公務員はやりがいのある仕事か? 官製ワーキングプア問題を報道するマスコミの矛盾

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主張をそのまま載せるということは、ニュース側(記者や、編集サイド)も、そのように考えているということ

ネットサーフィンをしていたら、官製ワーキングプアというニュースを見ました。

公務員の非正規職員(会計年度任用職員)が、動労時間も、労働の質も、責任も、正規職員と同等の仕事をしているのに、給料などの待遇面では安く使われていることが問題視されているというニュースでした。

正規職員と同じ仕事をしているのに、非正規職員の給料が低いのはおかしい、ということを主張している人をそのニュースはそのまま取り上げています。主張をそのまま載せるということは、ニュース側(記者や、編集サイド)も、そのように考えているということです。

公務員といえばクビにならないことで有名ですが、それは正規職員だけで、非正規職員は、年度の終わりにクビを切られないかビクビクしなければならないということでした。同じ仕事をしているのに正職にくらべて身分が不安定であることもおかしいとそのニュースは伝えています。ニュース側もそのように考えているということです。

記者や編集はいくらでも記事を取捨できる権限をもっていますので、たとえばウクライナ戦争でいえば、ウクライナ側に立つ記事でも、ロシア側に立つ記事でもどちらの記事でも書くことができます。

言葉には視点がある。ものごとの価値は目線で変わって感じる。

どちらの視点でも記事を書けるのにウクライナの主張に沿ったコメントを記事に採用するときには、自分(ニュース配信会社)もそう考えている、ということなのです。

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黒澤明『生きる』ミイラ課長に見る公務員。死んでいるような「やりがいのない職場」

ここで問いたいのはマスコミの報道姿勢というか良識です。

従来、一般的に公務員はマスコミから「やりがいのない職場」代表のように言われていました。先日、黒澤明監督の『生きる』という映画を見ました。公務員が舞台の映画です。部下の女性はあんなつまらない職場に長くはいられない、と退職を決めます。主人公はミイラとこっそりあだ名されています。要するに、公務員の仕事なんて「生きているよりも死んでいるようなものだ」というわけです。だいぶ昔の映画ですが、当時も今もマスコミの公務員への評価は基本的に変わっていないと思います。

「あんな仕事のくせに、こんなに給料もらっている」というマイナス評価のマスコミ記事は、いくらでもネット上から拾ってくることができるでしょう。その逆のプラス評価の記事は数少ないと思います。

子供たちに将来なりたい職業を聞くアンケート調査で「公務員」が一位になったときには「今の子は仕事にやりがい、生きがいなんて求めていない」という論調でした。そう言っているのは教育評論家かもしれませんが、それをそのまま載せるということはニュース側もそのように考えているということです。つまりマスコミは公務員はやりがいなんてないつまらない仕事と考えているわけです。

それが一般的なテーゼだとしましょう。問題はマスコミが官製ワーキングプア問題をとりあげるときには、なぜかこの評価が真逆になるということなのです。

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同じ仕事をしているのに、正規職員だとやりがいがなくて、非正規職員だとやりがいがあるなんておかしい。

官製ワーキングプア問題というのは、同じ仕事をしているのにある人(正規職員)は給料が高くクビの可能性がなく、ある人(非正規職員)は給料が安くクビの可能性がある、という不公平問題のことでした。

「同じ仕事をしているのに」ということは「やりがいのない、つまらない」仕事をしているということかと思って官製ワーキングプアのニュース記事を読んでいくと、どうやらそういうことではなさそうです。ここにマスコミの矛盾を感じます。

非正規職員は、仕事をおもしろいと感じていて、長く勤めたいと思っているにもかかわらず、任期で切られるのは苦痛だ、給料に差があるのはおかしい、と主張しています。仕事にやりがいを感じている。ずっと続けたい。という非正規雇用公務員の声を取り上げて、それなのにその人たちがかわいそうだという論調のマスコミニュースになっているのです。くどいようですが、そのように取り上げるということはマスコミも(記者、編集長だけでなくニュース会社の総意として)そのように考えている、ということですからね。

小学生でもわかることですが、同じ仕事をしているのに、正規職員だとやりがいがなくて、非正規職員だとやりがいがあるなんて書くのはおかしいと思いませんか。

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マスコミは適当。自分の目と耳で確かめて、自分の心で判断するという姿勢が大切。

わたしはここで非正規公務員の主張は間違っている、とか言うつもりではありません。同じ仕事には同じ給料を出すべきだと思います。でも同じ仕事なら同じやりがいなんじゃないの?

