走りながら考えました。ゆっくり走れば、走ることは「特別」ではありません。
走ることは快楽です。快楽が特別なことじゃないって、すばらしいことじゃありませんか?
走れば世界と触れ合うことができます。
屋外には太陽の光が溢れ、風が草をなびかせ、鳥が空を飛んでいます。
それが世界です。この世界に生きていることの証をたてるために、肉体を動かしましょう。大地に汗を滴らせましょう。
走ることが生きること。その表現ではまだまだ足りません。走ることが「特別なこと」だと誤解されてしまうかもしれません。
その気になれば人は「一生に一度の経験」を「毎日」だって経験することができます。そうすれば充実した人生を過ごせたといえるのではないでしょうか。
そのためには特別なことを日常まで引き下げてしまうことです。
走りながら生きる。走ることは「知恵」を授けてくれます。
書きながら生きる。足裏で地面にリズミカルに叩いて走るように、キーボードをリズミカルに叩いて書きながら生きる。
足裏と指先が叩き疲れたら、すばらしい音楽を聴きながら休む。聴きながら生きる。
こうして最高の一日は暮れていきます。