音楽なしには走れない。ノーミュージック、ノーランニング
ランニング用のMP3プレイヤーを長く愛用している。もう二十年は使っているだろうか。
音楽なしには走れません。ノーミュージック、ノーランニング!!
ソニーのウォークマンWシリーズ。ノーミュージック・ノーランニング
長く愛用してきたのはソニーのウォークマンWシリーズであった。これは雨にも強く、邪魔なケーブルもなく、音質もよく、最高だった。ずっとこれを使っていくつもりだったのだが、リリースしてから長い年月がたち、ソニーのほうで販売中止になってしまった。
販売中止後も電気屋の在庫から仕入れてずっとウォークマンWシリーズを使い続けてきた。しかし二台続けてすぐに故障したのでこのシリーズは諦めることにした。もうカスしか残っていないと判断したのだ。
スマホを携行して走っているランナーがいるが……やる気があるのか?

スマートフォンを携行して走っている人がいるが、私はシリアスランナーなので、とてもそういう気にはなれない。スマホは重くて走るのに邪魔である。
ウォークマンをあきらめた後、電池式のMP3プレイヤーを二台連続で使った。有線イヤフォンから曲を聴きながら走り続けた。いつしか電源が入らなくなったり、ボタンが反応しなくなったりして、二台のMP3プレイヤーともお別れすることになった。
今後、どうすればいいのだろうか?
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雑誌『ランナーズ』のライターが語るマラソンの新メソッド。ランニングフォームをつくるための脳内イメージ・言葉によって速く走れるようになるという新メソッドを本書では提唱しています。
(本文より)
【入力ワード】写真からランニングフォームを学ぼうとする人が多いので注意喚起したいと思います。写真からフォームを学ぶのはお勧めできません。写真というのは瞬間を切り取ったものなので、間違った解釈をする可能性があるからです。「振り上げた脚」(往路)なのか「戻ってきた脚」(復路)なのか、写真ではわかりません。大地を蹴ったように見えている脚が本当に大地を蹴っているのか、大地を蹴ったように見えているだけなのか、写真からはよくわからないからです。写真で振り上げた膝の高さを見て「ふむふむ、膝はここまで上げるのか」と思い込んでマネするのもよくありません。慣性の法則で結果として脚がそこまで上がっているだけで、実際のランナーの意識としてはそこまで上げようとしていないかもしれません。「結果としてのフォーム」と「ランナー本人の走るときのフォーム意識(入力ワード)」は、必ずしも同じではないのです。
【腹圧をかける走法】そもそも息をするのは、酸素を吸うためです。吐くことよりも、吸うことに意識をおくほうが自然な発想です。肺の中に残っている空気(残気量)は、どうせゼロにはできないのです。吐き切るという努力は、動かない壁を押すような無駄な努力です。そこに力を割くべきではありません。持ち上がらないバーベルを無理やり持ち上げようと喘ぐと、余計に息が苦しくなってしまいます。楽に息するのとは真逆のことです。それよりも思いっきり吸うことです。そのための走法が腹圧をかける走法です。肺を絞って痩せた人のように走るのではなく、腹はたるんたるんと力を抜いてだらしなく腹が太った人のように走ります。そもそも重力は下向きなのだから、横隔膜を下げることは理にかなったことです。それに対して、吐き切ることを意識すると、重力に逆らって横隔膜を持ち上げながら肺を絞らなければなりません。どちらが楽にできると思いますか?
【ストライド走法】ピッチ走法には大問題があります。実は、苦しくなった時、ピッチを維持する最も効果的な方法はストライドを狭めることです。高速ピッチを刻むというのは、時としてストライドを犠牲にして成立しているのです。
【踵落としを効果的に決める走法】私はカラテ素人ですが、サブスリーランナーとして、すくなくとも「踵落とし」を無力化する方法をすぐに思いつくことができます。答えはカンタン。攻撃側が踵を振り上げて止まったポイント(これを上死点といいます)に、自ら打撃ポイント(脳天など)を近づけていくことです。上死点では運動エネルギーがゼロになっているために、破壊力もゼロです。上死点から距離をとらないことで「踵落とし」というキックを無力化できます。
ストライドを稼ぎたいあまりに、未熟ランナーほど振り出した前足が最も伸びきったところで着地してしまうのです。つまり「膝が伸びきったまま」「踵から着地」してしまうのです。これは「踵落とし」の運動エネルギーがゼロになっている上死点で着地してしまっているのと同じことです。これでは速く走ることはできません。
言葉のもつイメージ喚起力で、フォームが効率化・最適化して速く走れるようになる新理論の書。言葉による走法革命。とくに走法が未熟な市民ランナーであればあるほど効果的です。本書はあなたのランニングを進化させ、市民ランナーの三冠・グランドスラム(マラソン・サブスリー。100km・サブテン。富士登山競争のサミッター)を達成するのをサポートします。
●「動的バランス走法」「ヘルメスの靴」「アトムのジェット走法」「かかと落としを効果的に決める走法」「ハサミは両方に開かれる走法」「腹圧をかける走法」
●マラソンの極意「複数のフォームを使い回せ」
●究極の走り方「あなたの走り方は、あなたの肉体に聞け」
●【肉体宣言】生きていることのよろこびは身体をつかうことにこそある。
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イヤフォンをヘッドフォンに変えてみたら快適すぎた! 走っても問題なし
今でも、電池式のMP3プレイヤーは2000円台の低価格でネットから購入できる。しかし同じものを購入したのでは、ぜんぜん進歩がない。環境が変わらない。
ランニングそのものが、シューズを変えるか、ランニングコースを変えるかぐらいしかバリエーションのつけようがない単調なスポーツである。
ランニングは単調な運動。単純だからこそ、わずかな違いが大きく効いてくる
だから私は音楽プレイヤーを大胆に変えて、新しい風を吹き込もうと思った。ノーミュージック、ノーランニング!!
