書籍『市民ランナーという走り方(グランドスラム養成講座)』まえがき

マラソン・ランニング
スポンサーリンク

【トウガラシ実存主義】【遊民ユーミン主義】の提唱者アリクラハルトの旅する人生を走り抜けるためのオピニオン系ブログ。

youtube 始めました。(grandma-cuisine

当ブログの写真はご自由にダウンロードして二次使用していただいて結構です。

みなさん、はじめまして。私はアリクラハルトと申します。私自身シリアス市民ランナーとして長年ランニングの世界に関わってきた知見を総動員して、このたび書籍を発行することにしました。

オリンピックの金メダリストをはじめとするたくさんの陸上経験者が引退後にマラソンコーチをしているのに、どうして私ごときが書籍を出版するのか、まず最初にそこを明らかにします。

市民ランナーとして、またランニング雑誌の執筆者として、私はたくさんのランニング関係本を読破しています。

著名なコーチが書いた本でも、説明が下手くそだなあ、と思う点はたくさんあります。そんな説明じゃダメだよ、と思うことがよくあります。

たとえばそれはこういうことです。

最初にひとつ問題を出します。

「二本の脚は円を描くコンパスのようなものです。腰を落とした方が歩幅はひろがります。腰の位置を高く保つと、必然的に歩幅は狭まります。しかし従来のマラソン本では腰高のランニングフォームをすすめています。どうして陸上コーチたちは歩幅が広くなる腰低フォームではなく、歩幅が狭くなる腰高フォームを推奨するのでしょうか?

この問題を即答できないようでは、ランニングフォームについて考え尽くしたとはいえません。

この答えがわからないのなら、あなたのランニングフォームには大きく改善する余地があるでしょう。この本を読めば記録が大幅に向上する可能性があります。

あなたの陸上コーチに、同じ質問をしてみてください。この質問にスラスラと答えられないようなコーチだったら、その人から教わるのはやめて、この本を最後まで読んでください。きっとその方があなたの記録は向上するでしょう。

簡潔に答えを教えると「歩幅が狭まっても、ストライドが伸びれば速く走れるから」というのが正解です。一歩一歩の距離(ストライド)は滞空して稼ぐものであり、開いた股の距離(歩幅)だけを見ても意味がありません。もっと大局的な視点でものごとを見る必要があります。

また、ある陸上コーチが「マラソンの走り方」を教えている場合、そのやり方を真似すると、どう考えてもスピードが落ちるため、おかしいなあと私たち市民ランナーは感じます。

走り方というのは、場面場面で変わったりもします。たとえばあるコーチは「スピードを殺してでも筋力温存するマラソンの走り方」を教えている場合があります。筋力温存して後半勝負、ゴール地点では勝っている長距離の走り方を教えてくれている場合だってあるのです。

実際にそれでタイムレースのマラソンで勝てたりするので、その教えは無駄ではありません。しかしそれは逆にいえば「スピードが遅くなる走り方」を教えているともいえます。教えられる側がそこを理解していないと(コーチがそこを理解させられないと)、ただ「スピードが遅くなる走り方」を一生懸命習得しようとして、教われば教わるほど遅くなるということになってしまうのです。

あなたのランニングコーチに、質問してみましょう。

「フォアフット着地、ミッドフット着地、ヒールストライク着地、結局のところ、どの着地を選択すべきなのですか?」

あなたの読んでいる「マラソンの本」には、フォアフット着地がいいとか、ミッドフット着地が正解、とか書いてあるかもしれません。

しかし私にいわせれば、そのような答え方をしているランニング本を選ぶべきではありません。

なぜならこの問いにはこう答えるべきだからです。

「足裏のどの部分が着地するかを意識してもしかたがありません。意識を向けるべきは脊椎や骨盤や膝であって足裏ではないからです」

まっさきに意識を足裏に向けて、フォアフット着地が正解とか、ヒールストライク走法は間違っているとか言ってもしかたがありません。「意識するのはそこじゃねえ!」とツッコミを入れるのが正解です。

足裏は結果です。結果としてそうなっているだけであって、足裏からランニングフォームを考えるのは本末転倒なのです。末節の足裏を意識してランニングフォームをそこから改造すると、正しいフォームをミスリードすることになってしまいます。

そういう指摘を正しくできるランニングコーチが書いた本を参考書には選ぶべきなのです。とくに市民ランナー相手であればあるほど平易な表現が求められます。

ちゃんと状況を他者に説明できない執筆者はおどろくほどたくさんいます。

そういう説明が下手な本から教わると、後半勝負するスタミナもないのに、ただスピードが遅くなる走り方だけをマスターして、マラソンのタイムが落ちることになるのです。

これがAコーチとBコーチの教えていることが真逆だったりすることの正体です。

しかしその前提がわかっていないため、未熟な市民ランナーは戸惑います。

Aコーチはスピード走法を教えているのに、Bコーチはスタミナ温存走法を教えているのですから、それぞれ違ってあたりまえです。

しかし、その前提を明確に示して説明している本は皆無です。

誰に対して、何を教えているのか、よくわからないで、ただやみくもに理想のフォームを教えているランニングの本がどれだけ溢れていることか!!

