どうもハルトです。みなさん今日も楽しい旅を続けていますか?
6月はサクランボ狩りの季節
これまで私たちはサクランボ狩りと言えば山梨県であった。山梨には先輩の別荘があり、ホームといってもいいほどの地の利を感じていたためである。山梨県には甲州市や山梨市あたりに一大さくらんぼ地帯がある。週末は山梨にいます。この言葉は私たちのための言葉だと言っても過言ではない。困ったときは山梨に行けば間違いはない。
しかし今回は群馬県に行ってみることにした。山梨を外したのは、今後、吉田の火祭りやブドウ狩りなどで訪問予定があるためである。
群馬県沼田市に一大サクランボ狩り地帯がある。そこに行ってみた。いいねサクランボ狩り。おいしいよ。30分1500円であった。30分あれば腹いっぱい食べられる。さくらんぼは実だけもぎ取って種はプッと地面に吐き出すのがルールだ。
毎年のように「いちご狩り」「さくらんぼ狩り」「ブルーベリー狩り」「ブドウ狩り」の4大果物狩りを欠かさない私たちとしては、同じ✖✖狩りでも種類で違うなあ、と思うことがある。それをここでは書いてみたい。
GI値から見た4大果物狩りの計算値と実感との差
さくらんぼはたくさん食べられる。ブルーベリーもたくさん食べられる。それに比べるとブドウというのは案外食べられない。満腹中枢が刺激されてすぐに「これ以上食べられない」状態になってしまうのだ。
私たちはいちご狩りもよくするのであるが、イチゴもたくさん食べられる。しかしいちごを100個食べるのはすこし苦しい。一粒が大きいからね。しかし食べられる容積でいえば4大果物狩りの中でいちごが一番かもしれない。
巨峰100粒食べるのは無理だ。おそらく血糖値が急上昇するせいではないだろうか。
GI値というものがある。グリセミック・インデックスと呼ぶ。ダイエッターやマラソンランナーにはおなじみの数値だ。50gのブドウ糖を摂ったときを基準値100とし、血糖値の上がりやすさを表した指数である。人間は血糖値が下がると空腹を感じ、血糖値が上がると満腹を感じる。急激に血糖値が上がる食べ物は急速にお腹がいっぱいになるためたくさんは食べられない。
血糖値の低い順に4大果物狩りを並べてみると、
いちご29<ブルーベリー34<さくらんぼ37<巨峰50
となる。これは4大果物狩りをしまくってきた実感と合致している。同じ柔らかい水っぽい果物なのにどうしてこれほど違うかと思うほど、巨峰は食べられない。うまいのに、食べられないのだ。
いちご狩りの後はおしっこがびっくりするほどでるぞ!
別の実感もある。いちご狩りはすぐにトイレに行きたくなる。利尿効果が半端ないのだ。いちご狩りの後はおしっこがびっくりするほどでるぞ!
ところがサクランボ狩りはそれほどトイレに行きたくならない。同じ赤い果物だというのに不思議なものだ。
そしていちご狩りはすぐに消化して不思議なほどお腹がすく。いちごは全部が消化酵素でできているのかと思うぐらいすぐに消化して胃袋がすっからかんになる。小便に行きまくり、そしてお腹がすく。あれほど食べ放題に食べたのに「お腹にたまる炭水化物」が果物狩り直後だというのに食べたくなるのだ。この現象はGI値だけでは説明できない。
サクランボ狩りの場合、そうはならない。サクランボを食べ放題に食べた後は、しばらく満腹感が続く。食事したくならないし、食べてもあまり胃袋に入らない。食べたものが消化器官内にまだ残っているのだ。同じ赤い果物だというのに不思議なほど違う。
蜜がしたたるサクランボの木
さくらんぼの味は木によって違う。おいしいサクランボの木からは蜜が滴っている。この蜜が果物にいっているのだと思えばそりゃあ甘いわけだよ。
現在、農業がちょっとしたブームとなっていて、植物を育てるということに癒しや教育的効果や生き甲斐などを期待するムーブメントがある。
果物狩りというのはその一番おいしいところだけいただくという最高の贅沢である。
それでも「果実は花の後につくのだなあ」とか「木は生きているのだなあ」とか「なんで人間に食われるためだけに、こんなにおいしい実がなるのか、いったい誰の意志だろうか?」と神の存在をかすかに感じたりとか、いろんなことを考える。
何も考えなくても、美味しい。豊かな人生のために、果物狩りにぜひ行ってください。