【貧乏ごっこ】金だけが頼りの外国で、手元に現金が数十円というのは、とてつもなく心細いもの
アフターコロナ初の海外旅行。3年9カ月ぶりにフィリピン・マニラに行ってきました。
いつも最小限の両替をして帰国前に現地通貨は使い切るスタイルの旅をしています。このギリギリ感がスリルがあって楽しいのです。金だけが頼りの外国で、手元に現金が数十円というのは、とてつもなく心細いものですよ。
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旅の仕方の変化。現金ではなくスマホ決済で済ませる時代が来るだろう
長く旅を続けていると、旅の仕方がだいぶ変わってきたことがわかります。昔はトラベラーズチェックという旅行小切手をみんな使っていましたが今はもう完全に滅びました。これからは安宿アポなし飛び込み宿泊もなくなっていくかもしれません。ネット予約した方が安いとなれば、なにもアポなしで宿を探して歩き回る必要はないからです。
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現金の持ち方も変わってくるかもしれません。現金ではなく、スマホで決済が終わる時代がきっと来るだろうと思います。ただトラベラーズチェックと違い、今のところ紙幣というのはまだ生き残っていますけれどね。
主役はクレジットカード。現金は必要不可欠な補佐役
今回のマニラ旅行では主力として頼りにしたのはクレジットカードでした。現金は補助的に使用します。とはいってもタクシーや電車に乗る時などでは現金が主力です。
いつもは千円札をたくさん用意して、旅の後半には千円札を両替するようにしています。一万円札を両替すると現地通貨があまってしまいますので。
ところがフィリピンの現地両替商が細かいお金(1000円札)の両替を嫌がったのでクレジットカードで支払いを済ませているうちに、いつの間にか現金がなくなってしまいました。
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ATMでのクレジットカードキャッシング
ちょっと焦ったのですが、今はATMがあります。このATMというのもネット予約とならんでひと昔前にはなかったものです。便利な世の中になったものですね。大型ショッピングモールのATMからクレジットカードで現金を引き出すことができました。ところでこの現金なのですが……自分のお金を自分で引き出している感覚でしたが、もしかしてこれは「借金」の一種なのでは? もしかして一回500円ぐらいの大きな引出手数料を取られるのではないでしょうか? 利子はどれくだいでしょうか? せっかく貧乏旅行をしているのに、無駄に手数料など取られたくありません。
ずっと気になっていたので、帰国後に確認してみることにしました。
【海外ATM】「ご利用手数料」はかからないが、借金に対する利子が発生する
クレジットカードでATMから引き出した現地通貨。これは一時的な借金状態です。借金なので定められた利率で利子がとられます。
ただし休みの日に銀行やコンビニのATMからお金を引き出す時にかかる「ご利用手数料」のようなものはかかりませんでした。この「ご利用手数料」は2023年現在、本支店ATMなら110円ですが、コンビニのATMだと220~330円もかかります。高っ!
キャッシングサービス・ローンご利用分として、クレジットカードの通常の引き落とし時点でまとめて請求されていました。ちなみにDCカードの場合、54日利用で500ペソで34円。1000ペソで69円でした。結果として利子は100円程度でした。お手軽で安心です。これならどんどん利用できますね。
繰り返しますがこれはあくまでも引き出し手数料、利用手数料ではなく、あくまでもローンの利子分です。ですから何回かに分けて引き出しても金額には関係ありません。
9/17日に利用したものが、約二か月後の11/10日に請求されました。これは返済を遅らされたわけではなく、一般の買い物も同じ日付で同じ月の請求でしたから、公正な引き落としだと言えるでしょう。クレジットカード会社に電話をかければ、早期に繰り上げ返済することも可能だそうです。
現地両替とATMキャッシング、どっちがお得か?
さて、これほど便利なATMキャッシングです。それならもう現地両替屋を利用しなくてもいいんじゃないか、という発想が頭をもたげます。そこのところはどうなのでしょうか?
機械からお金を借りて利子を払うか、人から両替するか? 一般的には人を通さないATMの方が安いのではないか、という気がしますよね?
ATMキャッシングと現地両替商で両替するのとどっちが得か? 円よりも強い通貨(ドル、ユーロ)はキャッシング。円よりも弱い通貨(その他)は現地両替商といちおう覚えておきましょう。
これからはドル、ユーロの両替はATMキャッシングを利用するのがいいかもしれません。
マニラで経験したような少額(1000円)の両替を嫌がるというようなことも相手がATMならありません。
これからは現金の不足を感じたら、どんどんATMキャッシングを利用したいと思います。