IR(統合型リゾート施設)とは? カジノは必ず勝てる。必勝法を教えます!

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IR汚職裁判有罪。司法(裁判長)、よくやった!

本日(2021年9月7日)、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業を巡る汚職事件で起訴された現職国会議員の秋元司被告に執行猶予なしの実刑判決がつきました。まだ上告がありますが、この件でコメントしたいと思います。

正直いって、私は秋元衆議院のことは知らないし、この人のことはどうでもいいと思っています。国会議員なんて次から次へといくらでも代わりがいます。

だいたいもうすでに贈賄側が有罪になっているのに収賄側が無罪判決を取れると思う方が、頭が浮世離れしていると思いませんか? 理屈が成り立たんでしょうが。

でもいちおう現職の国会議員を執行猶予なしの有罪判決にしたわけですから、司法には「裁判長、よくやった!」をつけてあげたいと思います。もしかしたら私などが知らない忖度という上級国民への配慮を乗り越えた勇気ある判決だったかもしれないからです。

上級国民有罪判決(池袋暴走事故)

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IR(統合型リゾート施設)とは何か? 要するにラスベガスを日本につくろうという計画です。誘致に賛成する論陣

私が主張したいのは、いくらでも代わりがいる国会議員に有罪判決が出たことではなく、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業のことです。私は賛成に一票。ここでは統合型リゾートがどんなにすばらしいところか、知らない人に教えてあげたいと思います。

IRとはホテル、シアター、展示会場、ショッピングモール、カジノなどが集まった統合型リゾートのことです。要するにラスベガスのような街を日本につくろう、ということですね。

私は世界中を旅してまわった人間ですが、もう一度遊びに行きたい街の最上位にラスベガスがランクインします。ピラミッドももう一度見たい、パリも大好きだ、バンコクのマッサージも捨てがたいが、やっぱりラスベガスが大好き。何度だってラスベガスに行きたい。何だったらベガスに住みたい。

そういうラスベガス的な統合型リゾート施設に、この収賄議員がマイナスイメージをあたえていないか、ということだけが気になります。ただでさえカジノには金の臭いがつきまとうというのに、贈収賄なんて暴力事件の次にカジノにダメージをあたえる事件ではないかと思うのです。

ラスベガスで用心棒と対決

ラスベガス無料ショー
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ラスベガスを楽しむということは、カジノを楽しむというよりは、ホテルライフを楽しむ、というニュアンス

私が生涯でもっとも面白かった観劇は、シルク・ドゥ・ソレイユの『KA』という演目です。

「なあんだ、シルク・ドゥ・ソレイユか。日本で何度も見たよ」

ラスベガスに行ったことのないあなたは、そう思うかもしれません。

冗談じゃありません。日本に来ているシルクドソレイユの他の演目(たとえばコルテオとかサルティンバンコとかアレグリア)とはレベルが違います。

KAはベガスのMGMというメガホテルで上演されているのですが、劇場の舞台装置が一体となってショーを助けているから、日本で上演できないんですよ。演者が全員来日しても、KAは再現できないのです。MGMごと来日しないと。

このMGMというのが日本では見たこともない巨大ホテルです。マイクタイソンとか、パッキャオとか、世界一のスポーツ興行を行ったりするのがMGMですね。

ほかにもラスベガスにはびっくりするようなメガホテルが立ち並んでいます。

ラスベガスのメガホテルを知ってしまうと、どんな日本のホテルを見ても「小さい」「金がかかっていない」「つまらない」という感想しか抱けないようになってしまいます。それほどラスベガスのメガホテルのインパクトが大きいのです。日本のホテルしか知らない人にはベガスのメガホテル群の凄さは想像もできないと思いますね。

ホテルの中でサブスリーランナーが満足できるランニングができてしまうぐらいの巨大ホテルです。

市民ランナーに引退はないって本当か?