この書籍はその風潮に一石を投じようとするものです。

実はこの「狭いストライド」とスピードの関係については、あっと驚く大どんでん返しが用意してあります。そのことについても書籍の後半で触れていますので、楽しみにページをめくってください。

この書籍は、市民ランナーの大きな目標である『グランドスラム』の達成を目指すためのノウハウを提供するものです。

グランドスラムとはマラソンのタイムが3時間切り。100kmウルトラマラソンのタイムが10時間切り。富士登山競争の制限時間内の登頂。その三冠を達成することをいいます。

がむしゃらの練習による達成ではなく、走り方の効率化によって達成するというスマートな書籍を目指しています。

まずはじめに、どのような人物が執筆者なのか知らなければどんなにいい内容が書いてあっても読んでいただくことはできないと思いますので、筆者ハルトの紹介をさせていただきます。執筆動機ともかかわる部分ですので、しばらくお付き合いください。

わたくしアリクラハルトは、初マラソンのホノルル4時間12分から防府読売2時間58分(グロス)まで、知恵と工夫で1時間15分もタイム短縮した市民ランナーのひとりです。

市民ランナーのグランドスラムを達成しています。

マラソン大会での実績としては、大きなものでは、ちばアクアラインマラソン招待選手、ボストンマラソン正式選手などがあります。地方の小さな大会ではいくつか入賞経験もあります。

海外マラソンも多数完走しています(ボストン、ニューヨークシティ、バンクーバー、ユングフラウ、ロトルアニュージーランド、ニューカレドニアヌメア、ホノルル)。

地元走友会のリーダーをつとめています。

そして、ランニング雑誌『ランナーズ』で執筆をしていました。
『市民ランニング小史』や『マイ・トレーニング』というコーナーを書いていた者です。

『マイ・トレーニング』というコーナーでは、毎月、フルマラソンのタイムが2時間30分を切っている市民ランナーに対面で取材して記事をつくっていました。ここで私は、たくさん学んだと同時に、大きなフラストレーションをいだきました。

フルマラソンのタイムが2時間30分を切っている人というのは、女子なら国際大会で優勝争いをしているという超人レベルの人たちです。当然ちょっと「普通の市民とは違う何か」を持っている人たちなのですが、『マイ・トレーニング』というコーナーでは、そういうことは何も書けませんでした。

「トレーニング方法を聞く」というコーナーだったからです。

どのようなトレーニングをすれば、市民ランナーがそんなに速く走れるようになるのか、というコーナーでした。

主役は「市民ランナーのトレーニング方法」であり「人物」はオマケの扱いでした。

忙しい本業とトレーニングをどう両立させているか、ということは書くことができるのです。

しかしなぜ金にもならないのにそうまでして走るのか? という心の内面に関することは書けません。

走り方の効率化に関することも書けませんでした。書けるのは「月間何キロ走るか?」とか「週に何回スピード練習をするか? その時の設定スピードはキロ何分ぐらいか」とか、あくまでも市民ランナーのトレーニングに関することばかりでした。

こんな記事がおもしろいのか? と私は思っていました。
実際、書いている私がおもしろくありません。

たとえば、Aさんはキロ3分のスピード練習をして、Bさんはキロ3分20秒までしかやらないとしても、それが大きな問題でしょうか?

AさんとBさんが国の威信を賭けてオリンピックの金メダルを争っているならば、競争相手の詳細なトレーニング強度を知ることには大きな意味があると思います。

しかし「マイ・トレーニング」は市民ランナーが対象です。ここでの、トレーニングの差異は、各々の能力や体調に応じた差に過ぎません。数字に絶対的な意味などないし、細かい数字の差にたいした意味はないと私は思っていました。

もしそれに死ぬほど興味があるとすれば、それは「あなた自身もマラソン2時間30分を切ることを命がけで狙っている市民ランナー」である場合でしょう。その場合は興味津々だろうと思います。

しかし、そんな人たちが、いったいどれほどいるのでしょうか?
あなたの身の回りに、そんなハイレベルの人は一人もいないのではありませんか?

実際、トレーニングなんて、「故障しない範囲で、超回復が見込めるギリギリのところまで、休養も取り入れつつ限界まで追い込んだ練習をした方がいい」に決まっているのです。

言葉にすれば、ただそれだけのことです。

以上、終了。もうすでに語るべき内容は、語りつくしてしまいました。

同じ方法で私が「サブスリー養成講座」をやるとすれば、数字が大きくなるだけです。キロ3分30秒の練習がキロ4分の練習に代わるだけです。

私はここでそういうことが書きたいのではありません。書くつもりもありません。

走り方を効率化させることで速くなることはできないのか?

頭のよさ、クレバーさで、ライバルに走り勝つことはできないのか?

走ることに対する工夫や、心構え、生き方を変えるだけで、速くなることはできないのか?

私が書きたかったことはそういうことでした。

この本ではそういうことを書こうと思います。

結論を書きましょう。

練習量が同じでも工夫や効率化で速くなることができます。

走ることに対する心構え、生き方を変えるだけで、速くなることは可能です。

そのことをこの書籍では証明していきます。

スポンサーリンク

初心者から上級者までに対応している本

この本はいわゆるトレーニング本ではありません。

トレーニングの本には、キロ何分といった数字の羅列の他に、陸上競技の専門用語がたくさん出てきます。

「ミドルペース走」とか「ビルドアップ走」とか「快調走」とか「ウインドスプリント」

とか。

それらの言葉の定義がわかりますか? ほとんどの人はよくわからないと思います。

私は専門書の執筆者だったのでこれらの言葉を使いこなすことができますが、この書籍ではそれらの言葉や数字はいっさい使いません。

サブスリーを目指すようなシリアス市民ランナーは、既に探求的で専門家です。専門用語や数字を使って解説したほうがわかりやすかったり、効果を実感しやすかったりすることでしょう。

そのことをわたしはわかっていました。しかし「これから走りだそうとしている初心者」のことをどうしても無視することはできませんでした。

また、ほとんどの市民ランナーの実力はマラソン4時間前後のはずです。その人たちにも届く何かがなければ本を執筆する意味はありません。

いわはこの本は初心者から上級者まで対応している本です。わたしは上級者向きだけでない本を書きたかったからです。

ランナーズハイの浮遊感のヤミツキだとか脳内モルヒネだとかサブスリーを狙う人にはいまさらのことを、書籍に書いたのは「今、走っていない人を、どれだけ走らせることができるのか?」意識していたからに他なりません。

市民ランナーに「グランドスラム達成の充実感をあじわっていただきたい」その他もう一つの本書の願いは、これから走りはじめようという人の背中を押すことでした。一人でも多くの人が市民ランナーとなり私たちの仲間になってほしいという願いのことを執筆に際して常に忘れませんでした。

初心者ランナーに必要なのは、トレーニングの種類や強度を示すことではないはずです。

なによりも練習強度を示したトレーニングスケジュール(案)には、「走っていなかった人を走らせる」効果が全くありません。

いちばん大切なのは「走っていなかった人を走らせる」そのきっかけとなる感動です。

テレビに映るアスリートが偉大なのは、この力を持っているからでしょう。

アスリートたちは「走っていない人を新たに走らせる」チカラをもっています。

これは市場経済では業界が新規顧客を獲得したのと同じことです。

今後数年をかけて、あるいは生涯を通じて、ランニングシューズを買ったり、マラソン大会にエントリーしたりして、業界の発展に力となってくれる人たちを新たに増やしたということです。

物書きとして私が追求したかったことは、トレーニングスケジュール案の作成ではありませんでした。

言葉の力で「走っていなかった人を走らせる」ことはできないものでしょうか?

