ウェブチェックイン嫌い。ボーディングブリッジではなくタラップ車が好き

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『ドラクエ的な人生』とは?

心の放浪者アリクラハルトの人生を走り抜けるためのオピニオン系ブログ。

書籍『市民ランナーという走り方(マラソン・サブスリー。グランドスラム養成講座)』『通勤自転車からはじめるロードバイク生活』、小説『ツバサ』キンドル書籍にて絶賛発売中です。ぜひご一読ください。

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どうもハルトです。みなさん今日も楽しい旅を続けていますか?

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人間、自分のいる「その場所」で人生劇場を展開するしかない

海外旅行に欠かせないのは飛行機である。旅人はみんな飛行機が大好きなのではないだろうか。

「あんな鉄の乗り物が空を飛ぶなんて信じられない」という人はそもそも旅行に行かない。そういう人はこの世の中にたくさんいる。

人間、どこにいたって自分のいる「その場所」で人生劇場を展開していくしかないのであって、別に旅に出なくたっていいのだ。

韓国ソウルの帰国子女であった経歴と、あるきっかけで、たまたま僕は旅人になったが、旅人にならない人生だってあったはずだ。

僕が旅人になったのは「そうした方が自分の人生劇場が面白くなるだろうな」と直感的に感じたからだけのことであって、同じタイプの人間と出会って意気投合したい気持ちはあるが、そうでない人に別に学んでくれとも真似してくれとも望んでいない。

「旅をしない人生」でも「自分のいるその場所」で楽しく意義のある人生を送っている人はたくさんいる。たとえば芸術家とか、やりたいことをやっている会社の社長なんかは、そうだろうと僕は思う。

しかし有意義な楽しい仕事なんてそうそう多くはなく、そこは激戦区であり、敗北者が死屍累々のはずだ。敗者のしかばねの上に生き残った者が立って輝く。そこが夢の場所なのだ。

敗者もまた旅に出ればいいのではないか。

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海外旅行に必須の飛行機搭乗のノウハウ

中国旅行をしていて驚いたことがある。中国の旅社の広告に「海外旅行」という文字を発見したのだ。海外旅行? 海の外?

日本じゃどこへ行くにも海の外だが、中国ではそんなことはないはずだ。モンゴルは海の外じゃないし、ロシアに行くにも海を越えなくてもいい筈である。それなのに海外旅行という広告だったのでビックリした。ニュージーランドならわかるが。

さてその海外旅行に必須なのが飛行機搭乗のノウハウである。旅行そのものを関門突破ゲームだと僕は思っているのだが、もっともそれを感じさせてくれるのが「空港」である。

空港職員という門番を突破しなければゲームの続きをすることはできないのだ。たとえばパスポートのような最重要アイテムを紛失した場合、ゲームオーバーということになる。

ところがさいわいにしてパスポートが世界的に共通仕様であるように、エアクラフト搭乗のノウハウも世界的に共通である。一回覚えれば世界中どこの空港でも通用する。搭乗国によって乗り方が全然違うなどということはない。

チェックインカウンターでボーディングパスの受領→パスポート・航空券チェック(この後数回にわたる)→手荷物・ボディチェック→イミグレーション→搭乗 という流れは世界中どこでも変わらない。

ところがインターネットの発達で、電子搭乗券・ウェブチェックインという新しい飛行機搭乗のノウハウが現れて、この関門突破ゲームは新しい抜け道ができることになった。これまでのようにチェックインカウンターでボーディングパスを受け取らなくてもいいようになったのだ。

これは便利だとこの裏技を使っている旅人もいるだろうが、僕はどうしてもこのウェブチェックインが好きになれない。理由はいくつかある。

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ウェブチェックイン嫌い

 

我々放浪のバックパッカーが使う航空会社はほぼLCCである。そういうLCCの場合、ウェブチェックインというのは使えないことが多い。

一度、エアアジアのウェブチェックインにチャレンジしたことがあるが、サイトがきわめて繋がりにくい上に、外国語サイトのみでどこをクリックして操作を進めればいいのか全然わからず、非常にストレスがたまった。

しかもLCCゆえに機内持ち込みの荷物サイズがきわめて小さく、結局、荷物は機内持ち込みできず預け荷物にすることに……ってことは結局チェックインカウンターに並ぶんじゃねーか!

