断食。エンザイム。オートファジー現象。血管内プラークで生きていく断食派の悟りの境地について

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『ドラクエ的な人生』とは?

心の放浪者アリクラハルトの人生を走り抜けるためのオピニオン系ブログ。

書籍『市民ランナーという走り方(マラソン・サブスリー。グランドスラム養成講座)』。小説『ツバサ』。『通勤自転車からはじめるロードバイク生活』。『軍事ブロガーとロシア・ウクライナ戦争』。Amazonキンドル書籍にて発売中。

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断食の効果。オートファジー現象の発動について

世の中には断食が健康にいいという人たちがいます。断食すると体が飢餓状態になって、生命維持に必要のない細胞が分解されて再吸収されるというのです。

つまり脂肪肝の脂肪がつかわれ、血管内のコレステロールの詰まりも栄養素としてつかわれ、ガン細胞なども分解されて、生命維持に必要な箇所へと再生されるというのです。

この効果をオートファジー現象といいます。健康になるだけでなく、病気がなおり、若返ることができるといわれています。汚れた血が各種炎症の原因なので、血の汚れが使われてサラサラになれば、炎症にも効果があるとされています。

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体内のエンザイム量は決まっている。長寿(サーチュイン)遺伝子

オートファジー現象が発動するためには、16~18時間の断食で十分だとされます。つまり半日断食です。すると肉体が飢餓状態になることがスイッチとなり、糖質から別のエネルギー源へとシフトします。脂肪を分解してエネルギーを得ようとし、体毒の排泄モードになります。働かせすぎの胃腸を休めることによって、胃腸は消化・吸収の仕事ではなく排泄の仕事に専念できるのが理由です。その胃腸の消化・吸収を休める時間が16時間以上。肉体が飢餓状態になるためには時間が必要なのです。人間の体内のエンザイム量は決まっていて、それを活動に向けたり、治療に向けたり、消化吸収に向けたりします。現代人はなかでも消化吸収にエネルギーを使いすぎている、というのがこの派の主張です。この学派を断食派と命名しましょう。断食派は「これまでのフォイト栄養学は栄養過多、タンパク質過多で間違っている」と批判します。

生命維持を肉体は最優先にします。つまり肉体の飢餓状態によって、細胞の融解と再構成が行われます。これを自己融解といいます。要らない細胞を壊して、必要な細胞をつくる仕組みです。この自己融解によって腫瘍などの不必要な細胞が壊れることを病巣融解といいます。

また肉体の状態によって生殖能力が高まり、長寿(サーチュイン)遺伝子が発動するという人もいます。実際にめんどりに卵を産ませる秘訣があって、それは餌を断つことなのだそうです。栄養を断つことで生殖能力、繁殖能力が加速される証拠です。断食が性能力の回復にも役立つというです。

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断食は遺伝子を活性化する。

飢餓状態というストレスに対する反発力が、体質を変換させて、治癒力となる。

脂肪が分解されたケトン体をエネルギー源とすると、脳にはαエンドルフィンが増える。断食は快楽をもたらす。

クローン羊ドリーは、体細胞クローン。どうして発育できたかというと断食という初期化を行ったから。栄養を二十分の一にしたら、飢餓状態のショックで遺伝子がオフからオンに切り替わった。

鈍重肝臓=右の肋下部に鈍い痛みを感じる。とくに脂肪分が多い濃厚な料理を食べた後に。

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空腹力をあげる。空腹感こそが生きがい、生きてる実感なのだ

肉体の飢餓状態は、むしろ生物としては自然な状態だと考えられます。肉食獣は腹が減ったときにはじめて狩りをします。つまり「腹が減るほど元気になる」と断食派は説明します。満腹のライオンは寝転んで動こうとしません。