この書籍にはその工夫が詰まっています。

たとえば「ヘルメスの靴」というのはどうでしょうか? この本に出てきます。

ギリシア神話のヘルメス神は、羽根の生えた靴を履いて、自由に宙を飛び回ったといわれています。

あなたは、目には見えないヘルメスの靴を履いています。

ヘルメスの靴のように、神さまからもらった宙に浮くための装置が、あなたの足には備わっているのです。

これからその使い方を教えます……

といわれたら、本当に宙に浮くのか、走り出して試してみたいとは思いませんか?

この書物にはそのような独特な表現が「おもちゃ箱」のようにつまっています。

「アトムのジェット走法」とは足裏に鉄腕アトムのジェットが仕込まれているように、地面と水平になるぐらいまで膝を曲げるという走法です。たったこれだけのことで奇跡のように速く走ることができるようになります。その理由は本文で説明します。

「踵落としを効果的に決める走法」とは、カラテ技の「踵落とし」を決めるように、前に振って掻き戻してきた足で着地するという走法です。スピード破壊力のある踵落としが決まれば、速く走ることができます。

「ヤジロベエ走法」とは、腰椎の一点でヤジロベエのようにバランスをとって上半身の体重を処理する走法です。

「ハサミは両方に開かれる走法」とは、支脚で大地をプッシュするのではなく、遊脚を遠くまで投げるようにしてストライドを伸ばす走法です。するとハサミが両方に開かれるように、支脚で大地をプッシュしたようなフォームができるのです。

「ヘルメスの靴」というのは、足底筋膜やアキレス腱の伸縮反射を利用して、宙に浮かぶバネ・ジャンプ走法です。

これらの表現は、入力ワードです。

脳ミソから筋肉への指令が、生き生きとした表現によって活性化して伝わり、速く走ることができるようになります。

ランニングというのは歯車がかみ合って回る機械のようなものです。一つの歯車が動き出すと、すべての歯車が噛み合って、回転します。
ひとつひとつの表現が、あなたの歯車を回転させるきっかけになれば、と思っています。

最後に、この本は、ライバルたちに数秒でも速くゴールするためのノウハウを刻んだ書物ですが、それだけではありません。

なぜ走るのか?
走ることで、人生をよくすることはできるか?
走ることで、幸せになれるのか?

そのような心の内面、走る哲学についても語っています。

それらを語らずに書籍を終わらせることはできません。

むしろ本当に書きたかったことはそっちのほうだったのかもしれません。

迷いがあっては、決然と走り出せないでしょう。

走る魂が、禅の悟りの境地に近づくことが、本当の意味で生きることだと信じています。

それでは一風変わった私ハルトの『グランドスラム養成講座』を開講します。

どうかよろしくお願いします。

スポンサーリンク

記録保持者でもない市民ランナーがマラソン本を出すことについて

元日本記録保持者ならともかく、たかだかマラソンでサブスリー程度の実力で、よくランニングの本を書く気になるなと思う人もいるかもしれません。

しかし私は初マラソンから自己ベストまで1時間20分のタイムを短縮したランナーです。「初マラソンからサブスリーなんか楽勝でした」というエリートランナーの言葉よりも「1時間半ちかくも工夫でタイムを縮めたサブスリーランナー」の言葉を聞いてみたいという人も世の中にはいるはずです。すくなくとも私だったら後者の本を読みたいです。自分にとって役に立つことは後者の本に書いてあるだろうと思うからです。

また私は競技自転車ロードバイクのホビーレーサーでもあります。ロードバイクに乗れば、自分の脚力だけで、人類最速ウサイン・ボルトの最速スピードよりも速く走ることができます。マラソンを走ったら1時間ほどでゴールすることができるのです。

ロードバイクのスピードに慣れると、たかだか時速20kmぐらいしか出ないマラソンランナーのスピードなんて「その程度か……」と思わざるを得ません。この本の中で私がマラソンのスピード持久力をかなり「上から目線」で語っているとしたら、そのような筆者の事情があるものとご容赦ください。

※雑誌『ランナーズ』の執筆者にして市民ランナーのグランドスラム達成者・アリクラハルトの書籍『市民ランナーという走り方(グランドスラム養成講座)』発売中です。
プロフィールページ等をご確認ください。

https://arikura.com/nike/


https://arikura.com/shower-running/

ランニングシューズはAmazonでお探しください

※ランニング雑誌『ランナーズ』元執筆者が贈る『市民ランナーという走り方(グランドスラム養成講座)』についての詳細はプロフィールページをご確認ください。

◎サブスリー養成講座の核心部分

https://arikura.com/how-difficult/
https://arikura.com/grand-slam/

マラソンの極意。複数のフォームを使い回す。フォームは決めつけない。臨機応変に変える
本稿のようなランニング講座では、速い人ほど求道者的で「理想のフォームはこれだ!」みたいに断言することがほとんどです。しかし『アリクラのサブスリー養成講座』では「フォームは決めつけない。臨機応変に変える」ことを提唱いたします。これは、本講座の最大の特徴のひとつだと思っています。
【究極の走り方】あなたの走り方は、あなたの肉体に聴け
あなたよりも、あなたの肉体のほうが、走るということをよく知っています。あなたの最適なフォームを知っているのは脳味噌ではなく肉体です。からだが要求することを素直に聞いてあげましょう。心臓ひとつ、あなたは自分の意志で動かせないではありませんか。

https://arikura.com/how-to-sub3-sole-jet/


スピード練習しなければ、スピードにふさわしいフォームは身につかない。動的バランス走法
「動的バランス」とは、動いていることでかろうじて維持できるバランス状態のことをいいます。自転車は進み続けている限り倒れませんが、止まると倒れてしまいます。「動的バランス走法」とは動いていることでかろうじて維持できるバランス状態のまま前に走りつづける走法をいいます。

