大麻吸いたい(笑)。NY州マリファナ解禁。日本も見習おうゼ

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ヒッピー文化を愛し、世界中の安宿バックパックで放浪してきた者です。

そういうわたしは、2021年4月1日のニューヨーク州娯楽用マリファナ解禁のニュースには興奮を禁じえませんでした。いつ? いつ日本は解禁になるの?

マリファナ吸いてえw。

※『大麻』と『マリファナ』は同じ意味です。日本語と英語、砂糖とシュガーの違いと同じです。

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日本も規制じゃなくて解禁の方向に向かってもいいんじゃないか

マリファナをカナダは全面解禁し、ハリウッドやロサンゼルスのあるカリフォルニア州も解禁、そしてニューヨーク州まで大麻解禁になったからには、もう日本も規制じゃなくて解禁の方向に向かってもいいんじゃないかと思います。

今後、ハリウッド映画にはマリファナを吸いながら××するというシーンが頻繁に登場することでしょう。大麻は解禁が世界的な流れです。

多くの現代日本人は「マリファナ(=大麻)」というと、頭がイカレチャッテ廃人になる危険なドラッグだと洗脳されていますが、そうではありません。

多くの日本人はアヘンとマリファナを同一視しています。それが問題なのです。

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ケシ由来のアヘンと、大麻草由来のマリファナは、まったくの別物

ケシ由来のアヘンと、大麻草由来のマリファナは、まったくの別物です。『アヘン戦争』の由来となったアヘンは健康にも悪く、中毒性もあり、労働意欲(税収)も下がるようなシロモノです。

しかしマリファナは阿片とは原材料からして違うのです。もちろん、毒性、依存性もぜんぜん違います。

しかし政府が一律に規制するから危険度も一律に同じだと多くの日本人は思い込んでいるのです。砂糖とはちみつとアスパルテームは同じでしょうか?

カジノ(ギャンブル)も大麻同様に依存性があるといって否定する人がいますが、そんなことじゃビジネスチャンスを諸外国に総取りされますぞ。そもそも大麻の依存性は「酒以下」とされているのです。

大麻は大きなビジネスチャンスです。NY州が解禁した背景には税収アップという計算もあるようです。

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世界中の人たちが大麻を利用してきた歴史がある

昔から世界中の人たちが大麻を利用してきました。もちろん日本人もです。むしろ禁止されてきた時間の方が例外だといってもいいぐらいです。

たとえば宗教儀式の中で、トランス状態になったり、瞑想したりするときの導入剤に、燃やした大麻をつかったりしていたわけです。

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毒性、依存性の問題。どうせならタバコ、アルコールを禁止にしろ

医療機関が正式に調査した結果によると、大麻の依存度はタバコやアルコールよりも小さいということがはっきりしています。身体に対する害毒性についてもアルコールやタバコの方が大きいことが医学的に証明されているのです。WHOもそれを認めています。

こんなものを禁止して何になるのでしょうか。どうせならタバコやアルコールを禁止した方がええんとちゃうか?

マリファナは吸うのが一般的なのでタバコと比較するといいかもしれません。タバコの煙には煙草草のニコチンが含まれています。そしてニコチンの方が毒性が強いと証明されているのです。大麻より煙草のほうがよっぽど体に悪いという意味です。

世界中で飲酒運転による人身事故が多発しています。そして実際アメリカでは映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』の時代には『禁酒法』というものがあったのです。

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』ラストシーンの笑顔の謎を解説
人は「笑うべきでない場面」で笑っている人を見ると、心に焼き付くほどの印象を受けてしまうのでしょう。 ヌードルス(デ・ニーロ)の最後の笑顔の正体は、少年時代の思い出は誰にも変えられないし、奪えないからだと思います。 いつでもその場所に戻ることができるのです。

アル・カポネが大物になったのは、禁酒法で禁止されていたアルコールを闇で売っていたからです。

アメリカでは生涯のうちに大麻を経験する人は4割を超えるそうです。それほど需要のあるものを禁止していたら村西とおる監督裏本でボロ儲けしたように、悪い奴に独占的に資金提供しているようなものです。

