どうもハルトです。みなさん、今日も元気に走っていますか?
カフェイン中毒の人がカフェインによって安楽を得るように、走ることでしかチャージできないものがランナーにはあります。それがランナーズハイのもとになっている脳内モルヒネです。
ここでは快楽のランニング中毒、脳内モルヒネについて書いています。私はこれを「世界が美しく見える魔法」と呼んでいます。
ランナーはみんなドラッグ・ジャンキーかもしれません。天然由来の、肉体に害のない、ヤク中になっても何ら問題のない、内因性ドラッグですけどね。
走らないと、生きている気がしないのです。走れば、世界が違って見えます。快楽のランニング、それは世界が美しく見える魔法です。それが市民ランナーという生き方なのです。
【この記事を書いている人】
瞑想ランニング(地球二周目)をしながら心に浮かんできたコラムをブログに書き綴っているランナー・ブロガーのサンダルマン・ハルトと申します。ランニング系・登山系の雑誌に記事を書いてきたプロのライターでもあります。日本脚本家連盟修了生。その筆力は…本コラムを最後までお読みいただければわかります。あなたの心をどれだけ揺さぶることができたか。それがわたしの実力です。
初マラソンのホノルル4時間12分から防府読売2時間58分(グロス)まで、知恵と工夫で1時間15分もタイム短縮した頭脳派のランナー。市民ランナーのグランドスラムの達成者(マラソン・サブスリー。100kmサブ10。富士登山競争登頂)。ちばアクアラインマラソン招待選手。ボストンマラソン正式選手。地方大会での入賞多数。海外マラソンも完走多数(ボストン、ニューヨークシティ、バンクーバー、ユングフラウ、ロトルアニュージーランド、ニューカレドニアヌメア、ホノルル)。月間走行距離MAX600km。【マラソン・グランドスラム養成講座】を展開中。言葉の力で、あなたの走り方を劇的に変えます。幸福のために走りましょう。
また、現在、バーチャルランニング『地球一周走り旅』を展開中。ご近所を走りながら、走行距離だけは地球を一周しようという仮想ランニング企画です。
そしてロードバイク乗り。朝飯前でウサイン・ボルトよりも速く走れます。江戸川左岸の撃墜王(自称)。スピードが目的、スピードがすべて。ロードバイクって凄いぜ!!
山ヤとしての実績は以下のとおり。スイス・ブライトホルン登頂。マレーシア・キナバル山登頂。台湾・玉山(ニイタカヤマ)登頂。南アルプス全山縦走。後立山連峰全山縦走。槍・穂・西穂縦走。富士登山競争完走。日本山岳耐久レース(ハセツネ)完走。などなど。『山と渓谷』ピープル・オブ・ザ・イヤー選出歴あり。
その後、山ヤのスタイルのまま海外バックパック放浪に旅立ちました。訪問国はモロッコ。エジプト。ヨルダン。トルコ。イギリス。フランス。スペイン。ポルトガル。イタリア。バチカン。ギリシア。スイス。アメリカ。メキシコ。カナダ。インドネシア。マレーシア。ニュージーランド。タイ。ベトナム。カンボジア。ネパール。インド。中国。台湾。韓国。そして日本の27ケ国。パリとニューカレドニアを別に数えていいなら訪問都市は100都市をこえています。(大西洋上をのぞいて)世界一周しています。ソウル日本人学校出身の元帰国子女。国内では青春18きっぷ・車中泊で日本一周しています。
登山も、海外バックパック旅行も、車中泊も、すべてに共通するのは必要最低限の装備で生き抜こうという心構えだと思っています。バックパックひとつ。その放浪の魂を伝えていきます。
千葉県在住。夢の移住先はもう決まっています!!
※この稿の内容は以下のとおりです。
ランナーズハイ(脳内モルヒネ)とは何か?
ランナーズハイは「苦痛をやわらげるためにモルヒネ状の物質が脳から分泌されていい気持になる」というような説明をされることが多いようです。
走る苦痛は最初のうちだけで、やがて慣れておさまります。しかしそれでも脳内モルヒネは分泌され続けるから、苦痛と快楽の均衡はやがて快楽一辺倒になります。
ちまたにあふれる市民ランナーたちは、気持ちがいいから走っているのです。ときどきランナーが苦痛を求めて修行しているような文脈でとらえられることがあるのですが、正直びっくりしてしまいます。真逆ですから誤解のないように。
ごほうびがなければ、誰も走りません。ごほうびとはこの脳内モルヒネと全身の血行が促進されることによる全身の細胞の覚醒に他なりません。
大麻と似通った成分が身体の中に分泌されているそうです。副作用なしの自家製ドラッグです。副作用どころかむしろ健康にいいぐらいです。肥満解消にもなりますし、大金を払ってヤバい奴から買う必要がありません。