逆説のランニング。ストライド走法の極意「ハサミは両方に開かれる走法」
『ハサミは両方に開かれる走法』とは支脚よりも遊脚を意識する走法です。走っている時の二本の脚はまるでハサミのようなものです。片方の脚を意識するだけで、結果として両方の脚を動かすことができます。なぜならハサミは両方に開かれるからです。

走りの技術。ヤジロベエ走法。腰椎の一点で上半身のバランスをとる走法
ヤジロベエ走法とは、腰の筋肉を緩めて、腸腰筋を力強く使うための走法のことです。

https://arikura.com/balance-scale-running/

 

サハラ砂漠で大ジャンプする著者
お探しのものはありませんか
お探しのものはありませんか?
このブログ著者の書籍『市民ランナーという走り方』
書籍『市民ランナーという走り方』Amazonにて発売中
ランニング・マラソンについて体系的に学びませんか? このブログの著者の書籍がAmazonにて発売しています。雑誌『ランナーズ』のライターだった筆者が贈る『市民ランナーという走り方』。 雑誌『ランナーズ』のライターだった筆者が贈る『市民ランナーという走り方』。 市民ランナーの三冠グランドスラム(マラソン・サブスリー。100km・サブテン。富士登山競争のサミッター)を達成するための方法を教えます。 本書の特徴は、ランニングフォームをつくる入力ワードを変えることで速く走れるようになるというものです。パフォーマンスを肉体が再現するための入力ワードによって、いわば言葉の力によって速くなるというメソッドを提唱します。 ●絶対にやってはいけない「スクワット走法」とはどんなフォーム? ●初心者が習得すべき「アトムのジェット走法」「踵落としを効果的に決める走法」 ●ピッチ走法とストライド走法、どちらで走るべきなのか? ●ストライドを伸ばすための「逆くの字走法」「ハサミは両方に開かれる走法」って何? ●マラソンの極意「複数のフォームを使い回せ」とは? ●言葉の力で速くなる「動的バランス走法」「ヘルメスの靴」って何? ●戦闘フォーム「ヤジロベエ走法」ってどんなフォーム? ●究極の走り方「あなたの走り方は、あなたの肉体に聞け」の本当の意味は? ●スピードに教わる。自分の肉体から学ぶ「オオカミ・ランニング」とは? ●ウルトラマラソンの走り方「ばあちゃん走法」とは? 本書を読めば、「マンガに学ぶ実走」などの言葉のイメージ喚起力で、フォームが効率化・最適化されて、同じトレーニング量でも速く効率的に走ることができるようになります。 踵着地とフォアフット着地、どちらが正解か? 本書では明確に答えています。 ●「世界が美しく見える魔法」とは? 禅ランニング・瞑想ランニングのやり方 カルペ・ディエム。この本は「ハウツーランニング」の体裁をした市民ランナーという生き方に関する本です。 あなたはどうして走るのですか? あなたよりも速く走る人はいくらでもいるというのに。 市民ランナーがなぜ走るのか、本書では一つの答えを提示しています。
市民ランナーという走り方(マラソン・サブスリー。グランドスラム養成講座) | アリクラハルト | スポーツ | Kindleストア | Amazon
Amazonでアリクラハルトの市民ランナーという走り方(マラソン・サブスリー。グランドスラム養成講座)。アマゾンならポイント還元本が多数。一度購入いただいた電子書籍は、KindleおよびFire端末、スマートフォンやタブレットなど、様々な端末でもお楽しみいただけます。
書籍『市民ランナーという走り方』Amazonにて発売中
ランニング・マラソンについて体系的に学びませんか? このブログの著者の書籍がAmazonにて発売しています。雑誌『ランナーズ』のライターだった筆者が贈る『市民ランナーという走り方』。 雑誌『ランナーズ』のライターだった筆者が贈る『市民ランナーという走り方』。 市民ランナーの三冠グランドスラム(マラソン・サブスリー。100km・サブテン。富士登山競争のサミッター)を達成するための方法を教えます。 本書の特徴は、ランニングフォームをつくる入力ワードを変えることで速く走れるようになるというものです。パフォーマンスを肉体が再現するための入力ワードによって、いわば言葉の力によって速くなるというメソッドを提唱します。 ●絶対にやってはいけない「スクワット走法」とはどんなフォーム? ●初心者が習得すべき「アトムのジェット走法」「踵落としを効果的に決める走法」 ●ピッチ走法とストライド走法、どちらで走るべきなのか? ●ストライドを伸ばすための「逆くの字走法」「ハサミは両方に開かれる走法」って何? ●マラソンの極意「複数のフォームを使い回せ」とは? ●言葉の力で速くなる「動的バランス走法」「ヘルメスの靴」って何? ●戦闘フォーム「ヤジロベエ走法」ってどんなフォーム? ●究極の走り方「あなたの走り方は、あなたの肉体に聞け」の本当の意味は? ●スピードに教わる。自分の肉体から学ぶ「オオカミ・ランニング」とは? ●ウルトラマラソンの走り方「ばあちゃん走法」とは? 本書を読めば、「マンガに学ぶ実走」などの言葉のイメージ喚起力で、フォームが効率化・最適化されて、同じトレーニング量でも速く効率的に走ることができるようになります。 踵着地とフォアフット着地、どちらが正解か? 本書では明確に答えています。 ●「世界が美しく見える魔法」とは? 禅ランニング・瞑想ランニングのやり方 カルペ・ディエム。この本は「ハウツーランニング」の体裁をした市民ランナーという生き方に関する本です。 あなたはどうして走るのですか? あなたよりも速く走る人はいくらでもいるというのに。 市民ランナーがなぜ走るのか、本書では一つの答えを提示しています。
市民ランナーという走り方(マラソン・サブスリー。グランドスラム養成講座) | アリクラハルト | スポーツ | Kindleストア | Amazon
Amazonでアリクラハルトの市民ランナーという走り方(マラソン・サブスリー。グランドスラム養成講座)。アマゾンならポイント還元本が多数。一度購入いただいた電子書籍は、KindleおよびFire端末、スマートフォンやタブレットなど、様々な端末でもお楽しみいただけます。
このブログ著者の小説『結婚』
小説『結婚』
愛とは何か? 結婚とは何か? を追求した純文学小説です。 主人公ツバサは劇団の役者です。恋人のアスカはツバサのもとを去っていきます。 「離れたくない。離れたくない。何もかもが消えて、叫びだけが残った。  離れたくない。その叫びだけが残った。  全身が叫びそのものになる。おれは叫びだ」 劇団の主宰者であるキリヤに呼び出されて、離婚話を聞かされます。不倫の子として父を知らずに育ったツバサは、キリヤの妻マリアの不倫の話しに、自分の生い立ちを重ねます。 「どんな喜びも苦難も、どんなに緻密に予測、計算しても思いもかけない事態へと流れていく。喜びも未知、苦しみも未知、でも冒険に向かう同行者がワクワクしてくれたら、おれも楽しく足どりも軽くなるけれど、未知なる苦難、苦境のことばかり思案して不安がり警戒されてしまったら、なんだかおれまでその冒険に向かうよろこびや楽しさを見失ってしまいそうになる……冒険でなければ博打といってもいい。愛は博打だ。人生も」 ツバサの母は心を病んで自殺してしまっていました。 「私にとって愛とは、一緒に歩んでいってほしいという欲があるかないか」 ツバサはミカコから思いを寄せられます。しかし「結婚が誰を幸せにしただろうか?」とツバサは感じています。 「不倫って感情を使いまわしができるから。こっちで足りないものをあっちで、あっちで満たされないものをこっちで補うというカラクリだから、判断が狂うんだよね。それが不倫マジックのタネあかし」 「愛する人とともに歩んでいくことでひろがっていく自分の中の可能性って、決してひとりでは辿りつけない境地だと思うの。