「ヤクザ医師?」いや、薬剤師です。花粉症の薬をください!
みなさん、医者というと尊敬し、薬剤師というと「ヤクザ医師?」と勘違いするぐらい評価が低いのではないかと思います。ウチの近所ではコンビニよりもドラッグストアの方が多いぐらいですので、薬剤師の雇い賃は暴落しているのではないでしょうか?
鼻の粘膜がびらんして、鼻水に血が混じっているほどの重度の花粉症。
私は大病をわずらって奇跡の外科医ブラックジャック先生のお世話になったことがないせいか、医者を無条件で尊敬するという気持ちにはなれません。
現在、私は花粉症で苦しんでいます。毎年恒例です。この時期になると目が痒くてくしゃみが止まらず鼻をかみ過ぎて鼻水に血が混じっていることもあります。
この症状を和らげてくれるのは薬剤師が出してくれる「おくすり」です。
この花粉症のお薬ですが、毎年恒例ですし、医者の処方を省略することはできないものでしょうか?
花粉症は病気ではないのだから、処方箋なしで薬は出せないのか?
花粉症であることはわかり切っているんだし、欲しい薬の名前も効用もすでにわかっているわけですから(昨年と同じ薬をいただければそれでじゅうぶんです)、薬局が去年と同じ薬を出してくれればそれだけでじゅうぶんです。
なんでこんなことをいうのかというと……薬局は混んでいないけれど、花粉症の時期の耳鼻科というのは半端なく混んでいるからです。
今年も花粉症の薬をもらうために耳鼻科医院に行ってきました。このコロナ禍なのに、診察室はものすごい人でした。花粉症でこの時期だけお世話になるという患者も多かったことでしょう。
約2時間待たされて、診察は5分程度でした。だって花粉症だと決まっているし、薬だって決まっています。そして去年と同じ薬の処方箋を書いていただきました。なんというか……とてつもなく無駄なことをしていると思います。
コロナ禍で、なるべく人と人が接しないようにと、いろいろなことが変わりました。ついでに花粉症の薬ぐらいは処方箋なしで去年と同じ薬を出してもらえるようになるとありがたいと思います。
花粉症って厳密には病気じゃありません。病気じゃないもののために医院で待たされて新型コロナウィルスにかかったのではわりにあいませんぜ。
診察待ちだけで1時間以上かかります。サラリーマンはその間、仕事を休まなければなりません。
そもそも医者というのは処方箋を書いて儲けている既得権益ビジネスです。その特権階級の許認可権を一部(花粉症のぶんだけでも)解放することはできませんか?
そもそもあなたの花粉症の辛い症状を治してくれるのは医者ではなくてお薬なんですよ。処方箋を書いてくれる医者に感謝する行為は、明治時代の庶民が官憲に捧げた尊敬と同じです。けっきょくは許認可権に対する敬意でしかありません。
【医者ぎらい】「風邪かどうかは、これから診察しておれが決めるんだ」と怒る先生
「おくすり手帳」に記載があれば、花粉症薬を出してくれればいいじゃないか。
ほしいのは去年と同じ薬なので、処方箋なんかなくても、ほしい薬は患者側であらかじめわかっているのです。「おくすり手帳」に去年の薬が明記されていますからね。
ぜったい省略できると思いませんか?
私はこちらのコラムで「風邪かどうかはこれから診察しておれが決めるんだ」という名物医者のことを書きましたが、花粉症は病気じゃないし、毎年恒例なので医者の診断なんていりません。
ぜひ花粉症の薬は、医者の処方箋なしで、薬局で受け取れるように、規制緩和してほしいと思います。
処方薬と市販薬。ジェネリック医薬品
ちなみにおくすりには、処方薬と市販薬というのがあって、このコラムでは処方薬のことを書いています。
市販薬ならば処方箋なしで薬局で手に入れることができます。もちろん花粉症の薬もあります。
しかし処方薬の方が、薬効が強く、保険がきくから値段が安いという特徴があります。
重度の花粉症で、なおかつ貧乏な私が欲しいのは、市販薬ではなく処方薬なのです。
毎年、医者に見てもらえば、花粉症の薬を去年と同じではなく、ジェネリック医薬品に切り替えてもらって、お薬代が安くなることもあります。
でも結局、診察代をとられるので、そのぶん高くつくのです。
花粉症は病気じゃありませんし、毎年のことなので症状を見れば誰にだってわかり切ったものです。
どうにかして花粉症薬の医者の診断書は省略できないものでしょうか?
ソーシャルディスタンスも確保できないことですし。