ラスベガスを楽しむということは、カジノを楽しむというよりは、ホテルライフを楽しむ、というニュアンスなのです。

決してギャンブルだけの街ではありません。

ラスベガス
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カジノは外国人専用。入り口でパスポートを見せて中に入る

その統合型リゾート施設(IR)事業を日本にもつくろうというムーブメントの中で、中国企業から収賄を受領したというのが上の国会議員です。

中国はマカオを擁しておりIR先進国です。マカオというのがまた超楽しくて……語りだすとキリがないので止めておきますが、大小などの中国的賭博のいかがわしさと、ラスベガス的近代ホテルが両方ある統合型リゾートタウンとなっています。わざわざ訪れるだけの価値がある場所ですよ。

男だけの旅だったら香港よりもマカオの方が面白いんじゃないかな。

ラスベガスに話しを戻しますが、ファミリーショー、無料ショーもたくさんで、夜もキラキラで朝まで楽しめます。これは渋谷とか歌舞伎町とかのキラキラ感とはぜんぜんレベルが違うものです。

日本人の夜の過ごし方。あまりにも面白い日々を過ごしすぎてしまったのでフツーの生活が退屈でしょうがない。アジアのバックパッカーは社会復帰できない

しかしこういう外国から大金とともに人が流れ込む統合型リゾート施設の建設に対しても、反対する日本人が多いから嫌になっちゃう。どうせあんたらラスベガスに行ったことも見たこともないんでしょ?

すぐにギャンブル中毒とか、無一文になって破産する人が出てきて可哀想とか、極端な主張をしてIRを否定しようとする。そんなこと言うんだったら、証券取引だって無一文になって破産する人が出てくるんだから、株式取引なんてやめにしたらいいじゃないか。

そもそもソウルシンガポールのカジノなどは入り口でパスポートを見せないと中に入れません。外国人専用だったりします。日本人が日本のIRで賭博で破産する心配をする必要はないのです。

むしろラスベガスの楽しいところだけを日本人は楽しむことができるでしょう。

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ホテル代は、宿泊代で儲けていないからビックリするほど安い

ラスベガスのホテル群はありえないほどリッチなのに、ホテル代はビックリするほど安いのです。なぜかわかりますが? 宿泊代で儲けていないからです。

ホテルが無料ショーなどを開催して、格安ルームでとにかく人に来てもらって、カジノでお金を使ってもらおうというビジネスモデルなんですよ。

リッツホテル以上のゴージャスホテルに、東横インぐらいの値段で宿泊できます。

カジノではビールなどアルコールが無料だったりもします。酔っぱらって気が大きくなって「有り金全部BET!」と大きく賭けてもらおうというカジノ側の作戦です。

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カジノ丁半博打・必勝の賭け方「倍賭け法」

カジノだって倍賭け法」という不敗の賭け方があるのを知っていますか? これは1万、2万、4万、8万、16万、32万円……と倍々に賭けていく方法です。

確率二分の一の丁半博打だったらまず確実に勝つことができます。

たとえばルーレットの赤黒の確率二分の一博打で、ずっと赤にベットするとします。

1万円賭けて負ける確率は2分の1。軍資金1万円。

2万円賭けて負ける確率は4分の1。軍資金3万円。

4万円賭けて負ける確率は8分の1。軍資金7万円。

8万円賭けて負ける確率は16分の1。軍資金15万円。

16万円賭けて負ける確率は32分の1。軍資金31万円。

32万円賭けて負ける確率は64分の1。軍資金63万円。

64万円賭けて負ける確率は128分の1。軍資金127万円。

どうでしょう。軍資金127万円あれば、負ける確率128分の1です。まず負けません。

丁半博打で7回連続で黒ばっかりでるなんてことは、賽の目を操作していない限りはほぼ不可能です。

ね、必勝法でしょ。必ず勝てます。

その代わりバックも小さく当初のベット1万円しか戻ってきませんけどね。

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カジノ必勝法「アゲインスト(掛金の小さい方)に賭ける」

もしかしたらカジノ側がさいの目を操っているのではないかと不安ですか? 実際にわたしはマカオのリスボアというカジノで「さいの目を読む女」に会ったことがあります。この女のいうとおりに賭けると最初は勝てるのですが、調子に乗って全財産賭けるとそこで負けてしまうというカジノとグルのいかがわしい女です。

