Windows10パソコンだけWi-Fi接続の速度が遅い時の対処法

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【トウガラシ実存主義】【遊民ユーミン主義】の提唱者アリクラハルトの人生を旅しながら走り抜けるためのオピニオン系ブログ。

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このブログ著者の書籍『市民ランナーという走り方』マラソン・サブスリー養成講座
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デスクトップPCをWi-Fiでインターネット環境につなぐ無線LANアダプタは、できるだけアクセスポイントに近い側に差し込みましょう。混雑・渋滞しているUSBポートに刺すのではなく、周囲がスカスカのUSBポートを使用した方がいいと思います。たったそれだけで症状が改善することがあります。

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素人ゆえの疑問。シロウトはプロフェッショナルが軽々とクリアする問題につまづくものだ

私はそんなにICT(インターネット・コミュニケーション・テクノロジー)に詳しい方ではありません。ブロガーのくせに、と思われるかもしれないが、私が得意なのは文章作成であって、ICTではないのです。

素人ゆえにプロフェッショナルな人がサクサクとクリアする関門で引っかかってしまうことがあります。そのことがわたしと同じレベルの人に役立つことがあることに気づいて、その情報はブログの中でアップしていくことにしています。

関門でぶつかった疑問や、獲得した知識、試行錯誤した解決方法が、わたしと同じレベルの人に役立ってくれれば幸いです。

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LAN環境は今どき無線よりも有線派ですが、何か?

私はノートパソコンよりもデスクトップ派です。

パソコンといえばデスクトップ。デスクトップ派の主張
どうもハルトです。みなさん今日も楽しい旅を続けていますか? 「Amerikan Megatrends」表示直後にパソコンが死んだ 旧パソコンを立ち上げた直後に「Amerikan Megatrends」という見たこともない画面が表示される...

ノートPCよりデスクトップPCの方がキーボードを打つのが快適だから。それに尽きます。

そしてLANのような通信回線は無線よりも有線派です。通信は高速で安定していてほしいからです。

新しいアパートに引っ越した際も、もちろんパソコンは無線LANルーター(無線LANのアクセスポイント)と有線ケーブルで繋ぐつもりでした。

しかし無線LANルーターとデスクトップパソコンはちょうど二部屋ぶん離れており、LANケーブルは10m以上ないと届きません。手持ちのUSBケーブルの長さでは全然たりないことがわかりました。

どうしても有線にこだわるならケーブルを新しく買わなければなりません。またもし買ったとしても隣の部屋から引っ張ると扉が閉められないし、通行の邪魔になることは確実です。

こうして無念ながら無線LANに方針転換することにしたのでした。

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獲得した知識。デスクトップ・パソコンは無線LANアダプタを使えばWi-Fiに接続できる

ところでデスクトップ・パソコンが無線Wi-Fiを使用することは可能なのでしょうか?

私のPCの知識はこの程度でした。笑いたい人は笑ってください。

一生懸命調べた結果、USBポートに無線LANアダプタというのを差し込むだけで、インターネットに接続することができるということがわかりました。

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無線LANアダプタを購入してデスクトップパソコンのUSBポートに差し込むと、無線状態のままでWi-Fiインターネットに接続できるようになりました。

なんと素晴らしい。ケーブルなしでスッキリです。これで部屋の扉を閉めることができるし、歩いて足を引っかけることもない。一件落着である。

・・・そう思いました。

ところがやっぱり通信が安定しません。

Google検索しても、処理中を示す丸いインジケーターがずっとグルグル回り続けて進みません。遅いというより、繋がらないといった方がいい時間帯がある。

常時つながらないということではなく、時間帯によって違うようです。

サクサクと検索できる時間帯もあるのですが、例えば夜中零時を過ぎると急につながらなくなります。ひたすら処理中グルグルのアイコンを眺めて、やがて諦めるという時間がつづきます。

だから言ったのに、無線よりも有線だって。

無線なんてきっと体に悪い何かが飛んでいるに決まっている。

無線、嫌い!

あくまでも物理的に無理だから仕方なく無線にしているのであって、有線で繋げられるならば今すぐそうしたい。

その気持ちは今でも変わりはないが、もはや無線一択しか選べない生活環境にあります。

こうして無線LANによる繋がらないデスクトップ・パソコンのWi-Fi生活がスタートしたのでありました。

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疑問。なぜデスクトップ・パソコンのWi-Fiだけが接続不安定なのか?

