私のハワイ。楽園探求。終の棲家の探検のひとつの結末

このブログのひとつの柱に、楽園探求、終の棲家の探検というテーマがありました。そしてついに、ついに……私のハワイを見つけて、賃貸の契約をしてきましたよ!
そこは大分県別府市です。別府大分毎日マラソンを走った時から、国道10号沿いの別府湾の景色が気に入っていました。
もちろん別府市は世界最大の温泉都市です。妻イロハさんが温泉好きだというのも移住決定の大きな要素でした。しかし私はそれほどお風呂ずきではありません。ランナーなので、自家発汗できるので、お風呂に入る必要性を感じないからです。
しかし温泉がなくても別府は魅力的でした。外人観光客も多く、海も近く、山も近い。上人が浜から見る高崎山がダイヤモンドヘッドに、鶴見岳がクアロアランチに見えました。

ここを我らのハワイとする!

おーっ!
昨今の物件のほとんどに、雨戸はついていないらしい

ベランダから海が見える賃貸住宅を安く契約できたのも、引っ越しを決意した大きな理由のひとつです。その不動産会社とのやり取りの中で、衝撃的なことがありました。
「雨戸はありますか?」
若い不動産会社の担当社員に聞いたのですが、雨戸という言葉が通じないのです。
「は?」
という反応でした。

えっ? 知らないの、雨戸? PHSとか、MDウォークマンを知らないのならわかるけど、雨戸って知らない?
いや、アコモデーションの賃貸業者が雨戸を知らないはずがありません。気を取りなおして私は再度たずねました。
「朝寝がしたいので、雨戸があるといいのですが……」
「ああ。シャッターですね。今はシャッターはほとんどの物件についてないです」
はじめからシャッターと言ってくれればわかったのに、というような口ぶりでした。雨戸が通じなかったのも衝撃でしたが、雨戸が時代遅れの装置になっていることも衝撃でした。

なんでこんないいものが滅びようとしているのか、わけがわかりません
雨戸がほしい! No shutter! No morning sleep!

雨戸、ものすごくいいのにねえ。
台風などが来ても安心だし、防音効果もあるし、何よりも部屋を洞窟のように暗くできるのが最高です。ずっと私は夜中の2時頃に寝て11時頃に起きるという暮らしをしてきたのですが、雨戸なしにこの夜型生活は無理だったでしょう。その最高装備の雨戸が最近の賃貸物件にはほとんどついていないというのです。これはどうしてなんでしょうか?
調べてみたところ、ガラス窓の性能が上がったために、雨戸がなくてもじゅうぶんに強度はあるし、防音効果もあるし、断熱効果もあるからなんだそうです。なんだかサムライの鎧と盾のような話ですね。日本の武士が西洋の騎士のような盾を持たなかったのは鎧の強度が強かったからだという話しを聞いたことがあります。
昔は瓦が台風で飛んできてよく窓を割ったらしいんですが、屋根瓦がなくなったため、窓ガラスが割れる危険がそもそもなくなったんだそうです。
そしてもちろん費用負担の軽減があります。雨戸を省いた分だけ初期費用がかからずに済みますよね。
私がもっとも重視する洞窟の暗闇については、住民が遮光カーテンを買うなどして対処するんだそうです。建物側でなく居住者側が自分で何とかしろっていうことですね。

1級遮光カーテンがどれだけ光を遮ろうとも、上下左右に漏れスペースがある限り部屋は明るいと思うんだけどなあ。
雨戸が皆既日食なら、遮光カーテンは金環日食
私は皆既日食と、金環日食というのをそれぞれ見たことがあります。皆既日食は太陽を完全に月が覆ってしまう日食です。世界が突如夜になって、またたちまち昼間になりました。それはものすごくスペクタクルな経験でした。今まで見た自然現象のなかで一番感動した瞬間です。
それに対して、金環日食にはとてもガッカリしました。金環日食というのは、月が一部太陽を隠して日食メガネで見ると太陽のリングにように見えるという天体ショーです。しかし太陽のパワーはすさまじく、金環日食の瞬間、世界はただの昼間でした。皆既日食とはぜんぜん違います。ほんのすこしでも太陽が顔をのぞかせているだけで、世界は昼間同然なのです。カーテンでもこれは同じことでしょう。皆既日食が雨戸なら、金環日食は遮光カーテンのようなものではないでしょうか。

雨戸がほしい! 雨戸なしに朝寝ができるか!
別府のベランダから海が見えるという物件を私はもう契約してしまいました。古い物件をむりやり探せばシャッターつきの賃貸もあったのでしょうが、ほかの気に入った新しめの物件も、すべて雨戸はありませんでした。
雨戸は古い時代の日本家屋の滅びゆく装備のようです。私は畳の部屋なんていらないと思っているのですが、雨戸は畳の和室のようなものなのでしょう。

車中泊のときには目隠しを愛用しています。目隠しを普段使いするしかないかもしれません。最高の光対策は、実は目隠しだったりして