大麻禁止を解禁し、amazonでポチっと注文できるようにすればいいんですよ。宅配便で自宅にマリファナが届くようになれば、悪い奴が大麻ビジネスで儲けることはもうできなくなります。

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カンナビスを求めて海外旅行に行く人が減ると国内経済がまわる

個人旅行者の中には一定数マリファナを求めて海外に行くという人が存在します。マリファナが主目的とまではいかなくても、楽しみの中にカンナビス(=大麻)を嗜むことが含まれている人が存在します。

大麻が非犯罪化されているオランダではコーヒーショップでマリファナが吸えると聞いて、わざわざオランダまで行く人だっているのです。

「そんな不謹慎な」と思わないでください。もし大麻が解禁されれば、バーバーバーとかチャングとかシンハビアとかタイガービアとかの地元ビールを楽しみにいく人たちと変わらないんですから。

大麻が解禁されれば、そういう人たちがわざわざ海外に行くことが減るかもしれません。そうなればその分、国内需要が回ることになります。

「サンダルは自由の象徴」とわたしはいいましたが、ホントは「マリファナは自由の象徴」といいたいぐらいです。

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「ダメ。ゼッタイ。」なのは、大麻ではなく阿片、モルヒネ、ヘロイン

『マリファナ』の危険性についてはアルコールやタバコよりも少ないのです。それどころかコーヒーに含まれるカフェインよりも依存性が小さいということが証明されています。「大麻はやめようと思えばいつでも即座にやめられる」のです。

「ダメ。ゼッタイ。」なのは、科学的に言うならば大麻ではなく、ケシ由来の『アヘン・モルヒネ・へロイン』なのです。

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線引きは「リーガルドラッグ」か「イリーガルドラッグ」しかない

そもそも禁止薬物というのは「禁酒法」を見てもわかるように時代によって変わるものです。

アメリカでアルコールが禁止されていた時代があったように、昔から世界中で大麻はつかわれていました。禁止薬物などではなかったのです。

また「良薬は口に苦し」「毒にも薬にもならぬ」というように、効く薬というのは分量しだいでは毒になります。

ですから薬物を云々する基準は実は「毒性」ではありません。「法律」です。

薬物というのは「合法的な薬物」(リーガル・ドラッグ)か「禁止されている薬物」(イリーガル・ドラッグ)しかないと言われています。そこに毒性は関係ないのです。

政府が「合法」にしているから「タバコ」「アルコール」は毒性が高くてもOK。政府が「非合法」にしているから「大麻」は毒性が低くても駄目だというわけです。

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ドラッグというのはアッパー系とダウナー系に二分される

ドラッグというのはアッパー系とダウナー系に二分されます。

アッパー系というのは、摂取するとハイになってしまう系の薬物です。覚せい剤シャブヒロポン)なんかは一晩中徹夜で仕事ができちゃうぐらい元気になれるアッパー系です。

ダウナー系というのは、摂取すると悩みが消えて安らぎを感じる系の薬物です。マリファナなどは「ダウナー系」とされています。

タバコというのも眠気が消えて仕事がはかどったりしますが、支離滅裂な思いが浮かんでこないせいかもしれません。血管を収縮させるダウナー系です。

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アルコールがハッピーなドラッグなら、マリファナもハッピードラッグ

アルコールも飲んですぐはお喋りになるからアッパー系のようですが、最終的には他人と自分の境界を曖昧にする効果をもっています。酔うと眠っちゃう人がいますが、ダウナー系のドラッグです。

マリファナを吸うと、「悩みが消えて安らぎを感じる」といわれています。思考がダウンするので、他人と打ち解けやすくなったり、緊張が溶けて笑いが止まらなくなったりします。

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大麻は、心の病で失職、休職している人たちを救えるかもしれない

このようにマリファナというのは、ストレス社会で心を病んでいる人、失職、休職している人の救世主になれるかもしれません。

なにせ「考えすぎること」「悩みの堂々巡り」をダウンして、安らぎを感じさせてくれるのですから。

このような人たちが大麻で心を軽くしてまた勤務に復帰してくれれば失業保険を圧迫することもなく、税収の増加にも貢献してくれます。

しかもアルコールのように依存性も小さく、身体への害も抑えられているとすれば、健康保険にも優しく、どうして政府はこれを禁止しているのかわけがわかりません。

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ランナーズハイの幸福感を、大麻は差別なく手軽に味あわせてくれる