守る人がいるうれしさ、守られている安心感、自信。妥協することの意味、共同生活のぶつかり合い、でも逆にそれを楽しもうという姿勢、つかず離れずに……それを一つ屋根の下で行う楽しさ。全く違う人間同士が一緒に人生を作っていく面白味。束縛し合わないで時間を共有したい……けれどこうしたことも相手が同じように思っていないと実現できない」 尊敬する作家、ミナトセイイチロウの影響を受けてツバサは劇団で上演する脚本を書きあげましたが、芝居は失敗してしまいました。 引退するキリヤから一人の友人を紹介されます。なんとその友人はミナトでした。 そこにアスカが妊娠したという情報が伝わってきました。 それは誰の子なのでしょうか? 真実は藪の中。証言が食い違います。誰かが嘘をついているはずです。認識しているツバサ自信が狂っていなければ、の話しですが……。 「妻のことが信頼できない。そうなったら『事実』は関係ないんだ」 そう言ったキリヤの言葉を思い出し、ツバサは真実は何かではなく、自分が何を信じるのか、を選びます。 アスカのお腹の中の子は、昔の自分だと感じていました。 死に際のミナトからツバサは病院に呼び出されます。そして途中までしか書いていない最後の原稿を託されます。ミナトの最後の小説を舞台上にアレンジしたものをツバサは上演します。客席にはミナトが、アスカが、ミカコが見てくれていました。 生きることへの恋を書き上げた舞台は成功し、ツバサはミナトセイイチロウの後を継ぐことを決意します。 そこにミカコから真相を告げる手紙が届いたのでした。 「私は、助言されたんだよ。その男性をあなたが絶対に逃したくなかったら、とにかくその男の言う通りにしなさいって。一切反論は許さない。とにかくあなたが「わかる」まで、その男の言う通りに動きなさいって。その男がいい男であればあるほどそうしなさいって。私は反論したんだ。『そんなことできない。そんなの女は男の奴隷じゃないか』って」
小説『結婚』: 愛とは? 結婚とは? | アリクラハルト | ライトノベル | Kindleストア | Amazon
Amazonでアリクラハルトの小説『結婚』: 愛とは? 結婚とは?。アマゾンならポイント還元本が多数。一度購入いただいた電子書籍は、KindleおよびFire端末、スマートフォンやタブレットなど、様々な端末でもお楽しみいただけます。
小説『結婚』
愛とは何か? 結婚とは何か? を追求した純文学小説です。 主人公ツバサは劇団の役者です。恋人のアスカはツバサのもとを去っていきます。 「離れたくない。離れたくない。何もかもが消えて、叫びだけが残った。  離れたくない。その叫びだけが残った。  全身が叫びそのものになる。おれは叫びだ」 劇団の主宰者であるキリヤに呼び出されて、離婚話を聞かされます。不倫の子として父を知らずに育ったツバサは、キリヤの妻マリアの不倫の話しに、自分の生い立ちを重ねます。 「どんな喜びも苦難も、どんなに緻密に予測、計算しても思いもかけない事態へと流れていく。喜びも未知、苦しみも未知、でも冒険に向かう同行者がワクワクしてくれたら、おれも楽しく足どりも軽くなるけれど、未知なる苦難、苦境のことばかり思案して不安がり警戒されてしまったら、なんだかおれまでその冒険に向かうよろこびや楽しさを見失ってしまいそうになる……冒険でなければ博打といってもいい。愛は博打だ。人生も」 ツバサの母は心を病んで自殺してしまっていました。 「私にとって愛とは、一緒に歩んでいってほしいという欲があるかないか」 ツバサはミカコから思いを寄せられます。しかし「結婚が誰を幸せにしただろうか?」とツバサは感じています。 「不倫って感情を使いまわしができるから。こっちで足りないものをあっちで、あっちで満たされないものをこっちで補うというカラクリだから、判断が狂うんだよね。それが不倫マジックのタネあかし」 「愛する人とともに歩んでいくことでひろがっていく自分の中の可能性って、決してひとりでは辿りつけない境地だと思うの。守る人がいるうれしさ、守られている安心感、自信。妥協することの意味、共同生活のぶつかり合い、でも逆にそれを楽しもうという姿勢、つかず離れずに……それを一つ屋根の下で行う楽しさ。全く違う人間同士が一緒に人生を作っていく面白味。束縛し合わないで時間を共有したい……けれどこうしたことも相手が同じように思っていないと実現できない」 尊敬する作家、ミナトセイイチロウの影響を受けてツバサは劇団で上演する脚本を書きあげましたが、芝居は失敗してしまいました。 引退するキリヤから一人の友人を紹介されます。なんとその友人はミナトでした。 そこにアスカが妊娠したという情報が伝わってきました。 それは誰の子なのでしょうか? 真実は藪の中。証言が食い違います。誰かが嘘をついているはずです。認識しているツバサ自信が狂っていなければ、の話しですが……。 「妻のことが信頼できない。そうなったら『事実』は関係ないんだ」 そう言ったキリヤの言葉を思い出し、ツバサは真実は何かではなく、自分が何を信じるのか、を選びます。 アスカのお腹の中の子は、昔の自分だと感じていました。 死に際のミナトからツバサは病院に呼び出されます。そして途中までしか書いていない最後の原稿を託されます。ミナトの最後の小説を舞台上にアレンジしたものをツバサは上演します。客席にはミナトが、アスカが、ミカコが見てくれていました。 生きることへの恋を書き上げた舞台は成功し、ツバサはミナトセイイチロウの後を継ぐことを決意します。 そこにミカコから真相を告げる手紙が届いたのでした。 「私は、助言されたんだよ。その男性をあなたが絶対に逃したくなかったら、とにかくその男の言う通りにしなさいって。一切反論は許さない。とにかくあなたが「わかる」まで、その男の言う通りに動きなさいって。その男がいい男であればあるほどそうしなさいって。私は反論したんだ。『そんなことできない。そんなの女は男の奴隷じゃないか』って」
小説『結婚』: 愛とは? 結婚とは? | アリクラハルト | ライトノベル | Kindleストア | Amazon
Amazonでアリクラハルトの小説『結婚』: 愛とは? 結婚とは?。アマゾンならポイント還元本が多数。一度購入いただいた電子書籍は、KindleおよびFire端末、スマートフォンやタブレットなど、様々な端末でもお楽しみいただけます。
このブログの著者の小説『片翼の翼』
小説『片翼の翼』
なぜ生きるのか? 何のために生きるのか? を追求した純文学小説です。 主人公ツバサは劇団の役者です。 「演技のメソッドとして、自分の過去の類似感情を呼び覚まして芝居に再現させるという方法がある。たとえば飼い犬が死んだときのことを思い出しながら、祖母が死んだときの芝居をしたりするのだ。自分が実生活で泣いたり怒ったりしたことを思いだして演技をする、そうすると迫真の演技となり観客の共感を得ることができる。ところが呼び覚ましたリアルな感情が濃密であればあるほど、心が当時の錯乱した思いに掻き乱されてしまう。その当時の感覚に今の現実がかき乱されてしまうことがあるのだ」 恋人のアスカと結婚式を挙げたのは、結婚式場のモデルのアルバイトとしてでした。しかし母の祐希とは違った結婚生活が自分には送れるのではないかという希望がツバサの胸に躍ります。 「ハッピーな人はもっと更にどんどんハッピーになっていってるというのに、どうして決断をしないんだろう。そんなにボンヤリできるほど人生は長くはないはずなのに。たくさん愛しあって、たくさん楽しんで、たくさんわかちあって、たくさん感動して、たくさん自分を謳歌して、たくさん自分を向上させなきゃならないのに。ハッピーな人達はそういうことを、同じ時間の中でどんどん積み重ねていっているのに、なんでわざわざ大切な時間を暗いもので覆うかな」 アスカに恋をしているのは確かでしたが、すべてを受け入れることができません。 