マスコミは、正規公務員を扱うときには「やりがいがない仕事」のように色を塗るのに、非正規公務員を扱うときには「やりがいがある」「面白い仕事」のように色を塗るのです。これはおかしいでしょう。同じ仕事をしているのなら、給料、身分も同じであるように、仕事の面白さ、やりがいだって同じはずです。

だって「まったく同じ仕事をしている」とニュース記事ではみずから言っているんですよ。それなのに既存の記事と整合がとれていません。

このようにマスコミの書いていることは、あんがいテキトーです。

公務員の仕事がやりがいがあるのかないのか。その答えはわかりませんが、どちらかの記事の背景説明が間違っていることだけは確かです。だって矛盾してるもの。

マスコミに踊らされないようにしてください。

なにごとも自分の目と耳で確かめて、自分の心で判断するという姿勢が大切です。

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サハラ砂漠で大ジャンプする著者
【この記事を書いている人】

アリクラハルト。物書き。新狩猟採集民族、遊民主義の提唱者。心の放浪者。市民ランナーのグランドスラムの達成者(マラソン・サブスリー。100kmサブ10。富士登山競争登頂)。山と渓谷社ピープル・オブ・ザ・イヤー選出歴あり。ソウル日本人学校出身の帰国子女。早稲田大学卒業。日本脚本家連盟修了生。放浪の旅人。大西洋上をのぞき世界一周しています。千葉県在住。

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このブログ著者の小説『ツバサ』
小説『ツバサ』
主人公ツバサは劇団の役者です。 「ハッピーな人はもっと更にどんどんハッピーになっていってるというのに、どうして決断をしないんだろう。そんなにボンヤリできるほど人生は長くはないはずなのに。たくさん愛しあって、たくさん楽しんで、たくさんわかちあって、たくさん感動して、たくさん自分を謳歌して、たくさん自分を向上させなきゃならないのに。ハッピーな人達はそういうことを、同じ時間の中でどんどん積み重ねていっているのに、なんでわざわざ大切な時間を暗いもので覆うかな」 「そのときは望んでいないことが起きて思うようにいかずとても悲しんでいても、大きな流れの中では、それはそうなるべきことがらであって、結果的にはよい方向への布石だったりすることがある。そのとき自分が必死にその結果に反するものを望んでも、事態に否決されて、どんどん大きな力に自分が流されているなあと感じるときがあるんだ」 「どんな喜びも苦難も、どんなに緻密に予測、計算しても思いもかけない事態へと流れていく。喜びも未知、苦しみも未知、でも冒険に向かう同行者がワクワクしてくれたら、おれも楽しく足どりも軽くなるけれど、未知なる苦難、苦境のことばかり思案して不安がり警戒されてしまったら、なんだかおれまでその冒険に向かうよろこびや楽しさを見失ってしまいそうになる……冒険でなければ博打といってもいい。愛は博打だ。人生も」 「私にとって愛とは、一緒に歩んでいってほしいという欲があるかないか」 「不倫って感情を使いまわしができるから。こっちで足りないものをあっちで、あっちで満たされないものをこっちで補うというカラクリだから、判断が狂うんだよね。それが不倫マジックのタネあかし」 「愛する人とともに歩んでいくことでひろがっていく自分の中の可能性って、決してひとりでは辿りつけない境地だと思うの。守る人がいるうれしさ、守られている安心感、自信。妥協することの意味、共同生活のぶつかり合い、でも逆にそれを楽しもうという姿勢、つかず離れずに……それを一つ屋根の下で行う楽しさ。全く違う人間同士が一緒に人生を作っていく面白味。束縛し合わないで時間を共有したい……けれどこうしたことも相手が同じように思っていないと実現できない」
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