超長距離ウルトラランニングの世界では、元麻薬中毒者のランナーという経歴の人たちが数多く登場します。そして口を揃えて「走ることは、麻薬だ」「今はもう麻薬はやらない。走ることを知ったから」というのです。

脳内モルヒネ。快楽のランニング中毒。世界が美しく見える魔法
ランナーはみんなドラッグ・ジャンキーかもしれません。天然由来の、肉体に害のない、ヤク中になっても何ら問題のない、内因性ドラッグですけどね。快楽のランニング、それは世界が美しく見える魔法です。それが市民ランナーという生き方なのです。
快楽のランニング・ダイエット。アドレナリンが血糖値を上げ、食欲を抑える
走ると、血中にアドレナリンが分泌され、血糖値が上昇します。すると空腹が抑えられます。ランニング・ジャンキーになってしまえば、もう太ってなどいられません。太ることは、浮遊する快楽を捨てることにもなるからです。

わたしもまた走ることで心の平安を得た一人です。

しかし100kmもの距離を走ることは誰にでもできることではありません。一部のフィジカルエリートにのみ可能なことです。

しかしマリファナを吸うことで、ランナーズハイのあの多幸感を、多くの人が手軽に味わえるのだとすれば、これは同意しないわけにはいきません。わたしは日本の大麻解禁に賛成派です。

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遊民。ユーミン主義

東南アジアの安宿に漂う甘ったるい香り。あれがマリファナだったのでしょうか。

わたしは日本人だって遊民になれる、というユーミン主義を唱えています。

遊民主義・ユーミン主義
サラリーマン生活を貧者の生活と再定義し、遊んで暮らすものを豊かなものと考えるコペルニクス的価値転換を遊民主義・ユーミン主義と呼んで、啓蒙しています。 遊民の豊かさとは金銭的なものでは決してありません。しばりのない豊かな時間こそが遊民の宝ものです。

わたしのユーミン主義(遊民主義)にとって、マリファナは象徴となってくれるでしょう。

掲げた「サンダルは自由の象徴」が「マリファナは自由の象徴」に変わる日を待ち望んでいます。

麻薬から身を守る? 大麻合法化の流れはなぜ?
アヘン戦争はカフェインとカンビナイドの「葉っぱトレード」がもたらした戦争でした。 支配者サイドがどうして世界をパラダイスにしないかというと、天国の住人は労働しないからです。 パラダイスの住人は労働なんかしません。 今後のロボットAI時代には、人の幸福を考えるのが政治の仕事になると思います。
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大麻合法の国で日本人がマリファナを吸うと、罪に問われることがある

日本の大麻取締法は日本国外でも適用されることがあるそうです。大麻が許されている国(オランダやカナダやカリフォルニア州)で日本人がマリファナをやっても、日本で罪に問われることがあるそうです。