でもね……もし胴元が賽の目を操れると思うのだったら、だったらもうひとつ必勝法です。

丁半博打ではアゲインストに掛けましょう。掛金の小さい側に賭けるのです。

黒と赤の丁半博打で、周囲の掛け金が赤の方が多かった場合、反対(アゲインスト)の黒に賭けるのです。

もしカジノ側がさいの目を操作できるとしても、カジノ側は黒に勝たせるはずです。だって赤の方が掛金が大きくて胴元の負けが大きいわけですから。

この場合、自分が賭けることによって黒と赤のパワーバランスが逆転しないように注意してください。

別にカジノはあなたからお金を巻き上げなくても、全体として勝てばいいわけですから、むしろカジノが賽の目を操作してくれたほうが、あなたは勝つことができます。常にアゲインストに賭ければいいんですよ。

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ジャックポット(スロットマシーン)を狙わない限り、カジノで負けることはない

「倍賭け法」をときどき使用して、少額ベットのアゲインストに常に賭けて、私はラスベガスでは基本的に勝っています。ビュッフェ代やシルクドソレイユ『オー(O)』などの観劇代などはカジノの勝ちで払いました。まあ……ジャックポットという悪魔の箱(当たれば30億円とかが出るスロットマシーンです)に結局は軍資金のすべてを吸い込まれてしまうわけですが(笑)。承知の上でやっていることです。

くりかえしますが、統合型リゾート施設(IR)の建設にわたしは賛成しています。この日本の未来のためにも。

カジノは外国人専用にすれば、日本人のギャンブル破産なんて心配する必要はなく、カジノホテルの無料ショーやプールやビュッフェなどのおいしいところだけを楽しむことができるでしょう。

この先、日本は人口減で経済的な見通しも暗い国です。おいしい食事やきれいな水など観光資源で諸外国からお金を流入させなければならないというのに、面白すぎる統合型リゾート施設(IR)建設に、博打に対する倫理観だけで反対してどうしますか?

賭博に反対って……そもそも人生は博打ではないのですか? あなたは人生を何かに賭けてはいないのですか?

収賄議員のせいで、IR計画がとん挫しないことを祈っています。

ラスベガス最高!!!!!

