ドラクエ的な人生

ドラゴンクエストの結婚イベントに見る幼馴染ロマン

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ステータス異常攻撃だけはカンベンしてほしい。

ニンテンドーDS版のドラクエ11をクリアしました。今頃、と思われるでしょうが、ラスボスがどうしても倒せず、いやになってずっと放置していたのです。レベルが90過ぎるまでプレイしたのは、ドラクエ11がはじめてです。いやあ、長かった。

ラスボスのステータス異常攻撃に敗戦しまくって、全然ゲームクリアできませんでした。

ステータス異常とは「混乱」とか「眠り」とかで、キャラクターがまともに相手と勝負できない状態になってしまうのです。

徐々に体力を削られていくようなギリギリの勝負ならマラソンと同じで「勝負のしがい」があるのですが、ステータス異常になってしまうと「やる気」がうせてしまいます。だってまともな勝負にならないんだもの。

どんだけレベルを上げたってステータス異常では敵に勝てる気がしません。パーティー全員が混乱して味方を攻撃するようなステータス異常になったら、相手がスライムだって勝てません。そういう状態で敗戦が続いたので、途中で嫌になってプレイを放置していたのですが、ドラクエ12の開発が発表されたこともあって、とにもかくにもレベルを上げて、ラスボスを倒しました。

レベルを上げると、ステータス異常攻撃も「してこない」し「あまり効かない」ようになっているようで、何とかステータス異常状態になることなく、やっつけることができました。

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このブログの著者が執筆した「なぜ生きるのか? 何のために生きるのか?」を追求した純文学小説です。

「きみが望むならあげるよ。海の底の珊瑚の白い花束を。ぼくのからだの一部だけど、きみが欲しいならあげる。」

「金色の波をすべるあなたは、まるで海に浮かぶ星のよう。夕日を背に浴び、きれいな軌跡をえがいて還ってくるの。夢みるように何度も何度も、波を泳いでわたしのもとへ。」

※本作は小説『ツバサ』の前編部分に相当するものです。

アマゾン、楽天で無料公開しています。ぜひお読みください。

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幼馴染と結婚できるドラクエ11

とにかくラスボスを倒すために、レベル上げに励んだのですが、なんとドラクエ11、幼馴染エマと結婚できるんですね(いちおう結婚の仕方は伏せておきます。知らない方はゲーム攻略サイトを見てください)。

ゲームの冒頭で一緒に旅をした幼馴染彼女ですが、その後が長すぎて、どうせ結婚するならセーニャがよかったとさえ思ってしまいました。でもセーニャと結婚する選択肢ははじめからなくて、結婚するなら幼馴染一択でした。

これは作者の堀井雄二さんの好み、男のロマンなのではないかと思います。

思い出したのは『ドラクエ5』です。シリーズ初の「結婚相手を選ぶ」イベントが登場したドラクエです。

幼馴染で小さい頃に一緒に冒険したビアンカ、お金持ちのおしとやかなお嬢様フローラ、高飛車なツンデレ美女デボラ、伝説の勇者が「自分の息子」であるため、三人のうちの誰かと結婚して子供をつくらないとゲームクリアできないのですが、ネット上の意見を見ても、結婚相手として圧倒的に人気なのが幼馴染のビアンカです。

ビアンカ一択。何回プレイしても結局ビアンカを選んでしまうという人がたくさんいました。そういうわたしもビアンカでプレイしました。

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幼馴染、同級生にこそ、男になった自分を見てほしい

幼馴染、同級生、いいですよね。大人になってから知り合った女性よりも助けてあげたい、立派になった自分を見てもらいたいと思いませんか?

わたしがこの話しをすると妻のイロハには「男の側だけからの幻想。女は同級生なんてぜんぜん興味ない」と軽くあしらわれてしまいます。「だってたまたま住んでいる場所が近くて、同じクラスになっただけじゃん」

いや、そのたまたまに意味を感じるのが男のロマンなんでしょうが。

項羽は「富貴にして故郷に帰らざるは、錦(にしき)を衣(き)て夜行くが如し、誰かこれを知るものぞ」といいました。立身出世しても、故郷で見てもらわない限り、甲斐がありません。

いい男に成長した姿は、幼馴染や同級生に見てもらってこそだと男は感じます。

映画『スタンド・バイ・ミー』も『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』も、幼い頃にできた友達は、大人になってからの友達とは比べ物にならないほど、かけがえがないことを描いていました。

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』ラストシーンの笑顔の謎を解説

韓流ドラマはクラスメイトが恋愛におちいる「同級生もの」が多い(交通事故と記憶喪失も多い)

何かあったときに思い出すのは、幼馴染、同級生ではありませんか?

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幼馴染ロマン。同級生補正は男の側だけの幻想

でもどうやらこれは男の側だけのロマンみたいです。ドラクエの場合は作者である堀井雄二さんのロマンでしょう。あきらかにビアンカが選ばれるように誘導したふしがありますから。

うちの妻イロハは「女はだいたい年上をみている。幼馴染、同級生なんて何とも思わない。同級生は幼く見えてしまうから、むしろ恋愛対象として対象外」と、クールなことをいいます。同級生男が聞いたら泣くぞ!?

しかし本当のことなのでしょう。

どうりで同級生同士の結婚ってすくないわけだ。みなさんの周囲に「同級生同士の結婚」ってそんなにいないでしょ? クラスに一組ぐらいではないでしょうか?

これほど同級生の数が多いのに、結婚に至るカップルが少ないというのは、たぶん女性側が「何とも思っていないから」なのでしょう。イロハのいうとおりなのだと思います。

堀井雄二さんやわたしのように、男たちがいくら幼馴染、同級生にロマンをはせても、現実にはむすばれるカップルは少ないようです。残念……。

わたしなどは小学校時代の彼女がいまごろどこで何しているだろうか、なんて時々思ったりしますが、当の本人はおれたち同級生の男どものことなんか、まるっきり思い出したりもしないんだろうなあ。

こうまで男と女のロマンが違うとは、まことに残念なことではありますまいか?

神様は、どうしてこんなふうに男と女をつくっちまったんでしょうかねえ??

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このブログの著者が執筆した純文学小説です。

「かけがえがないなんてことが、どうして言えるだろう。むしろ、こういうべきだった。その人がどんな生き方をしたかで、まわりの人間の人生が変わる、だから人は替えがきかない、と」

「私は、助言されたんだよ。その男性をあなたが絶対に逃したくなかったら、とにかくその男の言う通りにしなさいって。一切反論は許さない。とにかくあなたが「わかる」まで、その男の言う通りに動きなさいって。その男がいい男であればあるほどそうしなさいって。私は反論したんだ。『そんなことできない。そんなの女は男の奴隷じゃないか』って」

本作は小説『ツバサ』の後半部分にあたるものです。アマゾン、楽天で無料公開しています。ぜひお読みください。

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