『なぜWindows10パソコンだけがWi-Fi接続が遅いのか?』

デスクトップ・パソコンの通信不安定に苦しみながら、私は疑問に思いました。

考えてみればこれはおかしなことではないでしょうか?

iPhoneはWi-Fiを使ってYouTube動画をサクサクと問題なく映し出しているのです。

スマートフォンもデスクトップパソコンも両方ともWi-Fiが繋がらないのならば、そもそも住んでいる場所が悪いとか、プロバイダーから提供される通信速度が遅いとか、根本的な問題が存在すると思いますが、スマホのWi-Fiは問題ありません。

そもそもCPUではパソコンの圧勝なのです。私が所有するiPhoneのCPUは2Ghz、パソコンのCPUは2.8Ghzです。それなのにどうして性能のいいパソコンのWi-Fiが繋がらず、スマホのWi-Fiは繋がるというのでしょう。逆ならわかりますが。。。

パソコンだけが繋がらない。これは指先ほどしかないUSB無線LANアダプタがちゃんと働いていないのが原因ではないだろうか?

私はそう思いました。こんな小さなアダプタではなく、もっと大きなちゃんとした無線アダプタを設置すれば、我がデスクトップPCのインターネットはスマホなんかよりも圧倒的な性能を発揮するはずではないだろうか・・・

・・・

・・・

こういうところがパソコン素人なんだろうなあ。大きさがすべてを解決すると考えてしまうところが。

よく考えてみれば、iPhoneの中には同じようなWi-Fi電波を受容する端末が入っているはずです。

指先ほどの小さなUSB無線LANアダプタですが、スマートフォンのサイズから見ると決して小さくはありません。むしろこれがスマホの中に入っていると思ったら大きすぎるぐらいです。

無線LANアダプタの大きさの問題ではありません。

もっと他にデスクトップパソコンのWi-Fi環境だけが不安定な原因があるはずです!! それは何でしょうか!?

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解決方法。

無線LANアダプタを差したり抜いたり、パソコンを再起動したり、ドライバを再インストールしたり、様々なことを試してみたが症状は改善しませんでした。

スマホから見れば大きすぎるほどの無線LANアダプタと処理演算能力の高いCPUを誇りながら、なぜデスクトップパソコンがスマートフォンにWi-Fiの速度で負けなければならないのでしょう?

光明が見えたのは、USBポートが壊れていたのかと思い、別のUSBポートに無線LANアダプタを差し替えた時に訪れました。すると先まで処理中インジケータが回転するだけだった動画が急に再生されたのです。

先に言っておきますが、USBポートの故障ではありませんでした。そのUSBポートから他の器機は問題なく使えたからです。

ここで問題にしているのはあくまでもUSBポートの場所である。差した場所がよかったとしか思えないのです。

無線LANアダプタはできるだけ無線LANルーターアクセスポイント)に近い側に差し込みましょう。ルーターから遠いUSBポートに刺すのではなく、近いUSBポートに刺すこと。アクセスポイントが右側にあれば右側のUSBポートに。左側にあれば左側のUSBポートに。

デスクトップPCのUSBポートにはディスプレイ、プリンタ、ハードディスク、スピーカーなど差し込みまくっていると思いますが、混雑・渋滞しているUSBポートに刺すのではなく、スカスカのUSBポートを使用した方がいいと思います。草原にたった一人で立っているかのような(ルーター側の)USBポートに無線LANアダプタは差し込みましょう。

電波が互いに干渉しているのではないかと思います。そう考えないと症状が改善した理屈がつかないからです。

すくなくともわたしはこの方法で、症状が改善しました。

もしあなたが電波が互いに干渉してしまうような場所でUSB無線LANアダプタをつかっていて接続が不安定だったら、ルーターに近い側のUSBポートに差し替えてみてください。たったそれだけで症状が改善するかもしれません。

最初に言った通り、わたしはパソコンに関しては素人レベルです。わたしにできるのは、わたしが解決した方法を提示することだけです。

しかし他の人のサイトに、上のような単純な症状改善方法が書いてあるのを見たことがありません。だから長々と書いてみました。玄人の方には当たり前すぎる知識なのかもしれません。

