ドラクエ的な人生

なんちゃってサーファー。見た目だけでもサーファーのようになりたい!

ハルト

見た目だけでもサーファーのようになりたい!

イロハ

また出たわね。ハルトの「なんでもなりたい病」が。

九十九里浜のサーファーを見て刺激を受けたのね。

元サーファーガールのあたしが教えてあげるわよ。

っていうか、ハルトには無理じゃない。なんとなく。

ハルト

なんでやねん。おれ、小麦色に日焼けしてるし。細マッチョだし、サーファーっぽいじゃん。

イロハ

雰囲気がサーファーと違うんだよね。

ハルト

おれ、遊び人の雰囲気ない? サーファーよりも、ぜったいオレのほうが遊び人だぞ(そこは断言!)

イロハ

海外旅行とか、登山とか、ランニングとか、読書とか、ある意味ではそのとおりだけど、サーファーとは何かが違うんだよな……。たとえばハルトはいつもサンダル履いてるけど、突っ掛けサンダルじゃない? サーファーはまずビーサン履いてるもん。

ハルト

おれ、ビーサン嫌い。長く歩いていると鼻緒と親指の付け根が擦れて痛くなったりするから。ワラーチとか、テバとか、走れるサンダルじゃないと無理。

旅行におすすめの靴はサンダル。サンダルは自由の象徴。

イロハ

ほらね。ランナー臭はするけど、サーファー臭はまったくしないんだよな。

ハルト

さすがにランナー臭はするか。マラソンの著作もあるし、もう地球一周以上走っているからなあ。でもサーファーもランナーも軽装だし似たようなものじゃない?

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※雑誌『ランナーズ』の元ライターである本ブログの筆者の書籍『市民ランナーという走り方』(サブスリー・グランドスラム養成講座)。Amazon電子書籍版、ペーパーバック版(紙書籍)発売中。

「コーチのひとことで私のランニングは劇的に進化しました」エリートランナーがこう言っているのを聞くことがあります。市民ランナーはこのような奇跡を体験することはできないのでしょうか?
いいえ。できます。そのために書かれた本が本書『市民ランナーという走り方』。ランニングフォームをつくるための脳内イメージワードによって速く走れるようになるという新メソッドを本書では提唱しています。「言葉の力によって速くなる」という本書の新理論によって、あなたのランニングを進化させ、現状を打破し、自己ベスト更新、そして市民ランナーの三冠・グランドスラム(マラソン・サブスリー。100km・サブテン。富士登山競争のサミッター)を達成するのをサポートします。
●言葉の力で速くなる「動的バランス走法」「ヘルメスの靴」「アトムのジェット走法」「かかと落としを効果的に決める走法」
●絶対にやってはいけない「スクワット走法」とはどんなフォーム?
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腹圧をかける走法。呼吸の限界がスピードの限界。背の低い、太った人のように走る。
マラソンの極意「複数のフォームを使い回せ」とは?
究極の走り方「あなたの走り方は、あなたの肉体に聞け」
本書を読めば、言葉のもつイメージ喚起力で、フォームが効率化・最適化されて、同じトレーニング量でも速く走ることができるようになります。
あなたはどうして走るのですか? あなたよりも速く走る人はいくらでもいるというのに。市民ランナーがなぜ走るのか、本書では一つの答えを提示しています。
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どんなレースに出ても自分よりも速くて強いランナーがいます。それが市民ランナーの現実です。勝てないのになお走るのはなぜでしょうか? どうせいつか死んでしまうからといって、今すぐに生きることを諦めるわけにはいきません。未完成で勝負して、未完成で引退して、未完成のまま死んでいくのが人生ではありませんか? あなたはどうして走るのですか?
星月夜を舞台に、宇宙を翔けるように、街灯に輝く夜の街を駆け抜けましょう。あなたが走れば、夜の街はイルミネーションを灯したように輝くのです。そして生きるよろこびに満ち溢れたあなたの走りを見て、自分もそんな風に生きたいと、あなたから勇気をもらって、どこかの誰かがあなたの足跡を追いかけて走り出すのです。歓喜を魔法のようにまき散らしながら、この世界を走りましょう。それが市民ランナーという走り方です。

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イロハ

サーファーの人たち見てよ。たしかに夏だから軽装だけど、みんな高級サーフブランドよ。すごくお金がかかってる。

ハルトはいつもマラソンの完走Tシャツじゃない?

ハルト

おれだってナイキやミズノやアシックスのちゃんとした服を持ってるぞ。完走Tシャツだけじゃないぞ!

イロハ

まずサーファーは着ないメーカーだね。サーファーはね、クイックシルバーとかロキシーとかハーレーとか着るのよ。

ハルト

筋肉こそ最高のファッション」って言葉もあるぐらいだから、この際、肉体で勝負しよう。サーファーってロン毛の人が多いよね。おれもロン毛にしようかな?

イロハ

くせっ毛じゃん。毛も太いし、似合わないと思うよ。

ハルト

じゃあ髭だ。ヒゲ。サーファーってヒゲの人が多くない?

イロハ

九十九里浜に移り住んじゃうような人は企業勤めのサラリーマンじゃないからだよ。

ハルト

どうすりゃサーファーみたいなかっこいいヒゲになるんだ?

ヒゲトリマーで整えればいいのか。

イロハ

どう見ても世捨て人のウルトラマラソンランナーという感じ。

あとは……眼鏡よね。やっぱり。眼鏡がサーファーっぽくない最大の原因じゃない?

ハルト

実際、視力が悪いから眼鏡はしょうがないんだけど、おれはインテリゲンチャにも見られたいんだよ。

イロハ

結局、なんにでもなりたいのよね。ウルトラマンにも仮面ライダーにもなりたい子供なのよ、ハルトは。

ハルト

この眼鏡(視力)のせいで、ガチンコのサーファーになるのは無理そうだしなあ。視力がよくないとハンデあるよね、サーファーって。

イロハ

そのインテリにも見られたいという眼鏡のせいで、遊び人臭も消えちゃってるわよ。お受験してきた真面目な頭のいい人に見えるもん。

ハルト

これだけ遊んでも遊び人臭が出ないっていうのはどういうことだろうね。おれ、遊民主義者なんだけどな。

サマセット・モーム『エドワード・バーナードの転落』。遊民主義

 

イロハ

何も考えずに波の上でプカプカしていてしあわせ、ってタイプじゃないからじゃない? サーファーは遊民だけど、主義者じゃないと思うよ。

ハルト

おれは「主義者」なのか……なかなか深みのある意見だねえ。

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