どうもハルトです。みなさん今日も元気に走っていますか?
水戸黄門漫遊マラソンで韓国人ランナーに話しかけられちゃったシリーズ第二弾です。
第一弾『マラソンは何歳から始めても10年はタイムが縮む』は、こちらをご覧ください。
わたしたちはいつまで学び続ければいいのでしょう。一生涯、ずっと勉強だという考え方もありますが、還暦にもなって人から学ぶだけというのは、実に実のない人生ではないでしょうか。
大学出たばかりの教師だって未熟ながらも、もっと未熟な生徒を導きます。
わたしはそろそろ伝えられる側から伝える側に回るべきではないでしょうか。
そしてこうも思うのです。
生徒に教わることのない教師はニセモノだと思います。謙虚に相手の話を聞けば、誰からでも学べます。
わたしはどこかで生き方を間違えてしまったのかもしれません。
※※※YouTube動画はじめました※※※
書籍『市民ランナーという走り方(マラソンサブスリー・グランドスラム養成講座)』の内容をYouTubeにて公開しています。言葉のイメージ喚起力でランニングフォームを最適化して、同じ練習量でも速く走れるようになるランニング新メソッドについて解説しています。
『マラソンの走り方・サブスリー養成講座』
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※雑誌『ランナーズ』の元ライターである本ブログの筆者の書籍『市民ランナーという走り方』(サブスリー・グランドスラム養成講座)。Amazon電子書籍版、ペーパーバック版(紙書籍)発売中。
「コーチのひとことで私のランニングは劇的に進化しました」エリートランナーがこう言っているのを聞くことがあります。市民ランナーはこのような奇跡を体験することはできないのでしょうか?
いいえ。できます。そのために書かれた本が本書『市民ランナーという走り方』。ランニングフォームをつくるための脳内イメージワードによって速く走れるようになるという新メソッドを本書では提唱しています。「言葉の力によって速くなる」という本書の新理論によって、あなたのランニングを進化させ、現状を打破し、自己ベスト更新、そして市民ランナーの三冠・グランドスラム(マラソン・サブスリー。100km・サブテン。富士登山競争のサミッター)を達成するのをサポートします。
●言葉の力で速くなる「動的バランス走法」「ヘルメスの靴」「アトムのジェット走法」「かかと落としを効果的に決める走法」
●絶対にやってはいけない「スクワット走法」とはどんなフォーム?
●ピッチ走法よりもストライド走法! ハサミは両方に開かれる走法。
●スピードで遊ぶ。スピードを楽しむ。オオカミランニングのすすめ。
●腹圧をかける走法。呼吸の限界がスピードの限界。背の低い、太った人のように走る。
●マラソンの極意「複数のフォームを使い回せ」とは?
●究極の走り方「あなたの走り方は、あなたの肉体に聞け」
本書を読めば、言葉のもつイメージ喚起力で、フォームが効率化・最適化されて、同じトレーニング量でも速く走ることができるようになります。
あなたはどうして走るのですか? あなたよりも速く走る人はいくらでもいるというのに。市民ランナーがなぜ走るのか、本書では一つの答えを提示しています。
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どんなレースに出ても自分よりも速くて強いランナーがいます。それが市民ランナーの現実です。勝てないのになお走るのはなぜでしょうか? どうせいつか死んでしまうからといって、今すぐに生きることを諦めるわけにはいきません。未完成で勝負して、未完成で引退して、未完成のまま死んでいくのが人生ではありませんか? あなたはどうして走るのですか?