ご注意ください。

今は雌伏し、制度が変わるのを待ちましょう。果報は寝て待て。

わたしは走って待ちます。

サハラ砂漠で大ジャンプする著者
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このブログ著者の小説『結婚』
小説『結婚』
愛とは何か? 結婚とは何か? を追求した純文学小説です。 主人公ツバサは劇団の役者です。恋人のアスカはツバサのもとを去っていきます。 「離れたくない。離れたくない。何もかもが消えて、叫びだけが残った。  離れたくない。その叫びだけが残った。  全身が叫びそのものになる。おれは叫びだ」 劇団の主宰者であるキリヤに呼び出されて、離婚話を聞かされます。不倫の子として父を知らずに育ったツバサは、キリヤの妻マリアの不倫の話しに、自分の生い立ちを重ねます。 「どんな喜びも苦難も、どんなに緻密に予測、計算しても思いもかけない事態へと流れていく。喜びも未知、苦しみも未知、でも冒険に向かう同行者がワクワクしてくれたら、おれも楽しく足どりも軽くなるけれど、未知なる苦難、苦境のことばかり思案して不安がり警戒されてしまったら、なんだかおれまでその冒険に向かうよろこびや楽しさを見失ってしまいそうになる……冒険でなければ博打といってもいい。愛は博打だ。人生も」 ツバサの母は心を病んで自殺してしまっていました。 「私にとって愛とは、一緒に歩んでいってほしいという欲があるかないか」 ツバサはミカコから思いを寄せられます。しかし「結婚が誰を幸せにしただろうか?」とツバサは感じています。 「不倫って感情を使いまわしができるから。こっちで足りないものをあっちで、あっちで満たされないものをこっちで補うというカラクリだから、判断が狂うんだよね。それが不倫マジックのタネあかし」 「愛する人とともに歩んでいくことでひろがっていく自分の中の可能性って、決してひとりでは辿りつけない境地だと思うの。守る人がいるうれしさ、守られている安心感、自信。妥協することの意味、共同生活のぶつかり合い、でも逆にそれを楽しもうという姿勢、つかず離れずに……それを一つ屋根の下で行う楽しさ。全く違う人間同士が一緒に人生を作っていく面白味。束縛し合わないで時間を共有したい……けれどこうしたことも相手が同じように思っていないと実現できない」 尊敬する作家、ミナトセイイチロウの影響を受けてツバサは劇団で上演する脚本を書きあげましたが、芝居は失敗してしまいました。 引退するキリヤから一人の友人を紹介されます。なんとその友人はミナトでした。 そこにアスカが妊娠したという情報が伝わってきました。 それは誰の子なのでしょうか? 真実は藪の中。証言が食い違います。誰かが嘘をついているはずです。認識しているツバサ自信が狂っていなければ、の話しですが……。 「妻のことが信頼できない。そうなったら『事実』は関係ないんだ」 そう言ったキリヤの言葉を思い出し、ツバサは真実は何かではなく、自分が何を信じるのか、を選びます。 アスカのお腹の中の子は、昔の自分だと感じていました。 死に際のミナトからツバサは病院に呼び出されます。そして途中までしか書いていない最後の原稿を託されます。ミナトの最後の小説を舞台上にアレンジしたものをツバサは上演します。客席にはミナトが、アスカが、ミカコが見てくれていました。 生きることへの恋を書き上げた舞台は成功し、ツバサはミナトセイイチロウの後を継ぐことを決意します。 そこにミカコから真相を告げる手紙が届いたのでした。 「私は、助言されたんだよ。その男性をあなたが絶対に逃したくなかったら、とにかくその男の言う通りにしなさいって。一切反論は許さない。とにかくあなたが「わかる」まで、その男の言う通りに動きなさいって。その男がいい男であればあるほどそうしなさいって。私は反論したんだ。『そんなことできない。そんなの女は男の奴隷じゃないか』って」
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愛とは何か? 結婚とは何か? を追求した純文学小説です。 主人公ツバサは劇団の役者です。恋人のアスカはツバサのもとを去っていきます。 「離れたくない。離れたくない。何もかもが消えて、叫びだけが残った。  離れたくない。その叫びだけが残った。  全身が叫びそのものになる。おれは叫びだ」 劇団の主宰者であるキリヤに呼び出されて、離婚話を聞かされます。不倫の子として父を知らずに育ったツバサは、キリヤの妻マリアの不倫の話しに、自分の生い立ちを重ねます。 「どんな喜びも苦難も、どんなに緻密に予測、計算しても思いもかけない事態へと流れていく。喜びも未知、苦しみも未知、でも冒険に向かう同行者がワクワクしてくれたら、おれも楽しく足どりも軽くなるけれど、未知なる苦難、苦境のことばかり思案して不安がり警戒されてしまったら、なんだかおれまでその冒険に向かうよろこびや楽しさを見失ってしまいそうになる……冒険でなければ博打といってもいい。愛は博打だ。人生も」 ツバサの母は心を病んで自殺してしまっていました。 「私にとって愛とは、一緒に歩んでいってほしいという欲があるかないか」 ツバサはミカコから思いを寄せられます。しかし「結婚が誰を幸せにしただろうか?」とツバサは感じています。 「不倫って感情を使いまわしができるから。こっちで足りないものをあっちで、あっちで満たされないものをこっちで補うというカラクリだから、判断が狂うんだよね。それが不倫マジックのタネあかし」 「愛する人とともに歩んでいくことでひろがっていく自分の中の可能性って、決してひとりでは辿りつけない境地だと思うの。