同じレベルの方の問題解決に役立てば幸いです。

サハラ砂漠で大ジャンプする著者
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このブログ著者の小説『結婚』
小説『結婚』
愛とは何か? 結婚とは何か? を追求した純文学小説です。 主人公ツバサは劇団の役者です。恋人のアスカはツバサのもとを去っていきます。 「離れたくない。離れたくない。何もかもが消えて、叫びだけが残った。  離れたくない。その叫びだけが残った。  全身が叫びそのものになる。おれは叫びだ」 劇団の主宰者であるキリヤに呼び出されて、離婚話を聞かされます。不倫の子として父を知らずに育ったツバサは、キリヤの妻マリアの不倫の話しに、自分の生い立ちを重ねます。 「どんな喜びも苦難も、どんなに緻密に予測、計算しても思いもかけない事態へと流れていく。喜びも未知、苦しみも未知、でも冒険に向かう同行者がワクワクしてくれたら、おれも楽しく足どりも軽くなるけれど、未知なる苦難、苦境のことばかり思案して不安がり警戒されてしまったら、なんだかおれまでその冒険に向かうよろこびや楽しさを見失ってしまいそうになる……冒険でなければ博打といってもいい。愛は博打だ。人生も」 ツバサの母は心を病んで自殺してしまっていました。 「私にとって愛とは、一緒に歩んでいってほしいという欲があるかないか」 ツバサはミカコから思いを寄せられます。しかし「結婚が誰を幸せにしただろうか?」とツバサは感じています。 「不倫って感情を使いまわしができるから。こっちで足りないものをあっちで、あっちで満たされないものをこっちで補うというカラクリだから、判断が狂うんだよね。それが不倫マジックのタネあかし」 「愛する人とともに歩んでいくことでひろがっていく自分の中の可能性って、決してひとりでは辿りつけない境地だと思うの。守る人がいるうれしさ、守られている安心感、自信。妥協することの意味、共同生活のぶつかり合い、でも逆にそれを楽しもうという姿勢、つかず離れずに……それを一つ屋根の下で行う楽しさ。全く違う人間同士が一緒に人生を作っていく面白味。束縛し合わないで時間を共有したい……けれどこうしたことも相手が同じように思っていないと実現できない」 尊敬する作家、ミナトセイイチロウの影響を受けてツバサは劇団で上演する脚本を書きあげましたが、芝居は失敗してしまいました。 引退するキリヤから一人の友人を紹介されます。なんとその友人はミナトでした。 そこにアスカが妊娠したという情報が伝わってきました。 それは誰の子なのでしょうか? 真実は藪の中。証言が食い違います。誰かが嘘をついているはずです。認識しているツバサ自信が狂っていなければ、の話しですが……。 「妻のことが信頼できない。そうなったら『事実』は関係ないんだ」 そう言ったキリヤの言葉を思い出し、ツバサは真実は何かではなく、自分が何を信じるのか、を選びます。 アスカのお腹の中の子は、昔の自分だと感じていました。 死に際のミナトからツバサは病院に呼び出されます。そして途中までしか書いていない最後の原稿を託されます。ミナトの最後の小説を舞台上にアレンジしたものをツバサは上演します。客席にはミナトが、アスカが、ミカコが見てくれていました。 生きることへの恋を書き上げた舞台は成功し、ツバサはミナトセイイチロウの後を継ぐことを決意します。 そこにミカコから真相を告げる手紙が届いたのでした。 「私は、助言されたんだよ。その男性をあなたが絶対に逃したくなかったら、とにかくその男の言う通りにしなさいって。一切反論は許さない。とにかくあなたが「わかる」まで、その男の言う通りに動きなさいって。その男がいい男であればあるほどそうしなさいって。私は反論したんだ。『そんなことできない。そんなの女は男の奴隷じゃないか』って」
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小説『結婚』
