レンタイヌ(レンタル犬)レンタネコ(レンタル猫)サービス【新時代のペットショップ】

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『ドラクエ的な人生』とは?

心の放浪者アリクラハルトの人生を走り抜けるためのオピニオン系ブログ。

書籍『市民ランナーという走り方(マラソン・サブスリー。グランドスラム養成講座)』。小説『ツバサ』。『通勤自転車からはじめるロードバイク生活』。『軍事ブロガーとロシア・ウクライナ戦争』。Amazonキンドル書籍にて発売中。

YouTube動画

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YouTubeの犬猫の動画を見ていたら、時間がたつのを忘れて見入ってしまった。

YouTubeの犬の動画を見ていたら、時間がたつのを忘れて見入ってしまいました。気づいたら朝の四時です(笑)。

私の他にもそういう人はたくさんいるみたいですね。閲覧数がえげつないですもの。

YouTube収益化すれば、犬動画で自分のエサ代ぐらいは稼げるでしょう。中には飼い主を養っている「お犬様」もいると思います。

犬動画好きを知人に話すと「そんなに動画を見入るぐらいだったらいっそ飼っちゃえばいいのに」と言われました。

まあ飼えるものなら飼いたいですよ。飼うスペースがあり、飼うお金があり、飼う時間があれば。

このページでは、犬(猫)を飼うことを、レンタルでできないか、ということを経営者になったつもりで脳内シミュレーションしています。

現行ペットショップの売り方は「数回会っただけで相手の深いところは何も知らずに結婚するマッチング」と同じです。離婚に終わることが多くて当たり前です。

もしかしたら世の中は、犬や猫を飼う場合、数か月のお試しレンタル期間を経てからでないと飼えないという時代が来るかもしれません。

レンタ犬サービスは、成功するのではないでしょうか。

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YouTubeターゲット広告でペットショップの広告が入ったので行ってみた

かわいいペット動画をネットサーフィンしていると、関連動画でいろんな動画に行きつきます。「クリスマスや誕生日に子犬をサプライズプレゼントして、子どもが驚愕・号泣するのを観察する動画」も人気が高いようです。

犬猫の動画ばかりネットサーフィンしていたらYouTubeに「ご近所のペットショップ新規開店」の広告が入りました。

これがターゲット広告というやつです。私の「住所」や「動画視聴の傾向」から「いかにもペットを飼いそうな人」として広告が入ったに違いありません。

ペットショップの広告なんて「ご近所」に周知しないと意味がありません。千葉県のショップの情報を北海道や福岡の人に送っても意味がありません。

googleアカウントに「住所」を入力した覚えはありませんが、どうやらスマホの位置情報から住所を割り出しているようです。なるほど夜いつもそこにスマホがあれば、そこは住所に違いありません。

ターゲット広告に乗っかって、ご近所のペットショップに行ってみました。かわいい子犬や子猫がたくさんショーウインドウ内にいました。いや飼いたいよ。夜中の4時まで犬の動画見ちゃうぐらいだからね!!

でも買えません。

一番気に入ったシーズー犬の価格は50万円ぐらいしました。YouTubeのターゲット広告代金は試聴の歩合でペットショップからYouTube(google社)に払われます。その分がペットの価格に上乗せされています。

それにしたって高すぎます。これでは真にアニマルセラピーが必要な病んだ失業者は犬を飼うことができません。

それ以外にも、飼うとなると様々な難題があります。

飼ったら飼ったで、エサ代もかかるし、小便はまき散らすし、毛が抜けるし、いろんなものを齧って壊すし、たいへんです。

ひっつき虫のように足元に子犬がまとわりつくのを見るのは心が癒されますが、実際には邪魔だったり睡眠の邪魔されたりたいへんでしょうね。

動画を眺めているぐらいがちょうどいいのかもしれません。動画ならパソコンを閉じれば安眠できますもの。

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犬猫の寿命15年先まで未来を見通せる人間なんてこの世に一人もいない

YouTube動画では「保護犬を飼う」ジャンルも人気が高いようです。保健所で殺処分される寸前だった犬や猫を飼うことで、その子たちのかわいらしさや愛情深さやを届けることは、殺処分された子たちが「誰かの特別な存在となりえた」ことを暗示しています。

「ペットは家族です。死ぬ瞬間まで看取ってあげましょう」ということが、絶対のルールのようにいわれています。

この言葉が、私が犬を飼うことを躊躇する最大の原因かもしれません。

将来、無期限で海外放浪の旅に出かけるかもしれません。2、3年先の未来なら何とか予想がつきますが、犬猫の命は15年近くあります。へたをすればこっちが先に死ぬかもしれません。

犬猫の寿命15年先まで未来を見通せる人間なんて、この世には一人もいないのです。今は金持ちのあなたも15年先には会社が倒産して首をくくっているかもしれませんよ?

それでも最近ではコロナ禍による家ごもりでペットの需要が増しているといいます。どうせどこにも出かけられないし、ずっと家の中にいて退屈だから、室内用の小型犬を飼うのがブームになっているそうです。

宿泊業や飲食業が赤字で苦しんでいる半面、ペット業界は特需でウハウハらしいです。

しかしブームに乗った安易な気持ちの飼い主もいるので、捨てられる犬猫の数も、いままで以上だそうです。「天使かと思ったら、悪魔だった。飼いきれない」と買ってすぐに捨てる人がいるそうです。

ペットショップのガラスのショーケース内では、走れ回れないし、退屈でおとなしくしている子犬も、家に連れて帰ったら、走れ回れるし、なによりも新しい家族ができてうれしくて興奮が抑えきれないとなるともう制御不能です。排泄はする、噛む、鳴く、暴れまわる……はやばやと飼育をギブアップしてしまうのでしょう。

