野球って運動ですか? たいしたスポーツじゃないのでは?
私のようなランナーにとって、マラソンじゃなくても、ロードレース(自転車)など、足系のスポーツには興味がもてます。サッカーやラグビーなんかは「走る競技」であるために、大好物です。テレビ中継を見ても面白く感じます。
逆に走らない系のスポーツには興味が湧きません。柔道とか、フェンシングとか、バレーボールとか、彼らがスポーツだということはよくわかっているのですが、ぜんぜん走らないじゃないですか。どうにも走らないスポーツは好きになれません。
とくに「野球」。あれって運動ですか?(泣)
テレビ中継では、たいていピッチャーがなかなか投げず、キャッチャーのサインに頷いたり首を振ったりしている間に退屈でチャンネルを変えてしまいます。

はやく投げろっつーの!
野球をスポーツと呼ぶには、動かない時間が長すぎます。ボールが飛んでこない外野選手なんてただ突っ立ってるだけじゃん。
野球もダイジェストで見るとけっこう面白いのですが、ずっと生中継を見る気にはなれません。バッターがバットを振らないと、バッテリーのただのキャッチボールではないですか? キャッチボールを見て、楽しいですか? 私にはよくわかりません。
野球ですばやく移動しているのはボール。人間ではない
野球ですばやく移動しているのはボールです。人間ではありません。
正直、野球の面白さが私にはいまいちよくわからないのです。
ホームラン打ったバッターは、ジョギングで内野ベースを一周していますけど、あんなのマラソンにくらべたら運動とは言えません。汗ひとつ出ないでしょ?
また、肥満体といってもいいような人が、いい線で活躍しているじゃないですか? 指名打者やキャッチャーは言うに及ばず、ピッチャーでもかなり肥満体の人がいます。

これでも野球って運動ですか?
野球経験者が東京マラソンなどフルマラソンに挑戦することが時々ありますが、私、元野球選手に負けた記憶がありません。プロ野球の一流選手でもマラソンを走ると私よりも遅いのです。だから舐めてしまうのかもしれません。大谷翔平と私がマラソン勝負したら、私が勝つと思います。

野球って練習はきついかもしれないけど、試合はそれほどたいした運動じゃないのでは?
その証拠に野球の王様、キング・オブ・ベースボールと呼ばれたベーブ・ルースを見てください。ベーブ・ルースの体形は、どう見てもアスリートの体形ではありません。太っちょです。顔もブルドックみたいにたるんでぶよぶよです。あの顔はアスリートの顔ではありません。アスリートはもっとシャープな顔をしているはずですw
野球の何がおもしろいんだかさっぱりわからない。
職場の同僚で、野球を見に行くのが好きな人がいます。自分では一切自分でプレーしないという人です。自分で草野球をプレーしているというのならまだわかりますが、プレーとは無縁の人が、ただ野球を見に行って、いったい何が面白いんだか、さっぱりわかりません。
私はよくマラソンを実際に観戦しに行きますが、それは実際に自分が走っているからです。30km過ぎた地点で糖質エネルギーが枯渇した後の異次元の苦しさ、ゴールしたら倒れてもいいと思うような捨て身の気持ちが自分のことのように感じられるからです。自分を応援するように選手を応援できるからこそ観戦が面白いのです。
しかしプレーしない人が、お金を払って野球場に行くのは、どういう心理なんでしょうか。自分とは一切関係のない、他人のショーを見て、そういう人は楽しいのでしょうね。そういう人が大勢だからこそ、ショービジネスが成立するわけでしょうが。
自分がやらなきゃ面白くないと思っている私のような人間ばかりでは、ショービズはなりたちません。本は読むより、書く方がずっと面白いと思っているんですから。
もしかして応援することそのものに、お祭りのような高揚感があるのでしょうか?
阿波踊りでは「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損損」というフレーズがあります。笑い茶化していますが、おそろしく名言だと思っています。「成功の反対は失敗ではなく、本当の失敗とは何もしないこと」に通じる名言だと思っています。
漫画『巨人の星』は面白かったですけどね。けれどああいうインサイドワークや過去のエピソードが野球中継からは見えないから、スポーツとしての野球にまったく感情投影できないのかもしれません。
そんな私でもサッカーやラグビーは面白いと感じるのですから、やはり「走る」かどうかが、私の中で見て面白いスポーツかどうかの分水嶺なのかもしれません。