「性欲がない」ではなく「生身の女性を相手にしたくない」が正解
日本人の出生率の低下が叫ばれて久しいものがあります。人類の意識を残すため単一惑星生物ではなく複数惑星生物になろうと宇宙に人を送ろうと奮闘しているイーロンマスクは「そのうち日本人はいなくなる」と極端なことを言って話題になりました。統計的に言えば確かに遠い未来に日本人はいなくなる計算です。
日本人の出生率の低下にはいろいろな要因があると思いますが、そのうちのひとつに現代日本人の性欲の低下があげられます。はっきりと統計にも表れていて、現代日本人は世界的に見ても性欲が薄いのだそうです。
アンケートをとっても「性的欲求を感じない」と答える20代男性が多いそうです。おそらく私はこれは正確な言い方ではないと思っていて、「性欲を感じない」ではなく「実在の女性をパートナーにしようと努力する気がない」というのが正確でしょう。セクシービデオのようなアダルトコンテンツは消費しているのですから、性欲はあるのです。生身の人間を相手にしなくても構わない、というのが正しいものの言い方だと思います。
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景気の気は気分の気。日本の若い男性の性欲低下は、景気が悪いのと関係がある
世界各地を旅してきた私の経験から言わしてもらうと、たしかに日本だとムラっと来ることがほとんどありません。高齢女性ばかりだし、若い子は日焼けしたくないから肌を出さないからです。
しかし海外のビーチなどに行くとほとんど全裸のマイクロビキニの日焼け女性がたくさんいて、いやがおうでもテンションがあがります。
日本の若い男性がムラっと来ないのは、こういう世情のせいもあるんじゃないですかね。
海外で開放的な女性を眺めていると「なんとかして……」と若い男どもはアクションを起こすんですよ。ところが日本にはそういう外的刺激がないので「なんとかして……」と行動を起こす誘因がないんです。
「失われた30年」といって、ずっと景気が悪い日本ですが、景気の気は気分の気だと言われています。みんながお祭り気分になれば自然と景気は上向いてくるんですが、しみったれたデフレマインドが染みついてしまった日本人はとうとう景気の回復ができずにいます。
女性が肌を出さないというのも、この景気の悪さと関係があるんじゃないでしょうか。バブルのころの女性たちはみんな肌を出していましたよね。
私が海外旅行に求めているものは、ときどきこの好景気のアゲアゲ気分なんじゃないか、と思うことがあります。好景気の国はみんながお祭り気分で人々が笑顔で開放的なんですよ。そして女性が肌を出していて、若い男がなんとかしてやろうと思っています。
景気の気は気分の気なのです。その気が日本にはないんですよ。
唐人お吉物語。混浴をよみがえらせよ
批判ばかりしていないで、具体的な提案をしますね。
伊豆は下田に旅行に行った時の話しです。そこで「お吉」という女性に私は出会いました。彼女は唐人お吉とか、ラシャメンお吉という名前で知られています。アメリカ初代公使ハリスの妾だったのでそう呼ばれるのですが、アメリカ領事館がなんでお吉を見そめたかというと、混浴のお風呂でお吉の裸体を見たからだそうです。
江戸時代は性欲もおおらかで、江戸は世界一の人口を有していたと聞いたことがあります。現代日本人とはまるで違います。
江戸時代にも浮世絵の春画はありました。浮世絵の春画というのは、今でいうアダルトビデオです。
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しかし男性をその気にさせるという意味で、混浴風呂と春画では勝負にならなかったでしょう。混浴風呂ならばアダルトビデオにも勝てるんじゃないでしょうか。
日本人にとって日常的な行為である入浴が江戸時代のように混浴になれば、ラシャメンお吉がハリスに見そめられたように、男たちが「あの人と何とかして……」とその気になって子供ができるんじゃないでしょうかね。そしてそうなれば特別な景気対策なんかしなくても、かってに景気は上向いていくんじゃないでしょうか。かつて江戸が世界一の大都市だったように。