ここでは千葉県野田市関宿から三重県亀山市関宿へと車中泊の旅をした時のことをレポートしています。
関宿(せきやど)から関宿(せきじゅく)へ。
この旅で私はケータイを忘れるという大失態をしてしまいました。YouTube撮れねえ!
失敗も含めて、車中泊の旅の参考にしてください。
カギ紛失事件。犯人は……お前だ!!
知多半島の海辺スポットで、車中泊しました。いやものすごい風でした。この北風が昨夜の雪を運んできたのでしょう。海岸の砂が車を叩くように吹き付けます。
紅白をカーテレビで見ている時、ふと思いました。
「あれ、車のカギ、どこ?」
最後に鍵を使ったはずの妻イロハにキーを持っているか聞きました。
「ううん。もってないよ」
二人して身の回りを探しますが、鍵が見当たりません。
エンジンはかかっているので、鍵が近くにあることは間違いありません。しかし見つからないのです。
どこか荷物の中にしまったのでしょうか。しかし大荷物なので、すべての荷物を探すのは面倒くさい。
私は鍵を探すいい手を考えつきました。
スマートキー装備の車は、鍵が車外に出ると「キーが見つかりません」とインパネに表示されます。これを利用して、どこかに必ずあるはずのキーを探すことにしました。
まず荷物の半分を車外に出します。そしてドアを閉めます。「キーが見つかりません」と表示されました。これで車外の荷物の中にキーがあることがわかりました。
(ドアが開いていると「ドアが開いています」表示の方が「キーが見つかりません」よりも優先表示されるので注意してください)
更に半分の荷物を車内に入れます。「キーが見つかりません」と表示されました。やはりキーは車外の荷物の中です。
このようにして二分の一、四分の一、八分の一と探す荷物を絞り込みます。
荷物が十六分の一になったら、もう探すのは簡単です。残った車外の荷物をくまなく探しますが、スマートキーは見つかりませんでした。
どこかにあるはずなのに、どうしてないんだろう。私は自分の全身のポケットを全部探しました。すると……ありました。寒いのでオーバーコートを着ていたのですが、その一枚内側のジャケットの中に鍵はあったのです。
カギ紛失の犯人は……オレでした。
そりゃ何回トライしても鍵が車外にあるはずだよ。だってオレがもってるんだもん。
「すいません……犯人は……私でした」
妻イロハに大爆笑されてしまいました。コートのポケットはちゃんと探ったのですが、まさかその下のジャケットに鍵があるとは……面目ない。シュン。
2020年の年末には、数年に一度の大寒波が来たそうです。車が揺れるようなものすごい風でした。海辺で泊まるのは朝方の景色がすばらしいのがメリットですが、風を遮るものが無く、大風の時には向きません。妻のイロハは車が転覆するのではないかと心配したそうです。
私は豪雪よりはマシだと思っていました。
しかし……よく鍵なくすな、おれ。
関宿(せきやど)をスタートし、関宿(せきじゅく)で折り返した年末年始車中泊の旅でした。