ブログ『ドラクエ的な人生』は蚊のブログ!?
ブログ『ドラクエ的な人生』運営者のアリクラハルトと申します。当ブログはオピニオン系の雑記ブログでして、よろずのことに筆者の意見をものもうしております。
マラソンのことや、自転車のこと、旅行のこと、書評などがメインコンテンツとなっているつもりなのですが、嫁からはときどき「蚊のブログ」と嘲笑されることがあります。

だって蚊に刺されるたびに、蚊のブログ書いてるじゃん。蚊のネタが多すぎるよ。
そ、そんなにあるかなあ、蚊のブログ(汗)
蚊の絶滅運動推進派! 雨の日の車中泊。蚊は雨でも飛ぶことができる
た、たしかに……。たくさんありますね、蚊のネタが。憎悪がにじみ出ています。その内容はすべて蚊を絶滅させろ、というものです。こんなに蚊のことばかり書いている人ってほかにいますかね? 蚊のブログと揶揄されてもしかたがないか……かゆみと憎しみがおれに書かせるのです。
この世で最も憎らしい生き物は「蚊」だ!
テレビで見た天才小学生を罵倒したこともあります。この天才くんは蚊の研究で名を上げたのですが、今では蚊の研究から離れて、異国の大学で遺伝子の勉強をしているということでした。
「バカか? 蚊から逃げるのか? 蚊を絶滅させるまで戦え! 卑怯者め!」
と、声に出して叫んでいました。いまさら遺伝子組み換え食料なんかを発明してもらったところで何になるでしょうか。そんなことよりも蚊を絶滅させろ!
蚊さえいなくなれば、アウトドアはどれほど快適でしょう。世界はどれほど天国に近づくでしょうか。
ちなみに私は少年を罵倒するだけでなく、ささやかながら蚊の絶滅に協力しています。殺虫剤や蚊取り線香が大嫌いなので、部屋に蚊が浸入した時は、ブチ殺してから寝ることにしています。私ほど残忍に蚊を殺している人間もおりますまい。殺すまでは眠りません。冥(ねむ)るのは蚊(おまえ)だ! ふふふ。蚊よ、恐怖せよ。俺を狙うからお前は死ぬのだ。絶対に、殺してやる!
シンガポールのモスキート絶滅プランに期待する
ところで朗報です。蚊の絶滅に向けて粉骨砕身、せつない祈りを捧げているサピエンスは私だけではありません。シンガポールでは蚊の絶滅に向けて画期的な研究が進められているそうです。その名もプロジェクトボルバキア。
ボルバキアというバクテリアを体内に保有するオスの蚊を大量に繁殖させて、それを世に放ちます。オスの蚊は人を刺しません。このオスのもつボルバキアは次世代の卵に受け継がれて、孵化しません。ボルバキアはそういうバクテリアなのです。二世代目がつくれないので蚊の数は減っていきます。数世代のうちに蚊の数は激減することでしょう。生き物には寿命がありますから子孫が作れなければやがて最小存続可能個体数を下回ってくるでしょう。
おおーつ。ぱちぱちぱちぱち! 拍手!! ハラショー!!
蚊の絶滅に反対する奴は、夏のアラスカで暮らしてみるといい
こういう話しをすると、母なる自然を無知な人間が勝手に操作するな、とか、何が起こるかわからないから危険だ、とか恐怖という感情で、やみくもに反対する人間が必ずいます。そういうふとどきなクソヤローは夏のアラスカでワンシーズン暮らしてみればいいと思います。あのめちゃくちゃな蚊地獄で(笑)。私がアラスカで暮らすのは絶対に無理だと思ったのは、かの地の寒さでも、物資の無さでもなく、夏の蚊の多さを見たからでした。砂嵐のように蚊が飛び交っています。周囲を火炎放射器で焼き払っても焼き尽くせないほどの大量の蚊がいるのです。あんなに蚊がいたら私だったら焼身自殺しようかと考えることでしょう。まさにこの世の地獄です。
蚊が絶滅した場合のデメリット。
はあ、はあ。冷静になりましょう。
蚊が絶滅した場合、考えられるデメリットはひとつ。蚊を餌にする動物が減って、その結果人類に害を及ぼすというものです。たとえば毛沢東の時代の中国で、雀を駆逐したら、イナゴが大発生して稲を食い尽くし飢饉になったというような。
蚊を餌にするトンボが減って、トンボを餌にするカエルが減って、カエルを餌にするヘビが減って、ヘビを餌にするタカが減って……あれ? とりあえず害はなさそうだけど?
もちろんトンボ以外の別ルートがあるかもしれません。たしかに失敗したら取り返しがつかないかもしれません。人間の浅知恵で自然をいじくるなという主張にも一理あります。
だったらこんな危険な実験は、国土が島しかないシンガポール様ではなくて、離島、無人島がいくらでもある日本でやればいいのに。そう思いませんか? そうすればまたイグノーベル賞がとれるんじゃないの? とりかえしのつかない一国一島のシンガポール様がこんな勇気ある実験に乗り出しているのに、我が国・日本があいもかわらず蚊取り線香レベルで居眠りしている現状に憤りを禁じえません。サムライ精神はどこいった?
もっともシンガポール様では、マラリアやデング熱など、日本よりも蚊による命の危険がよりリアルなのでしょう。だから世界に先駆けて動き出したんでしょう。日本人はアホだから、蚊に刺されても痒いだけだと思っていますからね。
日本人よ、世界を知れ! 立てよ、人類! 蚊を絶滅させろ!!!