走れば、無料で手に入ります。むしろこの快楽のことをみんなに教えてあげたくてなりません。
こっちが走っていない時に、街中で走っているランナーを見かけるとカラダの奥がムズムズします。きっと身体が脳内モルヒネを渇望しているのだと思います。走っているランナーが快感を感じているのがわかってしまうのです。オレもあっち側に回りたいぜ、と。
脳内麻薬(モルヒネ様物質)にハマると、ランニングがやめられなくなります。大麻使用者がやがて薬物依存症になるように、私たちランナーは「ランニング依存症」になっているだけなのかもしれません。
何か問題ありますか? それでよし、です。
ランニング依存症。脳内麻薬の禁断症状とはどんなものか?
この脳内麻薬ですが、出し方にはコツがあります。
苦痛をやわらげるためにモルヒネ状の物質が脳から分泌されるのだとすれば、強く自分を痛めつければ、たくさん脳内麻薬が分泌されそうな気がしますが、私の経験からいうと、そう簡単ではありません。
軽く走っても脳内モルヒネは出るときには出ます。運動強度よりは運動時間の方が分泌に影響があると感じています。また外の世界の状況にも大きく影響されます。ギラギラとした太陽の下、夏の雨や入道雲、星月夜などにはハイになりやすいといえるでしょう。
確実に言えることは、走れば走るほど脳内モルヒネは出やすくなります。慣れれば慣れるほど、短時間でハイになりやすくなります。麻薬物質を分泌することに身体が慣れて、いつでもスタンバイ状態になっているのでしょう。
この脳内モルヒネのとりこになった状態をランニング中毒といいます。
走らないと気分が爽快にならないという人は、もう完全にランニング中毒にかかっています。
ちなみにランニング中毒の禁断症状ですが、下記のようなものがあります。
①走らないと、何もやる気がしない。何をやっても気分が晴れない。つまらない。
②走らないと、生きている実感が感じられない。
③走らないと、自分がつまらない世界に生きている気がする。走れば、世界が美しく見える。
④自分が「走るために生まれた」と感じる。

苦痛と快楽の均衡はやがて快楽一辺倒になる。みんな 走れ!
ここまで言えばこれまで走っていなかった非ランナーの人でも、自分も走ってみようかなと思ってくれるのではないでしょうか?
快楽のランニングを体験したいと思って、新たに走り出してくれるでしょう。
ランナーはみんなドラッグ・ジャンキーかもしれません。
天然由来の、肉体に害のない、ヤク中になっても何ら問題のない、内因性ドラッグですけどね。
走らないと、生きている気がしないのです。
麻薬をやると社会から怒られますが、走ると褒められますよ。ランニングには社会の医療費を削減する効果があります。
走れば、世界が違って見えます。快楽のランニング、それは世界が美しく見える魔法です。
それが市民ランナーという生き方なのです。



※『雑誌『ランナーズ』元執筆者が贈る市民ランナーという生き方(グランドスラム養成講座)』を展開中。詳細はプロフィールページをご確認ください。
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