ただし脂肪細胞が分解する過程で、脂肪細胞内にたまっていた悪いものが溢れ出ることから好転反応と呼ばれる一時的な副作用がでるそうです。

もちろん太っているよりも痩せている方が異性にモテます。さらに記憶力がよくなり頭もよくなるそうです。断食派の主張を聞いていると「いいことだらけ」のように聞こえます。病気もなおり頭もよくなりエネルギーに満ちあふれモテるようになるとすれば、これをやらないほうがアホだという気がします。

ただしそれには空腹感こそが生きている実感なのだと感じられることが絶対に必要です。あるいは空腹を何とも思わない、空腹こそあたりまえの状態だと放置できる空腹力とでもいうべき感性を身につける必要があります。

空腹感こそが生命力の源泉なのだ、という信仰が。断食派は先鋭化すればするほど宗教じみてきます。血管内プラークで生きていけるとするならば、仙人が霞を食べて生きていたように見えるからでしょう。

イエス・キリストが言ったという「まずしきものはさいわいなるかな」とは、食えない人ほど病気にならないことだとこじつける断食派もいます。

キリスト教信者でない者が聖書を精読してみた

※ただしガンがすでに体内に発生している場合には空腹が逆効果になるおそれもあるので注意が必要とのことでした。

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運動するよりも食わない方が効率よく痩せられる。

運動するよりも食わない方が効率よく痩せられます。いくら運動してもその後たらふく食べたら胃腸には消化吸収の重労働を強いているだけです。体重を減らすには食わない方が効率がいいのです。ただし運動における強負荷や血糖値の消費も一種の肉体への飢餓状態であり、オートファジーが発動します。また筋肉からはマイオカインという活性ホルモンが分泌されます。スポーツ選手が溌溂として若々しいのはこれが理由です。

空腹時間を16時間以上あけても、ドカ食いすればやっぱり太ります。いくら運動をしても、それ以上のカロリーを摂取すれば太るのです。「なまじっかな運動は食欲を刺激してかえって太る」というデータもあるくらいです。断食すると栄養不足で脂肪といっしょに筋肉も落ちてしまうから筋トレしながら断食することが二重の意味で推奨されています。

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断食派はクスリによる治癒にも否定的です。病気になったら「食うな、動くな、寝てろ」といいます。

オートファジー効果は半日断食でも見込めます。しかしできれば一日断食にも挑戦したほうがいいようです。野菜ジュースは飲む野菜ジュース断食のような酵素だけは摂取する断食でいいそうです。ガンジーダルマみたいな「水だけ」「座禅」である必要はありません。有名人でも半日断食を実践する人は多く、タモリビートたけしも一日一食なんだそうです。成功者がやっていると聞くと「自分も!」と思う人が多いのではないでしょうか。

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正岡子規の大食死。食べ間違い。

断食で有名人と言えば明治の文豪、正岡子規です。いや、逆の意味で。

正岡はすさまじいまでの食欲で病気の体をみずから痛めつけました。この人の仰臥漫録を見てみると、結核菌ではなく、食い死にしたのではないかといいたくなります。

ひと昔前のおばあちゃんのように「病気は栄養のある食べ物でなおす」と頭から信じ込んでいるのです。だから吐いて気持ちが悪くなっても食べ続けています。栄養をつけてなにがなんでも治りたかったんでしょうね。一日三食なのはあたりまえで、毎回大量に食べています。菓子パンやフルーツも大好きで十個以上をまとめ食い。糖分のとりすぎでインシュリンが過剰に分泌されて血糖値は乱高下して食欲はおさまることを知らず頭は狂ったようになります。

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もうダイエットは諦めた。もはやモテることは望まない。デブの生き方

正岡子規ほど極端でなくても、この世界にはデブに振り切ってしまっている人たちがいます。もうダイエットは諦めた、という人たちです。アメリカ人なんかにこのタイプが多いように思います。

性欲は人間の三大本能のひとつといわれますが、食欲ほど強烈なものではないでしょう。

食欲は毎日のことであり、性欲は毎日のことではありません。モテるため(性欲)にダイエットするというのは、わりにあわないと考える人の気持ちが、私にもわからないわけじゃありません。

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食うために生きている? 何のために生きているのか? 長生きして何をするのか?