サハラ砂漠で大ジャンプする著者
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このブログ著者の小説『結婚』
小説『結婚』
愛とは何か? 結婚とは何か? を追求した純文学小説です。 主人公ツバサは劇団の役者です。恋人のアスカはツバサのもとを去っていきます。 「離れたくない。離れたくない。何もかもが消えて、叫びだけが残った。  離れたくない。その叫びだけが残った。  全身が叫びそのものになる。おれは叫びだ」 劇団の主宰者であるキリヤに呼び出されて、離婚話を聞かされます。不倫の子として父を知らずに育ったツバサは、キリヤの妻マリアの不倫の話しに、自分の生い立ちを重ねます。 「どんな喜びも苦難も、どんなに緻密に予測、計算しても思いもかけない事態へと流れていく。喜びも未知、苦しみも未知、でも冒険に向かう同行者がワクワクしてくれたら、おれも楽しく足どりも軽くなるけれど、未知なる苦難、苦境のことばかり思案して不安がり警戒されてしまったら、なんだかおれまでその冒険に向かうよろこびや楽しさを見失ってしまいそうになる……冒険でなければ博打といってもいい。愛は博打だ。人生も」 ツバサの母は心を病んで自殺してしまっていました。 「私にとって愛とは、一緒に歩んでいってほしいという欲があるかないか」 ツバサはミカコから思いを寄せられます。しかし「結婚が誰を幸せにしただろうか?」とツバサは感じています。 「不倫って感情を使いまわしができるから。こっちで足りないものをあっちで、あっちで満たされないものをこっちで補うというカラクリだから、判断が狂うんだよね。それが不倫マジックのタネあかし」 「愛する人とともに歩んでいくことでひろがっていく自分の中の可能性って、決してひとりでは辿りつけない境地だと思うの。守る人がいるうれしさ、守られている安心感、自信。妥協することの意味、共同生活のぶつかり合い、でも逆にそれを楽しもうという姿勢、つかず離れずに……それを一つ屋根の下で行う楽しさ。全く違う人間同士が一緒に人生を作っていく面白味。束縛し合わないで時間を共有したい……けれどこうしたことも相手が同じように思っていないと実現できない」 尊敬する作家、ミナトセイイチロウの影響を受けてツバサは劇団で上演する脚本を書きあげましたが、芝居は失敗してしまいました。 引退するキリヤから一人の友人を紹介されます。なんとその友人はミナトでした。 そこにアスカが妊娠したという情報が伝わってきました。 それは誰の子なのでしょうか? 真実は藪の中。証言が食い違います。誰かが嘘をついているはずです。認識しているツバサ自信が狂っていなければ、の話しですが……。 「妻のことが信頼できない。そうなったら『事実』は関係ないんだ」 そう言ったキリヤの言葉を思い出し、ツバサは真実は何かではなく、自分が何を信じるのか、を選びます。 アスカのお腹の中の子は、昔の自分だと感じていました。 死に際のミナトからツバサは病院に呼び出されます。そして途中までしか書いていない最後の原稿を託されます。ミナトの最後の小説を舞台上にアレンジしたものをツバサは上演します。客席にはミナトが、アスカが、ミカコが見てくれていました。 生きることへの恋を書き上げた舞台は成功し、ツバサはミナトセイイチロウの後を継ぐことを決意します。 そこにミカコから真相を告げる手紙が届いたのでした。 「私は、助言されたんだよ。その男性をあなたが絶対に逃したくなかったら、とにかくその男の言う通りにしなさいって。一切反論は許さない。とにかくあなたが「わかる」まで、その男の言う通りに動きなさいって。その男がいい男であればあるほどそうしなさいって。私は反論したんだ。『そんなことできない。そんなの女は男の奴隷じゃないか』って」
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小説『結婚』
愛とは何か? 結婚とは何か? を追求した純文学小説です。 主人公ツバサは劇団の役者です。恋人のアスカはツバサのもとを去っていきます。 「離れたくない。離れたくない。何もかもが消えて、叫びだけが残った。  離れたくない。その叫びだけが残った。  全身が叫びそのものになる。おれは叫びだ」 劇団の主宰者であるキリヤに呼び出されて、離婚話を聞かされます。不倫の子として父を知らずに育ったツバサは、キリヤの妻マリアの不倫の話しに、自分の生い立ちを重ねます。 「どんな喜びも苦難も、どんなに緻密に予測、計算しても思いもかけない事態へと流れていく。喜びも未知、苦しみも未知、でも冒険に向かう同行者がワクワクしてくれたら、おれも楽しく足どりも軽くなるけれど、未知なる苦難、苦境のことばかり思案して不安がり警戒されてしまったら、なんだかおれまでその冒険に向かうよろこびや楽しさを見失ってしまいそうになる……冒険でなければ博打といってもいい。愛は博打だ。人生も」 ツバサの母は心を病んで自殺してしまっていました。 「私にとって愛とは、一緒に歩んでいってほしいという欲があるかないか」 ツバサはミカコから思いを寄せられます。しかし「結婚が誰を幸せにしただろうか?」とツバサは感じています。 「不倫って感情を使いまわしができるから。こっちで足りないものをあっちで、あっちで満たされないものをこっちで補うというカラクリだから、判断が狂うんだよね。それが不倫マジックのタネあかし」 「愛する人とともに歩んでいくことでひろがっていく自分の中の可能性って、決してひとりでは辿りつけない境地だと思うの。