愛とは何か? 結婚とは何か? を追求した純文学小説です。 主人公ツバサは劇団の役者です。恋人のアスカはツバサのもとを去っていきます。 「離れたくない。離れたくない。何もかもが消えて、叫びだけが残った。  離れたくない。その叫びだけが残った。  全身が叫びそのものになる。おれは叫びだ」 劇団の主宰者であるキリヤに呼び出されて、離婚話を聞かされます。不倫の子として父を知らずに育ったツバサは、キリヤの妻マリアの不倫の話しに、自分の生い立ちを重ねます。 「どんな喜びも苦難も、どんなに緻密に予測、計算しても思いもかけない事態へと流れていく。喜びも未知、苦しみも未知、でも冒険に向かう同行者がワクワクしてくれたら、おれも楽しく足どりも軽くなるけれど、未知なる苦難、苦境のことばかり思案して不安がり警戒されてしまったら、なんだかおれまでその冒険に向かうよろこびや楽しさを見失ってしまいそうになる……冒険でなければ博打といってもいい。愛は博打だ。人生も」 ツバサの母は心を病んで自殺してしまっていました。 「私にとって愛とは、一緒に歩んでいってほしいという欲があるかないか」 ツバサはミカコから思いを寄せられます。しかし「結婚が誰を幸せにしただろうか?」とツバサは感じています。 「不倫って感情を使いまわしができるから。こっちで足りないものをあっちで、あっちで満たされないものをこっちで補うというカラクリだから、判断が狂うんだよね。それが不倫マジックのタネあかし」 「愛する人とともに歩んでいくことでひろがっていく自分の中の可能性って、決してひとりでは辿りつけない境地だと思うの。守る人がいるうれしさ、守られている安心感、自信。妥協することの意味、共同生活のぶつかり合い、でも逆にそれを楽しもうという姿勢、つかず離れずに……それを一つ屋根の下で行う楽しさ。全く違う人間同士が一緒に人生を作っていく面白味。束縛し合わないで時間を共有したい……けれどこうしたことも相手が同じように思っていないと実現できない」 尊敬する作家、ミナトセイイチロウの影響を受けてツバサは劇団で上演する脚本を書きあげましたが、芝居は失敗してしまいました。 引退するキリヤから一人の友人を紹介されます。なんとその友人はミナトでした。 そこにアスカが妊娠したという情報が伝わってきました。 それは誰の子なのでしょうか? 真実は藪の中。証言が食い違います。誰かが嘘をついているはずです。認識しているツバサ自信が狂っていなければ、の話しですが……。 「妻のことが信頼できない。そうなったら『事実』は関係ないんだ」 そう言ったキリヤの言葉を思い出し、ツバサは真実は何かではなく、自分が何を信じるのか、を選びます。 アスカのお腹の中の子は、昔の自分だと感じていました。 死に際のミナトからツバサは病院に呼び出されます。そして途中までしか書いていない最後の原稿を託されます。ミナトの最後の小説を舞台上にアレンジしたものをツバサは上演します。客席にはミナトが、アスカが、ミカコが見てくれていました。 生きることへの恋を書き上げた舞台は成功し、ツバサはミナトセイイチロウの後を継ぐことを決意します。 そこにミカコから真相を告げる手紙が届いたのでした。 「私は、助言されたんだよ。その男性をあなたが絶対に逃したくなかったら、とにかくその男の言う通りにしなさいって。一切反論は許さない。とにかくあなたが「わかる」まで、その男の言う通りに動きなさいって。その男がいい男であればあるほどそうしなさいって。私は反論したんだ。『そんなことできない。そんなの女は男の奴隷じゃないか』って」
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このブログの著者の小説『片翼の翼』
小説『片翼の翼』
なぜ生きるのか? 何のために生きるのか? を追求した純文学小説です。 主人公ツバサは劇団の役者です。 「演技のメソッドとして、自分の過去の類似感情を呼び覚まして芝居に再現させるという方法がある。たとえば飼い犬が死んだときのことを思い出しながら、祖母が死んだときの芝居をしたりするのだ。自分が実生活で泣いたり怒ったりしたことを思いだして演技をする、そうすると迫真の演技となり観客の共感を得ることができる。ところが呼び覚ましたリアルな感情が濃密であればあるほど、心が当時の錯乱した思いに掻き乱されてしまう。その当時の感覚に今の現実がかき乱されてしまうことがあるのだ」 恋人のアスカと結婚式を挙げたのは、結婚式場のモデルのアルバイトとしてでした。しかし母の祐希とは違った結婚生活が自分には送れるのではないかという希望がツバサの胸に躍ります。 「ハッピーな人はもっと更にどんどんハッピーになっていってるというのに、どうして決断をしないんだろう。そんなにボンヤリできるほど人生は長くはないはずなのに。