犬を飼ったら私だってそうなってしまわないとは限りません。こればっかりはやってみないことにはわかりません。

このバクチ性がペット業界の闇である保健所での膨大な殺処分の数に繋がっている気がします。

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自動車ビジネスと比較してペットビジネスを考える

ペットショップの売り方ですが、長い間日本経済をけん引してきた自動車ビジネスと比較して考えてみましょう。

今のペットビジネスは旧来の「新車を売るビジネスモデル」にそっくりな気がします。昔から車は新車を売って乗れなくなるまでオーナーが乗り続けるというビジネスモデルでした。

しかし市場が爛熟し、中古車市場というのができました。そして今では「車のオーナーである」は時代遅れになりつつあります。シェアカーという共同オーナー制度も普及していますし、未来は「自動運転による配車サービス」を利用するようになると思います。

こうなればユーザーや高い初期投資で車を買って維持するコストを払い続けるという負担から解放されます。安い金額で、利用したい時だけ、利用したい車を日替わりで乗ることが可能になるのです。ある日はベンツを、ある日はキャンピングカーを借りることができます。

ペットショップでも、このような事業展開は難しいのでしょうか? もちろん最後は「ペットは感情のある生き物である」というところが問題になることは承知しています。

そこを含めて、レンタイヌ(レンタル犬)、レンタネコ(レンタル猫)のビジネス展開を経営者になったつもりで脳内展開してみましょう。

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犬猫を買い取りで飼うのはギャンブルが大きすぎる

世の中のすべてのことにはメリットとデメリットがあります。選択するということは、どのメリットをとって、どのデメリットを許容するか、ということに他なりません。

現行のペットショップの売り方には、デメリットがたくさんあります。

買い取り前提であるため莫大な費用がかかります。最近では子犬に50万円の値札がついていることも珍しくありません。

また犬は飼い主を選べないために、買い取られても、もし愛されなかったら一生愛されませんし、虐待されたら一生虐待されますし、見捨てられた保健所(殺処分)に直行です。

レンタル犬サービスの場合は、子犬の場合、週5千円でどうでしょうか。これなら月2万円、年12万円です。4年目以降は売った場合、以上に儲けることができます。もちろんレンタル料は需給バランスで決定されます。

ユーザーも、いろんな犬種をお試しすることができます。アニマルセラピーの場合、落ち着きがない生まれたての小型犬よりもおっとりしている大型の成犬の方が向いている場合もあります。番犬として発展した柴犬のような和犬の場合は、幼い頃はかわいくても成犬になった途端に牙をむく狂犬になってしまうかもしれません。やはり犬を買い取りで飼うのはギャンブルが大きすぎます。

最初はレンタル制にして、いろいろお試しできるのは大きなメリットではないかと思います。失敗したら保健所(殺処分)に直行する現状の売り方よりは、人間、犬双方にメリットがあります。

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「ペットは感情のある生き物である」には「買い取り制度」を準備

最初にして最大の問題「ペットは感情のある生き物である」という批判については、「買い取り制度」を準備します。

最初はレンタル犬として貸し出しますが、ユーザーが「離れがたいほど愛情を感じた場合」は、サービス側は「返却を求めず、必ず買い取りに応じる」規約にします。

そうすれば「犬がかわいそう」ということはなくなります。

「いくら愛情を注いでも、絶対に引き裂かれる」のではかわいそうですが「買い取り制度があるのに買い取られないのは、フラれた人間と同じ状態」だと言えます。

私たち人間だって、いくら惚れた相手と所帯を持ちたくても、フラれてしまえば一緒に暮らすことはできません。買い取り制度が期待されているのに買い取られないのは「フラれたことと同じ」です。

生きるものの宿命として、それぐらいは犬にも受け入れてもらいましょう。

いわばペットショップで売れ残った場合と同じ状態だといえるでしょう。それは仕方がないことです。

むしろペットショップのショーケースで子犬の頃に選ばれたら、将来噛もうが暴れようが何をしても一生可愛がってもらえる保証付きというのは、人間界でもありえないことです。「子どもであれば親に生涯愛されて保育される保証」なんて人間にだってありません。虐待されたりネグレクトされたりする子供がたくさんいるではありませんか。

人間の場合は、児童相談所などの逃げ場があります。イヌの場合は、レンタ犬サービスが逃げ場となります。

現状の「買い取り」の場合の方が、むしろ逃げ場がないと言えるでしょう。老人に飼われて、飼い主が先に死んだ場合、室内犬が飢え死にするケースがあります。

レンタ犬サービスの場合、そのような犬のリスクが減ります。

レンタ犬サービスではレンタル前後で犬の状態(ケガなど)を確認して虐待などがないようにチェックします。

レンタカーサービスが、レンタルの前後で車の傷を確認するようなものです。

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レンタ犬サービス想定問答

レンタ犬サービスを経営するにあたって、批判が予想されます。あらかじめその批判に対して想定問答を作成し、答えを作成しておきましょう。

このサービスを「犬は家族。レンタルするなんて!」「愛情が足りない制度」と「自分のことのように批判してくる」人たちが出てくることが予想されます。その人たちは愛犬家、愛猫家のみなさんです。

確かにその通りでしょう。批判する愛犬家、愛猫家の目線から見れば、愛情が足りないシステムに違いありません。犬や猫を溺愛してしまう人は「自分とペットの最良の関係」を他者にも求めてしまいます。最高の体験を他人にも共感してほしいからです。

逆に、自分が経験した最高の体験と違うもの(この場合、レンタル犬制度)は、まるで自分の生き方を否定されたかのように、受け入れることができません。

犬のネグレクトに激怒する飼い主は、自分の子が虐待されていたら……と想像して「自分とペットの最良の関係」を他者にもあてはめて激怒してしまうのです。

しかしあなたの「自分とペットの最良の関係」は、犬との相性がよく、幸運だったからです。そうはいかない人だって、世の中にはたくさんいます。

イスラム教の国では犬は不浄な生き物だとしてタブー視されていますが、会社から海外赴任を命じられたら、犬を選んで会社をやめますか? 仕事をやめられない人だっています。そういうわけにはいかない人だっているのです。

犬を飼うというのはひとつの「チャレンジ」ですが、挑戦には失敗がつきものです。現行ペットショップの「買い取り制度」の場合、挑戦の失敗は「保健所での殺処分」で払うことになります。高い代償だと思いませんか?