星月夜を舞台に、宇宙を翔けるように、街灯に輝く夜の街を駆け抜けましょう。あなたが走れば、夜の街はイルミネーションを灯したように輝くのです。そして生きるよろこびに満ち溢れたあなたの走りを見て、自分もそんな風に生きたいと、あなたから勇気をもらって、どこかの誰かがあなたの足跡を追いかけて走り出すのです。歓喜を魔法のようにまき散らしながら、この世界を走りましょう。それが市民ランナーという走り方です。
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もうそろそろ伝えられる側から、伝える側になるときだ
レース前の集中すべき時間を、なぜか韓国人ランナーになつかれて、ずっと喋っているうちに「まあ、いいか」と思い始めました。
韓国人ランナーが感心してくれた「マラソンは何歳から始めても10年はタイムが縮む」理論。わたしには「ありふれたあたりまえの知識」でしたが、「はじめて聞いた」という彼はしきりと感心してくれました。
彼には言いませんでしたが、心の中でこっそりと思ったことがあります。
わたし自身、理論の10年を自分はもうとっくに過ぎてしまいました。いまさらもう自己ベストは出せないでしょう。
所詮、優勝したり世界記録で走れたりするわけではありません。あるのは自己満足、それだけです。何分で走ったって世界が変わるわけじゃない。変えられるのは自分の心の中だけです。
わたしはランニング雑誌で執筆もしてきましたし、走力だってどちらかといえば上の方でしょう。考えてみれば人に伝えられることをたくさん持っています。
集中しなければならないレース前の時間でしたが、自己満足にすぎない精神統一よりも、自分よりも未熟なランナーが感心しながらマラソン談義を聞いてくれるのは、むしろ望むべきことなのではないか、とわたしは感じたのです。
そろそろわたしも伝えられる側から、伝える側になるべき時なのかもしれません。
世の中のほとんどのことは「慣れ」
韓国人ランナーはそう言いました。
ああ、そうか、とわたしは思いました。そういえば走り込んでいないと足裏に水ぶくれ(マメ)ができるんだったなあ、と。昔の自分もそうでした。忘れていました。
強くなってからの自分は、擦れ対策の準備は心得ているし、走りこんで足の裏が固くなっているので、マメとはずっと無縁だったのです。しかし走りはじめの頃は……そのことを思い出したのです。
マラソン練習における走り込みの効果はたくさんあります。
もちろん走ることに慣れるということが大きい。世の中のほとんどのことは「慣れ」なのではないでしょうか。走ることも、慣れることができます。
慣れるということは熟達するということです。走るという行為に慣れて、筋力、耐久力もつきます。血行が促進されて毛細血管が発達し、心肺機能が向上し、持久力がつくのです。
なによりも走り込むことで体重が減ります。体重を減らすことは宙に浮いてストライドを稼ぐマラソンでは決定的な効果をもたらす。
月400kmも走ったら、あと100km走り込むよりも、あと1kg体重を減らした方が、絶対にタイムが縮みます。これは間違いありません。マラソンゲームはダイエットゲームなのです。
ずっとランナーを続けていると、体重計が走力計に見えてきます。
そして走りこむと足の裏が固くなって、マメができにくくなります。マメ対策の準備を習慣化していれば、まずレースでマメで走れなくなるようなことはなくなるのです。
タコができているからマメができない(タコはマメよりも強し)
そうでした。走り込んでいない人の足裏は柔らかいのです。42.195kmも走ると靴擦れするし、足裏にマメができて痛くて走れなくなってしまいます。わたしたちシリアス市民ランナーの足裏が硬いのは皮膚が慢性的に刺激を受けて角質層が厚くなっているからです。タコができているからマメができないのです。
みんなが痛くて悲鳴を上げる台湾式足裏マッサージをわたしがぜんぜん平気だったのは走り込んで足裏がタコになっていたからです。
レース前には走り込むことによって体重を減らし走ることに慣れなくてはなりませんが、もうひとつ、やらなければならないことがありました。皮膚のよじれや水ぶくれ、マメになりやすい足裏の箇所を、走り込むことによってタコにしておかなければならないのです。とくに痛めやすいのは拇子球の周辺です。走り込んでタコをつくっておきましょう。
そしてレース前にはマメができそうな場所にワセリンをベタベタに塗りたくっておきます。マメができたりしたら痛くてもう走れません。走れても、気持ちよくありません。楽しくありません。マラソンは苦行、修業じゃありません。あくまでも遊びです。
痛いのを我慢して走るのは快楽でありません。気持ちいい範囲で走るのがマラソンです。だからこんなに人気があるのです。
わざわざお金を払って参加するレース(マラソンレースってお祭りみたいだよね)を最大限に楽しみたいなら、やはりレース前に走り込んでおくべきです。足裏の弱い皮膚はタコにしてから本番レースにのぞみたいですね。
