遺産相続は「金銭を受領する系」の作業は遅々として進まない
遺産相続の場に立ち会うことになりました。
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遺産相続は「金銭を支払う系」の作業は比較的サクサク進むのですが、「金銭を受領する系」の作業は遅々として進まないという特徴があります。
結局「遺産分割協議書」「法定相続情報証明」のふたつが揃わないと、金融機関などの大きな「金銭を受領する系」作業はまったく進まないと考えて間違いありません。
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車を売却する場合、売却価格が100万円未満(少額)の場合、遺産分割協議書はいらない
いろいろな面で壁に当たり、「遺産分割協議書」「法定相続情報証明」のふたつが揃わないと、「金銭を受領する系」作業はまったく進まないと悟りました。そう考えていたので、車を売るという「金銭を受領する系」作業についても、「遺産分割協議書」「法定相続情報証明」のふたつが揃うのを待ってから作業をすすめました。
ところが……車を売却する場合、売却価格が100万円未満(少額)の場合、「遺産分割協議書」がなくても、法定相続人であることさえ確認できれば、その人が売却できるのだそうです。
それをはやく言ってよ!!
うちの場合は、平屋の賃貸住宅に駐車場を借りていました。「金銭を支払う系」なので、賃貸住宅は早期に引き払えたのですが、車が売却できないために、家賃を払い続けていました。間取り上、駐車場だけ借りるというわけにもいかなかったものですから。。。
しかし実際には査定額100万円未満だったため、遺産分割協議書が整う前でも売ることができたのでした。
こういうことは知っているのと知らないのとではだいぶ違いますので、参考にしてください。借家をはやく引き払えば、日割りで家賃が戻ってくるかもしれませんよ。