雨戸は人口的な夜をつくりだす夜更かしの友。暗闇の洞窟をつくりだす雨戸は必須の装備

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雨戸のある賃貸住宅から、雨戸のない物件に引っ越した

大分県に移住した。移住するする言って実際にはしない人も多い中、本当に千葉から大分に移住した。そして環境がものすごく大きく変わった。スーパーマーケットでは、物価も違うし、手に入れられる商品も違う。たとえば刺身は大分のほうが安いが、納豆は千葉のほうが安い。

何よりも大きく変わったのは、賃貸住宅の環境である。以前の千葉の賃貸住宅には雨戸があったのだが、大分の賃貸には雨戸がないのである。これは実際に暮らしてみると想像以上に大きな変化だった。

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雨戸は人口の夜をつくりだす装置。雨戸は夜更かしの友

雨戸を閉めれば、部屋の中は洞窟の中のようなものだ。いつでも、どんなときでも、雨戸を閉めれば、部屋は真っ暗だった。今までは。

外は太陽がさんさんと降りそそぐ真っ昼間でも、雨戸を閉めれば人口の夜を作り出すことができた。いつでも洞窟の中に入っていけた。雨戸は最高だった。

深夜2時とか3時まで起きていて、翌朝11時とか12時に起きる生活を送ることができたのは、雨戸のおかげであった。雨戸は朝寝の友である。夜更かしの友でもある。

ところが大分の新居には、この最高の装備=雨戸がついていないのである。

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新しい物件には雨戸がついていないことが多い理由

調べたところ、雨戸というのはだんだん時代遅れの装備になりつつあるらしい。新しい賃貸では雨戸を採用していないケースが多かった。

ハルト
ハルト

こんなにすばらしい設備がどうして採用されないのであろうか?

調べたところ、そもそも瓦屋根などが風に飛ばされてガラス戸を突き破ることが多かったから防御装置として雨戸は発展してきたらしい。遮光はついでの機能であり、防御こそが主目的の装置だったのだ。しかし瓦屋根がなくなって、ガラス戸も強化ガラスになって、防御装置としての雨戸の必要性はなくなってきた。だから新しい物件には雨戸がついていないことが多いらしい。

ハルト
ハルト

しかし雨戸がないと人口の夜がつくりだせないではないか。新しいマンションでおれはどうやって朝をしのげばいいのだろう?

そう思って調べたところ、現代では雨戸の代わりに遮光率99%以上という遮光カーテンをつかうらしい。

ハルト
ハルト

カーテン? 本当に大丈夫か?

私は危惧した。とくにカーテンレールの上部が気になった。どんなに正面を塞いでも、カーテンレールの上を塞がなければ意味がないのではないだろうか?

私がここで思い描いていたのは皆既日食と金環日食の違いである。私はその両方とも見たことがある。みなさんは見たことありますか?

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遮光率99%という言葉に騙されてはいけない。

別府湾や鶴見岳に惚れて契約した大分の賃貸住宅であるが、雨戸がなかった。

引っ越してしばらくは旧宅で使用していた遮光率ほぼなしのカーテンをつかっていたが、朝になると目が覚めてしまう。アイマスクが手放せなくなった。

近くにニトリがあったので、そこで遮光率99%以上の高機能カーテンを急いで購入した。そして待ちに待って搬入されたカーテンを取りつけた結果がこれである。

やはり思ったとおりだ……眩しくはないが、明るい。アイマスク抜きでは目が覚めてしまう。

遮光率99%という言葉に騙されてはいけない。カーテンでは、太陽光をそこまで防げやしない。塞いだ穴は完全に遮光するかもしれないが、そもそも塞いでいない穴があれば、全体として見れば遮光したことにはならないに決まっている。

そもそも塞いでいない穴というのは、カーテンの上、カーテンレールが作る隙間の部分である。そこから光が漏れてくるのだ。

私は金環日食のことを思い出した。

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皆既日食と金環日食は、同じ日食でもぜんぜん違う

みなさん、皆既日食を見たことがあるだろうか。皆既日食は私にとって史上最高の天体ショーだった。これまでで一番感動した自然現象だといっても過言ではない。

突然、昼が夜になるのだ。そしてしばらく夜がつづき、突然、また昼間に戻る。

「え、もう一回やって」と思っても、二度と同じ現象は起こらない。

たとえていえば雨戸は皆既日食である。それに対して遮光カーテンは金環日食である。太陽の力は超強力だから、大部分が月で遮られたとしても、空が暗くはならない。ぜんぶ塞がなくてはダメなのだ。金環日食と同じである。実際にまったく金環日食に気づかなかった人も多かっただろう。太陽が厚い雲に隠れてすこし暗くなったかな、ていどなのだ金環日食は。日食グラス(遮光版)をつかって直に太陽を眺めた人だけがやっと金環日食に気づいただろう。遮光カーテンも同じである。窓の大半を覆っても、上や下からの光までは遮れない。その明るさは目覚めるのに十分である。遮光カーテンはどんなに遮光率が高くても、金環日食に過ぎないのだ。

明るくて目が覚めてしまうのでは、何のために高いカーテンを買ったのかわからない。最初から雨戸があれば、高いカーテンを買わなくても済んだ上に、そちらは完璧に太陽光を遮ってくれるのだ。どんな遮光カーテンよりも雨戸は完璧である。

みなさん、できれば雨戸のある賃貸住宅を選んだ方がいいですよ。遮光カーテンがあれば雨戸はいらないと思うのは大間違いです。

 

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