屋で自宅以上の快適性を求めるのは異常。飛行機も同じこと
結論です。自宅ベッドの方が、飛行機のファーストクラスのシートよりもはるかに快適な空間です。
自宅のベッドよりも劣悪な環境のために、さらに何十万円を上乗せしてチケット代を支払うなんて、無駄な出費としか思えません。
飛行機の中なんて所詮はジェットエンジンの轟音で不快な環境なんですから、いっそ不快な環境を積極的に体験した方がいいのです。狭い座席もたまにはいいではありませんか。どうせ普段はファーストクラス以上の環境で過ごしているのですから。
たとえていえば、登山における山小屋のようなものです。山小屋で自宅以上の快適性を求めるのは異常です。むしろ山小屋では積極的に不自由に身をさらしたいものです。そうすることで下山した時の下界のありがたみが身に沁みます。
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飛行機も同じことです。飛行機のファーストクラスのよさをことさらに宣伝している人は、お金の使い方を知らない人だなあと思います。飛行機は移動できればいいんじゃないでしょうか。あの狭い空間がいいという人もいます。
そんなことを考えながら、まるで飛行機に乗っている時のような気分で、私は自宅ベットの上で本を読んでいます。
機上にくらべると、なんていい読書環境なんだろうといつもありがたく思うのです。
こう思えるのも、エコノミークラスでのロングフライトを何度も経験しているからだと思います。