かつてアスカは不倫の恋をしていて、その体験が今の自分をつくったと感じています。それに対してツバサの母は不倫の恋の果てに、みずから命を絶ってしまったのです。 「そのときは望んでいないことが起きて思うようにいかずとても悲しんでいても、大きな流れの中では、それはそうなるべきことがらであって、結果的にはよい方向への布石だったりすることがある。そのとき自分が必死にその結果に反するものを望んでも、事態に否決されて、どんどん大きな力に自分が流されているなあと感じるときがあるんだ」 ツバサは幼いころから愛読していたミナトセイイチロウの作品の影響で、独特のロマンの世界をもっていました。そのロマンのゆえに劇団の主宰者キリヤに認められ、芝居の脚本をまかされることになります。自分に人を感動させることができる何かがあるのか、ツバサは思い悩みます。 同時に友人のミカコと一緒に、インターネット・サイバーショップを立ち上げます。ブツを売るのではなくロマンを売るというコンセプトです。 「楽しい、うれしい、といった人間の明るい感情を掘り起こして、その「先」に到達させてあげるんだ。その到達を手伝う仕事なんだよ。やりがいのあることじゃないか」 惚れているけれど、受け入れられないアスカ。素直になれるけれど、惚れていないミカコ。三角関係にツバサはどう決着をつけるのでしょうか。 アスカは劇団をやめて、精神科医になろうと勉強をしていました。心療内科の手法をツバサとの関係にも持ち込んで、すべてのトラウマを話して、ちゃんと向き合ってくれと希望してきます。 自分の不倫は人生を決めた圧倒的な出来事だと認識しているのに、ツバサの母の不倫、自殺については、分類・整理して心療内科の一症例として片付けようとするアスカの態度にツバサは苛立ちます。つねに自分を無力と感じさせられるつきあいでした。 人と人との相性について、ツバサは考えつづけます。 ミナトから最後の作品の続きを書くように頼まれて、ツバサは地獄のような断崖絶壁の山に向かいます。 「舞台は変えよう。ミナトの小説からは魂だけを引き継ぎ、おれの故郷を舞台に独自の世界を描こう。自分の原風景を描いてみよう。目をそむけ続けてきた始まりの物語のことを。その原風景からしか、おれの本当の心の叫びは表現できない」 そこでミナトの作品がツバサの母と自分の故郷のことを書いていると悟り、自分のすべてを込めて作品を引きついて書き上げようとするのでした。 「おまえにその跡を引き継ぐ資格があるのか? 「ある」自分の中にその力があることをはっきりと感じていた。それはおれがあの人の息子だからだ。おれにはおれだけの何かを込めることができる。父の遺産のその上に」 ※※本作は小説『結婚』の前編、バックストーリーに相当するものです。両方お読みいただけますとさらに物語が深まる構成になっています。※※
Amazon.co.jp: 片翼の翼: なぜ生きるのか? 何のために生きるのか? eBook : アリクラハルト: 本
Amazon.co.jp: 片翼の翼: なぜ生きるのか? 何のために生きるのか? eBook : アリクラハルト: 本
小説『片翼の翼』
なぜ生きるのか? 何のために生きるのか? を追求した純文学小説です。 主人公ツバサは劇団の役者です。 「演技のメソッドとして、自分の過去の類似感情を呼び覚まして芝居に再現させるという方法がある。たとえば飼い犬が死んだときのことを思い出しながら、祖母が死んだときの芝居をしたりするのだ。自分が実生活で泣いたり怒ったりしたことを思いだして演技をする、そうすると迫真の演技となり観客の共感を得ることができる。ところが呼び覚ましたリアルな感情が濃密であればあるほど、心が当時の錯乱した思いに掻き乱されてしまう。その当時の感覚に今の現実がかき乱されてしまうことがあるのだ」 恋人のアスカと結婚式を挙げたのは、結婚式場のモデルのアルバイトとしてでした。しかし母の祐希とは違った結婚生活が自分には送れるのではないかという希望がツバサの胸に躍ります。 「ハッピーな人はもっと更にどんどんハッピーになっていってるというのに、どうして決断をしないんだろう。そんなにボンヤリできるほど人生は長くはないはずなのに。たくさん愛しあって、たくさん楽しんで、たくさんわかちあって、たくさん感動して、たくさん自分を謳歌して、たくさん自分を向上させなきゃならないのに。ハッピーな人達はそういうことを、同じ時間の中でどんどん積み重ねていっているのに、なんでわざわざ大切な時間を暗いもので覆うかな」 アスカに恋をしているのは確かでしたが、すべてを受け入れることができません。 かつてアスカは不倫の恋をしていて、その体験が今の自分をつくったと感じています。それに対してツバサの母は不倫の恋の果てに、みずから命を絶ってしまったのです。 「そのときは望んでいないことが起きて思うようにいかずとても悲しんでいても、大きな流れの中では、それはそうなるべきことがらであって、結果的にはよい方向への布石だったりすることがある。そのとき自分が必死にその結果に反するものを望んでも、事態に否決されて、どんどん大きな力に自分が流されているなあと感じるときがあるんだ」 ツバサは幼いころから愛読していたミナトセイイチロウの作品の影響で、独特のロマンの世界をもっていました。そのロマンのゆえに劇団の主宰者キリヤに認められ、芝居の脚本をまかされることになります。自分に人を感動させることができる何かがあるのか、ツバサは思い悩みます。 同時に友人のミカコと一緒に、インターネット・サイバーショップを立ち上げます。ブツを売るのではなくロマンを売るというコンセプトです。 「楽しい、うれしい、といった人間の明るい感情を掘り起こして、その「先」に到達させてあげるんだ。その到達を手伝う仕事なんだよ。やりがいのあることじゃないか」 惚れているけれど、受け入れられないアスカ。素直になれるけれど、惚れていないミカコ。三角関係にツバサはどう決着をつけるのでしょうか。 アスカは劇団をやめて、精神科医になろうと勉強をしていました。心療内科の手法をツバサとの関係にも持ち込んで、すべてのトラウマを話して、ちゃんと向き合ってくれと希望してきます。 自分の不倫は人生を決めた圧倒的な出来事だと認識しているのに、ツバサの母の不倫、自殺については、分類・整理して心療内科の一症例として片付けようとするアスカの態度にツバサは苛立ちます。つねに自分を無力と感じさせられるつきあいでした。 人と人との相性について、ツバサは考えつづけます。 ミナトから最後の作品の続きを書くように頼まれて、ツバサは地獄のような断崖絶壁の山に向かいます。 「舞台は変えよう。ミナトの小説からは魂だけを引き継ぎ、おれの故郷を舞台に独自の世界を描こう。自分の原風景を描いてみよう。目をそむけ続けてきた始まりの物語のことを。その原風景からしか、おれの本当の心の叫びは表現できない」 そこでミナトの作品がツバサの母と自分の故郷のことを書いていると悟り、自分のすべてを込めて作品を引きついて書き上げようとするのでした。 「おまえにその跡を引き継ぐ資格があるのか? 「ある」自分の中にその力があることをはっきりと感じていた。それはおれがあの人の息子だからだ。おれにはおれだけの何かを込めることができる。父の遺産のその上に」 ※※本作は小説『結婚』の前編、バックストーリーに相当するものです。両方お読みいただけますとさらに物語が深まる構成になっています。※※
Amazon.co.jp: 片翼の翼: なぜ生きるのか? 何のために生きるのか? eBook : アリクラハルト: 本
Amazon.co.jp: 片翼の翼: なぜ生きるのか? 何のために生きるのか? eBook : アリクラハルト: 本
【この記事を書いている人】

