新型コロナによって生活の色々な面で窮屈さや制限を感じます。
こういった心のストレス
私たちの大好きな海外旅行はいつできるようになるかわかりません
こうなってみると今まで自分が訪れた国や旅した土地での出来事を
【この記事を書いている人】
行った国 エジプト、モロッコ、ヨルダン、トルコ、ギリシャ、スペイン、
忘れられない思い出の場所があります。
コタキナバル観光を調べていたら、突如浮かび上がったキナバル登山
私たちが直近で最後に海外放浪したのはマレーシアのコタキナバルでした
2019年の年末から年明けにかけての10日間、私たち夫婦は
ドリアンをたらふく食べ、ビーチでのんびりしよう。
年末も近くなり計画のため色々調べていくと、当初何気なく
東南アジア最高
早速ハルトに相談してみると予約さえ取れれば登りやすい山だろう
ですが、日本から予約すると費用が高すぎるので、現地で探し
この時ハルトは私
酸素の薄い雲上の世界で見た満天の星
マレーシアのコタキナバルは10日もいると飽きてしまう小さな街
キナバル登山は是非チャレンジしたかったので、旅行代理店をいくつか回
そしてわかったのですが、旅行代理店ならどこでも
取扱している中国系の旅社で空き状況、価格を確認し、比較します。
似たり
1泊2日食事付き、1人のポーターと送迎付き
翌日の元旦に登り始める日程となりました。それでもお正月です
しかし、山から降り、更に今となっては本
登山の日程は元旦1月1日の6時に宿をピックアップされ、登山の
山小屋は一つしかなく、部屋は4人一部屋で二段ベット
シャワーはあるがお湯ではなく水のシャワー。地上は暖かいが山
私はネパールでは水シャワーで熱発しましたから軽く体
地上に比べ明らかに空気が薄いため、深い呼吸を心がけていました
たまたま、10時頃トイレに起
この時の星空は本当に美しいものでした。
今でも忘れはしません。満天の星とはあの空のことを言うのです。
ここに夫婦で来られた。登ってこられた。そしてこの星空。
私達は
登頂したらうれし涙があふれた
2日目の登山の始まりはこの星空からです。
ずっと空を見ていたい
一生に一度の山で見る星空。
ぜひ、星空を見た事がない方にお勧めします!
多くの人が進んでいく中、私達は度々立ち止まり、南十字星を見つ
山頂を目指し進んで行くと次第に風が強くなっていきます。
標高は
岩
余りの強風に立ちすくみ、
雲が出てきて、視界も遮られます。ヘッドライトを頼りに一歩ずつ
折り返してくる人に励まされながら進みます。パートナーであるハ
止まり止まりではあったが、
と、人の列が現れます。
その時、私の中にものすごい達成感と4000m級の山頂に立てた
記念写真を撮ってもらい、感動で胸がいっぱいになりながら下り始
もう、視界がなくなるほど泣けてくるんです。
山に登ってこんなに泣くとは想像もしなかった。しかも嬉し涙!
本当に驚いた。
なぜって、自分にありがとうを言っていたのですから。
さっきは強風に飛ばされそうになった上り坂を大満足の笑顔で下る
一所懸命登っている人に自分を重ねる。
頑張れ。あと少し。
その先には素晴らしいゴールが用意されている
下山までが登山の一部
下山は1日。一旦ラバンラタンまで戻り、朝食後に麓まで下ってい
登頂した感動と興奮で足取りは軽く、途中は虹までかかっ
私って登山家ではなく、
しかし、ラスト3時間は天候が変わり雨が降ってきたため、修行者
が、心は晴れていたし、
ずぶ濡れで麓まで到着し、ロッジで着替えと昼食を取りました。本
山は自分が生きていることをハッキリクッキリ思い出させてくれま
息をしている。空を眺めている。
眠る。食べる。進む。止まる。泣く。笑う。
山から街に戻れば普通に生活している人がいて、酸素が濃くて、幸
生きているだけで丸儲けの意味がわかります。幸せだ
些細なことを幸せに感じることができるのです。
暖かいシャワー。
柔らかいベッド。
となりで眠る人の寝息が聞こえること。
登って良かった。
本当に辛かったけど、本当に楽しかったから。
山登りのどこが楽しいか?
山登りは辛い。苦しい。
しかし、苦しい上り坂ばかりじゃない。
楽な下りもあるし、清らかな水場もある。
美しい花も咲いているし、虫や蝶もいる。
鎖場でドキドキしたり、馬の背で勇気を振り絞ったり、多くの出会
そして、いつ振り返っても自分の歩いてきた道を見ることができる
それが嬉しくて楽しい。
頑張った自分が見える。
この充実感がたまらない。
普段の生活の中では自分の達成感は見え難い。やってもやっても進
自己満足と言われてもいい。
何者でもない私を生きていて良かったと感じさせてくれる山が好き
山登りは人生のようだと言う人がいる。
しかし、人生は昇って降りたら終わりではない。
次の山もその次の山も存在する。
人生は続いていく。
コロナによって不安定な日々が続いていて、人の心も不安定になっ
こんな時だからあのキナバル登山を思い出すのだろうか?
多くの貴重なかけがえのない命が消えているから思い出すのだろう
この辛い時間を超えたら驚くような事が待っているのではないかと
そして命を大切に。
この先の私の人生も
あなたの人生も続いていくのだから。
Life goes on.