201805車中泊旅行1。エアコンに負けた避暑地・中禅寺湖にコンビニはないのか。立木観音。湯滝。湯葉のブランド化から学ぶ和食のブランド戦略

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どうもハルトです。みなさん今日も楽しい旅を続けていますか?

3連休がとれたので、日光男体山に車中泊で旅行してきました。

朝の6時に家を出発し、一般道日光へと向かいます。よほどのことがない限り高速道路は使いません。貧乏なので。

外国人観光客でいっぱいの世界遺産・日光を素通りし、タイヤ痕のついたいろは坂を抜けて中禅寺湖へ。中禅寺・立木観音を拝観します。

ご本尊の木彫りの観音様は、立木をそのまま彫り上げたため、足元には木の根っこがくっついているのだそうです。立木がそのまま観音様というわけです。だから立木観音。たくさんの仏像を見てきましたが、根っこ付き立木のままというコンセプトは初めて見ました。

木はもう死んで成長を止めているということです。そりゃあそうだ。生きていたら観音様の額や脇から枝が生えてきちゃいます。映画『もののけ姫』シシ神様がなしたことのように。

想像以上に立派な寺院でした(つまり行ってよかった。満足した、ということです)。しかし商魂たくましいのにはマイッタ。地獄の沙汰も金次第。たっぷりセールストークを聞かされました。売り込まれたのは願いを込めながら指先を当てると色が変わるというお守りです。変わる色次第で願いの叶う時期が近いか遠いかわかるという魔法のお守り。普通お守りの効力は1年間で、返納しなければなりませんが、なんと! このお守りは生涯効力が続きます。返納する必要なし! すでに祈りが込められております。諸願成就2000円也。お支払いはクレジットカードでも、WAONでも可能です。。。

神秘の観音様にひたっている暇もありません(泣)。

日光と言えば湯葉というので、湯葉うどんをいただきます。

湯葉というのは市販の焼き肉用プレートに無調整豆乳を垂らしてもできることを知っていますか?

豆乳は大豆ですから、湯葉はあきらかに庶民の食べ物のはずですが、なぜか高級食材のような印象があります。

かつて織田信長がカフェインを含んだ中毒性のある「お茶」の会を大名しか開催できない「開催権」がある特別な催しのようにイメージを作って、ライセンス制にして大成功したように、何でもないものを高級なものに見せて高いお金を取ることを「ブランド化」といいます。この湯葉は見事にブランド化に成功していると思います。この方法をつかって例えば「たこ焼き」なんかをブランド化して諸外国で高く売ることも可能なのではないでしょうか。

男体山は明日の早朝に向かうことにして、今日は湯滝に向かいます。

湯滝は、高さ70メートル、長さ110メートルの滝です。上流に「湯ノ湖」があるために水量は豊富で、流れ落ちる岩壁の質が良いために白い水流がいくつも流れて落ちます。

真っ白な水流がサラサラと流れ、清涼感に非常に癒される滝で、私が日本三名瀑を決めていいのならば、ぜひこの湯滝を入れたいと思います。

一般的に日本三名瀑袋田、華厳、那智とされていますが、個人的には湯滝を推薦します。立小便みたいな滝はあまり好みじゃないので(華厳、那智)。華厳の滝はすぐそこでしたが見ませんでした。無料だったら見たと思いますが、有料なので。

新・日本三名瀑は袋田の滝、湯滝、吹割の滝でいかがでしょうか。

ちなみに湯滝は無料で見られますが、ちょっとした工夫が必要です。最寄りの駐車場に停めると、駐車場代が500円かかります。払いたくない人は上流の「湯ノ湖」に駐車して滝に沿った階段を降りてくれば料金はかかりません。お金を使えない人は体力を使いましょう。「湯ノ湖」は硫黄臭く、温泉成分が流れ込んでいます。だから湯滝なのでしょう。マスが泳いでいるのを見ることができます。温泉でもマスは生きられる?