守る人がいるうれしさ、守られている安心感、自信。妥協することの意味、共同生活のぶつかり合い、でも逆にそれを楽しもうという姿勢、つかず離れずに……それを一つ屋根の下で行う楽しさ。全く違う人間同士が一緒に人生を作っていく面白味。束縛し合わないで時間を共有したい……けれどこうしたことも相手が同じように思っていないと実現できない」 尊敬する作家、ミナトセイイチロウの影響を受けてツバサは劇団で上演する脚本を書きあげましたが、芝居は失敗してしまいました。 引退するキリヤから一人の友人を紹介されます。なんとその友人はミナトでした。 そこにアスカが妊娠したという情報が伝わってきました。 それは誰の子なのでしょうか? 真実は藪の中。証言が食い違います。誰かが嘘をついているはずです。認識しているツバサ自信が狂っていなければ、の話しですが……。 「妻のことが信頼できない。そうなったら『事実』は関係ないんだ」 そう言ったキリヤの言葉を思い出し、ツバサは真実は何かではなく、自分が何を信じるのか、を選びます。 アスカのお腹の中の子は、昔の自分だと感じていました。 死に際のミナトからツバサは病院に呼び出されます。そして途中までしか書いていない最後の原稿を託されます。ミナトの最後の小説を舞台上にアレンジしたものをツバサは上演します。客席にはミナトが、アスカが、ミカコが見てくれていました。 生きることへの恋を書き上げた舞台は成功し、ツバサはミナトセイイチロウの後を継ぐことを決意します。 そこにミカコから真相を告げる手紙が届いたのでした。 「私は、助言されたんだよ。その男性をあなたが絶対に逃したくなかったら、とにかくその男の言う通りにしなさいって。一切反論は許さない。とにかくあなたが「わかる」まで、その男の言う通りに動きなさいって。その男がいい男であればあるほどそうしなさいって。私は反論したんだ。『そんなことできない。そんなの女は男の奴隷じゃないか』って」
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このブログの著者の小説『片翼の翼』
小説『片翼の翼』
なぜ生きるのか? 何のために生きるのか? を追求した純文学小説です。 主人公ツバサは劇団の役者です。 「演技のメソッドとして、自分の過去の類似感情を呼び覚まして芝居に再現させるという方法がある。たとえば飼い犬が死んだときのことを思い出しながら、祖母が死んだときの芝居をしたりするのだ。自分が実生活で泣いたり怒ったりしたことを思いだして演技をする、そうすると迫真の演技となり観客の共感を得ることができる。ところが呼び覚ましたリアルな感情が濃密であればあるほど、心が当時の錯乱した思いに掻き乱されてしまう。その当時の感覚に今の現実がかき乱されてしまうことがあるのだ」 恋人のアスカと結婚式を挙げたのは、結婚式場のモデルのアルバイトとしてでした。しかし母の祐希とは違った結婚生活が自分には送れるのではないかという希望がツバサの胸に躍ります。 「ハッピーな人はもっと更にどんどんハッピーになっていってるというのに、どうして決断をしないんだろう。そんなにボンヤリできるほど人生は長くはないはずなのに。たくさん愛しあって、たくさん楽しんで、たくさんわかちあって、たくさん感動して、たくさん自分を謳歌して、たくさん自分を向上させなきゃならないのに。ハッピーな人達はそういうことを、同じ時間の中でどんどん積み重ねていっているのに、なんでわざわざ大切な時間を暗いもので覆うかな」 アスカに恋をしているのは確かでしたが、すべてを受け入れることができません。 かつてアスカは不倫の恋をしていて、その体験が今の自分をつくったと感じています。それに対してツバサの母は不倫の恋の果てに、みずから命を絶ってしまったのです。 「そのときは望んでいないことが起きて思うようにいかずとても悲しんでいても、大きな流れの中では、それはそうなるべきことがらであって、結果的にはよい方向への布石だったりすることがある。そのとき自分が必死にその結果に反するものを望んでも、事態に否決されて、どんどん大きな力に自分が流されているなあと感じるときがあるんだ」 ツバサは幼いころから愛読していたミナトセイイチロウの作品の影響で、独特のロマンの世界をもっていました。そのロマンのゆえに劇団の主宰者キリヤに認められ、芝居の脚本をまかされることになります。自分に人を感動させることができる何かがあるのか、ツバサは思い悩みます。 同時に友人のミカコと一緒に、インターネット・サイバーショップを立ち上げます。ブツを売るのではなくロマンを売るというコンセプトです。 「楽しい、うれしい、といった人間の明るい感情を掘り起こして、その「先」に到達させてあげるんだ。その到達を手伝う仕事なんだよ。やりがいのあることじゃないか」 惚れているけれど、受け入れられないアスカ。素直になれるけれど、惚れていないミカコ。三角関係にツバサはどう決着をつけるのでしょうか。 アスカは劇団をやめて、精神科医になろうと勉強をしていました。心療内科の手法をツバサとの関係にも持ち込んで、すべてのトラウマを話して、ちゃんと向き合ってくれと希望してきます。 自分の不倫は人生を決めた圧倒的な出来事だと認識しているのに、ツバサの母の不倫、自殺については、分類・整理して心療内科の一症例として片付けようとするアスカの態度にツバサは苛立ちます。つねに自分を無力と感じさせられるつきあいでした。 人と人との相性について、ツバサは考えつづけます。 