登山家・栗城史多「成功の反対は失敗ではなく、本当の失敗とは何もしないこと」

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【トウガラシ実存主義】【遊民ユーミン主義】の提唱者

youtube 始めました。(grandma-cuisine

どうもハルトです。みなさん今日も楽しい旅を続けていますか?

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成功の反対は失敗ではなく、本当の失敗とは何もしないこと

みなさん、パソコンのデスクトップには思い思いの自分の好きな画像を設定しているだろうと思います。

デスクトップに飾った写真は世界で一番見る画像と言っても過言ではありませんよね?

ですから、あなたの本当に好きな画像が貼られていることだろうと思います。

自分の撮った写真の場合もあるでしょうし、ネット上から引っ張ってきた画像の場合もあるでしょう。

『成功の反対は失敗ではなく、本当の失敗とは何もしないこと』

わたしのパソコンのデスクトップにはそんな文字が浮かんでいます。そしてその言葉を発した登山家、栗城史多(くりきのぶかず)さんの画像が一緒に張り付いています。

「成功の反対は失敗ではなくて、何もしないことだと思う。『できない』という壁は自分が勝手につくり上げているもの。僕はそんな幻想を打ち破りたい。」

栗城(年下なので呼び捨て)の言葉を気に入った誰かが加工したものだと思います。それをネット上で拾ってわたしはデスクトップに貼りつけています。

その世界で一番顔を眺めていた男が、エベレスト登山の最中に亡くなったというニュースを聞きました。

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大切なのは、山に登れるかどうかではなく、人を動かすことができるか

栗城がエベレストに8回も挑戦して1度も登頂に成功しなかったとか、その実力に疑問の声があることは知っています。登山家ではなく下山家と呼ばれていたことも。マラソンのタイムが6時間38分だったとか(笑)。

いいんです。マラソンのタイムなんて。おそらく植村直己さんだってマラソン走ったらそんなに速くないでしょう。あの体型でマラソンを2時間台で走るなんて無理だと思いますよ。

わたしはこう思います。

登山家としての実力云々よりも最も大切なことは、山に登れるかどうかではなく、人を動かすことができるかどうかである、と。

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「あいつはおれだ」北の勇者ノヴァがくれた勇気

栗城の訃報に接し、私はこのブログのタイトルにもなっている漫画『ドラゴンクエスト・ダイの大冒険』の中のノヴァというキャラクターのことを思い出していました。

北の勇者と呼ばれたノヴァは、はじめは実力に慢心し、傲慢でした。しかし本当の勇者であるダイとの実力差に愕然とし、一度は「勇者」を引退します。

しかしある日、死を賭してもなお勝てない強敵に、それでも立ち向かう覚悟を決めます。傲慢だったノヴァに勇気をくれたのは勇者ダイとの思い出でした。

「真の勇者とは自らよりもむしろみんなに勇気を湧き起こさせてくれる者なんだ。ムダ死にじゃない。たとえボクが死んでも必ずみんなに何かを残せるはず……ボクも勇者の代わりができる」

栗城のことを山師だという人がいます(山師というのは山の師匠のことではなくてイカサマ師のことです)。大言壮語で遠征資金を集めてしまったから、実力以上の冒険だったのに、後に引けなくなってしまったという批判も当たっている部分もあるでしょう。

しかし、登山家が超人でなくたって構わないのではないでしょうか。むしろ自分に近い人の方が親近感がわいて「自分にもできるかも」「自分もやってみよう」という気になるでしょう。

機動戦士ガンダム』の主人公アムロ・レイが受けいれられたのは、これまでの熱血ヒーローではなくてオタク気質のネクラ主人公だったからだ、という分析があります。視聴者が「自分と似ている」と感じて感情移入できたというわけです。「これは自分の物語だ」と思わせることができたらその人は熱狂的なファンになってくれます。最近のアイドル高嶺の花ではなくそこらへんにいるレベルなのも、手を伸ばせば届きそうな妄想しやすいイメージ戦略をとっているからでしょう。

