マラソン『ピッチ走法よりもストライド走法』ダメージなんか度外視して走れ

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どうもハルトです。みなさん、今日も元気に走っていますか?

初マラソンでホノルルマラソンを走った時、ツアーバスでマラソンコースの視察に行きました。

自分もランナーだという現地ツアーガイドが「自分は遅い人を尊敬しますね。なぜなら速い人は苦しい時間が短くて済むけれど、遅い人は長い時間苦痛に耐えているから」そう言いました。

面白い考え方だと思います。所詮は世界記録なんて出せない人間が、それぞれの限界に挑んでギリギリのところで走っています。遅い人の方が、苦しむ時間が長い。それは確かだと思います。

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楽だから速く走れる。キツイから時間がかかってしまう。

4時間台で走っていた頃も、2時間台で走っていた頃も、ゴール後半の苦しさに変わりはありません。遅かろうが速かろうが、その時々の限界まで苦しい。その時間に長く耐えているのはたしかに遅い方のランナーです。むしろ楽だから速く走れて、苦しいからこそ遅くて時間がかかったのです。「自分に打ち勝った」人はむしろ遅い人かもしれません。

ハルトのサブスリー養成講座の「サブスリーフォーム」とは「 宙に浮く感覚を重視する」ことです。このフォームで走ると、瞬間瞬間の苦しさが違います。宙に浮いているんですから「楽」なのです。

どう考えても蹴っ飛ばすことのできないアスファルトの地面を蹴り続けているよりも(ピッチ走法)、フワッと宙に浮いてしまった方が楽に決まっています(ストライド走法)。だから私はストライド走法を推奨しています。

『スピードはストライドでしかカバーできない、距離はピッチでカバーすることができる』と私は考えています。

そもそも一流選手ほどピッチ数が多くて、市民ランナーほどピッチ数が少ないというのは典型的な「先入観」です。実はピッチはそんなに変わりません。違うのはストライドなのです。一歩一歩の歩幅が一流選手と市民ランナーは全然違うのです。

ピッチはリズム感だから自分の脳ミソでコントロールできるのです。もちろん疲れれば落ちてきますが、根性とか気合とか魂とか呼ばれるものでピッチは維持することができます。

何よりもピッチを維持する最も簡単な方法はストライドを狭めることです。これが問題なのです。ピッチを維持しようと必死になるとストライドが狭まり、結果としてスピードが遅くなっています。

サブスリーを狙っていくうえで、問題なのはストライドなのです。

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市民ランナーはピッチ走法よりもストライド走法を意識する

ランニング関係の本は、市民ランナー向けの教本でも「ピッチ走法」を推奨しています。

しかし、名のある一流の指導者は、もともと素晴らしいスピードをもった、素質ある選手ばかりを指導している、ということを忘れてはなりません。

ここで「素晴らしいスピードを持つ」「素質がある」というのは「凄いストライドの選手」という意味です。ピッチは一流も三流もあまり変わらないのですから。

くどいほど言いますが、エリートと市民、違うのはストライドなのです。

そのエリート向きの指導要綱で市民ランナーを指導するからうまくいかないのです。

オリンピッククラスの指導者の考え方の本質的ベースにあるのは『オリンピックで、凄いストライドの黒人選手に、短脚の日本人が勝つため』に編み出されているということを見落としてはなりません。市民ランナーがサブスリーを達成するために考え出された指導方法ではないのです。

同じ走法をしていては、黒人選手に勝てません。生まれ持ったバネがあるため、日本人は黒人のストライドにはかなわないのです。

全く違う武器で勝負するしかないのです。そうです。ピッチ走法です。過去、瀬古俊彦のようなピッチ走法の選手が黒人選手に勝ってきたから、そのイメージもあるのでしょう。

カリスマ指導者が提案する主流のピッチ走法に反して、私がストライド走法を推奨するのは、上のような理由からです。

ピッチ走法で壁に突き当たっている人は、一度ストライド走法を試してみてください。壁を突破できるかもしれません。

実際に私はピッチ走法をストライド走法に切り替えてサブスリーを達成しています。

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弱点を補うのが真の指導。だからストライド走法

カリスマコーチがエリート選手を指導する場合、彼らの身体のバネや脚の勢いを考慮する必要はありません。そういう条件をもともと備えた最強選手を指導しているのですから。

しかし、市民ランナーはそうではありません。もともと実力のない人たち。身体のバネがなく、脚に勢いがない、ストライドの狭い人たちが市民ランナーなのです。はじめから宙に浮くことができるエリート選手とは出発点が違うのです。もちろん到達点(目標)だって違います。

カリスマコーチがピッチ走法を指導するのには実は訳があります。ストライドとは足を伸ばして稼ぐものではなく、宙を浮いて稼ぐものです。宙を浮くためには抵抗のない空間で前脚を振り戻してくる必要があります。その勢いで宙に浮くわけです。

