人生最大の快楽とは何か?
怠惰な休日にしないことを考えることは、怠惰な人生にしないことを考えることと同じです。
よりよき人生を求めることと意味は同じです。
わたしは肉体を使わないと生きている実感は得られないと感じています。人間もしょせんは動物であり、動物のように体を使ってこその生き甲斐、充実した人生だと思っています。
その証拠に、この人生の中で、夏の暑い日に汗をかいた後に浴びる水シャワーほど気持ちのいいものは他にないのではありませんか? 冬の寒い日に入る熱い風呂ほど気持ちのいいものはないとは思いませんか?
それが美食だったとしても、飲酒だったとしても、ギャンブルだったとしても、セックスだったとしても、肉体を動かすことにこそ喜びがあります。
肉体をつかって生きている実感を得るために必要なコツは「すこし苦しい」ところまで肉体を酷使することです。苦しさの先にしか「快楽のゾーン」はありません。スポーツの世界ではこの境地のことを「フロー状態」といったりします。苦さ、苦しさとは絶交するよりも、友達になった方がいいのです。すると苦しさを消すための脳内モルヒネがあふれ出し、苦しさを消し、快楽だけを残してくれるのです。
それが当サイト『ドラクエ的な人生』の結論です。
その結論を前提に、一度きりの人生を悔いないように生きるかというのが当サイトの目指しているところであります。
肉体を動かすことにこそ喜びがある。
肉体を動かすことにこそ歓びがある。それが結論です。
今後何年生きても、おそらくこれ以上の何かを見つけることはできないと確信しています。
またわたしは人生は「やりたいことからやっていくべき」だと思っています。おいしいものは最後に残しておくべきではありません。真っ先に食べるべきです。空腹は最高のスパイスというとおり、いちばんおいしいものは真っ先に食べてこそいちばんおいしく食べられます。
他者の視線が心を引き締める。目の呪力で怠惰な一日を遠ざける
朝起きたらまず体を動かしましょう。これには怠惰な休日を遠ざける効果があります。
休日は怠惰になってしまう人がいます。なかなかベッドから起きられないから怠惰な休日になっちゃうんですよね? 他人の目がないから怠惰になっちゃうんですよね?
朝起きて、まず体を動かすことを習慣にしましょう。何よりも「肉体を動かすことが人生そのもの」「人生最大の快楽」だとはっきりわかっていれば、体を動かすことは苦になりません。
惰眠よりも気持ちのいい歓びがあれば、誰だって起きられるのです。
そして朝の町を散歩したり、走ることができれば、他人の視線を体の中に取り込む効果があります。誰とも目を合わせなくても、誰とも口をきかなくても、走るあなたの姿は誰かの目にうつっています。
他者の視線が心を引き締めるのです。その目の呪力で怠惰な一日を遠ざけることができるでしょう。
怠惰な休日にしないための方法。二部制の一日
それでも朝、起きられないこともあります。ランニング後のシャワーや食事には人生最大の快楽があると知っていても、ゾーンに入るためにはちょっとした苦しさ、疲労を乗り越えなければならないため、本当に疲れ切っているときには、快楽の手前にある苦しさにめげてしまうことがあります。
そういうときは二部制の一日で考えるといいでしょう。
朝は一日でもっともいい時間です。起きて身体をつかった後は、別世界のように世界が輝いて見えることでしょう。
できればこのさわやかな朝を味わうべきですが、どうしても無理な時は捨ててしまいましょう。寝て過ごしてしまってもいいでしょう。もう一つの、一日のうちでもっともすばらしい時間である夜に賭けるのです。
朝や昼とは脳内のシステムが違っているのではないかと思うほど、小説や勉強、音楽やロマンに向いているのは夜です。その夜のために力を温存するのも手です。いわば二部制の一日の二部目に賭けるのです。
ニートで「昼と夜が完全に入れ替わっちゃって、、、」といいますが、気持ちがよくわかります。RPGゲームひとつでも昼と夜では全然面白さが違いませんか? 不思議なほど夜にやった方が感情移入できます。物語は夜に向いているのです。
【二倍の人生】昼間を捨てて、朝の夜の充実時間だけを生きる
しかし昼夜入れ替わってしまうだけでは「並の人生」です。ここでは二部制の人生を提案したいと思います。せっかく神様がくれた朝と夜という最高の時間を両方楽しんでしまいましょう。そのために昼間を捨てるのです。
わたしが理想とするのはこの二部制の人生です。朝起きて走って掃除をしたり買い物をしたり体を動かして昼間は眠ります。夜起きて走って読んだり書いたりしてまた眠るのです。朝と夜、どちらか一方だけではもったいない、むしろ二部制の人生を選ぶことで、昼だけ人間、夜だけ人間よりもずっと充実した人生を送ることができます。「充実した時間」を一日のうち二回も体験することができるのです。
怠惰な休日を送ってしまうという人は、一日を一部制だと思い込んではいませんか?
二部制の一日だと思えばいいのです。朝寝過ごしても、さすがに夜には目が覚めるはずです。
そうしたら二部制の一日の第二部が始まったと思って、再び身体を動かすことから始めたらいいのです。
星空の下のランニングなんか気持ちがいいですよ。
第一部は怠惰だったが、第二部は充実していた。それで一日は充実です、人生も充実します。