「万国のランナーよ、団結せよ!」という『ランニングマン宣言』で、走ることさえ自粛しろという世間の同調圧力にキッパリとノーをつきつけた私サンダルマン・ハルトであるが、走る以外はちゃんとステイホームして、自粛している。
窓際生活
ずっと家にいるとストレスがたまるのは犬も人間も同じである。
外に出かけたいのに外出自粛せよということだから、折衷案として私は半アウトドアを推奨してきたが、そのもっとお手頃版として「窓際生活」も提唱しておく。
窓際生活とは、ベランダには出ないで、窓際ギリギリの部屋の中で楽しむ三分の一アウトドア暮らしのことである。
もちろん窓は開けっぱなしで風は外気をそのまま受ける。
しかし日差しや雨からは遮られるし、空や星は雨は見ることができるいいところどりの三分の一アウトドアである。
家にテラスやベランダがない人でも、これなら可能ではないだろうか。
もちろんアウトドアに必要な装備をそのまま使う。
あえてシェラカップでコーヒーを飲みます。
シェラカップというのはアウトドア用の万能カップのことです。なんにでも使える便利なやつです。
これで気分はアウトドアである。実際にはギリギリ室内だけれど。
クッカーでお米を炊く
クッカー(コッヘル)でお米を炊けるって知っていましたか?
クッカーというのはアウトドア用の調理器具のことです。
私は知りませんでした。
飯盒のようなしっかりと蓋がしまるものならばお米が炊けるのはもちろん知っていましたが、クッカーの蓋はそれほどきっちりとは閉まりません。
それでもコメが炊けるのです。
クッカーにコメ1に対し水1.2倍を入れます。コメ1.5合の場合は、水180gを投入してふたをしめます。
登山用シングルバーナーで炊きあげます。中火で10分ほど沸騰させて水が吹きこぼれるぐらいになったら火を止めて15分ほど蒸らします。
するとなんとお米が炊けました。
簡単すぎて拍子抜けするほどです。
これなら炊飯器なんていらないじゃないかと思うほど簡単にお米ができました。
これなら電気がなくても簡単にお米がつくれます。
休日のレジャーとしても面白いものがあります。
ぜひ一度おためしください。
窓際カレーライス生活
ついでに永遠のアウトドア料理、カレーライスを窓際でつくってみましょう。
材料は以下のとおり。
買ってきた「お肉」と「カレー・シチューの具」を使用します。
シングルバーナーで炊き上げたお米を蒸らしているあいだに、アウトドア用カセットコンロ『タフまる』の上で肉をお鍋で焼きます。
イワタニの『タフまる』ならば、ダブル風防ユニットもあり、風の影響をおさえる多孔式バーナーなので、外気で炎が煽られてしまったり消えることがありません。
肉が焼けたら、出来合いのカレーの具を入れて、カレールーと水でとろみをつけたら完成です。
窓際生活は風が差し込んでアウトドアの気分を味わうことができます。
気持ちいい!
外が雨の日など、ゆっくりと雨を眺めながらカレーライスを食べるのもいいものです。
都会で忙しく仕事をしていると、ゆっくり雨を眺めることなんてないと思います。
雨、のんびりと眺めるとすてきですよ。
時間がたつのを忘れてしまいます。
満腹のあと、しばらく動く気がしないのは、雨が何かをいやしてくれるからでしょう。
窓際生活、おたのしみください。