しかしレンタ犬サービスの場合、失敗しても「犬を返却する」だけ済むのです。もちろん成功は「買い取り」ということになります。

家族という最高の関係になりえる反面、殺処分という最悪の関係にもなりえる現行のペットショップの売り方がビジネスのすべてでしょうか? リスクを避けるというビジネス展開もあるはずです。

レンタル期間中だけかわいがるという最高の愛情ではない状態がある反面、虐待や殺処分という最悪の関係にはならないというレンタルサービスにも、ビジネスチャンスがあるのではないかと思います。

現行の「犬カフェ」「猫カフェ」のようなものも、アルバイトの店員と一時的な客の愛情だけで成り立っているサービスです。レンタ犬サービスはむしろ「犬カフェ」「猫カフェ」よりはペットと愛情の深い関係になれるはずです。家に連れて帰るわけですから。

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マッチングの問題。ペットと飼い主の関係は「結婚」にたとえることができる

レンタルしたペットとの愛情が深くなって離れがたくなったら……どうぞ「買い取り制度」をご利用ください。

買い取り価格は、これまでのレンタルで儲けた分を差し引いた金額になるため、格安になっています。

寿命まで15年も上手くやっていけるかわからない子犬の買い取りに50万円を賭けるか、レンタル期間中にやっていける自信がついた中古犬を格安価格で買い取るか?

後者のサービスの方がいいという人がたくさんいるに違いありません。

そもそも保健所で保護犬を飼うという人がたくさんいるのです。そのようなマインドに人たちはきっと中古犬でも買い取ってくれるに違いありません。

もしかしたら世の中は、犬や猫を飼う場合、数か月のお試しレンタル期間を経てからでないと飼えないという時代が来るかもしれません。

レンタ犬サービスはその先駆けになることができます。

ペットと飼い主の問題は、結局はマッチングの問題で、「結婚」にたとえることができます。

結婚相手を選ぶマッチングの場合、数年の交際期間を経てから結婚することができます。数回会っただけで相手の深いところは何も知らずに結婚しなければならないとしたら結婚を躊躇してしまうのではないでしょうか。

ビビビと直感で結婚しても、失敗し離婚に終わってしまうかもしれません。

現行ペットショップの売り方は「数回会っただけで相手の深いところは何も知らずに結婚するマッチング」と同じです。離婚に終わることが多くて当たり前です。

人間の結婚マッチングの場合、別れて両者ハッピーになることができますが、ペット・マッチングの場合、別れて両者ハッピーになることはできません。ペットには殺処分が待っています。

マッチングの成功確率を高める意味でも「お試し期間」は有効です。

レンタ犬サービスは、成功するのではないでしょうか。

さて、経営者になったつもりでレンタ犬サービスについて脳内シミュレーションしてみましたが、ビジネス化する気は私にはないので、この記事を読んで「なるほどもっともだ」と思ったら、私に無許可でどんどん真似して経営者として成功していただきたいと思います。

ペットと人間の不幸なマッチングを減らし、双方が今よりも簡単に結びつくことができるような有意義なサービスを展開してください。期待しています。

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サハラ砂漠で大ジャンプする著者
【この記事を書いている人】

アリクラハルト。物書き。トウガラシ実存主義、新狩猟採集民族、遊民主義の提唱者。心の放浪者。市民ランナーのグランドスラムの達成者(マラソン・サブスリー。100kmサブ10。富士登山競争登頂)。山と渓谷社ピープル・オブ・ザ・イヤー選出歴あり。ソウル日本人学校出身の帰国子女。早稲田大学卒業。日本脚本家連盟修了生。放浪の旅人。大西洋上をのぞき世界一周しています。千葉県在住。