守る人がいるうれしさ、守られている安心感、自信。妥協することの意味、共同生活のぶつかり合い、でも逆にそれを楽しもうという姿勢、つかず離れずに……それを一つ屋根の下で行う楽しさ。全く違う人間同士が一緒に人生を作っていく面白味。束縛し合わないで時間を共有したい……けれどこうしたことも相手が同じように思っていないと実現できない」 尊敬する作家、ミナトセイイチロウの影響を受けてツバサは劇団で上演する脚本を書きあげましたが、芝居は失敗してしまいました。 引退するキリヤから一人の友人を紹介されます。なんとその友人はミナトでした。 そこにアスカが妊娠したという情報が伝わってきました。 それは誰の子なのでしょうか? 真実は藪の中。証言が食い違います。誰かが嘘をついているはずです。認識しているツバサ自信が狂っていなければ、の話しですが……。 「妻のことが信頼できない。そうなったら『事実』は関係ないんだ」 そう言ったキリヤの言葉を思い出し、ツバサは真実は何かではなく、自分が何を信じるのか、を選びます。 アスカのお腹の中の子は、昔の自分だと感じていました。 死に際のミナトからツバサは病院に呼び出されます。そして途中までしか書いていない最後の原稿を託されます。ミナトの最後の小説を舞台上にアレンジしたものをツバサは上演します。客席にはミナトが、アスカが、ミカコが見てくれていました。 生きることへの恋を書き上げた舞台は成功し、ツバサはミナトセイイチロウの後を継ぐことを決意します。 そこにミカコから真相を告げる手紙が届いたのでした。 「私は、助言されたんだよ。その男性をあなたが絶対に逃したくなかったら、とにかくその男の言う通りにしなさいって。一切反論は許さない。とにかくあなたが「わかる」まで、その男の言う通りに動きなさいって。その男がいい男であればあるほどそうしなさいって。私は反論したんだ。『そんなことできない。そんなの女は男の奴隷じゃないか』って」
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このブログの著者の小説『片翼の翼』
小説『片翼の翼』
なぜ生きるのか? 何のために生きるのか? を追求した純文学小説です。 主人公ツバサは劇団の役者です。 「演技のメソッドとして、自分の過去の類似感情を呼び覚まして芝居に再現させるという方法がある。たとえば飼い犬が死んだときのことを思い出しながら、祖母が死んだときの芝居をしたりするのだ。自分が実生活で泣いたり怒ったりしたことを思いだして演技をする、そうすると迫真の演技となり観客の共感を得ることができる。ところが呼び覚ましたリアルな感情が濃密であればあるほど、心が当時の錯乱した思いに掻き乱されてしまう。その当時の感覚に今の現実がかき乱されてしまうことがあるのだ」 恋人のアスカと結婚式を挙げたのは、結婚式場のモデルのアルバイトとしてでした。しかし母の祐希とは違った結婚生活が自分には送れるのではないかという希望がツバサの胸に躍ります。 「ハッピーな人はもっと更にどんどんハッピーになっていってるというのに、どうして決断をしないんだろう。そんなにボンヤリできるほど人生は長くはないはずなのに。たくさん愛しあって、たくさん楽しんで、たくさんわかちあって、たくさん感動して、たくさん自分を謳歌して、たくさん自分を向上させなきゃならないのに。ハッピーな人達はそういうことを、同じ時間の中でどんどん積み重ねていっているのに、なんでわざわざ大切な時間を暗いもので覆うかな」 アスカに恋をしているのは確かでしたが、すべてを受け入れることができません。 かつてアスカは不倫の恋をしていて、その体験が今の自分をつくったと感じています。それに対してツバサの母は不倫の恋の果てに、みずから命を絶ってしまったのです。 「そのときは望んでいないことが起きて思うようにいかずとても悲しんでいても、大きな流れの中では、それはそうなるべきことがらであって、結果的にはよい方向への布石だったりすることがある。そのとき自分が必死にその結果に反するものを望んでも、事態に否決されて、どんどん大きな力に自分が流されているなあと感じるときがあるんだ」 ツバサは幼いころから愛読していたミナトセイイチロウの作品の影響で、独特のロマンの世界をもっていました。そのロマンのゆえに劇団の主宰者キリヤに認められ、芝居の脚本をまかされることになります。自分に人を感動させることができる何かがあるのか、ツバサは思い悩みます。 同時に友人のミカコと一緒に、インターネット・サイバーショップを立ち上げます。ブツを売るのではなくロマンを売るというコンセプトです。 「楽しい、うれしい、といった人間の明るい感情を掘り起こして、その「先」に到達させてあげるんだ。その到達を手伝う仕事なんだよ。やりがいのあることじゃないか」 惚れているけれど、受け入れられないアスカ。素直になれるけれど、惚れていないミカコ。三角関係にツバサはどう決着をつけるのでしょうか。 アスカは劇団をやめて、精神科医になろうと勉強をしていました。心療内科の手法をツバサとの関係にも持ち込んで、すべてのトラウマを話して、ちゃんと向き合ってくれと希望してきます。 自分の不倫は人生を決めた圧倒的な出来事だと認識しているのに、ツバサの母の不倫、自殺については、分類・整理して心療内科の一症例として片付けようとするアスカの態度にツバサは苛立ちます。つねに自分を無力と感じさせられるつきあいでした。 人と人との相性について、ツバサは考えつづけます。 