アリクラハルトと申します。【トウガラシ実存主義】【遊民ユーミン主義】の提唱者。ランニング系・登山系の雑誌に記事を書いてきたプロのライターでもあります。早稲田大学卒業。日本脚本家連盟修了生。その筆力は…本コラムを最後までお読みいただければわかります。あなたの心をどれだけ揺さぶることができたか。それがわたしの実力です。
市民ランナーのグランドスラムの達成者(マラソン・サブスリー。100kmサブ10。富士登山競争登頂)。ちばアクアラインマラソン招待選手。ボストンマラソン正式選手。地方大会での入賞多数。海外マラソンも完走多数(ボストン、ニューヨークシティ、バンクーバー、ユングフラウ、ロトルアニュージーランド、ニューカレドニアヌメア、ホノルル)。地元走友会のリーダー。月間走行距離MAX600km。『市民ランナーという生き方(グランドスラム養成講座)』を展開しています。言葉の力で、あなたの走り方を劇的に変えてみせます。
また、現在、バーチャルランニング『地球一周走り旅』を展開中。ご近所を走りながら、走行距離だけは地球を一周しようという仮想ランニング企画です。
そしてロードバイク乗り。朝飯前でウサイン・ボルトよりも速く走れます。山ヤとしての実績は以下のとおり。スイス・ブライトホルン登頂。マレーシア・キナバル山登頂。台湾・玉山(ニイタカヤマ)登頂。南アルプス全山縦走。後立山連峰全山縦走。槍・穂・西穂縦走。富士登山競争完走。日本山岳耐久レース(ハセツネ)完走。などなど。『山と渓谷』ピープル・オブ・ザ・イヤー選出歴あり。
その後、山ヤのスタイルのまま海外バックパック放浪に旅立ちました。訪問国はモロッコ。エジプト。ヨルダン。トルコ。イギリス。フランス。スペイン。ポルトガル。イタリア。バチカン。ギリシア。スイス。アメリカ。メキシコ。カナダ。タイ。ベトナム。カンボジア。マレーシア。シンガポール。インドネシア。ニュージーランド。ネパール。インド。中国。台湾。韓国。そして日本の28ケ国。パリとニューカレドニア、ホノルルとラスベガスを別に数えていいなら訪問都市は100都市をこえています。(大西洋上をのぞいて)世界一周しています。国内では青春18きっぷ・車中泊で日本一周しています。
登山も、海外バックパック旅行も、車中泊も、すべてに共通するのは必要最低限の装備で生き抜こうという心構えだと思っています。バックパックひとつ。その放浪の魂を伝えていきます。千葉県在住。

