得たものと一緒に傷つくこともあるのならば、どちらも緒に受け入れたい。すばらしいことばかりでなくてもいい。それを受け入れる勇気が、旅立つには必要なのだと思います。

スポンサーリンク
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

~~このサイトについて~~

波間に浮かぶボトルの手紙を、インターネットの海に流しました。

このメッセージをあなたが受け取ってくれたのは「奇跡」です。

受け取ってくれて、ありがとう。

当ページはリンクフリーです。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

イロハです。

スノーボードを捨てた私は、医務室で教えられた病院へとタクシーで急ぎます。

病院の診察室の向こうからは、ハルトの泣き声が聞こえてきます。

「力を抜いて!」

「痛て! 痛い!」

「ちからを抜かなきゃ腕がはまらないよ」

やがてハルトの泣き声は静まりました。

どうやら全身麻酔で眠ったようです。

全身に汗をかいたドクターに治療の完了を告げられました。

医者と言うのは頭脳労働者だけれど、肉体労働者でもあるみたいです。

目覚めたハルトはぼーっとしていました。

痛みもマヒしているみたいです。

シップと痛み止めの薬をもらい、腕の吊られたハルトを連れて、町中のホテルを探します。

放浪の旅人としての経験が、こういうときはものを言います。

旅の予定変更には慣れています。

無事にホテルをさがし、

翌朝、北陸新幹線で帰宅しました。

まさか、こんなことになるなんて。

こうなる未来がわかっていたら、出かけなかったと思います。

誰も好き好んで事故やケガをする人はいません。

事故やケガはしないだろう。

そう思ってスキー場にでかけました。

楽しい思いだけができるだろう。

そう思って出かけました。

しかし、楽しい思いだけではありませんでした。

とくにハルトは痛い思いと、後々まで残る傷を負ってしまいました。

しかしだからと言って出かけなければよかったのでしょうか。

ときどきハルトと話をすることがあります。

たしかにケガをしました。けれど、だからといって、出かけなければよかった、ということにはならないね、と。

ケガをしたくなければ、何もしなければいいのです。出かけなければいいのです。

けれど、私たちにその選択はなかった。

たしかに失ったものもあります。

けれど多くのものを得てきました。それらを「なかったこと」にするなんてできない。

たとえ傷ついても、得たものの方が大きい。

得たものと一緒に傷つくこともあるのならば、どちらも緒に受け入れたい。

そんな風に思っています。

だから再び旅立つことができるのです。

すばらしいことばかりでなくてもいい。

それを受け入れる勇気が、旅立つには必要なのだと思います。

著者
お探しのものはありませんか?
ツイートしています。見てね!
精一杯でいいから走ろう
仮想世界一周ランニング旅に挑戦中。応援おねがいします
感動・ライフ・お金・仕事
スポンサーリンク
sandalsmanをフォローする
ドラクエ的な人生
タイトルとURLをコピーしました