映画『ジュラシック・ワールド』

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【トウガラシ実存主義】【遊民ユーミン主義】の提唱者

youtube 始めました。(grandma-cuisine

どうもハルトです。みなさん今日も楽しい旅を続けていますか?

みなさん恐竜は好きでしょうか。

女性ですと「あんなハチュー類なんかにまったく興味ないわ」という方も多いかと思います。

しかし、少年たちは恐竜が大好きです。あ、あと、心が少年のオヂサンも恐竜が大好きです。

なにがそんなに好きなのか? 恐竜の何が少年を惹きつけるのか。それを知りたいと思いませんか?

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恐竜映画は機内モニターで見てはいけない

私は迫力が命のアクション映画、とくに恐竜映画は映画館で見るべきだと思っています。

かつて手の平サイズの飛行機の機内エンターテイメント用モニターで初代『ジュラシック・パーク』を見て、ちっとも面白くなかったことがあります。Tレックスがトカゲに見えてしまって、主人公の恐怖感がまったく伝わってこないのです。片手でひねりつぶせそうな小さいトカゲを怖がる主人公たちが滑稽ですらありました。

結局、デカいからこそ迫力があるのであって、恐竜にもっとも必要なのは『大きさ』です。

大きいからこその恐竜。これだけは譲れない絶対条件です。ジュラシックパークにいる恐竜がすべて人間よりも小さいサイズしかいなかったら、そんなパークに誰がわざわざ行きますか?

かつて地球を支配した種族だが、もはや滅び去っている。そういうロマンもあります。しかしそれは画家の絵の値段が死後に跳ね上がるようなものです。失われたものへの郷愁はたしかに特別な味付けをしてくれますが、滅び去った動物は他にもいくらでもいるにも関わらず恐竜だけが特別扱いなのはやはり『デカい』からに他なりません。

『強いからじゃないのか?』と思う方もいると思いますが、同じ意味です。『デカい』から強いのです。ホオジロザメよりもシャチの方が間違いなく強いのは、単純にデカいからです。

少年は、大きくて強いものに憧れるのです。たとえば父親に、ライバルに。強敵に打ち勝とうとする、乗り越えようとすることは少年の永遠のテーマです。少年漫画の多くはこのテーマで描かれています。このテーマ抜きに爆発的にヒットすることは難しいのだそうです。

世界的なヒット作品・漫画『ドラゴンボール』は初期の夢を叶えてくれる如意宝珠(ドラゴンボール)を探し求める冒険ものだったころはそれほど人気がなかったのに、天下一武道会で最強を目指してライバルや強敵としのぎを削る「強さを追い求める展開」になったら爆発的な大ヒットをしたのだそうです。

 

 

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聡明なネズミも愚鈍なクジラにロマンで負ける。

巨大なものにはロマンがあります。人はロマンを求めて映画館に行くのであって、別に現実の厳しさを教えてほしくて映画にお金を払うわけではありません。そんなことは仕事をしていればいやというほどわかるのであって、お金を払って再確認する必要なんかありません。

最初の作品『ジュラシック・パーク』には滅びた巨大な生き物の圧倒的なロマンがありました。失われた歴史に対する壮大な夢がありました。こんな動物園があったらどんなに素敵だろうと少年たちはわくわくしたものです。残念ながら琥珀に閉じ込められた蚊の血から恐竜のDNAを復活させるという『できそうな夢』は現在では否定されています。

 

作品というものはたいてい「追う作品」か「追われる作品」かに分かれます。映画『ジュラシック』シリーズは、結局のところ、恐竜たちに追われて逃げる作品でした。「食われちまうんじゃないか」というスリルを味あわせるところにエンターテイメント性があったのです。

太古の滅び去った恐竜を人間が科学技術でよみがえらせることができたとしても、人間が生命を意のままに操れる神のような存在になれると思ったら大間違いである。やがてしっぺ返しを食らうであろう。

過去のシリーズには終始一貫このテーマが貫かれていました。だからどうしても命を閉じ込めて見世物にする「ジュラシックパーク」のような動物園を否定するような雰囲気にならざるをえなかったのが、私としては残念でした。

動物園の倫理問題は別にして、カミナリ竜が生存している動物園アイランドがあるのなら、世界の果てにだって見に行きたいと私は思います。

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『ドラゴンボール』的な強さのインフレを起こすと最後にはゴジラ映画になってしまう

追われる映画をシリーズ連作として作ろうとすると、どうしても強さのインフレが起きてしまいます。

初代『ジュラシックパーク』でいきなり恐竜王Tレックス(暴君竜ティラノサウルス)を登場させてしまったために、続編でも同じ恐竜に追われる展開になるとマンネリ感が否めません。同じ敵が相手では恐怖感も薄れてきます。もっと恐ろしい恐竜を登場させないと「逃げる映画」として成立しません。インパクトに欠けます。