【この記事を書いている人】
アリクラハルト。物書き。トウガラシ実存主義、新狩猟採集民族、遊民主義の提唱者。心の放浪者。市民ランナーのグランドスラムの達成者(マラソン・サブスリー。100kmサブ10。富士登山競争登頂)。山と渓谷社ピープル・オブ・ザ・イヤー選出歴あり。ソウル日本人学校出身の帰国子女。早稲田大学卒業。日本脚本家連盟修了生。放浪の旅人。大西洋上をのぞき世界一周しています。千葉県在住。
●◎このブログの著者の書籍『市民ランナーという走り方』◎●
書籍『市民ランナーという走り方』Amazonにて発売中
雑誌『ランナーズ』のライターだった筆者が贈る『市民ランナーという走り方』。 「コーチのひとことで私のランニングは劇的に進化しました」エリートランナーがこう言っているのを聞くことがあります。市民ランナーはこのような奇跡を体験することはできないのでしょうか? いいえ。できます。そのために書かれた本が本書『市民ランナーという走り方』。ランニングフォームをつくるための脳内イメージワードによって速く走れるようになるという新メソッドを本書では提唱しています。「言葉の力によって速くなる」という本書の新理論によって、あなたのランニングを進化させ、現状打破、自己ベストの更新、そして市民ランナーの三冠・グランドスラム(マラソン・サブスリー。100km・サブテン。富士登山競争のサミッター)を達成するのをサポートします。 ●言葉の力で速くなる「動的バランス走法」「ヘルメスの靴」「アトムのジェット走法」って何? ●絶対にやってはいけない「スクワット走法」とはどんなフォーム? ●ピッチ走法とストライド走法、どちらで走るべきなのか? ●ストライドを伸ばすための「ハサミは両方に開かれる走法」って何? ●マラソンの極意「複数のフォームを使い回せ」とは? ●究極の走り方「あなたの走り方は、あなたの肉体に聞け」の本当の意味は? 本書を読めば、言葉のもつイメージ喚起力で、フォームが効率化・最適化されて、同じトレーニング量でも速く効率的に走ることができるようになります。 ※カルペ・ディエム。この本は「ハウツーランニング」の体裁をした市民ランナーという生き方に関する本です。 あなたはどうして走るのですか? あなたよりも速く走る人はいくらでもいるというのに。市民ランナーがなぜ走るのか、本書では一つの答えを提示しています。
Bitly
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●◎このブログ著者の書籍『通勤自転車から始めるロードバイク生活』◎●
書籍『通勤自転車から始めるロードバイク生活』
この本は勤務先の転勤命令によってロードバイク通勤をすることになった筆者が、趣味のロードバイク乗りとなり、やがてホビーレーサーとして仲間たちとスピードを競うようになるところまでを描いたエッセイ集です。 その過程で、ママチャリのすばらしさを再認識したり、どうすれば速く効率的に走れるようになるのかに知恵をしぼったり、ロードレースは団体競技だと思い知ったり、自転車の歴史と出会ったりしました。 ●自転車通勤における四重苦とは何か? ●ロードバイクは屋外で保管できるのか? ●ロードバイクに名前をつける。 ●通勤レースのすすめ。 ●軽いギアをクルクル回すという理論のウソ。 ●ロードバイク・クラブの入り方。嫌われない作法。 などロードバイクの初心者から上級者まで対応する本となっています。
https://amzn.to/3OBWtUR
書籍『通勤自転車から始めるロードバイク生活』
この本は勤務先の転勤命令によってロードバイク通勤をすることになった筆者が、趣味のロードバイク乗りとなり、やがてホビーレーサーとして仲間たちとスピードを競うようになるところまでを描いたエッセイ集です。 その過程で、ママチャリのすばらしさを再認識したり、どうすれば速く効率的に走れるようになるのかに知恵をしぼったり、ロードレースは団体競技だと思い知ったり、自転車の歴史と出会ったりしました。 ●自転車通勤における四重苦とは何か? ●ロードバイクは屋外で保管できるのか? ●ロードバイクに名前をつける。 ●通勤レースのすすめ。 ●軽いギアをクルクル回すという理論のウソ。 ●ロードバイク・クラブの入り方。嫌われない作法。 などロードバイクの初心者から上級者まで対応する本となっています。
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●◎このブログ著者の小説『ツバサ』◎●
小説『ツバサ』
主人公ツバサは小劇団の役者です。 「演技のメソッドとして、自分の過去の類似感情を呼び覚まして芝居に再現させるという方法がある。たとえば飼い犬が死んだときのことを思い出しながら、祖母が死んだときの芝居をしたりするのだ。自分が実生活で泣いたり怒ったりしたことを思いだして演技をする、そうすると迫真の演技となり観客の共感を得ることができる。ところが呼び覚ましたリアルな感情が濃密であればあるほど、心が当時の錯乱した思いに掻き乱されてしまう。その当時の感覚に今の現実がかき乱されてしまうことがあるのだ」 恋人のアスカと結婚式を挙げたのは、結婚式場のモデルのアルバイトとしてでした。しかし母の祐希とは違った結婚生活が自分には送れるのではないかという希望がツバサの胸に躍ります。 「ハッピーな人はもっと更にどんどんハッピーになっていってるというのに、どうして決断をしないんだろう。そんなにボンヤリできるほど人生は長くはないはずなのに。たくさん愛しあって、たくさん楽しんで、たくさんわかちあって、たくさん感動して、たくさん自分を謳歌して、たくさん自分を向上させなきゃならないのに。ハッピーな人達はそういうことを、同じ時間の中でどんどん積み重ねていっているのに、なんでわざわざ大切な時間を暗いもので覆うかな」 アスカに恋をしているのは確かでしたが、すべてを受け入れることができません。かつてアスカは不倫の恋をしていて、その体験が今の自分をつくったと感じています。それに対してツバサの母は不倫の恋の果てに、みずから命を絶ってしまったのです。 「そのときは望んでいないことが起きて思うようにいかずとても悲しんでいても、大きな流れの中では、それはそうなるべきことがらであって、結果的にはよい方向への布石だったりすることがある。そのとき自分が必死にその結果に反するものを望んでも、事態に否決されて、どんどん大きな力に自分が流されているなあと感じるときがあるんだ」 ツバサは幼いころから愛読していたミナトセイイチロウの作品の影響で、独特のロマンの世界をもっていました。そのロマンのゆえに劇団の主宰者キリヤに認められ、芝居の脚本をまかされることになります。自分に人を感動させることができる何かがあるのか、ツバサは思い悩みます。同時に友人のミカコと一緒に、インターネット・サイバーショップを立ち上げます。ブツを売るのではなくロマンを売るというコンセプトです。 「楽しい、うれしい、といった人間の明るい感情を掘り起こして、その「先」に到達させてあげるんだ。その到達を手伝う仕事なんだよ。やりがいのあることじゃないか」 惚れているけれど、受け入れられないアスカ。素直になれるけれど、惚れていないミカコ。三角関係にツバサはどう決着をつけるのでしょうか。アスカは劇団をやめて、精神科医になろうと勉強をしていました。心療内科の手法をツバサとの関係にも持ち込んで、すべてのトラウマを話して、ちゃんと向き合ってくれと希望してきます。自分の不倫は人生を決めた圧倒的な出来事だと認識しているのに、ツバサの母の不倫、自殺については、分類・整理して心療内科の一症例として片付けようとするアスカの態度にツバサは苛立ちます。つねに自分を無力と感じさせられるつきあいでした。人と人との相性について、ツバサは考えつづけます。そんな中、恋人のアスカはツバサのもとを去っていきました。 「離れたくない。離れたくない。何もかもが消えて、叫びだけが残った。離れたくない。その叫びだけが残った。全身が叫びそのものになる。おれは叫びだ」 劇団の主宰者であるキリヤに呼び出されて、離婚話を聞かされます。不倫の子として父を知らずに育ったツバサは、キリヤの妻マリアの不倫の話しに、自分の生い立ちを重ねます。 「どんな喜びも苦難も、どんなに緻密に予測、計算しても思いもかけない事態へと流れていく。