ミナトから最後の作品の続きを書くように頼まれて、ツバサは地獄のような断崖絶壁の山に向かいます。 「舞台は変えよう。ミナトの小説からは魂だけを引き継ぎ、おれの故郷を舞台に独自の世界を描こう。自分の原風景を描いてみよう。目をそむけ続けてきた始まりの物語のことを。その原風景からしか、おれの本当の心の叫びは表現できない」 そこでミナトの作品がツバサの母と自分の故郷のことを書いていると悟り、自分のすべてを込めて作品を引きついて書き上げようとするのでした。 「おまえにその跡を引き継ぐ資格があるのか? 「ある」自分の中にその力があることをはっきりと感じていた。それはおれがあの人の息子だからだ。おれにはおれだけの何かを込めることができる。父の遺産のその上に」 ※※本作は小説『結婚』の前編、バックストーリーに相当するものです。両方お読みいただけますとさらに物語が深まる構成になっています。※※
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小説『片翼の翼』
なぜ生きるのか? 何のために生きるのか? を追求した純文学小説です。 主人公ツバサは劇団の役者です。 「演技のメソッドとして、自分の過去の類似感情を呼び覚まして芝居に再現させるという方法がある。たとえば飼い犬が死んだときのことを思い出しながら、祖母が死んだときの芝居をしたりするのだ。自分が実生活で泣いたり怒ったりしたことを思いだして演技をする、そうすると迫真の演技となり観客の共感を得ることができる。ところが呼び覚ましたリアルな感情が濃密であればあるほど、心が当時の錯乱した思いに掻き乱されてしまう。その当時の感覚に今の現実がかき乱されてしまうことがあるのだ」 恋人のアスカと結婚式を挙げたのは、結婚式場のモデルのアルバイトとしてでした。しかし母の祐希とは違った結婚生活が自分には送れるのではないかという希望がツバサの胸に躍ります。 「ハッピーな人はもっと更にどんどんハッピーになっていってるというのに、どうして決断をしないんだろう。そんなにボンヤリできるほど人生は長くはないはずなのに。たくさん愛しあって、たくさん楽しんで、たくさんわかちあって、たくさん感動して、たくさん自分を謳歌して、たくさん自分を向上させなきゃならないのに。ハッピーな人達はそういうことを、同じ時間の中でどんどん積み重ねていっているのに、なんでわざわざ大切な時間を暗いもので覆うかな」 アスカに恋をしているのは確かでしたが、すべてを受け入れることができません。 かつてアスカは不倫の恋をしていて、その体験が今の自分をつくったと感じています。それに対してツバサの母は不倫の恋の果てに、みずから命を絶ってしまったのです。 「そのときは望んでいないことが起きて思うようにいかずとても悲しんでいても、大きな流れの中では、それはそうなるべきことがらであって、結果的にはよい方向への布石だったりすることがある。そのとき自分が必死にその結果に反するものを望んでも、事態に否決されて、どんどん大きな力に自分が流されているなあと感じるときがあるんだ」 ツバサは幼いころから愛読していたミナトセイイチロウの作品の影響で、独特のロマンの世界をもっていました。そのロマンのゆえに劇団の主宰者キリヤに認められ、芝居の脚本をまかされることになります。自分に人を感動させることができる何かがあるのか、ツバサは思い悩みます。 同時に友人のミカコと一緒に、インターネット・サイバーショップを立ち上げます。ブツを売るのではなくロマンを売るというコンセプトです。 「楽しい、うれしい、といった人間の明るい感情を掘り起こして、その「先」に到達させてあげるんだ。その到達を手伝う仕事なんだよ。やりがいのあることじゃないか」 惚れているけれど、受け入れられないアスカ。素直になれるけれど、惚れていないミカコ。三角関係にツバサはどう決着をつけるのでしょうか。 アスカは劇団をやめて、精神科医になろうと勉強をしていました。心療内科の手法をツバサとの関係にも持ち込んで、すべてのトラウマを話して、ちゃんと向き合ってくれと希望してきます。 自分の不倫は人生を決めた圧倒的な出来事だと認識しているのに、ツバサの母の不倫、自殺については、分類・整理して心療内科の一症例として片付けようとするアスカの態度にツバサは苛立ちます。つねに自分を無力と感じさせられるつきあいでした。 人と人との相性について、ツバサは考えつづけます。 ミナトから最後の作品の続きを書くように頼まれて、ツバサは地獄のような断崖絶壁の山に向かいます。 「舞台は変えよう。ミナトの小説からは魂だけを引き継ぎ、おれの故郷を舞台に独自の世界を描こう。自分の原風景を描いてみよう。目をそむけ続けてきた始まりの物語のことを。その原風景からしか、おれの本当の心の叫びは表現できない」 そこでミナトの作品がツバサの母と自分の故郷のことを書いていると悟り、自分のすべてを込めて作品を引きついて書き上げようとするのでした。 「おまえにその跡を引き継ぐ資格があるのか? 「ある」自分の中にその力があることをはっきりと感じていた。それはおれがあの人の息子だからだ。おれにはおれだけの何かを込めることができる。父の遺産のその上に」 ※※本作は小説『結婚』の前編、バックストーリーに相当するものです。両方お読みいただけますとさらに物語が深まる構成になっています。※※
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【この記事を書いている人】