ジュラシックパークでもこの苦悩は見えていました。仕方がないので、巨体だけならTレックス以上のスピノサウルスを敵として登場させたこともあります。

 

しかしこのスピノサウルスは顎の形状から魚を食べる恐竜だったのではないかと言われています。水辺でクマがシャケを獲って食べるように、魚を食べていた恐竜だったというのが通説です。体重30トンのカミナリ竜(アフリカ象は7トン程度)を襲って食うような荒くれものではなかったようなのです。

しかし映画『ジュラシックパークⅢ』ではスピノサウルスは恐竜王Tレックスに食いついて倒してしまいました。旧作の強敵よりも強いことを示さないと盛り上がりに欠けることから、仕方がない演出だったと思います。現実には魚食性のおとなしいやつだったかもしれないのに、積極的に人間を食おうと襲い掛かってきます。

こうして強さのインフレが起きるのです。インフレとは経済用語で「モノの値段があがり、お金の価値が下がる」インフレーションのことですが、強さのインフレとは同じ人間(孫悟空)の強さ指数が当初は1000ぐらいだったのに、最終的には1兆2000億になるというアレです。

アニメ『ドラゴンボール』が強さのインフレで有名ですが、強さを「追う」少年漫画はどうしても強さのインフレから逃れられません。漫画『キン肉マン』の超人強度とかも完全なインフレでした。

 

ドラゴンボールは強さを「追いかける作品」になってから爆発的な人気が出たために、視聴率や関連グッズの販売など莫大なお金が動くことになり、作者が止めたくても止められない状態になってしまい、作者の意図以上に長期連載になってしまいました。そのために新たなる敵はどんどん強くなります。

さらに地球を滅ぼすクラスの敵が現れて、人類滅亡から「逃げる作品」になってからも人気はとまらず、神レベルの敵でないと地球は滅ぼせないことから強さのインフレは止まらずに、とうとうベトナムドンを遥かに超えるレベルでの強さのインフレが起こってしまったのです。

このように一般に新作には前作よりも更に強い敵を持ってこなければ盛り上がりに欠けるのです。

ところが「ジュラシック」シリーズはゴジラやドラゴンボールのような創作作品と違って、恐竜という現実ベースの作品なので、ムチャクチャな奴は登場できません。ではどうやってこの難問を解決したらいいでしょうか。

映画『ジュラシックワールド』はものすごいことを考えつきました。それは禁じ手でした。

なんと遺伝子操作によるハイブリッド恐竜、インドミナス・レックスという架空の恐竜を登場させて暴君竜Tレックスを強さで超えてきたのです。

コウイカの擬態能力を組み込んでいるのでカメレオンのように体の色を変えて周囲に溶け込んで存在を隠せるとか、アマガエルの能力によって赤外線放射を抑制して赤外線センサーを潜り抜けることできるとか。インドミナス・レックスは、すごい能力を持っています。

でも、でも………

「やっちまったなー」

これはヤバい状況です。遺伝子操作による架空の化け物を持ち出してきたら、強さのインフレーションは止まりません。最後にはゴジラの登場です。

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モササウルスのお陰でジョーズやゴジラにならずに済んだ

ところが現実の魚竜モササウルスにインドミナスレックスを食わせることで、ゴジラになる前にストーリーをまとめることができました。ゴジラではなくジュラシックであることをギリギリのところで守ったといえるでしょう。

モササウルス類というのは上野の国立科学博物館に展示されているので日本人にはなじみの深い魚竜ではないかと思います。

 

少年たちの憧れの超巨大生物です。本当に大きな魚竜ですが、しかし映画で描かれるほど巨大ではありません。いくらなんでもデカすぎます。これも強さのインフレーションの一種で仕方がないのでしょう。

インドミナスレックスを丸のみさせるのならば、むしろモササウルスではなくメガロドンを登場させるべきだったと思います。歯の大きさが全然違う本物の怪物なのですが、メガロドンを見送ったのは、映画が『ジュラシック』ではなく『ジョーズ』になってしまうためでしょう。

強さのインフレとは、本当に悩ましい問題ですね。

ちなみにジュラシックパークのジュラシック「jurassic」は「ジュラ紀の」という意味です。「恐竜の」という意味ではありません。恐竜は英語で「dinosaur」。ダイナソーです。

私たちは「恐竜」ということで、ひとまとまりにしがちですが、本当は生きた時代が全然違ったりします。カミナリ竜の多くはジュラ紀の生き物で、白亜紀のティラノサウルスに食われたりすることはなかったのです。源義経が織田信長に討たれることがなかったように。

強さのインフレでゴジラ並みの強さを発揮する恐竜たちですが、実際にはそんなに強くはありませんでした。映画ではバズーカ砲みたいなランチャー弾つかってますけど、ゾウ用の猟銃で簡単にカタがつくはずです。骨の強度が生物の強さの限界であり、ゾウ用の猟銃は皮膚を貫き骨まで砕きます。鉄より固い骨はありません。人類こそ地球史上最強の動物なのです。

さて次作の怪物はいったいどんな奴を持ってくればいいでしょうか。ジュラシックをダイナソー映画のとどめ、ゴジラ映画にしないためには?