わたしたちは何のために生きていくのか? 哲学の本質的な命題のひとつです。それに対する明快な答えのひとつとして「食うために生きている」というものがあります。わかりやすく、強烈な論理です。食べることは、生きがいになりえます。でもさ……食えないじゃん。断食生活だと。

断食をするのは、ほとんどの人は健康長寿のためです。病気がなおるのだったら、食欲だって我慢できます。死にたくはないので断食するとします。その結果、健康を取り戻したとして何をしましょうか? 健康長寿になって何がしたいのでしょうか? 飢えている人間は全員こう答えますよ「腹いっぱい、メシが食いたい」って……でもさ、食えないじゃん。あなたの健康が断食によって支えられているとしたら。

完全健康体になるための断食。完全健康体なってやりたい最大のことは「お腹いっぱい食うこと」。この矛盾につきあたるのです。だからもうダイエットはしないというデブに振り切った人の気持ちが私にもわかるというのです。

「お腹いっぱい食うこと」は完全健康体にならなくても、実は今すぐにでもできるのです。血液の健康の数値を悪くしますけどね。

健康長寿になるために「あれもやっちゃいけない。これも駄目」と禁止事項ばかりでは、なんのための健康長寿だかわからなくなってしまいます。

フィリピンにはゴミ山があって、そこではゴミを拾い集めて暮らす最底辺の貧しい人たちがいます。彼らは一日一食しか食べられずいつもお腹を空かせています……なんて記事がフィリピンの旅本には書いてあります。

でもおれと同じじゃん。一日一食で腹をすかしているのは、断食派もゴミ山生活者と変わりありません。ゴミ山生活者は「一日一食の空腹の暮らしから逃げ出そうと必死に努力する」という希望がありますが、断食派は「一日一食の空腹の暮らしから逃げ出す」ことはできません。みずからの意志でその暮らしをしているのですから。貧乏暮らしからいつでも逃げ出せますが、それは不健康状態へとまっしぐらなのです。

なんて矛盾だ!

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欲は捨てろ、という仏陀の悟りが断食によって見えてきた

こう考えると、ますます何のために生きているのか、長生きして何がしたいのか、わからなくなってきます。なんのためにいっしょうけんめいお金を稼ぐのか? これもわからなくなってきます。これだけ食わない暮らしをしていたら、生活費なんて知れたものです。食費がかからないわけですから。ゴミ山の最底辺と似た食生活をしているのですから。

人生において大切なものは「時間」だけではないか、そんな気がしてくるのです。

もしも断食派の言うことを信じるならば、食欲は「なかったこと」にして煩悩滅却するしかないのです。空腹を普通の状態だと感じる。別に腹が減ったとも思わない。

食欲に悩まされている限り、心の平安はありません。ただ生きてるだけでいい。そう思えるようにならない限り、断食による苦悩は終わりません。あるいは「ただ生きてるだけでいい」さえも、煩悩かもしれません。誰もがやがては老いて病気になって苦しんで死ぬのですから。

極楽往生とか阿弥陀仏とかいっさい説かなかった元祖仏陀の教えは、煩悩を捨て去らない限り苦悩は終わらないというものでした。こう考えると仏陀の教えは宗教というよりは哲学ではないでしょうか。

欲は捨てろ、という仏陀の悟りが断食によって見えてきました。食欲を捨てる、だから断食派は宗教ぽいとのです。ヨガ行者のようでもあり、カスミを食って生きる仙人のようでもあり、仏陀のようでもあるからです。

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万病一元、血液の汚れから生ず

東洋医学では「万病一元、血液の汚れから生ず」というそうです。血液を汚れさせる最大の原因は「食べ過ぎ」です。海や川も栄養素が多すぎると汚れるように、血液も栄養がいきわたりすぎると汚れます。だから断食して血をきれいにしましょうというわけですね。

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