ミナトから最後の作品の続きを書くように頼まれて、ツバサは地獄のような断崖絶壁の山に向かいます。 「舞台は変えよう。ミナトの小説からは魂だけを引き継ぎ、おれの故郷を舞台に独自の世界を描こう。自分の原風景を描いてみよう。目をそむけ続けてきた始まりの物語のことを。その原風景からしか、おれの本当の心の叫びは表現できない」 そこでミナトの作品がツバサの母と自分の故郷のことを書いていると悟り、自分のすべてを込めて作品を引きついて書き上げようとするのでした。 「おまえにその跡を引き継ぐ資格があるのか? 「ある」自分の中にその力があることをはっきりと感じていた。それはおれがあの人の息子だからだ。おれにはおれだけの何かを込めることができる。父の遺産のその上に」 ※※本作は小説『結婚』の前編、バックストーリーに相当するものです。両方お読みいただけますとさらに物語が深まる構成になっています。※※
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小説『片翼の翼』
なぜ生きるのか? 何のために生きるのか? を追求した純文学小説です。 主人公ツバサは劇団の役者です。 「演技のメソッドとして、自分の過去の類似感情を呼び覚まして芝居に再現させるという方法がある。たとえば飼い犬が死んだときのことを思い出しながら、祖母が死んだときの芝居をしたりするのだ。自分が実生活で泣いたり怒ったりしたことを思いだして演技をする、そうすると迫真の演技となり観客の共感を得ることができる。ところが呼び覚ましたリアルな感情が濃密であればあるほど、心が当時の錯乱した思いに掻き乱されてしまう。その当時の感覚に今の現実がかき乱されてしまうことがあるのだ」 恋人のアスカと結婚式を挙げたのは、結婚式場のモデルのアルバイトとしてでした。しかし母の祐希とは違った結婚生活が自分には送れるのではないかという希望がツバサの胸に躍ります。 「ハッピーな人はもっと更にどんどんハッピーになっていってるというのに、どうして決断をしないんだろう。そんなにボンヤリできるほど人生は長くはないはずなのに。たくさん愛しあって、たくさん楽しんで、たくさんわかちあって、たくさん感動して、たくさん自分を謳歌して、たくさん自分を向上させなきゃならないのに。ハッピーな人達はそういうことを、同じ時間の中でどんどん積み重ねていっているのに、なんでわざわざ大切な時間を暗いもので覆うかな」 アスカに恋をしているのは確かでしたが、すべてを受け入れることができません。 かつてアスカは不倫の恋をしていて、その体験が今の自分をつくったと感じています。それに対してツバサの母は不倫の恋の果てに、みずから命を絶ってしまったのです。 「そのときは望んでいないことが起きて思うようにいかずとても悲しんでいても、大きな流れの中では、それはそうなるべきことがらであって、結果的にはよい方向への布石だったりすることがある。そのとき自分が必死にその結果に反するものを望んでも、事態に否決されて、どんどん大きな力に自分が流されているなあと感じるときがあるんだ」 ツバサは幼いころから愛読していたミナトセイイチロウの作品の影響で、独特のロマンの世界をもっていました。そのロマンのゆえに劇団の主宰者キリヤに認められ、芝居の脚本をまかされることになります。自分に人を感動させることができる何かがあるのか、ツバサは思い悩みます。 同時に友人のミカコと一緒に、インターネット・サイバーショップを立ち上げます。ブツを売るのではなくロマンを売るというコンセプトです。 「楽しい、うれしい、といった人間の明るい感情を掘り起こして、その「先」に到達させてあげるんだ。その到達を手伝う仕事なんだよ。やりがいのあることじゃないか」 惚れているけれど、受け入れられないアスカ。素直になれるけれど、惚れていないミカコ。三角関係にツバサはどう決着をつけるのでしょうか。 アスカは劇団をやめて、精神科医になろうと勉強をしていました。心療内科の手法をツバサとの関係にも持ち込んで、すべてのトラウマを話して、ちゃんと向き合ってくれと希望してきます。 自分の不倫は人生を決めた圧倒的な出来事だと認識しているのに、ツバサの母の不倫、自殺については、分類・整理して心療内科の一症例として片付けようとするアスカの態度にツバサは苛立ちます。つねに自分を無力と感じさせられるつきあいでした。 人と人との相性について、ツバサは考えつづけます。 ミナトから最後の作品の続きを書くように頼まれて、ツバサは地獄のような断崖絶壁の山に向かいます。 「舞台は変えよう。ミナトの小説からは魂だけを引き継ぎ、おれの故郷を舞台に独自の世界を描こう。自分の原風景を描いてみよう。目をそむけ続けてきた始まりの物語のことを。その原風景からしか、おれの本当の心の叫びは表現できない」 そこでミナトの作品がツバサの母と自分の故郷のことを書いていると悟り、自分のすべてを込めて作品を引きついて書き上げようとするのでした。 「おまえにその跡を引き継ぐ資格があるのか? 「ある」自分の中にその力があることをはっきりと感じていた。それはおれがあの人の息子だからだ。おれにはおれだけの何かを込めることができる。父の遺産のその上に」 ※※本作は小説『結婚』の前編、バックストーリーに相当するものです。両方お読みいただけますとさらに物語が深まる構成になっています。※※
片翼の翼: なぜ生きるのか? 何のために生きるのか?
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【この記事を書いている人】

