たった一足しか靴を選べないとしたら、何を選ぶか?
そろそろ来年度の海外ロングステイについて、いろいろな知見をためて行こうと思っています。なるべく荷物は少なく。それが鉄則です。そうすることで移動中の自分が楽することができるからです。
靴はできれば一足がいい。これまで私はサンダル一足という選択でした。ところが今は迷っています。もしかしたらたった一足しか選べないなら、トレイルランニング用のシューズ(トレランシューズ)が正解ではないか? と考えているからです。
足裏フニャフニャ事件(バリ島)
これまでの経験上、サンダル一足でトラブルになったことが何度かあります。
最大のトラブルはバリ島での足裏フニャフニャ事件でしょう。この事件は湿気の多いバリ島でサンダル一足で過ごした結果、足裏がフニャフニャになってしまったという事件です。サンダルだから水たまりなども避けたりせずにいたのですが、足裏が白くふやけて皮があまり、とうとう足裏に深い皺が刻まれて痛いレベルになりました。もっとも厚い皮が張っていると思われる踵の部分まで深い皺が刻まれて激痛に苦しみました。サンダル以外の靴でも避けられなかった可能性もありますが、もしかしたらトレランシューズだったら、あそこまで足裏フニャフニャにならなかったのではないか? と思っているからです。
指先凍っちゃう凍っちゃう事件(ベトナム)
ベトナムのダナン近くにあるバナヒルズという山上の遊園地に遊びに行った時のことです。とうぜん私はサンダルでした。ところがこの遊園地の標高1487mの高さにあります。それだけでなく雨も降っていたので、寒さを感じました。とくにサンダルから出ている足の指先が「凍っちゃう、凍っちゃう(cold cold)」という感じでした。
ベトナムのような熱帯モンスーン気候であっても、雨が降って、高度が高かったら、サンダルでも寒い時があります。
これも冷たい雨が次々に指先を冷やすからこうなるわけで、トレランシューズのように指先が覆われていれば、たとえ濡れても冷え切るまではいかなかったのではないかと思っています。
砂利にイラつく今日このごろ(韓国・慶州)
韓国の慶州でのことです。けっこう長い舗装されていない道を歩いたのですが、尖った小石が多く、いちいちサンダルの隙間をかいくぐって、尖った石の破片が足裏をチクチクと攻撃してきます。その都度、サンダルを脱いで小石を払って履きなおしたのですが、なんど同じことをやっても尖った小石が入ってきます。かなりイラつきました。
これもトレランシューズだったら避けられたはずです。だってもともとそういうものを防ぐための靴がそれですから。いわば専門分野です。
トレランシューズという海外旅行の万能靴
私は、旅先での朝ランは人生最高の快楽だと思っています。ほんの数日のショートステイならば、洗濯物を増やしたくないために我慢しますが、ロングステイの場合は日課のジョギングは「やる前提」で考えたいですね。
旅先のモーニングラン。朝ランする東洋人は少なく、黒人は皆無。ランニングは白人の文化。
もちろんトレランシューズなら旅先でランニングをすることができます。こう考えると、もしも一足だけ海外ロングステイ用のシューズを選ぶとすれば、それはトレランシューズがベストかな、と今の私は考えています。
もちろん、トレランシューズとサンダル、両方持っていくという選択肢もあります。でも、できれば靴はひとつがいいなあ。靴ほど重くて場所を取るものはありませんから。
ランニングシューズは通気性が良すぎて防寒性に欠けます。雨雪にも弱い。サンダルの最大の欠点は雨に弱いことでしょう。防水タイプの丈夫なトレランシューズを選ぶのが、海外ロングステイのシューズにはベストかな、と考えています。