栗城だって同じです。「自分にもできるかも」栗城はそう思わせてくれるタイプの登山家でした。

「あいつはおれだ」そう思った人が栗城史多の死を悼んでいるのだと思います。

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同じ「下山家」と呼ばれた者として

私は雑誌『山と渓谷』に記事を載せたこともある登山家ですが、自分のことは下山家だと思っています。

「なぜ山に登るのか?」

下界に生きる快適さを実感するため。街のすばらしさは街を離れないとわからない

栗城に興味を持ったのは自分と同じように『下山家』と人に揶揄されていたからです。栗城が超人的な登山家だったからではありません。

『成功の反対は失敗ではなく、本当の失敗は何もしないこと』

エベレストに登れなかったことは本当の失敗ではなく、本当の失敗は何もしないことなんだ。

小さな男が、その言葉の通りに行動を起こし、挑戦した。

その言葉や姿に何かを感じたのならば、わたしたちが栗城の後に続けばいいのです。

おのれの挑戦する姿で人を行動に駆り立てることができたのならば、それは登頂以上の成功ではないでしょうか。

栗城史多さん、ゆっくり休んでください。

サハラ砂漠で大ジャンプする著者
【この記事を書いている人】

瞑想ランニング(地球二周目)をしながら心に浮かんできたコラムをブログに書き綴っているランナー・ブロガーのアリクラハルトと申します。【トウガラシ実存主義】【遊民ユーミン主義】の提唱者。ランニング系・登山系の雑誌に記事を書いてきたプロのライターでもあります。早稲田大学卒業。日本脚本家連盟修了生。その筆力は…本コラムを最後までお読みいただければわかります。あなたの心をどれだけ揺さぶることができたか。それがわたしの実力です。
市民ランナーのグランドスラムの達成者(マラソン・サブスリー。100kmサブ10。富士登山競争登頂)。ちばアクアラインマラソン招待選手。ボストンマラソン正式選手。地方大会での入賞多数。海外マラソンも完走多数(ボストン、ニューヨークシティ、バンクーバー、ユングフラウ、ロトルアニュージーランド、ニューカレドニアヌメア、ホノルル)。地元走友会のリーダー。月間走行距離MAX600km。『市民ランナーという生き方(グランドスラム養成講座)』を展開しています。言葉の力で、あなたの走り方を劇的に変えてみせます。
また、現在、バーチャルランニング『地球一周走り旅』を展開中。ご近所を走りながら、走行距離だけは地球を一周しようという仮想ランニング企画です。
そしてロードバイク乗り。朝飯前でウサイン・ボルトよりも速く走れます。山ヤとしての実績は以下のとおり。スイス・ブライトホルン登頂。マレーシア・キナバル山登頂。台湾・玉山(ニイタカヤマ)登頂。南アルプス全山縦走。後立山連峰全山縦走。槍・穂・西穂縦走。富士登山競争完走。日本山岳耐久レース(ハセツネ)完走。などなど。『山と渓谷』ピープル・オブ・ザ・イヤー選出歴あり。
その後、山ヤのスタイルのまま海外バックパック放浪に旅立ちました。訪問国はモロッコ。エジプト。ヨルダン。トルコ。イギリス。フランス。スペイン。ポルトガル。イタリア。バチカン。ギリシア。スイス。アメリカ。メキシコ。カナダ。タイ。ベトナム。カンボジア。マレーシア。シンガポール。インドネシア。ニュージーランド。ネパール。インド。中国。台湾。韓国。そして日本の28ケ国。パリとニューカレドニア、ホノルルとラスベガスを別に数えていいなら訪問都市は100都市をこえています。(大西洋上をのぞいて)世界一周しています。国内では青春18きっぷ・車中泊で日本一周しています。
登山も、海外バックパック旅行も、車中泊も、すべてに共通するのは必要最低限の装備で生き抜こうという心構えだと思っています。バックパックひとつ。その放浪の魂を伝えていきます。千葉県在住。

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瞑想ランニング(地球二周目)をしながら心に浮かんできたコラムをブログに書き綴っているランナー・ブロガーのアリクラハルトと申します。【トウガラシ実存主義】【遊民ユーミン主義】の提唱者。ランニング系・登山系の雑誌に記事を書いてきたプロのライターでもあります。早稲田大学卒業。日本脚本家連盟修了生。その筆力は…本コラムを最後までお読みいただければわかります。あなたの心をどれだけ揺さぶることができたか。それがわたしの実力です。 市民ランナーのグランドスラムの達成者(マラソン・サブスリー。100kmサブ10。富士登山競争登頂)。ちばアクアラインマラソン招待選手。ボストンマラソン正式選手。地方大会での入賞多数。海外マラソンも完走多数(ボストン、ニューヨークシティ、バンクーバー、ユングフラウ、ロトルアニュージーランド、ニューカレドニアヌメア、ホノルル)。地元走友会のリーダー。月間走行距離MAX600km。『市民ランナーという生き方(グランドスラム養成講座)』を展開しています。言葉の力で、あなたの走り方を劇的に変えてみせます。 また、現在、バーチャルランニング『地球一周走り旅』を展開中。ご近所を走りながら、走行距離だけは地球を一周しようという仮想ランニング企画です。 そしてロードバイク乗り。朝飯前でウサイン・ボルトよりも速く走れます。山ヤとしての実績は以下のとおり。スイス・ブライトホルン登頂。マレーシア・キナバル山登頂。台湾・玉山(ニイタカヤマ)登頂。南アルプス全山縦走。後立山連峰全山縦走。槍・穂・西穂縦走。富士登山競争完走。日本山岳耐久レース(ハセツネ)完走。などなど。『山と渓谷』ピープル・オブ・ザ・イヤー選出歴あり。 その後、山ヤのスタイルのまま海外バックパック放浪に旅立ちました。訪問国はモロッコ。エジプト。ヨルダン。トルコ。イギリス。フランス。スペイン。ポルトガル。イタリア。バチカン。ギリシア。スイス。アメリカ。メキシコ。カナダ。タイ。ベトナム。カンボジア。マレーシア。シンガポール。インドネシア。ニュージーランド。ネパール。インド。中国。台湾。韓国。そして日本の28ケ国。パリとニューカレドニア、ホノルルとラスベガスを別に数えていいなら訪問都市は100都市をこえています。(大西洋上をのぞいて)世界一周しています。国内では青春18きっぷ・車中泊で日本一周しています。 登山も、海外バックパック旅行も、車中泊も、すべてに共通するのは必要最低限の装備で生き抜こうという心構えだと思っています。バックパックひとつ。その放浪の魂を伝えていきます。千葉県在住。
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