いったい何のためにストレスフルでウェブチェックインしたんだか。。。

マイレージプログラムに参加しているため、搭乗マイルをためている。その登録もしなければならない。……ってことは結局チェックインカウンターに並ぶんじゃねーか!

こんなウェブチェックインなんかやらんでいいわ。ちゃんと早めに空港に行って、カウンターのスマイル0円のおねーさんと対面でいろいろ情報もらって手続きした方がずっといい。

そもそもゲームを面白くしてくれる関門の番人とバトルすることなくスルーしようというのが気に食わん。それはゲームをつまらなくすることだ。

ウェブチェックインは、目の前の人とメールで会話するようなものだ。人と会って喋ることは旅の重要な一部であって、効率優先でそれを避けようというのは、何かが違うような気がする。

人にものを聞く、人と話すのも、ドラクエ的な情報収集術であり旅の一部なのだ。

自分のいる「その場所」で人生劇場を展開する人間が、自分が主役のその劇を面白くするためには、自分以外にも登場人物が必要である。登場人物あってこその人生劇場なのだ。独白(モノローグ)ばかりの人生劇場が面白いはずがない。

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ボーディングブリッジではなくタラップ車が好き

ついでに言うと、できれば飛行機は着陸したら、大地に降り立ちたい。ダグラス・マッカーサーのようにね。占領軍総司令官が有名なサングラスにパイプをくわえて厚木基地に降り立った写真は、威厳風格が感じられるようにカメラマンに何度も撮り直しをさせたものだとか。計算通りのカッコいい写真だよね。何回も撮り直しているところはカッコ悪かっただろうが。

あ、いや。マッカーサーの真似をしてカッコつけたいわけじゃなく、旅人のコダワリとして、できれば直接、異国の大地に降り立ちたいのだ。これまでずっと空の上にいたわけだから。

まずは外の新鮮な空気を吸いたい。ボーディングブリッジから空港ビルに入るのでは、閉鎖空間の連続だし「着いたぞ!」感が薄いのだ。狭いスペースでカチカチになっていた全身を空の下で大きく伸ばしたい。開放されたい。そのためにできればタラップ車で直接異国の大地に降り立ちたい。大雨の日は別だが。

タラップ車というのはあの階段を背負った車です。主要都市のハブ空港ではあまり見かけることはなくなったが、今でも貧しい国や地方空港では生き残っている空港特有の特殊車両である。ネパールのカトマンズ、ポカラやバリ島なんかはタラップ車だったなあ。タラップ車を降りたらバスに乗って空港ビルまで移動するのである。

ボーディングブリッジで巨大空港に降り立つよりも、タラップ車から直接異国の大地を踏みしめて新鮮な外の空気を吸いたい。そしてバスで小さな空港に移動して簡単な手続きで外に出かかる。

さあ冒険の旅の始まりだ。

そういう意味では僕は巨大ハブ空港よりも小さな地方空港が好きなのかもしれない。

巨大空港は現在ではほぼボーディングブリッジ式だから。タラップ車は小さな空港にしか見られません。

 

 

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サハラ砂漠で大ジャンプする著者
【この記事を書いている人】

アリクラハルト。物書き。新狩猟採集民族、遊民主義の提唱者。心の放浪者。市民ランナーのグランドスラムの達成者(マラソン・サブスリー。100kmサブ10。富士登山競争登頂)。山と渓谷社ピープル・オブ・ザ・イヤー選出歴あり。ソウル日本人学校出身の帰国子女。早稲田大学卒業。日本脚本家連盟修了生。放浪の旅人。大西洋上をのぞき世界一周しています。千葉県在住。