その振り戻しのために足を前に伸ばした時よりは気持ちの上でストライドを狭めるように意識します。重心の前側で着地するのではなく、重心の真下で着地するイメージです。振り戻す脚に勢いをつけるためにも、ピッチ走法を指導した方が相手がエリートの場合には理にかなっているのです。

ところが市民ランナーはエリート選手ではありません。遅い市民ランナーはストライドが狭い場合がほとんどです。

膝を後で折りたたまないために、脚を素早く動かせません。

空中に浮くためには、大腿骨を振って、勢いをつけて振り戻してこなければならないのです。

エリート選手が教えられなくてもできていることが、市民ランナーはできません。

走る技術が市民ランナーにはないのです。だからこそ「効果的にカカト落としを決めるにはどうしたらいいか、考えてみよう」というような問いかけが意味を持ってくるのです。

大きな筋肉(お尻や背中など)を駆使して走るためには、ある程度の時間が必要です。全身がダイナミックに躍動するための時間は、膝下だけ小さく動かす時間よりも、長くかかるはずです。

あなたはピッチを維持しようと、膝から下だけの小さな走りになっていないでしょうか?

またストライドを伸ばそうと後ろに蹴っていないでしょうか。蹴る必要はありません。『ハサミは両方に開かれる・走法』を使えば、振り上げる方の遊脚を意識すれば、軸足を蹴らなくても大きなストライドを稼ぐことが出来ます。ハサミというのは片方をひらけば、もう一方もひらくものなのです。脚も同じです。

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第三の解答。どっちも使え。複数のフォームを持とう

ここでは「ピッチ走法」か「ストライド走法」かという究極の二者択一に対して「市民ランナーはストライド走法を意識」すべきであるという解答を提示しました。どちらか選べと言われたら「ストライド走法」です。

しかし、私ハルトはもうひとつ別の「第三の解答」を持っています。それはフォームは複数あってもいい。という回答です。実は、これこそが私ハルトのサブスリー養成講座の核心部分「マラソンの極意。複数のフォームを使い回す」になります。

サブスリーを目指すようなシリアスランナーほど「理想のフォーム」を追求する傾向があります。スピードが出て、疲れない、「究極の走り方」ってやつを追い求めます。

私もそういう幻のイメージを練習するたびに追求していました。しかし、今、私はそういう理想の追求は「しないほうがいい」と思っています。それが私のランニング講座もうひとつの核心の哲学「ランニングの奥義。あなたが一番速く走れる方法は、あなたの肉体が一番知っている」になります。

この境地こそが本サブスリー養成講座の最大の特徴であり、カリスマコーチや一流ランナーが今までに書いてこなかった部分です。いわば頭脳派市民ランナーの「悟り」の境地です。

ひとつのフォームに拘泥しすぎるというのは、結局、特定の箇所に疲労をためてしまうことに他なりません。

たとえばアキレス腱のバネを生かして走ると速く走れますが、その走りを42.195km続けることはやめたほうがいいです。

理想のフォームを追求するあまり、疲れ切った筋肉にさらに頼ることは、結局、全体のタイムを下げることになりかねません。

それよりも、疲れていない筋肉をさがして、そこをメインの出力場所にするような意識でいた方がいいと私は思っています。

その時点でガラリとフォーム(入力意識・走るノウハウ)を変えてしまえばいいのです。

「ピッチ走法がいいのか? ストライド走法がいいのか?」私の答えは「どっちも使え」です。

フォームなんかにこだわらず、なりふり構わず走りましょう。フォームのためのフォームであってはいけません。フォームなんか意識しないでスピードのみを追求しましょう。

楽に、軽く、が究極の正解です。

ストライドを維持するために走っているのではありません。ピッチを維持するために走っているのではありません。あなたはスピードを出すために走っているのです。

それを忘れないでください。

フォームは複数持って、疲れたら、その都度、変えていきましょう。

それがウチのサブスリー養成講座の核心です。

ストライド走法もピッチ走法も、どっちも使って、なりふりかまわずゴールに向かって走ることです。それが自己ベスト更新の最良の方法です。

※最後までお読みいただきありがとうございました。みなさんのランニングの参考になりましたでしょうか。このブログでは他にもランニングの技術を紹介しています。よろしかったらこちらをご覧ください。

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プロフィール


温人ハルト。雑誌『ランナーズ』等に執筆歴のある物書き。サブスリーランナー。グランドスラム達成者(100kmサブテン。富士登山競争登頂)。スイス・ブライトホルン。台湾・玉山。南アルプス全山縦走など登山歴も豊富。キャンプ・車中泊マニア。西天取経の旅人

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はたして放浪のバックパッカーは社会復帰できるのか!? 自由と社会との折り合いを模索するブログです。

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