レインジャケットの寿命が来たようだ
ずっと登山に使っていたストームクルーザージャケットがそろそろ買い替えの時期に来ています。ゴアテックスの表面が火傷の跡の水ぶくれみたいになってしまっているのです。富士吉田の火祭りにこのジャケットで行ったから、そのときに火にあぶられたせいかもしれない。象皮症(皮膚病)みたいになってしまっているので、もう買い替え時かなと思っています。
ほかにもジャケットをもっているのですが、登山や海外旅行には正直、向いていません。
土木作業用のレインスーツは、防水性能はメッチャ高いのですが残念ながら重たいのです。また小さくたためないのでかさ張ります。そしてポケットがないために、スマホなどは懐から取り出さなければなりません。登山や海外旅行には使えません。
そしてスポーツ用のナイロンジャケットは、ペラペラでちょっとした雨にはいいのですが、大雨に降られると水分がしみ込んできて中を冷たく濡らします。軽くて小さくなるので海外旅行にはじゅうぶんに使えると思いますが、登山には向いていません。
いくらわたしが貧乏主義者だといっても、さすがにこれは新しいレインジャケットを買わなければならないでしょう。
雨で遊ぶ。雨を楽しむ
先日、韓国の慶州に旅行に行ってきました。まだ9月だったので、夏の軽装で行ったのですが、一日中ずっと雨に降られて寒さを感じました。ずっと冷水シャワーを浴びていれば夏でも寒く感じます。長期旅行を前提に旅しているので、雨の対策をするべきだと痛感したのでした。雨の対策で考え直すべき点は靴とレインスーツです。
旅行の靴は一足のみ。サンダルは完璧な下足か? サンダルは雨と寒さに弱い
せっかくカッパがあるので、本当は新しいものを買いたくないのですが(よっ、貧乏主義者!)、次の海外旅行か、本格登山の前にはレインジャケットを購入したいと思っています。
さて今日は雨が降ったので、慶州でやれなかったことをやってみました。土木作業用のレインスーツを着て、雨の散歩です。ちょっとした実験でしたが、じつにおもしろかったです。ゴワゴワの雨具ですが、日帰りの散歩だったらじゅうぶんに使えると思いました。音楽プレイヤーも雨対策でヘッドフォン型からイヤフォン型に変えて、たまには雨に打たれて散歩するのも楽しいものです。
これからは、土木作業用レインスーツは、雨の日の散歩に使いたいと思います。あるものを無駄にしたくないので……(よっ、貧乏主義者!)
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旅人が気に入った場所を「第二の故郷のような気がする」と言ったりしますが、私にとってそれは韓国ソウルです。帰国子女として人格形成期をソウルで過ごした私は、自分を運命づけた数々の出来事と韓国ソウルを切り離して考えることができません。無関係になれないのならば、いっそ真正面から取り組んでやれ、と思ったのが本書を出版する動機です。私の第二の故郷、韓国ソウルに対する感情は単純に好きというだけではありません。だからといって嫌いというわけでもなく……たとえて言えば「無視したいけど、無視できない気になる女」みたいな感情を韓国にはもっています。
【本書の内容】
●ソウル日本人学校の学力レベルと卒業生の進路。韓国語習得
●関東大震災直後の朝鮮人虐殺事件
●僕は在日韓国人です。ナヌン・キョッポニダ。生涯忘れられない言葉
●日本人にとって韓国語はどれほど習得しやすい言語か
●『ムクゲノ花ガ咲キマシタ』南北統一・新韓国は核ミサイルを手放すだろうか?
●韓国人が日本を邪魔だと思うのは地政学上、ある程度やむをえないと理解してあげる
●日本海も東海もダメ。あたりさわりのない海の名前を提案すればいいじゃないか
●天皇制にこそ、ウリジナルを主張すればいいのに
●もしも韓国に妹がいるならオッパと呼んでほしい
●「失われた時を求めて」プルースト効果を感じる地上唯一の場所
●「トウガラシ実存主義」国籍にとらわれず、人間の歌を歌え
韓国がえりの帰国子女だからこそ書けた「ほかの人には書けないこと」が本書にはたくさん書いてあります。私の韓国に対する思いは、たとえていえば「面倒見のよすぎる親を煙たく思う子供の心境」に近いものがあります。感謝はしているんだけどあまり近づきたくない。愛情はあるけど好きじゃないというような、複雑な思いを描くのです。
「近くて遠い国」ではなく「近くて近い国」韓国ソウルを、ソウル日本人学校出身の帰国子女が語り尽くします。
帰国子女は、第二の故郷に対してどのような心の決着をつけたのでしょうか。最後にどんな人生観にたどり着いたのでしょうか。
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登山、海外旅行では、レインスーツは最高のものを
海外旅行で使うレインジャケットは、軽くて、小さくなるものがベストです。
そして登山では、もちろん軽くて小さくなるものがいいことはいうまでもないのですが、いざとなったらそのレインスーツに命が左右されることもある最重要アイテムなので、中に雨がしみてきて体温が奪われるようなことのないように最高のものを揃えたいと思います。
こればかりは、貧乏主義者だからってケチケチしている場合じゃないのです。