喜びも未知、苦しみも未知、でも冒険に向かう同行者がワクワクしてくれたら、おれも楽しく足どりも軽くなるけれど、未知なる苦難、苦境のことばかり思案して不安がり警戒されてしまったら、なんだかおれまでその冒険に向かうよろこびや楽しさを見失ってしまいそうになる……冒険でなければ博打といってもいい。愛は博打だ。人生も」 ツバサの母は心を病んで自殺してしまっていました。 「私にとって愛とは、一緒に歩んでいってほしいという欲があるかないか」 ツバサはミカコから思いを寄せられます。しかし「結婚が誰を幸せにしただろうか?」とツバサは感じています。 「不倫って感情を使いまわしができるから。こっちで足りないものをあっちで、あっちで満たされないものをこっちで補うというカラクリだから、判断が狂うんだよね。それが不倫マジックのタネあかし」 「愛する人とともに歩んでいくことでひろがっていく自分の中の可能性って、決してひとりでは辿りつけない境地だと思うの。守る人がいるうれしさ、守られている安心感、自信。妥協することの意味、共同生活のぶつかり合い、でも逆にそれを楽しもうという姿勢、つかず離れずに……それを一つ屋根の下で行う楽しさ。全く違う人間同士が一緒に人生を作っていく面白味。束縛し合わないで時間を共有したい……けれどこうしたことも相手が同じように思っていないと実現できない」 尊敬する作家、ミナトセイイチロウの影響を受けてツバサは劇団で上演する脚本を書きあげましたが、芝居は失敗してしまいました。引退するキリヤから一人の友人を紹介されます。なんとその友人はミナトでした。そこにアスカが妊娠したという情報が伝わってきました。それは誰の子なのでしょうか? 真実は藪の中。証言が食い違います。誰かが嘘をついているはずです。認識しているツバサ自信が狂っていなければ、の話しですが……。 「妻のことが信頼できない。そうなったら『事実』は関係ないんだ」 そう言ったキリヤの言葉を思い出し、ツバサは真実は何かではなく、自分が何を信じるのか、を選びます。アスカのお腹の中の子は、昔の自分だと感じていました。死に際のミナトからツバサは病院に呼び出されます。そして途中までしか書いていない最後の原稿を託されます。ミナトの最後の小説を舞台上にアレンジしたものをツバサは上演します。客席にはミナトが、アスカが、ミカコが見てくれていました。生きることへの恋を書き上げた舞台は成功し、ツバサはミナトセイイチロウの後を継ぐことを決意します。ミナトから最後の作品の続きを書くように頼まれて、ツバサは地獄のような断崖絶壁の山に向かいます。 「舞台は変えよう。ミナトの小説からは魂だけを引き継ぎ、おれの故郷を舞台に独自の世界を描こう。自分の原風景を描いてみよう。目をそむけ続けてきた始まりの物語のことを。その原風景からしか、おれの本当の心の叫びは表現できない」 そこでミナトの作品がツバサの母と自分の故郷のことを書いていると悟り、自分のすべてを込めて作品を引きついて書き上げようとするのでした。 「おまえにその跡を引き継ぐ資格があるのか? 「ある」自分の中にその力があることをはっきりと感じていた。それはおれがあの人の息子だからだ。おれにはおれだけの何かを込めることができる。父の遺産のその上に」 そこにミカコから真相を告げる手紙が届いたのでした。 「それは言葉として聞いただけではその本当の意味を知ることができないこと。体験し、自分をひとつひとつ積み上げ、愛においても人生においても成功した人でないとわからない法則」 「私は、助言されたんだよ。その男性をあなたが絶対に逃したくなかったら、とにかくその男の言う通りにしなさいって。一切反論は許さない。とにかくあなたが「わかる」まで、その男の言う通りに動きなさいって。その男がいい男であればあるほどそうしなさいって。私は反論したんだ。『そんなことできない。そんなの女は男の奴隷じゃないか』って」
Bitly
小説『ツバサ』
主人公ツバサは小劇団の役者です。 「演技のメソッドとして、自分の過去の類似感情を呼び覚まして芝居に再現させるという方法がある。たとえば飼い犬が死んだときのことを思い出しながら、祖母が死んだときの芝居をしたりするのだ。自分が実生活で泣いたり怒ったりしたことを思いだして演技をする、そうすると迫真の演技となり観客の共感を得ることができる。ところが呼び覚ましたリアルな感情が濃密であればあるほど、心が当時の錯乱した思いに掻き乱されてしまう。その当時の感覚に今の現実がかき乱されてしまうことがあるのだ」 恋人のアスカと結婚式を挙げたのは、結婚式場のモデルのアルバイトとしてでした。しかし母の祐希とは違った結婚生活が自分には送れるのではないかという希望がツバサの胸に躍ります。 「ハッピーな人はもっと更にどんどんハッピーになっていってるというのに、どうして決断をしないんだろう。そんなにボンヤリできるほど人生は長くはないはずなのに。たくさん愛しあって、たくさん楽しんで、たくさんわかちあって、たくさん感動して、たくさん自分を謳歌して、たくさん自分を向上させなきゃならないのに。ハッピーな人達はそういうことを、同じ時間の中でどんどん積み重ねていっているのに、なんでわざわざ大切な時間を暗いもので覆うかな」 アスカに恋をしているのは確かでしたが、すべてを受け入れることができません。かつてアスカは不倫の恋をしていて、その体験が今の自分をつくったと感じています。それに対してツバサの母は不倫の恋の果てに、みずから命を絶ってしまったのです。 「そのときは望んでいないことが起きて思うようにいかずとても悲しんでいても、大きな流れの中では、それはそうなるべきことがらであって、結果的にはよい方向への布石だったりすることがある。そのとき自分が必死にその結果に反するものを望んでも、事態に否決されて、どんどん大きな力に自分が流されているなあと感じるときがあるんだ」 ツバサは幼いころから愛読していたミナトセイイチロウの作品の影響で、独特のロマンの世界をもっていました。そのロマンのゆえに劇団の主宰者キリヤに認められ、芝居の脚本をまかされることになります。自分に人を感動させることができる何かがあるのか、ツバサは思い悩みます。同時に友人のミカコと一緒に、インターネット・サイバーショップを立ち上げます。ブツを売るのではなくロマンを売るというコンセプトです。 「楽しい、うれしい、といった人間の明るい感情を掘り起こして、その「先」に到達させてあげるんだ。その到達を手伝う仕事なんだよ。やりがいのあることじゃないか」 惚れているけれど、受け入れられないアスカ。素直になれるけれど、惚れていないミカコ。三角関係にツバサはどう決着をつけるのでしょうか。アスカは劇団をやめて、精神科医になろうと勉強をしていました。心療内科の手法をツバサとの関係にも持ち込んで、すべてのトラウマを話して、ちゃんと向き合ってくれと希望してきます。自分の不倫は人生を決めた圧倒的な出来事だと認識しているのに、ツバサの母の不倫、自殺については、分類・整理して心療内科の一症例として片付けようとするアスカの態度にツバサは苛立ちます。つねに自分を無力と感じさせられるつきあいでした。人と人との相性について、ツバサは考えつづけます。そんな中、恋人のアスカはツバサのもとを去っていきました。 「離れたくない。離れたくない。何もかもが消えて、叫びだけが残った。離れたくない。その叫びだけが残った。全身が叫びそのものになる。おれは叫びだ」 劇団の主宰者であるキリヤに呼び出されて、離婚話を聞かされます。不倫の子として父を知らずに育ったツバサは、キリヤの妻マリアの不倫の話しに、自分の生い立ちを重ねます。 「どんな喜びも苦難も、どんなに緻密に予測、計算しても思いもかけない事態へと流れていく。喜びも未知、苦しみも未知、でも冒険に向かう同行者がワクワクしてくれたら、おれも楽しく足どりも軽くなるけれど、未知なる苦難、苦境のことばかり思案して不安がり警戒されてしまったら、なんだかおれまでその冒険に向かうよろこびや楽しさを見失ってしまいそうになる……冒険でなければ博打といってもいい。愛は博打だ。人生も」 ツバサの母は心を病んで自殺してしまっていました。 「私にとって愛とは、一緒に歩んでいってほしいという欲があるかないか」 ツバサはミカコから思いを寄せられます。しかし「結婚が誰を幸せにしただろうか?」とツバサは感じています。 「不倫って感情を使いまわしができるから。こっちで足りないものをあっちで、あっちで満たされないものをこっちで補うというカラクリだから、判断が狂うんだよね。