アリクラハルトと申します。【トウガラシ実存主義】【遊民ユーミン主義】の提唱者。ランニング系・登山系の雑誌に記事を書いてきたプロのライターでもあります。早稲田大学卒業。日本脚本家連盟修了生。その筆力は…本コラムを最後までお読みいただければわかります。あなたの心をどれだけ揺さぶることができたか。それがわたしの実力です。
市民ランナーのグランドスラムの達成者(マラソン・サブスリー。100kmサブ10。富士登山競争登頂)。ちばアクアラインマラソン招待選手。ボストンマラソン正式選手。地方大会での入賞多数。海外マラソンも完走多数(ボストン、ニューヨークシティ、バンクーバー、ユングフラウ、ロトルアニュージーランド、ニューカレドニアヌメア、ホノルル)。地元走友会のリーダー。月間走行距離MAX600km。『市民ランナーという生き方(グランドスラム養成講座)』を展開しています。言葉の力で、あなたの走り方を劇的に変えてみせます。
また、現在、バーチャルランニング『地球一周走り旅』を展開中。ご近所を走りながら、走行距離だけは地球を一周しようという仮想ランニング企画です。
そしてロードバイク乗り。朝飯前でウサイン・ボルトよりも速く走れます。山ヤとしての実績は以下のとおり。スイス・ブライトホルン登頂。マレーシア・キナバル山登頂。台湾・玉山(ニイタカヤマ)登頂。南アルプス全山縦走。後立山連峰全山縦走。槍・穂・西穂縦走。富士登山競争完走。日本山岳耐久レース(ハセツネ)完走。などなど。『山と渓谷』ピープル・オブ・ザ・イヤー選出歴あり。
その後、山ヤのスタイルのまま海外バックパック放浪に旅立ちました。訪問国はモロッコ。エジプト。ヨルダン。トルコ。イギリス。フランス。スペイン。ポルトガル。イタリア。バチカン。ギリシア。スイス。アメリカ。メキシコ。カナダ。タイ。ベトナム。カンボジア。マレーシア。シンガポール。インドネシア。ニュージーランド。ネパール。インド。中国。台湾。韓国。そして日本の28ケ国。パリとニューカレドニア、ホノルルとラスベガスを別に数えていいなら訪問都市は100都市をこえています。(大西洋上をのぞいて)世界一周しています。国内では青春18きっぷ・車中泊で日本一周しています。
登山も、海外バックパック旅行も、車中泊も、すべてに共通するのは必要最低限の装備で生き抜こうという心構えだと思っています。バックパックひとつ。その放浪の魂を伝えていきます。千葉県在住。

