ドラクエ的な人生

人間の肉体はいまだ進化の途中にある。下腿に骨が二本(脛骨と腓骨)あるのは何故か?

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なんで上腿の骨が一本なのに、下腿の骨が二本あるのか?

『市民ランナーという走り方(グランドスラム養成講座)』著者アリクラハルトです。私は長年、速く、効率的な走りについて追求してきました。ランニングは宙に浮かんで前へと進む単調なピストン運動です。ピストン運動は骨格や筋肉によって成立するもので、物理法則に支配されています。効率的なランニングを追求するには、筋肉や骨格のことを考えないわけにはいきません。(もちろん燃料である食べ物やカーボローディングなどについても考えないわけにはいきません)

長年、そういうことをやってきたせいか、わたしは医者じゃないのに医療関係者とよく間違えられます。骨とか筋肉とか、ATPとか伸張性筋収縮とか、肉体的なことにマニアックに詳しいからです。

肉体宣言。生きがいとは何だ? 肉体をつかってこその生き甲斐

そんなわたしが、人間の体について、とても不思議に思うことがあります。それはなんで上の大腿骨が一本なのに、下の骨が二本あるのよ、ということです。

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※雑誌『ランナーズ』の元ライターである本ブログの筆者の書籍『市民ランナーという走り方』(サブスリー・グランドスラム養成講座)。Amazon電子書籍版、ペーパーバック版(紙書籍)発売中。

「コーチのひとことで私のランニングは劇的に進化しました」エリートランナーがこう言っているのを聞くことがあります。市民ランナーはこのような奇跡を体験することはできないのでしょうか?
いいえ。できます。そのために書かれた本が本書『市民ランナーという走り方』。ランニングフォームをつくるための脳内イメージワードによって速く走れるようになるという新メソッドを本書では提唱しています。「言葉の力によって速くなる」という本書の新理論によって、あなたのランニングを進化させ、現状を打破し、自己ベスト更新、そして市民ランナーの三冠・グランドスラム(マラソン・サブスリー。100km・サブテン。富士登山競争のサミッター)を達成するのをサポートします。
●言葉の力で速くなる「動的バランス走法」「ヘルメスの靴」「アトムのジェット走法」「かかと落としを効果的に決める走法」
●絶対にやってはいけない「スクワット走法」とはどんなフォーム?
●ピッチ走法よりもストライド走法! ハサミは両方に開かれる走法。
●スピードで遊ぶ。スピードを楽しむ。オオカミランニングのすすめ。
腹圧をかける走法。呼吸の限界がスピードの限界。背の低い、太った人のように走る。
マラソンの極意「複数のフォームを使い回せ」とは?
究極の走り方「あなたの走り方は、あなたの肉体に聞け」
本書を読めば、言葉のもつイメージ喚起力で、フォームが効率化・最適化されて、同じトレーニング量でも速く走ることができるようになります。
あなたはどうして走るのですか? あなたよりも速く走る人はいくらでもいるというのに。市民ランナーがなぜ走るのか、本書では一つの答えを提示しています。
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どんなレースに出ても自分よりも速くて強いランナーがいます。それが市民ランナーの現実です。勝てないのになお走るのはなぜでしょうか? どうせいつか死んでしまうからといって、今すぐに生きることを諦めるわけにはいきません。未完成で勝負して、未完成で引退して、未完成のまま死んでいくのが人生ではありませんか? あなたはどうして走るのですか?
星月夜を舞台に、宇宙を翔けるように、街灯に輝く夜の街を駆け抜けましょう。あなたが走れば、夜の街はイルミネーションを灯したように輝くのです。そして生きるよろこびに満ち溢れたあなたの走りを見て、自分もそんな風に生きたいと、あなたから勇気をもらって、どこかの誰かがあなたの足跡を追いかけて走り出すのです。歓喜を魔法のようにまき散らしながら、この世界を走りましょう。それが市民ランナーという走り方です。

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神様の設計ミスか? 大腿骨、脛骨、腓骨

上腿(太もも)には大腿骨という骨が一本なのに、下腿(膝から下)には脛骨と腓骨という二本の骨があります。

肉体は体幹に近づくほど太く丈夫になっている構造です。体幹に近づくほど骨もたくさんあります。上腿の骨が二本で下腿の骨が一本ならばわかるのですが、逆になっているのは何故なんでしょうか?