アリクラハルトと申します。【トウガラシ実存主義】【遊民ユーミン主義】の提唱者。ランニング系・登山系の雑誌に記事を書いてきたプロのライターでもあります。早稲田大学卒業。日本脚本家連盟修了生。その筆力は…本コラムを最後までお読みいただければわかります。あなたの心をどれだけ揺さぶることができたか。それがわたしの実力です。
市民ランナーのグランドスラムの達成者(マラソン・サブスリー。100kmサブ10。富士登山競争登頂)。ちばアクアラインマラソン招待選手。ボストンマラソン正式選手。地方大会での入賞多数。海外マラソンも完走多数(ボストン、ニューヨークシティ、バンクーバー、ユングフラウ、ロトルアニュージーランド、ニューカレドニアヌメア、ホノルル)。地元走友会のリーダー。月間走行距離MAX600km。『市民ランナーという生き方(グランドスラム養成講座)』を展開しています。言葉の力で、あなたの走り方を劇的に変えてみせます。
また、現在、バーチャルランニング『地球一周走り旅』を展開中。ご近所を走りながら、走行距離だけは地球を一周しようという仮想ランニング企画です。
そしてロードバイク乗り。朝飯前でウサイン・ボルトよりも速く走れます。山ヤとしての実績は以下のとおり。スイス・ブライトホルン登頂。マレーシア・キナバル山登頂。台湾・玉山(ニイタカヤマ)登頂。南アルプス全山縦走。後立山連峰全山縦走。槍・穂・西穂縦走。富士登山競争完走。日本山岳耐久レース(ハセツネ)完走。などなど。『山と渓谷』ピープル・オブ・ザ・イヤー選出歴あり。
その後、山ヤのスタイルのまま海外バックパック放浪に旅立ちました。訪問国はモロッコ。エジプト。ヨルダン。トルコ。イギリス。フランス。スペイン。ポルトガル。イタリア。バチカン。ギリシア。スイス。アメリカ。メキシコ。カナダ。タイ。ベトナム。カンボジア。マレーシア。シンガポール。インドネシア。ニュージーランド。ネパール。インド。中国。台湾。韓国。そして日本の28ケ国。パリとニューカレドニア、ホノルルとラスベガスを別に数えていいなら訪問都市は100都市をこえています。(大西洋上をのぞいて)世界一周しています。国内では青春18きっぷ・車中泊で日本一周しています。
登山も、海外バックパック旅行も、車中泊も、すべてに共通するのは必要最低限の装備で生き抜こうという心構えだと思っています。バックパックひとつ。その放浪の魂を伝えていきます。千葉県在住。