それが不倫マジックのタネあかし」 「愛する人とともに歩んでいくことでひろがっていく自分の中の可能性って、決してひとりでは辿りつけない境地だと思うの。守る人がいるうれしさ、守られている安心感、自信。妥協することの意味、共同生活のぶつかり合い、でも逆にそれを楽しもうという姿勢、つかず離れずに……それを一つ屋根の下で行う楽しさ。全く違う人間同士が一緒に人生を作っていく面白味。束縛し合わないで時間を共有したい……けれどこうしたことも相手が同じように思っていないと実現できない」 尊敬する作家、ミナトセイイチロウの影響を受けてツバサは劇団で上演する脚本を書きあげましたが、芝居は失敗してしまいました。引退するキリヤから一人の友人を紹介されます。なんとその友人はミナトでした。そこにアスカが妊娠したという情報が伝わってきました。それは誰の子なのでしょうか? 真実は藪の中。証言が食い違います。誰かが嘘をついているはずです。認識しているツバサ自信が狂っていなければ、の話しですが……。 「妻のことが信頼できない。そうなったら『事実』は関係ないんだ」 そう言ったキリヤの言葉を思い出し、ツバサは真実は何かではなく、自分が何を信じるのか、を選びます。アスカのお腹の中の子は、昔の自分だと感じていました。死に際のミナトからツバサは病院に呼び出されます。そして途中までしか書いていない最後の原稿を託されます。ミナトの最後の小説を舞台上にアレンジしたものをツバサは上演します。客席にはミナトが、アスカが、ミカコが見てくれていました。生きることへの恋を書き上げた舞台は成功し、ツバサはミナトセイイチロウの後を継ぐことを決意します。ミナトから最後の作品の続きを書くように頼まれて、ツバサは地獄のような断崖絶壁の山に向かいます。 「舞台は変えよう。ミナトの小説からは魂だけを引き継ぎ、おれの故郷を舞台に独自の世界を描こう。自分の原風景を描いてみよう。目をそむけ続けてきた始まりの物語のことを。その原風景からしか、おれの本当の心の叫びは表現できない」 そこでミナトの作品がツバサの母と自分の故郷のことを書いていると悟り、自分のすべてを込めて作品を引きついて書き上げようとするのでした。 「おまえにその跡を引き継ぐ資格があるのか? 「ある」自分の中にその力があることをはっきりと感じていた。それはおれがあの人の息子だからだ。おれにはおれだけの何かを込めることができる。父の遺産のその上に」 そこにミカコから真相を告げる手紙が届いたのでした。 「それは言葉として聞いただけではその本当の意味を知ることができないこと。体験し、自分をひとつひとつ積み上げ、愛においても人生においても成功した人でないとわからない法則」 「私は、助言されたんだよ。その男性をあなたが絶対に逃したくなかったら、とにかくその男の言う通りにしなさいって。一切反論は許さない。とにかくあなたが「わかる」まで、その男の言う通りに動きなさいって。その男がいい男であればあるほどそうしなさいって。私は反論したんだ。『そんなことできない。そんなの女は男の奴隷じゃないか』って」
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読書家が選ぶ死ぬまでに読むべきおすすめの名作文学 私的世界の十大小説
読書家が選ぶ死ぬまでに読むべきおすすめの名作文学 私的世界の十大小説
×   ×   ×   ×   ×   ×  (本文より)知りたかった文学の正体がわかった! かつてわたしは文学というものに過度な期待をしていました。世界一の小説、史上最高の文学には、人生観を変えるような力があるものと思いこんでいました。ふつうの人が知り得ないような深淵の知恵が描かれていると信じていました。文学の正体、それが私は知りたかったのです。読書という心の旅をしながら、私は書物のどこかに「隠されている人生の真理」があるのではないかと探してきました。たとえば聖書やお経の中に。玄奘が大乗のお経の中に人を救うための真実が隠されていると信じていたように。 しかし聖書にもお経にも世界的文学の中にも、そんなものはありませんでした。 世界的傑作とされるトルストイ『戦争と平和』を読み終わった後に、「ああ、これだったのか! 知りたかった文学の正体がわかった!」と私は感じたことがありました。最後にそのエピソードをお話ししましょう。 すべての物語を終えた後、最後に作品のテーマについて、トルストイ本人の自作解題がついていました。長大な物語は何だったのか。どうしてトルストイは『戦争と平和』を書いたのか、何が描きたかったのか、すべてがそこで明らかにされています。それは、ナポレオンの戦争という歴史的な事件に巻き込まれていく人々を描いているように見えて、実は人々がナポレオンの戦争を引き起こしたのだ、という逆説でした。 『戦争と平和』のメインテーマは、はっきりいってたいした知恵ではありません。通いなれた道から追い出されると万事休すと考えがちですが、実はその時はじめて新しい善いものがはじまるのです。命ある限り、幸福はあります——これが『戦争と平和』のメインテーマであり、戦争はナポレオンの意志が起こしたものではなく、時代のひとりひとりの決断の結果起こったのだ、というのが、戦争に関する考察でした。最高峰の文学といっても、たかがその程度なのです。それをえんえんと人間の物語を語り継いだ上で語っているだけなのでした。 その時ようやく文学の正体がわかりました。この世の深淵の知恵を見せてくれる魔術のような書なんて、そんなものはないのです。ストーリーをえんえんと物語った上で、さらりと述べるあたりまえの結論、それが文学というものの正体なのでした。
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読書家が選ぶ死ぬまでに読むべきおすすめの名作文学 私的世界の十大小説
×   ×   ×   ×   ×   ×  (本文より)知りたかった文学の正体がわかった! かつてわたしは文学というものに過度な期待をしていました。世界一の小説、史上最高の文学には、人生観を変えるような力があるものと思いこんでいました。ふつうの人が知り得ないような深淵の知恵が描かれていると信じていました。文学の正体、それが私は知りたかったのです。読書という心の旅をしながら、私は書物のどこかに「隠されている人生の真理」があるのではないかと探してきました。たとえば聖書やお経の中に。玄奘が大乗のお経の中に人を救うための真実が隠されていると信じていたように。 しかし聖書にもお経にも世界的文学の中にも、そんなものはありませんでした。 世界的傑作とされるトルストイ『戦争と平和』を読み終わった後に、「ああ、これだったのか! 知りたかった文学の正体がわかった!」と私は感じたことがありました。最後にそのエピソードをお話ししましょう。 すべての物語を終えた後、最後に作品のテーマについて、トルストイ本人の自作解題がついていました。長大な物語は何だったのか。どうしてトルストイは『戦争と平和』を書いたのか、何が描きたかったのか、すべてがそこで明らかにされています。それは、ナポレオンの戦争という歴史的な事件に巻き込まれていく人々を描いているように見えて、実は人々がナポレオンの戦争を引き起こしたのだ、という逆説でした。 『戦争と平和』のメインテーマは、はっきりいってたいした知恵ではありません。通いなれた道から追い出されると万事休すと考えがちですが、実はその時はじめて新しい善いものがはじまるのです。命ある限り、幸福はあります——これが『戦争と平和』のメインテーマであり、戦争はナポレオンの意志が起こしたものではなく、時代のひとりひとりの決断の結果起こったのだ、というのが、戦争に関する考察でした。最高峰の文学といっても、たかがその程度なのです。それをえんえんと人間の物語を語り継いだ上で語っているだけなのでした。 その時ようやく文学の正体がわかりました。この世の深淵の知恵を見せてくれる魔術のような書なんて、そんなものはないのです。ストーリーをえんえんと物語った上で、さらりと述べるあたりまえの結論、それが文学というものの正体なのでした。
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◎このブログの著者の随筆『帰国子女が語る第二の故郷 愛憎の韓国ソウル』
随筆『帰国子女が語る第二の故郷 愛憎の韓国ソウル』