これは神さまの設計ミスなんじゃないでしょうか。あるいはまだ人間は進化(退化)の途中なのではないか、とすら感じます。力の発生元である体幹に近い上腿(股関節から膝)の方に骨が二本、下腿に一本というのなら、まだわかります。太い方の上腿に二本、細い方の下腿に一本というのなら、理にかなっています。しかし現実は逆なのです。どうして逆なのか、調べて、わかりやすく解説してみました。

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このブログの作者の書籍『通勤自転車から始めるロードバイク生活』のご紹介
この本は勤務先の転勤命令によってロードバイク通勤をすることになった筆者が、趣味のロードバイク乗りとなり、やがてホビーレーサーとして仲間たちとスピードをガチンコで競うようになるところまでを描いた自転車エッセイ集です。

※書籍の内容

●スピードこそロードバイクのレーゾンデートル

●軽いギアをクルクル回すという理論のウソ。体重ライディング理論。体重ペダリングのやり方

●アマチュアのロードバイク乗りの最高速度ってどれくらい?

●ロードバイクは屋外で保管できるのか?

●ロードバイクに名前をつける。

●アパートでローラー台トレーニングすることは可能か?

●ロードバイククラブの入り方。嫌われない新入部員の作法

●ロードバイク乗りが、クロストレーニングとしてマラソンを取り入れることのメリット・デメリット

●ロードバイクとマラソンの両立は可能か? サブスリーランナーはロードバイクに乗っても速いのか?

●スピードスケートの選手がロードバイクをトレーニングに取り入れる理由

初心者から上級者まで広く対象とした内容になっています。

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上肢の上腕にも二本の骨がある。上腕骨、尺骨、橈骨

 

ちなみに下腿の骨のうち太い骨を脛骨、細い方を腓骨といいます。人体の内側にあるのが脛骨、外側にあるのが腓骨です。脛骨と腓骨は大きさがぜんぜん違い、脛骨の方がずっと太くて大きいのです。体重の九十パーセントは脛骨が支えているそうです。私たちが通常下腿の骨と意識しているのは脛骨です。腓骨は細くふくらはぎに覆われているため感触がありませんが、膝の外側のふくらみや、くるぶしの外側のでっぱりが腓骨です。ランニングの際、大腿骨の動きをダイレクトに地面に伝えているのは脛骨です。腓骨は外側でサポートにまわっています。

ところでランナーなので下肢ばかりに目がいっていましたが、そういえば上肢も同じ構造をしています。前腕部の骨は一本(上腕骨)ですし、上腕部には二本の骨があります。太い方の骨を尺骨、細い方の骨を橈骨といいます。上腕をねじってみると二本の骨が連動して腕をひねっていることがわかります。骨が二本あることで上腕、下肢をひねる際に有利になっていることがわかります。太腿部や前腕部は、下腿や二の腕ほどには回転させることができません。それは骨が一本しかなく、関節包しかねじる器官がないからなのです。

なるほどこれが下腿に骨が二本ある効果なのですね。

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人間の肉体はいまだ進化の途中にある。

ところで安泰に見える骨二本体制ですが、未来はどうだかわかりません。

たとえば骨をスカスカにしてまで体重を極限まで軽くしている鳥類にはこの下肢の二本の骨がない場合があります。進化(退化)してなくなってしまったのです。

もしかしたら何万年後かの人類の下腿には骨が一本しかないかもしれません。それまで人類が生きのびていたら、の話しですが。

『種の起源』人類はやがて絶滅する(ダーウィン名探偵はDNAを知らない)

私たちが猿人の化石を見て、そのオールドタイプの形状に驚くように、未来の人間は私たちの骨格を見てビックリするかもしれません。

未来人1「おい。見ろよこの化石を。この人類、下腿に骨が二本もあるぜ

未来人2「サルと同じじゃないか。まだ進化の途中だったんだな

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