たくさん愛しあって、たくさん楽しんで、たくさんわかちあって、たくさん感動して、たくさん自分を謳歌して、たくさん自分を向上させなきゃならないのに。ハッピーな人達はそういうことを、同じ時間の中でどんどん積み重ねていっているのに、なんでわざわざ大切な時間を暗いもので覆うかな」 アスカに恋をしているのは確かでしたが、すべてを受け入れることができません。 かつてアスカは不倫の恋をしていて、その体験が今の自分をつくったと感じています。それに対してツバサの母は不倫の恋の果てに、みずから命を絶ってしまったのです。 「そのときは望んでいないことが起きて思うようにいかずとても悲しんでいても、大きな流れの中では、それはそうなるべきことがらであって、結果的にはよい方向への布石だったりすることがある。そのとき自分が必死にその結果に反するものを望んでも、事態に否決されて、どんどん大きな力に自分が流されているなあと感じるときがあるんだ」 ツバサは幼いころから愛読していたミナトセイイチロウの作品の影響で、独特のロマンの世界をもっていました。そのロマンのゆえに劇団の主宰者キリヤに認められ、芝居の脚本をまかされることになります。自分に人を感動させることができる何かがあるのか、ツバサは思い悩みます。 同時に友人のミカコと一緒に、インターネット・サイバーショップを立ち上げます。ブツを売るのではなくロマンを売るというコンセプトです。 「楽しい、うれしい、といった人間の明るい感情を掘り起こして、その「先」に到達させてあげるんだ。その到達を手伝う仕事なんだよ。やりがいのあることじゃないか」 惚れているけれど、受け入れられないアスカ。素直になれるけれど、惚れていないミカコ。三角関係にツバサはどう決着をつけるのでしょうか。 アスカは劇団をやめて、精神科医になろうと勉強をしていました。心療内科の手法をツバサとの関係にも持ち込んで、すべてのトラウマを話して、ちゃんと向き合ってくれと希望してきます。 自分の不倫は人生を決めた圧倒的な出来事だと認識しているのに、ツバサの母の不倫、自殺については、分類・整理して心療内科の一症例として片付けようとするアスカの態度にツバサは苛立ちます。つねに自分を無力と感じさせられるつきあいでした。 人と人との相性について、ツバサは考えつづけます。 ミナトから最後の作品の続きを書くように頼まれて、ツバサは地獄のような断崖絶壁の山に向かいます。 「舞台は変えよう。ミナトの小説からは魂だけを引き継ぎ、おれの故郷を舞台に独自の世界を描こう。自分の原風景を描いてみよう。目をそむけ続けてきた始まりの物語のことを。その原風景からしか、おれの本当の心の叫びは表現できない」 そこでミナトの作品がツバサの母と自分の故郷のことを書いていると悟り、自分のすべてを込めて作品を引きついて書き上げようとするのでした。 「おまえにその跡を引き継ぐ資格があるのか? 「ある」自分の中にその力があることをはっきりと感じていた。それはおれがあの人の息子だからだ。おれにはおれだけの何かを込めることができる。父の遺産のその上に」 ※※本作は小説『結婚』の前編、バックストーリーに相当するものです。両方お読みいただけますとさらに物語が深まる構成になっています。※※
片翼の翼: なぜ生きるのか? 何のために生きるのか?
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小説『片翼の翼』
なぜ生きるのか? 何のために生きるのか? を追求した純文学小説です。 主人公ツバサは劇団の役者です。 「演技のメソッドとして、自分の過去の類似感情を呼び覚まして芝居に再現させるという方法がある。たとえば飼い犬が死んだときのことを思い出しながら、祖母が死んだときの芝居をしたりするのだ。自分が実生活で泣いたり怒ったりしたことを思いだして演技をする、そうすると迫真の演技となり観客の共感を得ることができる。ところが呼び覚ましたリアルな感情が濃密であればあるほど、心が当時の錯乱した思いに掻き乱されてしまう。その当時の感覚に今の現実がかき乱されてしまうことがあるのだ」 恋人のアスカと結婚式を挙げたのは、結婚式場のモデルのアルバイトとしてでした。しかし母の祐希とは違った結婚生活が自分には送れるのではないかという希望がツバサの胸に躍ります。 