【この記事を書いている人】
瞑想ランニング(地球二周目)をしながら心に浮かんできたコラムをブログに書き綴っているランナー・ブロガーのアリクラハルトと申します。【トウガラシ実存主義】【遊民ユーミン主義】の提唱者。ランニング系・登山系の雑誌に記事を書いてきたプロのライターでもあります。早稲田大学卒業。日本脚本家連盟修了生。その筆力は…本コラムを最後までお読みいただければわかります。あなたの心をどれだけ揺さぶることができたか。それがわたしの実力です。 市民ランナーのグランドスラムの達成者(マラソン・サブスリー。100kmサブ10。富士登山競争登頂)。ちばアクアラインマラソン招待選手。ボストンマラソン正式選手。地方大会での入賞多数。海外マラソンも完走多数(ボストン、ニューヨークシティ、バンクーバー、ユングフラウ、ロトルアニュージーランド、ニューカレドニアヌメア、ホノルル)。地元走友会のリーダー。月間走行距離MAX600km。『市民ランナーという生き方(グランドスラム養成講座)』を展開しています。言葉の力で、あなたの走り方を劇的に変えてみせます。 また、現在、バーチャルランニング『地球一周走り旅』を展開中。ご近所を走りながら、走行距離だけは地球を一周しようという仮想ランニング企画です。 そしてロードバイク乗り。朝飯前でウサイン・ボルトよりも速く走れます。山ヤとしての実績は以下のとおり。スイス・ブライトホルン登頂。マレーシア・キナバル山登頂。台湾・玉山(ニイタカヤマ)登頂。南アルプス全山縦走。後立山連峰全山縦走。槍・穂・西穂縦走。富士登山競争完走。日本山岳耐久レース(ハセツネ)完走。などなど。『山と渓谷』ピープル・オブ・ザ・イヤー選出歴あり。 その後、山ヤのスタイルのまま海外バックパック放浪に旅立ちました。訪問国はモロッコ。エジプト。ヨルダン。トルコ。イギリス。フランス。スペイン。ポルトガル。イタリア。バチカン。ギリシア。スイス。アメリカ。メキシコ。カナダ。タイ。ベトナム。カンボジア。マレーシア。シンガポール。インドネシア。ニュージーランド。ネパール。インド。中国。台湾。韓国。そして日本の28ケ国。パリとニューカレドニア、ホノルルとラスベガスを別に数えていいなら訪問都市は100都市をこえています。(大西洋上をのぞいて)世界一周しています。国内では青春18きっぷ・車中泊で日本一周しています。 登山も、海外バックパック旅行も、車中泊も、すべてに共通するのは必要最低限の装備で生き抜こうという心構えだと思っています。バックパックひとつ。その放浪の魂を伝えていきます。千葉県在住。
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