ここではマラソン大会本番に足周辺にマメができてしまう問題に対する対処法について書いています。
本番レース中に足にマメができたら、激痛で走れません。減速は避けられないでしょう。
せっかくトレーニングを続けてきたのに、マメができて走れなくなるというのは無念なことです。
体力が尽きて走れなくなったのならともかく、皮膚がグズグズに擦れて痛くて走れないなんて……しかし、これがよくあることなんですね。
本番レースでは、練習のときにはなかった距離を、なかったスピードで走ります。
だから練習の時にマメができなくても、本番にはできてしまうということが非常によく起こります。
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テーピングでガードして、ワセリンを上からべたべたに塗る
「足全体にワセリンをべたべたに塗る」というのが、古典的な対処法です。靴擦れというのは靴下の繊維と足の皮膚が擦れて起こる炎症なので、その間に「皮膚を保護するクリーム」を塗って摩擦を避けようというわけです。
ワセリンは安くて汎用性が高いのがメリットですが、ベタベタして洗濯してもなかなか落ちないというデメリットがあります。
専門のスポーツ摩擦皮膚保護クリームはワセリンよりは少し高いけれど、洗濯してもテカテカしていることがワセリンほどではありません。
靴擦れができる場所は決まっている
靴擦れのできる場所は走るフォーム次第なので人それぞれですが、その人なりにマメのできる箇所はたいてい決まっています。その箇所にスポーツテーピング用のテープを貼り付けて「弱い皮膚を補強する」という手もあります。
皮膚をテーピングでガードして、その上からワセリンを上からべたべたに塗ってテーピングと皮膚を一体化させます。
ワセリンを先に塗るとテープが剥がれてしまうので、必ずテープを先に貼り付けます。
五本指ソックスを履く
指の腹にマメができるという人は五本指ソックスで回避できます。
私の場合はザムストの足底アーチ補強ソックスを履いていたので、五本指ソックスは履けませんでした。

夏場のトレーニングでは靴下を脱いで足の皮膚を固くする
根本的な解決方法は足の皮膚を強くすることです。摩擦に対する刺激耐性を強めることです。
タコはマメよりも強しです。
足の皮膚が角質化(タコ)するぐらい摩擦に慣れていれば、靴擦れにも負けません。
足の皮膚を鍛えるためには、靴下を脱いで裸足で走ることです。
夏場は裸足でシューズを履いてみよう。直接ランニングシューズを裸足で履くのです。夏は靴下を履かないという人はそこそこいます。こういう人は足の皮膚が普段から鍛えられていて固くなっています。
サンダルで走っている人も同じ効果があります。
普段から足の皮膚をあまやかさないことで、マメの発生は防ぐことができます。
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