旅人が気に入った場所を「第二の故郷のような気がする」と言ったりしますが、私にとってそれは韓国ソウルです。帰国子女として人格形成期をソウルで過ごした私は、自分を運命づけた数々の出来事と韓国ソウルを切り離して考えることができません。無関係になれないのならば、いっそ真正面から取り組んでやれ、と思ったのが本書を出版する動機です。

私の第二の故郷、韓国ソウルに対する感情は単純に好きというだけではありません。だからといって嫌いというわけでもなく……たとえて言えば「無視したいけど、無視できない気になる女」みたいな感情を韓国にはもっています。

【本書の内容】
●ソウル日本人学校の学力レベルと卒業生の進路。韓国語習得
●韓国人が日本を邪魔だと思うのは地政学上、ある程度やむをえないと理解してあげる
●関東大震災直後の朝鮮人虐殺事件
●僕は在日韓国人です。ナヌン・キョッポニダ。生涯忘れられない言葉
●日本人にとって韓国語はどれほど習得しやすい言語か
●『ムクゲノ花ガ咲キマシタ』南北統一・新韓国は核ミサイルを手放すだろうか?
●「失われた時を求めて」プルースト効果を感じる地上唯一の場所
●韓国帰りの帰国子女の人生論「トウガラシ実存主義」人間の歌を歌え