金精峠を越えて、丸沼温泉に行ってみます。ノーベル文学賞作家、川端康成の『雪国』の冒頭は「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」の名文で有名ですが、私の脳内映像ではこのトンネルは金精峠です(実際の『雪国』は電車で新潟へ行っているのですが)。金精トンネルは栃木県と群馬県の境にあり、わずか755mの延長ですが、金精トンネルの栃木側と群馬側では気候が全然違います。栃木側にはまったくない雪が群馬側には残っていて、山ひとつでこんなに違うものか、と最も実感するのが私にとっては金精峠だからです。

丸沼温泉は山の中ですから温泉街というよりは温泉ホテルが一軒だけあるのだろうなあと想像して行ったら想像通りでした。しかしその温泉ホテルは想像以上に立派なものでした。ひっきりなしに車が出たり入ったりしていて、想像以上の客足です。

日が傾きかけたので中禅寺湖に戻ってビールで乾杯しましょう。ところが何とコンビニがありません。いくら探しても湖畔道路沿いにコンビニはありませんし、カーナビでも最寄りのコンビニは「いろは坂」の下だとナビってきます。「いろは坂」の下ですよ。どれだけ遠いんだ。ありえないでしょう。ビールのために「いろは坂」下るのは絶対嫌です。だってまた「いろは坂」登ってこなきゃならないでしょうが。

しかし中禅寺湖畔にも間違いなく人が住んでいます。彼らはどこで食材をどこで買うのでしょうか。ビールを一杯飲むのにわざわざ「いろは坂」を下りなきゃならない、そんな不便な生活を限界集落ならまだしも天下の中禅寺湖畔の人たちがしているとは思えません。

ここにはフランス大使イタリア大使別荘があるのですよ。限界集落とはわけが違います。

きっとどこかにスーパーマーケットのようなものがあるはずだろうと旅人の勘を信じて路地裏を探しまくると、ありました。「全日食チェーン」中禅寺ストアーです。立木観音入口交差点の北側の生活道路沿いにあります。半分コンビニ半分スーパーマーケットのようなお店です。助かりました。ビールと、今夜の食材・おつまみをゲットです。

中禅寺湖を眺めながらビールで乾杯します。湖畔のベンチでくつろぎながら。クーラーボックスをテーブルにして、ゆっくりと飲みます。静かに夕陽が山の向こうに沈んでいきます。

中禅寺湖畔はとても寒いところです。真夏の避暑地には最高なんでしょうけれど、それ以外の時期ですと寒くてたまりません。水面標高1269m。慣れ親しんだ山中湖の水面標高が980mですから、中禅寺湖は富士五湖近辺よりももっと寒いのです。

富士五湖ほど中禅寺湖畔に人はいません。富士山と男体山の魅力の差と言ってしまえばそれまでですが、理由のひとつは「寒すぎる」せいではないかと思います。

エアコン(クーラー)という文明の利器が発明されてから、避暑地の値打ちは暴落しました。エアコンは自分の意のままに温度設定できますから、どんな避暑地もエアコンにはかないません。

真夏はエアコンの利便性に負け、それ以外の季節は寒すぎるとなると、観光地としてはすこし厳しいのかな、と思います。

そんなことを考えつつ暗くなる湖面と男体山を眺めながらビールを飲み、暗くなってから湖畔の無料駐車場にそのまま泊まりました。

翌日に進む。

 

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プロフィール


温人ハルト。雑誌『ランナーズ』等に執筆歴のある物書き。サブスリーランナー。グランドスラム達成者(100kmサブテン。富士登山競争登頂)。スイス・ブライトホルン。台湾・玉山。南アルプス全山縦走など登山歴も豊富。キャンプ・車中泊マニア。西天取経の旅人

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はたして放浪のバックパッカーは社会復帰できるのか!? 自由と社会との折り合いを模索するブログです。

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