ドラクエ的な人生

車泊でGO! 遠征報告書(2021年GW)

2021年4/29-5/5のGW車泊でGO! 中遠征(10日以内)の計画書です。7泊8日。

車中泊中遠征の結果です。

GWに渋滞に巻き込まれない方法は、多くの人の動きよりも一日分先に移動することです。軽量速攻軽! 登山、マラソンで渋滞に巻き込まれないようにする方法と同じです。

今年は石川県、福井県を攻めることにしました。このページは帰宅後にプランを実際の道程に書き換えたものです。

4/28(水)道の駅「あぐりーむ昭和」で宿泊

千葉県を仕事後に出発。千葉県→埼玉県→群馬県→新潟県。17号で沼田市から三国街道へ。

道の駅「あぐりーむ昭和」で宿泊。

4/29(木。昭和の日)石川県・小松空港

道の駅あぐりーむ昭和(群馬県)から新潟県へ移動しました。三国街道を上越市に向かいます。

途中、道の駅「うみてらす名立」で小休止。

そして小松空港へ立ち寄りました。この旅ふたつめの地方空港です。

私は世界放浪の経験から、空港が大好きになりました。いつも旅は空港から始まりました。車中泊の旅でもいつも地方空港を観光することを楽しみにしています。みなさん、地方の観光をするときに「×県観光地ベスト10」みたいな検索をする人がほとんどだと思います。そういう検索をしていると「地方空港」は出てきません。でも地方の情報を知るのにも、名産を知るにも、空港ほどベストな場所はありません。

小松空港は石川県の地方空港です。しかし……なぜか福井県立恐竜博物館推しでした(;^_^A

また富樫と弁慶、義経で有名な安宅関があったのが小松空港のある小松市だそうです。もっと東北の方かと思ったら、案外京都近くだったんですね。

4/30(金)自殺の名勝地・東尋坊

自殺の名所、東尋坊を早朝から観光。ここで多くの人が人生に絶望し自ら命を絶っているかと思うと足がすくみました。足がもつれて転んじゃいましたでは済みません。

福井県の禅寺・永平寺を見学。曹洞宗の大本山。禅とは足を組むものだけにあらずというのが私の考え。

福井県立恐竜博物館

そして今回の旅の主たる目的地のひとつ。男の憧れ福井県立恐竜博物館へ。父と少年が大興奮しているのに、母親と少女はしょうがなく付き合っているという施設です。

大きな生き物に憧れる男の心理は、女性にはわかり難いもののようです。うちの妻もあまり理解できないようでした……。

中国で発見された「トゥオジャンゴサウルス」。ステゴサウスルが肩に棘を生やした近縁種。こんなものはわたしの子供のころには発見されていなかったと思います。現在では恐竜の世界の新発見の主役は「中国」のようでした。

鯖江市「めがねミュージアム」

 

そして鯖江市「めがねミュージアム」を見学。この双眼鏡眼鏡、いいアイディアじゃない? 欲しいな。

水晶浜海水浴場でUターン開始です。戻りながら車泊旅をつづけました。

この日は入浴しました。入浴は二日に一度、他の日は体を拭いています。

5/1(土)のとじま水族館

加賀一向一揆でおなじみの吉崎御坊から、能登半島へ向かいます。氷見から先には行ったことがありません。目指すは最北端です。

「のとじま水族館」を鑑賞。こちらの水族館はジンベイザメを強化プラスチックごしではなく直接見ることができます。彼(ジンベイ)が近づいてきたときにはゾッとしました。ダイビングをする人はこの異世界感がいいんだろうなあと思います。住む世界の違う巨大な生き物が私は恐ろしかったです。

のと里山空港

「のと里山空港」を訪問します。空港大好き!

文字通り里山を削ってつくったかのような高台にある空港でした。

フライトは羽田便しかないそうです。新幹線が金沢までありますが、山越えして飛んだ方がずっと早いんでしょうね。

車だと……私たちここまで二日かかりましたから。

永井豪ミュージアム。人の命はつきるとも不滅の力マジンガーZ

輪島市の「永井豪記念館」に立ち寄りました。先生の生まれが石川県輪島市とのこと。文字通り「故郷に錦」の記念館です。世界的ヒット作グレンダイザーよりも、うちの妻は「パンティ」を顔に被って変装する「まぼろしパンティ」にびっくりしていました。「斉藤由貴か!」と言ってた(笑)。

人生楽しそうだなあ。尊敬してます。永井豪先生!

