ボスポラス海峡。アジアとヨーロッパを分ける海峡
ボスポラス海峡はアジアとヨーロッパを分ける海峡。 長さ約30km、幅は最も狭い箇所で698m、最も広い地点で3700mだそうです。
日本最大の川幅は荒川もしくは富士川ですが、せいぜい2kmぐらいです。
幅700mしかないんじゃあ軽く泳いで渡れます。瀬戸大橋の中央支間長が940mですから余裕で橋が架かります。
長江の河口幅が約40kmですから、海というよりは、川みたいなものです。
黒海とマルマラ海(海と海)をつないでいるので海峡というしかないのでしょうが、まるで河のようです。
ちなみにイギリス・フランス間のドーバー海峡の最短部が34kmです。ときどき泳いで渡る人がいますよね。
玄界灘(日本と韓国)は302km。しかし対馬からなら韓国まではたったの49.5kmです。瀬戸内海が南北で約5~50キロメートルほどです。
ボスポラス海峡の狭さがよくわかりますね。
でもこの海峡が重要なのはアジアとヨーロッパをここで分けているからです。
ブルーモスクが見えるということはヨーロッパ側です。主要な観光施設はヨーロッパ側にあります。対岸がアジア側ですね。
ボスポラス海峡の海辺でサバサンドという有名なB級グルメが食べられるはずなんですが……トルコ周遊ツアーだったので食せず。無念だったので、自宅で食べました。
イスタンブール・ユーラシアマラソン
イスタンブール・ユーラシアマラソンというマラソン大会があります。アジアからスタートしてヨーロッパでゴールするという大会です。
これだけ聞くとものすごい距離を走るように聞こえますが、じっさいにはボスポラス海峡大橋を走って渡るだけのことです。この海峡がアジアとヨーロッパを分けているということを利用したレトリックですね。県境で長野県と岐阜県をまたいじゃったというようなものです。距離はもちろん42.195km。
私はエントリー直前まで行ったのですが諸事情で走れませんでした。
世界はひろいなあ。(ボスポラス海峡は狭いなあ)