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このブログ著者の小説『ツバサ』
小説『ツバサ』
主人公ツバサは劇団の役者です。 「ハッピーな人はもっと更にどんどんハッピーになっていってるというのに、どうして決断をしないんだろう。そんなにボンヤリできるほど人生は長くはないはずなのに。たくさん愛しあって、たくさん楽しんで、たくさんわかちあって、たくさん感動して、たくさん自分を謳歌して、たくさん自分を向上させなきゃならないのに。ハッピーな人達はそういうことを、同じ時間の中でどんどん積み重ねていっているのに、なんでわざわざ大切な時間を暗いもので覆うかな」 「そのときは望んでいないことが起きて思うようにいかずとても悲しんでいても、大きな流れの中では、それはそうなるべきことがらであって、結果的にはよい方向への布石だったりすることがある。そのとき自分が必死にその結果に反するものを望んでも、事態に否決されて、どんどん大きな力に自分が流されているなあと感じるときがあるんだ」 「どんな喜びも苦難も、どんなに緻密に予測、計算しても思いもかけない事態へと流れていく。喜びも未知、苦しみも未知、でも冒険に向かう同行者がワクワクしてくれたら、おれも楽しく足どりも軽くなるけれど、未知なる苦難、苦境のことばかり思案して不安がり警戒されてしまったら、なんだかおれまでその冒険に向かうよろこびや楽しさを見失ってしまいそうになる……冒険でなければ博打といってもいい。愛は博打だ。人生も」 「私にとって愛とは、一緒に歩んでいってほしいという欲があるかないか」 「不倫って感情を使いまわしができるから。こっちで足りないものをあっちで、あっちで満たされないものをこっちで補うというカラクリだから、判断が狂うんだよね。それが不倫マジックのタネあかし」 「愛する人とともに歩んでいくことでひろがっていく自分の中の可能性って、決してひとりでは辿りつけない境地だと思うの。守る人がいるうれしさ、守られている安心感、自信。妥協することの意味、共同生活のぶつかり合い、でも逆にそれを楽しもうという姿勢、つかず離れずに……それを一つ屋根の下で行う楽しさ。全く違う人間同士が一緒に人生を作っていく面白味。束縛し合わないで時間を共有したい……けれどこうしたことも相手が同じように思っていないと実現できない」
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小説『ツバサ』
主人公ツバサは劇団の役者です。 「ハッピーな人はもっと更にどんどんハッピーになっていってるというのに、どうして決断をしないんだろう。そんなにボンヤリできるほど人生は長くはないはずなのに。たくさん愛しあって、たくさん楽しんで、たくさんわかちあって、たくさん感動して、たくさん自分を謳歌して、たくさん自分を向上させなきゃならないのに。ハッピーな人達はそういうことを、同じ時間の中でどんどん積み重ねていっているのに、なんでわざわざ大切な時間を暗いもので覆うかな」 「そのときは望んでいないことが起きて思うようにいかずとても悲しんでいても、大きな流れの中では、それはそうなるべきことがらであって、結果的にはよい方向への布石だったりすることがある。そのとき自分が必死にその結果に反するものを望んでも、事態に否決されて、どんどん大きな力に自分が流されているなあと感じるときがあるんだ」 「どんな喜びも苦難も、どんなに緻密に予測、計算しても思いもかけない事態へと流れていく。喜びも未知、苦しみも未知、でも冒険に向かう同行者がワクワクしてくれたら、おれも楽しく足どりも軽くなるけれど、未知なる苦難、苦境のことばかり思案して不安がり警戒されてしまったら、なんだかおれまでその冒険に向かうよろこびや楽しさを見失ってしまいそうになる……冒険でなければ博打といってもいい。愛は博打だ。人生も」 「私にとって愛とは、一緒に歩んでいってほしいという欲があるかないか」 「不倫って感情を使いまわしができるから。こっちで足りないものをあっちで、あっちで満たされないものをこっちで補うというカラクリだから、判断が狂うんだよね。それが不倫マジックのタネあかし」 「愛する人とともに歩んでいくことでひろがっていく自分の中の可能性って、決してひとりでは辿りつけない境地だと思うの。守る人がいるうれしさ、守られている安心感、自信。妥協することの意味、共同生活のぶつかり合い、でも逆にそれを楽しもうという姿勢、つかず離れずに……それを一つ屋根の下で行う楽しさ。全く違う人間同士が一緒に人生を作っていく面白味。束縛し合わないで時間を共有したい……けれどこうしたことも相手が同じように思っていないと実現できない」
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