「ハッピーな人はもっと更にどんどんハッピーになっていってるというのに、どうして決断をしないんだろう。そんなにボンヤリできるほど人生は長くはないはずなのに。たくさん愛しあって、たくさん楽しんで、たくさんわかちあって、たくさん感動して、たくさん自分を謳歌して、たくさん自分を向上させなきゃならないのに。ハッピーな人達はそういうことを、同じ時間の中でどんどん積み重ねていっているのに、なんでわざわざ大切な時間を暗いもので覆うかな」 アスカに恋をしているのは確かでしたが、すべてを受け入れることができません。 かつてアスカは不倫の恋をしていて、その体験が今の自分をつくったと感じています。それに対してツバサの母は不倫の恋の果てに、みずから命を絶ってしまったのです。 「そのときは望んでいないことが起きて思うようにいかずとても悲しんでいても、大きな流れの中では、それはそうなるべきことがらであって、結果的にはよい方向への布石だったりすることがある。そのとき自分が必死にその結果に反するものを望んでも、事態に否決されて、どんどん大きな力に自分が流されているなあと感じるときがあるんだ」 ツバサは幼いころから愛読していたミナトセイイチロウの作品の影響で、独特のロマンの世界をもっていました。そのロマンのゆえに劇団の主宰者キリヤに認められ、芝居の脚本をまかされることになります。自分に人を感動させることができる何かがあるのか、ツバサは思い悩みます。 同時に友人のミカコと一緒に、インターネット・サイバーショップを立ち上げます。ブツを売るのではなくロマンを売るというコンセプトです。 「楽しい、うれしい、といった人間の明るい感情を掘り起こして、その「先」に到達させてあげるんだ。その到達を手伝う仕事なんだよ。やりがいのあることじゃないか」 惚れているけれど、受け入れられないアスカ。素直になれるけれど、惚れていないミカコ。三角関係にツバサはどう決着をつけるのでしょうか。 アスカは劇団をやめて、精神科医になろうと勉強をしていました。心療内科の手法をツバサとの関係にも持ち込んで、すべてのトラウマを話して、ちゃんと向き合ってくれと希望してきます。 自分の不倫は人生を決めた圧倒的な出来事だと認識しているのに、ツバサの母の不倫、自殺については、分類・整理して心療内科の一症例として片付けようとするアスカの態度にツバサは苛立ちます。つねに自分を無力と感じさせられるつきあいでした。 人と人との相性について、ツバサは考えつづけます。 ミナトから最後の作品の続きを書くように頼まれて、ツバサは地獄のような断崖絶壁の山に向かいます。 「舞台は変えよう。ミナトの小説からは魂だけを引き継ぎ、おれの故郷を舞台に独自の世界を描こう。自分の原風景を描いてみよう。目をそむけ続けてきた始まりの物語のことを。その原風景からしか、おれの本当の心の叫びは表現できない」 そこでミナトの作品がツバサの母と自分の故郷のことを書いていると悟り、自分のすべてを込めて作品を引きついて書き上げようとするのでした。 「おまえにその跡を引き継ぐ資格があるのか? 「ある」自分の中にその力があることをはっきりと感じていた。それはおれがあの人の息子だからだ。おれにはおれだけの何かを込めることができる。父の遺産のその上に」 ※※本作は小説『結婚』の前編、バックストーリーに相当するものです。両方お読みいただけますとさらに物語が深まる構成になっています。※※
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【この記事を書いている人】

アリクラハルト。走る哲学者。【トウガラシ実存主義】【遊民ユーミン主義】の提唱者。市民ランナーのグランドスラムの達成者(マラソン・サブスリー。100kmサブ10。富士登山競争登頂)。山と渓谷社ピープル・オブ・ザ・イヤー選出歴あり。早稲田大学卒業。日本脚本家連盟修了生。放浪の旅人。千葉県在住。

【この記事を書いている人】
アリクラハルト。走る哲学者。【トウガラシ実存主義】【遊民ユーミン主義】の提唱者。市民ランナーのグランドスラムの達成者(マラソン・サブスリー。100kmサブ10。富士登山競争登頂)。山と渓谷社ピープル・オブ・ザ・イヤー選出歴あり。早稲田大学卒業。日本脚本家連盟修了生。放浪の旅人。千葉県在住。
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