【この記事を書いている人】
瞑想ランニング(地球二周目)をしながら心に浮かんできたコラムをブログに書き綴っているランナー・ブロガーのアリクラハルトと申します。【トウガラシ実存主義】【遊民ユーミン主義】の提唱者。ランニング系・登山系の雑誌に記事を書いてきたプロのライターでもあります。早稲田大学卒業。日本脚本家連盟修了生。その筆力は…本コラムを最後までお読みいただければわかります。あなたの心をどれだけ揺さぶることができたか。それがわたしの実力です。 市民ランナーのグランドスラムの達成者(マラソン・サブスリー。100kmサブ10。富士登山競争登頂)。ちばアクアラインマラソン招待選手。ボストンマラソン正式選手。地方大会での入賞多数。海外マラソンも完走多数(ボストン、ニューヨークシティ、バンクーバー、ユングフラウ、ロトルアニュージーランド、ニューカレドニアヌメア、ホノルル)。地元走友会のリーダー。月間走行距離MAX600km。『市民ランナーという生き方(グランドスラム養成講座)』を展開しています。言葉の力で、あなたの走り方を劇的に変えてみせます。 また、現在、バーチャルランニング『地球一周走り旅』を展開中。ご近所を走りながら、走行距離だけは地球を一周しようという仮想ランニング企画です。 そしてロードバイク乗り。朝飯前でウサイン・ボルトよりも速く走れます。山ヤとしての実績は以下のとおり。スイス・ブライトホルン登頂。マレーシア・キナバル山登頂。台湾・玉山(ニイタカヤマ)登頂。南アルプス全山縦走。後立山連峰全山縦走。槍・穂・西穂縦走。富士登山競争完走。日本山岳耐久レース(ハセツネ)完走。などなど。『山と渓谷』ピープル・オブ・ザ・イヤー選出歴あり。 その後、山ヤのスタイルのまま海外バックパック放浪に旅立ちました。訪問国はモロッコ。エジプト。ヨルダン。トルコ。イギリス。フランス。スペイン。ポルトガル。イタリア。バチカン。ギリシア。スイス。アメリカ。メキシコ。カナダ。タイ。ベトナム。カンボジア。マレーシア。シンガポール。インドネシア。ニュージーランド。ネパール。インド。中国。台湾。韓国。そして日本の28ケ国。パリとニューカレドニア、ホノルルとラスベガスを別に数えていいなら訪問都市は100都市をこえています。(大西洋上をのぞいて)世界一周しています。国内では青春18きっぷ・車中泊で日本一周しています。 登山も、海外バックパック旅行も、車中泊も、すべてに共通するのは必要最低限の装備で生き抜こうという心構えだと思っています。バックパックひとつ。その放浪の魂を伝えていきます。千葉県在住。
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