バリ島でも見られない海辺の見事な棚田。バリ島との違いはやっぱり周囲のジャングル度です。まだ能登は寒かった。リゾート感はありませんでした。

上杉謙信の越軍を奇妙な風体で脅かして追い払ったという御陣乗太鼓を見学。越軍は侵略軍ということで撃退したわけですが、謙信は「正義の軍」しか起こさなかった義の将として有名な人物。能登半島侵攻は領土拡張欲の侵略だったのでしょうか?

調べると、残酷な処刑などの常習犯であった織田信長が越前方面に進行してきたことで、脅威を感じた一向一揆勢力が上杉謙信に救援を求めたということでした。その救援に応じて兵を出したから「義の軍」であって私欲の侵略軍ではない、という位置づけになっているようです。

このように侵略軍というのは、いくら支配者層からの求めに応じて起こした軍でも、民草(人民)にとっては侵略軍となってしまうのです。皇帝などは自分のことしか考えないのは通例であって、足利義昭と織田信長とか、溥儀の満州と大日本帝国なども、似たような例です。武力がただ黙って子分になってくれるわけがないではありませんか。

この日は夕食を抜いて8時ごろ就寝。朝は5時に起きているので9時間睡眠。長時間ドライブを考えるとちょうどいいぐらいです。

いつも夕飯を食べてすぐに寝ていたのですが、夕飯を抜くと調子がいいことがわかり、今後は夕食を抜くスタイルで定着しました。

5/2(日)

輪島の朝市を見学。日本三大朝市だそうです。その三大のうちのひとつが千葉県勝浦の朝市だというので、いっさい期待しないで行ったらけっこう頑張って市場してました。タイや台湾など屋台文化の国の市場とは比較以前の規模ですが……。

能登最北端へ。

有名なランプの宿。電気が通っていない宿です。

青の洞窟。

お客さんが「今日は曇っていますけど、今日でも青く見えますか?」とガイドの若い女性に聞いていました。

ガイドの女性は不思議そうな顔をして「はい……青く見えます」と答えていました。答えは……人工の照明で青く見えているのです。そりゃあどんな天気だって青く見えるわな。

カプリ島の青の洞窟とは比べ物になりませんが、行く価値はあります。

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日本一の道の駅「氷見」

道の駅氷見で宿泊。この道の駅は日本一の道の駅ではないかと思いました。

車中泊賊が愛する道の駅は、経営的に成功する道の駅
経営に成功する道の駅とは、車中泊族をポジティブに取り込むことではないかと思います。車中泊賊は夜は暇です。本当はお風呂に入ってビールが飲みたいのです。もしも道の駅がそういうものを提供してくれたら……ほとんどの車泊賊はよろこんでお金を払うでしょう。

 

こちらは藤子不二雄の我孫子先生の故郷です。「故郷に錦」パートツーですね。

5/3(月。憲法記念日)

昨夜泊った道の駅氷見は、これまでで一番上質だった。

酒が飲める。広い。朝定食がある。ゴミ箱もある。

道の駅を開こうとする場合は、いっそ、外水栓も開放して、車泊賊にお金を落としてもらっては如何?

空港の第三弾、富山きときと空港。何もない空港でしたが、北アルプスが展望デッキから眺められました。

こちらもコロナ禍で国際線は「なし」。さびれていました。頑張れよ、航空業界!

長野県に突入して、大王わさび農場を見学。わさびソフトクリームをたべて、道の駅白州にて宿泊。

5/4(火。みどりの日)

「吐竜の滝」を見学。

北杜市役所は学校を再利用しているとしか見えない。

富士レーダドーム前にて宿泊。

5/5(水。こどもの日)

帰宅。

このGWは人がすくなかったと思いました。みんな自粛してるんだなあ。オレはやらんけど。

当初の予定とだいぶ変わりましたが、ざっとした計画なので、現場の采配で何とでもなるのです。

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わたしたちはステーションワゴンの後部スペースに「トゥルースリーパー」の低反発マットレスを敷いて車中泊しています。低反発クッションなので体の節々を痛めることなくぐっすりと眠れます。5cmの厚みで冬でも寒くありません。「登山用マットと寝袋の人」とは、飛行機のファーストクラスとエコノミーぐらい寝心地が違います。

 

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