旅は麻薬。みずからの人生を切り拓いているように見えて、実は受動的な快楽に溺れているだけ

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旅は麻薬。みずからの人生を切り拓いているように見えて、実は受動的な快楽に溺れているだけ

Twitterでこんなつぶやきをしている人がいた。

「旅」は麻薬だと思う。みずからの人生を切り拓いているように見えて、実は受動的な快楽に溺れているだけだから。旅に出ると自分がスーパーマンになったように勘違いするけど、日本に帰ったら普通の人間だ。旅人のみんな、早く自分の人生を生きてください。

HOTEL INSIDERという人の固定ツイートである。なかなか深いね。一理あるとは思うけど、みなさんどうでしょう? 共感できますか?

私も同じようなことを感じないわけじゃない。旅はけっして自分オリジナルの生産活動を行っているわけではない。みずからものをつくりだすほどのことをしているわけではない。ただ見ただけのことと、みずから何かを作り出すことは、だいぶ違う。精神的な集中、充実感が違う。

なにかを体験すること、それは重要だ。しかし、ただ見てきた、というだけではなく、何か習慣となるような触発があればいいとは思う。習慣になれば、経験が生涯に及ぶだろう。

スカイライナーで成田へと向かう途中、旅人がタウンワークを読んでいた。子連れの女性だった。これから外国に行く人がどうして仕事情報誌なんか読んでいるのだろう。私には理解できない。ふしぎな光景だった。

空港の免税店でつけた試供品の女性用香水の匂いが、狭い機内にこもって気持ちが悪くなってしまった。なれないことをするものではなかった。これが日常ならば洗えば済むが、機内ではそうもいかない。旅は特殊な環境だね。だからこそ学べることもある。

ツアーコンダクターを見て思う。ある人にとっては一生思い出に残るだろう海外の旅路を仕事として同行することは、どのような感覚だろうか。学校の先生も同じようなものかもしれない。彼らの日常は、私たちの一生の思い出だ。

たとえ世界一周しても、それはそれだけのことだと私は思っている。日常だけが、習慣だけが、人生を変える。

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カネを使うのも人生。カネを稼ぐのも人生

このツイートをした人は、たぶん、若い頃自分も放浪のバックパッカーだったのではないだろうか? 元旅人が、お金が尽きて、帰国して、ホテル業をはじめたのかな?

帰国したのち、お金を稼ぐ手段を考えて、今度は自分がゲスト側からホスト側にまわろうと考えて、ホテル業を開業した人なのではなかろうか。ツイート内容を見ても、そんな匂いがプンプンする。

ところで、この人のいう自分の人生って何だろう? 放浪しながら生きていくのも、それもまた自分の人生です。カネを使うのも人生。カネを稼ぐのも人生なのです。人間には生産しなければならない義務なんてないし、消費ばかりしてちゃいけないルールなんてありません。

人は感動するために、ただすばらしいことを経験するためだけに生まれてきたんじゃないかな? それが仕事なら仕事をすればいいし、それが旅なら旅すればいい。それが走ることなら走ればいいし、異性に愛されることならそうすればいい。

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雑誌『ランナーズ』のライターが語るマラソンの新メソッド。ランニングフォームをつくるための脳内イメージ・言葉によって速く走れるようになるという新メソッドを本書では提唱しています。

(本文より)

【入力ワード】写真からランニングフォームを学ぼうとする人が多いので注意喚起したいと思います。写真からフォームを学ぶのはお勧めできません。写真というのは瞬間を切り取ったものなので、間違った解釈をする可能性があるからです。「振り上げた脚」(往路)なのか「戻ってきた脚」(復路)なのか、写真ではわかりません。大地を蹴ったように見えている脚が本当に大地を蹴っているのか、大地を蹴ったように見えているだけなのか、写真からはよくわからないからです。写真で振り上げた膝の高さを見て「ふむふむ、膝はここまで上げるのか」と思い込んでマネするのもよくありません。慣性の法則で結果として脚がそこまで上がっているだけで、実際のランナーの意識としてはそこまで上げようとしていないかもしれません。「結果としてのフォーム」と「ランナー本人の走るときのフォーム意識(入力ワード)」は、必ずしも同じではないのです。

【腹圧をかける走法】そもそも息をするのは、酸素を吸うためです。吐くことよりも、吸うことに意識をおくほうが自然な発想です。肺の中に残っている空気(残気量)は、どうせゼロにはできないのです。吐き切るという努力は、動かない壁を押すような無駄な努力です。そこに力を割くべきではありません。持ち上がらないバーベルを無理やり持ち上げようと喘ぐと、余計に息が苦しくなってしまいます。楽に息するのとは真逆のことです。それよりも思いっきり吸うことです。そのための走法が腹圧をかける走法です。肺を絞って痩せた人のように走るのではなく、腹はたるんたるんと力を抜いてだらしなく腹が太った人のように走ります。そもそも重力は下向きなのだから、横隔膜を下げることは理にかなったことです。それに対して、吐き切ることを意識すると、重力に逆らって横隔膜を持ち上げながら肺を絞らなければなりません。どちらが楽にできると思いますか?

