「ベター車中泊ライフ」への気づき、提案
GWの車中泊遠征旅行(越後、越中、越前)も終了してしばらくたちました。また日常生活に戻りつつあります。その旅の様子はこちらをご覧ください。
今回の車泊旅から学んだ「ベター車中泊ライフ」への気づき、提案についてここでは書いています。
車中泊のベテランさんは「ああ、わかる。あるよね~」、初心者の方は「なるほど~」と思っていただけるのではないかと思います。
東京では緊急事態宣言下。GW車中泊の旅
あくまで「お願い」ですが、新型コロナウィルスの影響で東京都では緊急時代宣言が発令されていました。「なるべく東京に来ないでください。東京から出ないでください」というお願いです。
私たちの住む千葉県に緊急事態宣言は出されていませんでしたが、県知事からは「東京に準じるようお願い」があったようです。
それでも私たちは当初の予定通り北陸方面の車中泊の旅に出かけたわけですが、なるべく人と接触しないようにいちおう気をつかってはいました。
公共交通機関の旅ではないので、車中泊の旅では「ほとんど家の中にいるかのように」人と接触することなく過ごすことができます。田舎の風光明媚な景色を見に行く旅だとほとんど誰にも会いません。
それでも平時にくらべたら車中泊の旅人もすくなかったのではないかと思います。「みんなちゃんとお上の言うことを聞いて偉いなー」と思います。こういう民族だからデモとか反政府運動とか起きないんでしょうね。
数は少なかったですが、それでも東京都や大阪府の車を見かけました。こっちもちょっと後ろめたい気持ちがあるものですから、道の駅で車中泊している車のナンバープレートの地名が気になります。東京の車を見かけると「来ちゃってるねー」とか、ご近所の千葉県の車を見かけると「おまえもかー」とか、青森県など思い切って遠くから来ている車を見かけると「何の問題もないねー」とか、ナンバープレートの地名を見るのが、ちょっとした旅のブームとなっていました。
ちなみに地図が読めない女、うちの妻イロハさんは青森からの車を見てほっとしていました。
「私たちより遠いよ。罪悪感が薄れた」と言っていました。いやいやいや、そういうことじゃなくて(汗)!
県外に出ないでくださいという外出自粛は遠い近いの問題ではありません。自粛をお願いされているのは東京、大阪、京都、神戸の人たちだけなんだから、青森県の人が福井県に来たって別にいいんです。
地図の場所で自粛の基準が変わっているのですが、地理感覚が希薄なイロハさんにはそういうことが肌で感じられないようでした。
車中泊賊はナンバープレートのチェックが趣味になる
車中泊で日本全国を旅していると「みんなどこから来ているのかなー」と、隣に泊っている車がどこから来ているのかが非常に気になります。
地元しか出かけないデイユースのカーオーナーにとってナンバープレートの「地名」なんてまったく興味がない情報でしょうが、車中泊マニアにとってはナンバープレートの「地名」は貴重な情報です。
同じ日同じ場所で車中泊をしているのに、東北カーの隣に九州カーが並んでいたりします。そういうのが面白くて車中泊賊は車のナンバープレートをチェックするのがいつしか趣味になってしまうのです。
車中泊マニアは日本各地の地名に詳しくなる
このように車のナンバープレートの地名をチェックするのが趣味になる車中泊族は、いちいち気になってネットで検索したりするので、日本各地の地名(ただしナンバープレート地域名のある場所に限る)に詳しくなります。
とくにコロナ禍で「県外に出ないでください」と言われていた東京、大阪、京都、兵庫の車は「ご当地ナンバー」のせいで、肩身が狭かったのではないかと思います。「品川」「世田谷」ナンバーなんか完全に東京都からの車ですし、「なんば」ナンバー(おやじギャグじゃないぞ!)なんか大阪から来たに決まっています。誰でも知っているような有名地名なので、誤魔化しようがありません。
そういう意味では千葉県などは東京都ほど有名でないご当地ナンバーばかりなので、福井県や石川県の人たちには「どっから来たのかわからない」のではないかと思ってすこし安心していました。
むろん、検索すればすぐにわかってしまいますが、そこまでマニアックな人は、自分も遠出している車中泊族の人だけです。つまり同族なので良心の呵責に悩まされることはありません。
ご当地ナンバープレート「一宮」ってどこだ?
車のナンバープレートの地名は「無名」で「ありふれている」ほど隠密行動に向いています。「足立」ナンバーでは東京から来たことを誤魔化しようがありません。「札幌」ナンバーとか、目立ちすぎです。
そんな「ご当地ナンバー」ですが「一宮ナンバー」というのがあるのを知っていますか?
私の愛車の「ご当地ナンバー」は、変えられるなら「一宮」に変えてほしいと思います。なぜって一宮ではどこから来たかさっぱりわからないからです。
みなさん、一宮ナンバーと聞いて、何県のナンバーだか、すぐに思い当たりますか?
私は全然わかりませんでした。我が千葉県にも一宮町というのがあります。東京オリンピックのサーフィン競技が行われる予定の「サーフィンの聖地」です。
さいたま市にも武蔵一宮・氷川神社というのがあります。
そもそも一宮というのは、その地方の最高格式の神社のことで、日本全国にあります。車のナンバープレートで「一宮」と言われたら「県内の車」と思う人が多いんじゃないでしょうか?
福井県で車中泊した時にも「一宮」ナンバーの車がありました。気になったので調べたところ、ナンバープレートの一宮は愛知県の車でした。めっちゃ県外の車じゃん。福井県内の車かと思ったよ。
もし東京からこっそり遠征してきている車でも「ご当地ナンバー」が「品川」じゃなくて「一宮」だったら、どこから来たかわからずに、知らんぷりできたのではないかなと思うのです。
空いているのに、なぜか隣に車を停める車中泊賊の謎
コロナ禍だったので、なるべく人と接触しないように気づかいながらの車中泊の旅でした。
深夜もなるべく人と接しないように、隣にクルマのいないスペースを見つけて、密にならないような車中泊を心掛けていました。
それなのに、いるんですよね。こんなときでも。なぜか真横に停める車中泊の車が。
なんで? 空いてないならともかく、空いてるじゃん。空いてるところに停めればいいじゃん。なんでわざわざ隣に停めるの? さびしいの? ここってヤンキーに襲撃される恐れがあるの? コロナ禍で密にならないようにしてくださいっていう時に、スカスカの駐車場なのに、なんで隣に停めるかな?
まあエンジンを切って静かにしてくれる車ならまだしも、そいつがアイドリングストップしないようなら夜中にドアを蹴飛ばしてやろうかと思います。
まあ千葉から福井まで出かけてきている私です。「お前が言うなよ」ってところでしょうか。