遊びだからこそ真剣にやりましょう。手を抜いてちんたら走ってもマラソンはちっとも面白くありません。
ガチンコで取り組まないとマラソンは面白くありません。ゴールしたら倒れこむくらい必死にやってはじめておもしろくなるものだとわたしは感じています。
伝えるつもりが、伝えられていた
これでは伝えるつもりが、伝えられたようなものです。
思いだすということは、その時点まで忘れていたということです。自分のものではなかった知見を、話し相手が引き出してくれたとも言えますね。
「子供の知恵は欲望を隠せないことから生まれる」といいます。「欲求を素直に表現するから」人生がうまくいくという知見です。異国で生きていくには、あの人懐こい韓国人ランナーのような素直さがとても大切な資質なのだろうと思います。話してみたい人に話しかけることがどれほど難しいことか、それは大人になればわかります。「話しかけにくい」とよく言われるわたしに、韓国人ランナーは気さくに話しかけてきてくれました。
それでも……それでもなお、わたしは言いたいのです。
わたしたちはいつまで学び続ければいいのでしょう。一生勉強だという考え方もありますが、還暦にもなって人から学ぶだけというのは実のない人生ではないでしょうか。
大学出たばかりの教師だって未熟ながらも、もっと未熟な生徒を導きます。
未熟だから教えられないというのは間違いです。いつになったら完熟するのでしょうか。もしかしたら人生というものは一生、未熟のまま終わるのかもしれません。
誰もが自分を未熟だと思っています。わたしだけではないはずです。
わたしはそろそろ伝えられる側から伝える側に回るべきではないでしょうか。
そしてこうも思うのです。
生徒に教わることのない教師はニセモノだと思います。謙虚に相手の話を聞けば、誰からでも学べます。
わたしはどこかで生き方を間違えてしまったのかもしれません。
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※雑誌『ランナーズ』の元ライターである本ブログの筆者の書籍『市民ランナーという走り方』(サブスリー・グランドスラム養成講座)。Amazon電子書籍版、ペーパーバック版(紙書籍)発売中。
「コーチのひとことで私のランニングは劇的に進化しました」エリートランナーがこう言っているのを聞くことがあります。市民ランナーはこのような奇跡を体験することはできないのでしょうか?
いいえ。できます。そのために書かれた本が本書『市民ランナーという走り方』。ランニングフォームをつくるための脳内イメージワードによって速く走れるようになるという新メソッドを本書では提唱しています。「言葉の力によって速くなる」という本書の新理論によって、あなたのランニングを進化させ、現状を打破し、自己ベスト更新、そして市民ランナーの三冠・グランドスラム(マラソン・サブスリー。100km・サブテン。富士登山競争のサミッター)を達成するのをサポートします。
●言葉の力で速くなる「動的バランス走法」「ヘルメスの靴」「アトムのジェット走法」「かかと落としを効果的に決める走法」
●絶対にやってはいけない「スクワット走法」とはどんなフォーム?
●ピッチ走法よりもストライド走法! ハサミは両方に開かれる走法。
●スピードで遊ぶ。スピードを楽しむ。オオカミランニングのすすめ。
●腹圧をかける走法。呼吸の限界がスピードの限界。背の低い、太った人のように走る。
●マラソンの極意「複数のフォームを使い回せ」とは?
●究極の走り方「あなたの走り方は、あなたの肉体に聞け」
本書を読めば、言葉のもつイメージ喚起力で、フォームが効率化・最適化されて、同じトレーニング量でも速く走ることができるようになります。
あなたはどうして走るのですか? あなたよりも速く走る人はいくらでもいるというのに。市民ランナーがなぜ走るのか、本書では一つの答えを提示しています。
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どんなレースに出ても自分よりも速くて強いランナーがいます。それが市民ランナーの現実です。勝てないのになお走るのはなぜでしょうか? どうせいつか死んでしまうからといって、今すぐに生きることを諦めるわけにはいきません。未完成で勝負して、未完成で引退して、未完成のまま死んでいくのが人生ではありませんか? あなたはどうして走るのですか?
星月夜を舞台に、宇宙を翔けるように、街灯に輝く夜の街を駆け抜けましょう。あなたが走れば、夜の街はイルミネーションを灯したように輝くのです。そして生きるよろこびに満ち溢れたあなたの走りを見て、自分もそんな風に生きたいと、あなたから勇気をもらって、どこかの誰かがあなたの足跡を追いかけて走り出すのです。歓喜を魔法のようにまき散らしながら、この世界を走りましょう。それが市民ランナーという走り方です。
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