初心者マークが初心者とは限らない。外国人ドライバーも初心者マークをつける
先日、車中泊で京都に旅行したときのことです。嵯峨野の竹林あたりの細い道を大きなキャンピングカーが通って立ち往生していました。
船橋ナンバーのキャンピングカーでした。普段は船橋市をご近所だと感じたことはありませんが、京都で見かけると急に船橋市がご近所さんに思えてくるのが不思議。なんか親近感がわいてきます。その車は「わナンバー」でした。レンタカーです。わざわざレンタカーを借りて京都まで来たのか。酔狂な人だなあ。それにしても、大丈夫か?
「こんなに細くて、人ばかりの場所を、わざわざ巨大なキャンピングカーで通らなくてもいいだろうに」
すこし不快に思いました。私だって車中泊の旅でしたが、車は伏見駅とか、桂川駅とか、亀岡駅とか、最寄りの駅のパーキングに停めて、歩いていました。京都の街中を車でうろつくほど馬鹿じゃありません。しかもよく見ると、そのキャンピングカーには初心者マークが吊るされているのです。
「初心者がよくこんな狭いところを運転するな。おれならこんなところを運転するのは絶対に嫌だな」
さらにそう思いました。
キャンピングカーは立ち往生し、歩道を塞いでいます。
けっ。この初心者め。
初心者だから逆に怖いものなしで、京都の嵯峨野を車で走るのはよくないアイディアかもとは夢にも思わなかったんだろうな。
不快なまなざしで運転手の顔をのぞき見たら、なんと外国人ドライバーでした。
あら。外国人でも初心者マークを吊るすのね。国内法に準じるんだからそりゃそうか。
外国人ドライバーはちゃんと任意保険に入って、誠実に事故対応してくれるのか?
初心者マークが初心者とは限らないんですね。外国人ドライバーも初心者マークをつけるのか。
もしかしたらこのトルコ系の顔した外人さん。運転自体はベテランなのかもしれません。こんなに大きなキャンピングカーを借りて運転するぐらいですからね。
ところで、ねえ、ガイジンさん。ちゃんとクルマの保険入っているんでしょうね?
初心者マーク吊るしているぐらい日本の国内法を遵守しているのだから、強制の自賠責保険は入っているんでしょうけど。
立ち往生したキャンピングカーがバックしてきます。あわてて私は車を避けました。
私なら外人ドライバーの車と事故るのはぜったいに嫌だな。事故の補償交渉するにあたって言葉も流暢には通じないんだろうし、誠実に対応してくれるかどうかわからないし、任意保険だって入ってないんじゃないの? 相手が100%悪いもらい事故を、自分の保険でなおすなんて嫌だからね。
そんなことを考えてとにかくキャンピングカーを避けたのでした。ある意味で、初心者ドライバーだと思っていたときよりも、外国人ドライバーの方が怖いとさえ思いました。
レンタカーの場合は、レンタカー会社が任意保険に入っているだろうし、本人も無制限の保険で車をレンタルしているはずだと信じたいですね。
しかし最近では外国人ドライバーがマイカー(一般車)を運転していることも多いようです。クルマのもらい事故には気をつけましょう。