【この記事を書いている人】
瞑想ランニング(地球二周目)をしながら心に浮かんできたコラムをブログに書き綴っているランナー・ブロガーのアリクラハルトと申します。【トウガラシ実存主義】【遊民ユーミン主義】の提唱者。ランニング系・登山系の雑誌に記事を書いてきたプロのライターでもあります。早稲田大学卒業。日本脚本家連盟修了生。その筆力は…本コラムを最後までお読みいただければわかります。あなたの心をどれだけ揺さぶることができたか。それがわたしの実力です。 市民ランナーのグランドスラムの達成者(マラソン・サブスリー。100kmサブ10。富士登山競争登頂)。ちばアクアラインマラソン招待選手。ボストンマラソン正式選手。地方大会での入賞多数。海外マラソンも完走多数(ボストン、ニューヨークシティ、バンクーバー、ユングフラウ、ロトルアニュージーランド、ニューカレドニアヌメア、ホノルル)。地元走友会のリーダー。月間走行距離MAX600km。『市民ランナーという生き方(グランドスラム養成講座)』を展開しています。言葉の力で、あなたの走り方を劇的に変えてみせます。 また、現在、バーチャルランニング『地球一周走り旅』を展開中。ご近所を走りながら、走行距離だけは地球を一周しようという仮想ランニング企画です。 そしてロードバイク乗り。朝飯前でウサイン・ボルトよりも速く走れます。山ヤとしての実績は以下のとおり。スイス・ブライトホルン登頂。マレーシア・キナバル山登頂。台湾・玉山(ニイタカヤマ)登頂。南アルプス全山縦走。後立山連峰全山縦走。槍・穂・西穂縦走。富士登山競争完走。日本山岳耐久レース(ハセツネ)完走。などなど。『山と渓谷』ピープル・オブ・ザ・イヤー選出歴あり。 その後、山ヤのスタイルのまま海外バックパック放浪に旅立ちました。訪問国はモロッコ。エジプト。ヨルダン。トルコ。イギリス。フランス。スペイン。ポルトガル。イタリア。バチカン。ギリシア。スイス。アメリカ。メキシコ。カナダ。タイ。ベトナム。カンボジア。マレーシア。シンガポール。インドネシア。ニュージーランド。ネパール。インド。中国。台湾。韓国。そして日本の28ケ国。パリとニューカレドニア、ホノルルとラスベガスを別に数えていいなら訪問都市は100都市をこえています。(大西洋上をのぞいて)世界一周しています。国内では青春18きっぷ・車中泊で日本一周しています。 登山も、海外バックパック旅行も、車中泊も、すべてに共通するのは必要最低限の装備で生き抜こうという心構えだと思っています。バックパックひとつ。その放浪の魂を伝えていきます。千葉県在住。
★★★ブログ・アフィリエイトという副業★★★★

ブログを運営して副業をはじめませんか? 「あなた」だけが知っているお宝グッズ、使えるアイテムがあるはずです。それを紹介するだけで報酬をゲットできます。おすすめのアフィリエイト・サービス・プロバイダーは「もしもアフィリエイト」です。こちらから無料会員登録できますよ。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

★★★ブログ・アフィリエイトという副業★★★★

ブログを運営して副業をはじめませんか? 「あなた」だけが知っているお宝グッズ、使えるアイテムがあるはずです。それを紹介するだけで報酬をゲットできます。おすすめのアフィリエイト・サービス・プロバイダーは「もしもアフィリエイト」です。こちらから無料会員登録できますよ。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

記事がよかったらポチっとお願いします
ポチっとしてくれると記事の励みになります
マラソン・ランニング
スポンサーリンク
アリクラハルトをフォローする
ドラクエ的な人生
タイトルとURLをコピーしました