ドラクエ的な人生

なんちゃってサーファー。見た目だけでもサーファーのようになりたい!

ハルト

見た目だけでもサーファーのようになりたい!

イロハ

また出たわね。ハルトの「なんでもなりたい病」が。

九十九里浜のサーファーを見て刺激を受けたのね。

元サーファーガールのあたしが教えてあげるわよ。

っていうか、ハルトには無理じゃない。なんとなく。

ハルト

なんでやねん。おれ、小麦色に日焼けしてるし。細マッチョだし、サーファーっぽいじゃん。

イロハ

雰囲気がサーファーと違うんだよね。

ハルト

おれ、遊び人の雰囲気ない? サーファーよりも、ぜったいオレのほうが遊び人だぞ(そこは断言!)

イロハ

海外旅行とか、登山とか、ランニングとか、読書とか、ある意味ではそのとおりだけど、サーファーとは何かが違うんだよな……。たとえばハルトはいつもサンダル履いてるけど、突っ掛けサンダルじゃない? サーファーはまずビーサン履いてるもん。

ハルト

おれ、ビーサン嫌い。長く歩いていると鼻緒と親指の付け根が擦れて痛くなったりするから。ワラーチとか、テバとか、走れるサンダルじゃないと無理。

旅行におすすめの靴はサンダル。サンダルは自由の象徴。

イロハ

ほらね。ランナー臭はするけど、サーファー臭はまったくしないんだよな。

ハルト

さすがにランナー臭はするか。マラソンの著作もあるし、もう地球一周以上走っているからなあ。でもサーファーもランナーも軽装だし似たようなものじゃない?

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イロハ

サーファーの人たち見てよ。たしかに夏だから軽装だけど、みんな高級サーフブランドよ。すごくお金がかかってる。

ハルトはいつもマラソンの完走Tシャツじゃない?

ハルト

おれだってナイキやミズノやアシックスのちゃんとした服を持ってるぞ。完走Tシャツだけじゃないぞ!

イロハ

まずサーファーは着ないメーカーだね。サーファーはね、クイックシルバーとかロキシーとかハーレーとか着るのよ。

ハルト

筋肉こそ最高のファッション」って言葉もあるぐらいだから、この際、肉体で勝負しよう。サーファーってロン毛の人が多いよね。おれもロン毛にしようかな?

イロハ

くせっ毛じゃん。毛も太いし、似合わないと思うよ。

ハルト

じゃあ髭だ。ヒゲ。サーファーってヒゲの人が多くない?

イロハ

九十九里浜に移り住んじゃうような人は企業勤めのサラリーマンじゃないからだよ。

ハルト

どうすりゃサーファーみたいなかっこいいヒゲになるんだ?

ヒゲトリマーで整えればいいのか。

イロハ

どう見ても世捨て人のウルトラマラソンランナーという感じ。

あとは……眼鏡よね。やっぱり。眼鏡がサーファーっぽくない最大の原因じゃない?

ハルト

実際、視力が悪いから眼鏡はしょうがないんだけど、おれはインテリゲンチャにも見られたいんだよ。

イロハ

結局、なんにでもなりたいのよね。ウルトラマンにも仮面ライダーにもなりたい子供なのよ、ハルトは。

ハルト

この眼鏡(視力)のせいで、ガチンコのサーファーになるのは無理そうだしなあ。視力がよくないとハンデあるよね、サーファーって。

イロハ

そのインテリにも見られたいという眼鏡のせいで、遊び人臭も消えちゃってるわよ。お受験してきた真面目な頭のいい人に見えるもん。

ハルト

これだけ遊んでも遊び人臭が出ないっていうのはどういうことだろうね。おれ、遊民主義者なんだけどな。

サマセット・モーム『エドワード・バーナードの転落』。遊民主義

 

イロハ

何も考えずに波の上でプカプカしていてしあわせ、ってタイプじゃないからじゃない? サーファーは遊民だけど、主義者じゃないと思うよ。

ハルト

おれは「主義者」なのか……なかなか深みのある意見だねえ。

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