【ストライド走法】ピッチ走法には大問題があります。実は、苦しくなった時、ピッチを維持する最も効果的な方法はストライドを狭めることです。高速ピッチを刻むというのは、時としてストライドを犠牲にして成立しているのです。

【踵落としを効果的に決める走法】私はカラテ素人ですが、サブスリーランナーとして、すくなくとも「踵落とし」を無力化する方法をすぐに思いつくことができます。答えはカンタン。攻撃側が踵を振り上げて止まったポイント(これを上死点といいます)に、自ら打撃ポイント(脳天など)を近づけていくことです。上死点では運動エネルギーがゼロになっているために、破壊力もゼロです。上死点から距離をとらないことで「踵落とし」というキックを無力化できます。
ストライドを稼ぎたいあまりに、未熟ランナーほど振り出した前足が最も伸びきったところで着地してしまうのです。つまり「膝が伸びきったまま」「踵から着地」してしまうのです。これは「踵落とし」の運動エネルギーがゼロになっている上死点で着地してしまっているのと同じことです。これでは速く走ることはできません。

言葉のもつイメージ喚起力で、フォームが効率化・最適化して速く走れるようになる新理論の書。言葉による走法革命。とくに走法が未熟な市民ランナーであればあるほど効果的です。本書はあなたのランニングを進化させ、市民ランナーの三冠・グランドスラム(マラソン・サブスリー。100km・サブテン。富士登山競争のサミッター)を達成するのをサポートします。
●「動的バランス走法」「ヘルメスの靴」「アトムのジェット走法」「かかと落としを効果的に決める走法」「ハサミは両方に開かれる走法」「腹圧をかける走法」
マラソンの極意「複数のフォームを使い回せ」
究極の走り方「あなたの走り方は、あなたの肉体に聞け」
●【肉体宣言】生きていることのよろこびは身体をつかうことにこそある。

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ところがこの人は、カネを稼ぐことだけが自分の人生で、カネを使うことはそうではないと思っているみたいだ。

自分をスーパーマンのように感じるというのは、私のいう「お客さまという権力」のことだろう。

「お客さま」という権力。外国で暮らす方法

この人は、労働してお金を稼ぐことを自分の人生だと思っているんじゃないだろうか?  そしてまだ旅をしている人がうらやましくて、こんなつぶやきをしたのかもしれない。カネがなくなると、旅はそこで終わる。そして金を稼がなきゃならないから、旅よりもそっちが優先になるのは当然。それはわかる。お金を稼いで旅に復帰したくても、そうもいかないことも現実。そしているうちに、金を稼ぐことを自分の本当の人生だと思ってしまうのもわかる。それは錯覚なのだけれど。

だってさ、ホテル業だって同じじゃない? けっきょく、どんな客が来てくれるかは、受動的じゃん。自分で選べることではない。それは海外の放浪先でどんな面白い出来事と出会えたか、と本質的に同じものだ。ホテル経営をはじめたことが自分の人生だって? それなら見知らぬ国に足を踏み入れたことも自分の人生だろう。能動的に何かを切り開くとすれば、それはこの肉体を使って足を前に歩み始めることだけだ。

今を生きる実体験。マラソンランナーはマインドフルネス瞑想中

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快楽を追求するのも生き方だが、苦痛を排除するのも生き方

人は、本当のことを知りたいと思ったら、本を読むか旅をするしかない。仕事だけだと、自分のいる場所のことしか知らないと、とてもかたよった、真実とはほど遠い情報しか取れないこともある。

私はパリ(ユーロ)からベトナム(ドン)経由で日本に帰国したことがある。ベトナムで買い物をして1,000,000ドンを店員に渡すときには手が震えました。ユーロの世界では、ほとんど一桁の買い物しかしてこなかったのが、急に百万という単位になって、あまりのギャップに頭がついていけなかった。ものすごいボッタくりに遭っているかのように、パニクったものです。

ただお金を払うだけでも面白い。それが海外旅行のだいご味です。お金を払うという生活の根本行為ですが、100万円を現ナマで支払ったかのような経験をしました。

人生を買うという行為だけで終わらせないために。『ロビンソン・クルーソー』

快楽を追求するのも生き方だが、苦痛を排除するのも生き方です。逃げたっていいのです。何をしたって、それが人生。逃げられないのは、そこだけですよ。

ちなみに私にとって旅とは「受動的な快楽」ではなく、もう一度初心に戻ってレベル1から人生を生きなおすロールプレイングゲームのようなものです。とくに日本語という最強武器をすててカタコトの英語で挑む冒険は、最強の勇者の剣をすてて、棍棒とか檜の棒でラスボスに立ち向かうように難易度が爆上がりします。それがおもしろいのです。

人生は関門突破ゲーム。壁は人生をおもしろくするためにある

もっとも最強防具の「お金」だけは身につけていますけどねw。

積み上げるだけが人生じゃありません。人生は無意味だからこそ面白いともいえるのです。旅は人生の舞台のようなものです。みずからが演出家の人生ですが、どんな演出家よりもあなたの人生を彩ってくれるでしょう。

ツイッター氏よ、たまには君も旅に出ろよ。昔のように。

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