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『ジュラシック・ワールド 炎の王国』のストーリーを予想する

新作『ジュラシック・ワールド 炎の王国』が公開中です。

まだ私は見ていないのですが、見た人にしか書けないことがあるように(映画評)、まだ見ていない人にしか書けないことがあります。それは新作のストーリー予想です。

テレビのプロモーションしか見ていないのですが、どうやらジュラシック・アイランドが噴火するようです。

ジュラシック島に大噴火の兆候が表れて、恐竜たちの生死を自然に委ねて滅びるにまかせるか、あるいは危険を冒してでも救い出すか、人間たちが判断に迫られるという「追われる」映画になるのだとテレビのプロモーションで知りました。

これ以上ゴジラ映画にしないために「恐竜」に追われるのではなく、もっと巨大な敵「火山」に追われることにしたのですね。

地球史上最強の人類でも叶わない大敵。それは天災です。

非常に少年漫画的な展開だと思います。

おそらくかつての敵(恐竜)はもっと巨大な敵(噴火)を前にして、仲間になるのだと思います。ピッコロ大魔王がフリーザを前にして孫悟空の仲間になるように。

恐竜は隕石による天候の変化によって滅んだとされています。

「大きなロマンをもつ恐竜たちに生き残ってほしかった。生きてる姿を見たかった」

そんな少年の夢をかなえるように、火山から恐竜たちを助ける映画であってほしいと思います。

しかし大半の恐竜は火山で滅んでしまうのではないでしょうか。

それがこの地球が決めたこと、恐竜たちの運命だったからです。

しかしごく一部の恐竜は生き延びるのではないでしょうか。滅んだ現実とは別の夢を生き延びるのです。

そういうロマンの作品であってほしいと思っています。

こうしてストーリー予想を書いていたら、映画が見たくてたまらなくなりました。次の週末に見る映画は『ジュラシックワールド 炎の王国』で決まりですね!

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サハラ砂漠で大ジャンプする著者
【この記事を書いている人】

瞑想ランニング(地球二周目)をしながら心に浮かんできたコラムをブログに書き綴っているランナー・ブロガーのアリクラハルトと申します。【トウガラシ実存主義】【遊民ユーミン主義】の提唱者。ランニング系・登山系の雑誌に記事を書いてきたプロのライターでもあります。早稲田大学卒業。日本脚本家連盟修了生。その筆力は…本コラムを最後までお読みいただければわかります。あなたの心をどれだけ揺さぶることができたか。それがわたしの実力です。
市民ランナーのグランドスラムの達成者(マラソン・サブスリー。100kmサブ10。富士登山競争登頂)。ちばアクアラインマラソン招待選手。ボストンマラソン正式選手。地方大会での入賞多数。海外マラソンも完走多数(ボストン、ニューヨークシティ、バンクーバー、ユングフラウ、ロトルアニュージーランド、ニューカレドニアヌメア、ホノルル)。地元走友会のリーダー。月間走行距離MAX600km。『市民ランナーという生き方(グランドスラム養成講座)』を展開しています。言葉の力で、あなたの走り方を劇的に変えてみせます。
また、現在、バーチャルランニング『地球一周走り旅』を展開中。ご近所を走りながら、走行距離だけは地球を一周しようという仮想ランニング企画です。
そしてロードバイク乗り。朝飯前でウサイン・ボルトよりも速く走れます。山ヤとしての実績は以下のとおり。スイス・ブライトホルン登頂。マレーシア・キナバル山登頂。台湾・玉山(ニイタカヤマ)登頂。南アルプス全山縦走。後立山連峰全山縦走。槍・穂・西穂縦走。富士登山競争完走。日本山岳耐久レース(ハセツネ)完走。などなど。『山と渓谷』ピープル・オブ・ザ・イヤー選出歴あり。
その後、山ヤのスタイルのまま海外バックパック放浪に旅立ちました。訪問国はモロッコ。エジプト。ヨルダン。トルコ。イギリス。フランス。スペイン。ポルトガル。イタリア。バチカン。ギリシア。スイス。アメリカ。メキシコ。カナダ。タイ。ベトナム。カンボジア。マレーシア。シンガポール。インドネシア。ニュージーランド。ネパール。インド。中国。台湾。韓国。そして日本の28ケ国。パリとニューカレドニア、ホノルルとラスベガスを別に数えていいなら訪問都市は100都市をこえています。(大西洋上をのぞいて)世界一周しています。国内では青春18きっぷ・車中泊で日本一周しています。
登山も、海外バックパック旅行も、車中泊も、すべてに共通するのは必要最低限の装備で生き抜こうという心構えだと思っています。バックパックひとつ。その放浪の魂を伝えていきます。千葉県在住。

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