じつにいろいろと考えた。熟慮の結果、MP3プレイヤーそのものではなく、イヤフォンを変えてみることにした。そうすれば気分がだいぶ変わるであろう。
ヘッドフォンを変えれば気分が変わる。オンイヤーヘッドフォンランニング

具体的にはイヤフォンをヘッドフォンにしたのである。オンイヤーヘッドフォンというタイプのヘッドフォンにした。
オンイヤーというのは、耳をすっぽりと完全に覆ってしまうオーバーイヤーヘッドフォンと違って、耳の上に軽く乗っけるタイプのヘッドフォンである。これなら軽いし、車など周囲の物音も聞こえる。
ヘッドフォンをつけて走るのははじめてだったので、ランニング中ずり落ちないかなど不安もあったが、走ってみたら何の問題もなかった。使ってみて何よりもよかったのは、ボリューム調整をせずにヘッドフォンをずらすだけで済むようになったことである。パソコンから曲を落としているので、MP3ファイルごとに音楽の大きさが違っていて、イヤフォンの場合、ときどきボリューム調整しなければならなかった。曲が変わると急に大きな音が鳴って耳が痛くなったり、音が小さくてボリュームをあげなければならなかったりしたのである。しかしオンイヤーヘッドフォンにして、ヘッドフォンをずらすだけで済むようになった。音の小さい曲は耳の穴の上で聞いて、音の大きい曲はちょっと前にずらせばよくなった。これは耳にやさしい!
今までは周囲の目もあって、目立つヘッドフォンを外でつけて走ることに抵抗があった。だから目立たないイヤフォンタイプをつかっていたのだが、いざヘッドフォンタイプをつかってみると、だんぜん音質もいいし、快適すぎて、離れられなくなった。これからはこれだ、と思った。もう今後、イヤフォンタイプは使うことはないだろうとさえ思った。
miniSDカードを装着できるBluetoothヘッドフォンが最強。ただし晴れの日限定
しかしMP3プレイヤー本体がまた壊れてしまった。ボタンを押しても反応しなくなったのだ。まあ毎日のように使ったから元はじゅうぶんに取れている。
変化を好むわたしが次に考えたのは、miniSDカードを装着できるBluetoothヘッドフォンであった。スマホなどからBluetoothで音楽を飛ばすのが主目的のヘッドフォンだが、挿入したminiSDカードから自分がうつした曲をローカルで聞くことができるのだ。
オンイヤーヘッドフォンを探したがそういう製品がなかった。miniSDカードを装着できるBluetoothヘッドフォンは、すべてオーバーイヤーヘッドフォンだ。機能のぶんだけ大きくなるためオンイヤーでは収まらないためであろう。
オーバーイヤータイプのヘッドフォンで外をランニングすることにちょっと不安はあったが、試してみるととくに問題なく走れた。ほとんど車の通らないコースを走っているので、誰かにクラクションを鳴らされるようなことがそもそもほとんどないのだ。ぜんぜん邪魔ではないし、外の目を気にするのもすでにオンイヤーヘッドフォンで慣れている。
ランニングに最適なポータブルMP3プレイヤーは? わたしのノーミュージック、ノーランニング変遷履歴
こうして最初は乾電池式MP3プレイヤーから有線イヤフォンで音楽を聴いていたランナーは、ウォークマンWシリーズを経て、有線オンイヤーヘッドフォンにはまり、そしてとうとうMP3内臓オーバーイヤーヘッドフォンへと変遷したのであった。
今では晴れた日は無線オーバーイヤーヘッドフォンで走り、雨の日には電池式のMP3プレイヤーに有線イヤフォンで走っている。
雨の日にヘッドフォンをしないのはもちろん濡れてしまうからである。イヤフォンなら濡れちゃまずい音響部分は耳の穴の中だから濡れない。MP3プレイヤー本体はゴアテックスのポケットなど濡れない場所においてある。
私の長年の経験が参考になれば幸いです。

