2022年のゴールデンウィーク。ひさしぶりに海外旅行に行った人もいるようです。3年ぶりにコロナ規制のないGWだったようですね。
しかしわたしたちは相変わらず車中泊をしていました。移住先を探す車中泊の旅です。7泊8日でした。
スーパーマーケットのない場所で、人はどうやって生きていけるのであろうか?
4月30日
柳生の里に向かいます。『鬼滅の刃』ゆかりの地として有名な一刀石を見に行くためです。
そもそも年末年始の車中泊の旅で道の駅「関宿」で雪のため阻まれたのは、柳生一刀石を見に行くためでした。
年末年始2年連続で挑戦したけど行けなかったのよね。スタットレスタイヤじゃないから無理でした。
柳生の里は、いまでは「奈良市内」です。奈良というのは、知らない人は都会だと思っているでそうが、実際にはびっくりするぐらい田舎です。知る人ぞ知ることです。
柳生の里も田舎です。こんなトトロみたいな山がある場所でどうしてスーパーマーケットもなしで生きていけるのでしょうか。
それでも柳生の里には今でも人がいます。
「こんなところでどうやって暮らしていくのだろうか」
「スーパーマーケットのない場所で、人はどうやって生きていけるのであろうか?」
わたしはいつも思います。
「何千年、何万年と人間はスーパーマーケットなんかないところで生きてきたんだぞ」
その意見はわかります。
でも令和の時代を生きる私たちが、今さら自給自足の生活なんてできます?
スーパーマーケットのない場所で、どうやって充実した人生を送れるのか、わたしにはわかりません。
それほどまでに生き抜いていく力が失われてしまったということだろうとは思います。
米をつくるよりもお金を稼ぐほうが簡単です。野菜をつくるよりもお金で買う方が簡単です。そんな世界では人は金を稼ぐ方法は知っても、生きていく能力を失ってしまうのでしょう。
昔の人はムラから一歩も外に出ずに、それでもムラの中で生きていけました。わたしは世界中を旅してきましたが、スーパーマーケットのないムラでどうやっていきていけばいいのかわかりません。
まあ柳生の里の場合、山をひとつ越えれば奈良市街なのでクルマでそこまで買い出しに行っているのかもしれませんけれど。