韓国がえりの帰国子女だからこそ書けた「ほかの人には書けないこと」が本書にはたくさん書いてあります。私の韓国に対する思いは、たとえていえば「面倒見のよすぎる親を煙たく思う子供の心境」に近いものがあります。感謝はしているんだけどあまり近づきたくない。愛情はあるけど好きじゃないというような、複雑な思いを描くのです。

「近くて遠い国」ではなく「近くて近い国」韓国ソウルを、ソウル日本人学校出身の帰国子女が語り尽くします。

帰国子女は、第二の故郷に対してどのような心の決着をつけたのでしょうか。最後にどんな人生観にたどり着いたのでしょうか。

Bitly
随筆『帰国子女が語る第二の故郷 愛憎の韓国ソウル』

旅人が気に入った場所を「第二の故郷のような気がする」と言ったりしますが、私にとってそれは韓国ソウルです。帰国子女として人格形成期をソウルで過ごした私は、自分を運命づけた数々の出来事と韓国ソウルを切り離して考えることができません。無関係になれないのならば、いっそ真正面から取り組んでやれ、と思ったのが本書を出版する動機です。

私の第二の故郷、韓国ソウルに対する感情は単純に好きというだけではありません。だからといって嫌いというわけでもなく……たとえて言えば「無視したいけど、無視できない気になる女」みたいな感情を韓国にはもっています。

【本書の内容】
●ソウル日本人学校の学力レベルと卒業生の進路。韓国語習得
●韓国人が日本を邪魔だと思うのは地政学上、ある程度やむをえないと理解してあげる
●関東大震災直後の朝鮮人虐殺事件
●僕は在日韓国人です。ナヌン・キョッポニダ。生涯忘れられない言葉
●日本人にとって韓国語はどれほど習得しやすい言語か
●『ムクゲノ花ガ咲キマシタ』南北統一・新韓国は核ミサイルを手放すだろうか?
●「失われた時を求めて」プルースト効果を感じる地上唯一の場所
●韓国帰りの帰国子女の人生論「トウガラシ実存主義」人間の歌を歌え

韓国がえりの帰国子女だからこそ書けた「ほかの人には書けないこと」が本書にはたくさん書いてあります。私の韓国に対する思いは、たとえていえば「面倒見のよすぎる親を煙たく思う子供の心境」に近いものがあります。感謝はしているんだけどあまり近づきたくない。愛情はあるけど好きじゃないというような、複雑な思いを描くのです。

「近くて遠い国」ではなく「近くて近い国」韓国ソウルを、ソウル日本人学校出身の帰国子女が語り尽くします。

帰国子女は、第二の故郷に対してどのような心の決着をつけたのでしょうか。最後にどんな人生観にたどり着いたのでしょうか。

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●◎このブログ著者の書籍『軍事ブロガーとロシア・ウクライナ戦争』◎●
書籍『軍事ブロガーとロシア・ウクライナ戦争』
戦史に詳しいブロガーが書き綴ったロシア・ウクライナ戦争についての提言 『軍事ブロガーとロシア・ウクライナ戦争』 ●プーチンの政策に影響をあたえるという軍事ブロガーとは何者なのか? ●文化的には親ロシアの日本人がなぜウクライナ目線で戦争を語るのか? ●日本の特攻モーターボート震洋と、ウクライナの水上ドローン。 ●戦争の和平案。買戻し特約をつけた「領土売買」で解決できるんじゃないか? ●結末の見えない現在進行形の戦争が考えさせる「可能性の記事」。 「紅旗征戎吾ガ事ニ非ズ」を信条にする筆者が渾身の力で戦争を斬る! ひとりひとりが自分の暮らしを命がけで大切にすること。それが人類共通のひとつの価値観をつくりあげます。人々の暮らしを邪魔する行動は人類全体に否決される。いつの日かそんな日が来るのです。本書はその一里塚です。
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書籍『軍事ブロガーとロシア・ウクライナ戦争』
戦史に詳しいブロガーが書き綴ったロシア・ウクライナ戦争についての提言 『軍事ブロガーとロシア・ウクライナ戦争』 ●プーチンの政策に影響をあたえるという軍事ブロガーとは何者なのか? ●文化的には親ロシアの日本人がなぜウクライナ目線で戦争を語るのか? ●日本の特攻モーターボート震洋と、ウクライナの水上ドローン。 ●戦争の和平案。買戻し特約をつけた「領土売買」で解決できるんじゃないか? ●結末の見えない現在進行形の戦争が考えさせる「可能性の記事」。 「紅旗征戎吾ガ事ニ非ズ」を信条にする筆者が渾身の力で戦争を斬る! ひとりひとりが自分の暮らしを命がけで大切にすること。それが人類共通のひとつの価値観をつくりあげます。人々の暮らしを邪魔する行動は人類全体に否決される。いつの日かそんな日が来るのです。本書はその一里塚です。
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