柔らかいぬくぬくのベッドで眠るのは人生最高の快楽のひとつ
睡眠、いいですよね~。睡眠、大好きです。こんなに気持ちいいこと、ほかにあまりないのではないでしょうか。
眠っている間は死んでいるようなものだから人生を無駄にしているという考え方もありますが、私はそうは思いません。
やわらかいぬくぬくのベッドで眠るのは人生最高の快楽です。一日の最大の喜びです。その瞬間のために一日を一生懸命生きているといっても過言じゃありません。睡眠の快楽のない人生なんて……とすら思います。
仕事のストレスを睡眠にはリセットする効果があります。いったん意識を断ち切るので、いやなこともその間は忘れていられます。ときどき悪夢を見る人もいますけど(笑)。
寝具に投資すれば、オートメーションに利益を還元してくれる。
人生はオンとオフが大事だと思っている私ですが、睡眠こそオフの王様ではないでしょうか。
人生になるべくお金をかけないミニマリストを標榜する私ですが、ベッドにはお金をかけてもいいと思います。柔らかすぎるベッドは腰痛になります。人生の三分の一を過ごすベッドには少しぐらいお金をかけてもいいと思いませんか? 一度投資すれば後は勝手に利益を還元してくれる投資です。
睡眠は旅の重要な要素。どこで眠るかが人生だ
私が車中泊の旅を愛するのも、睡眠のゆえです。ドライブが好きだから車中泊しているわけではありません。波の音や風や星空の下で眠るのが好きだから車中泊族なのです。
その断絶性ゆえに、睡眠はトラブルの原因となることがあります。一瞬、記憶を失うために、熟睡後、自分がどこにいるのかわからなくなってしまうことがあります。私が台湾で「バックパッカーなのにバックパックを失くしちゃった」のも睡眠が原因です。
韓国ではバスの操車場(終点の倉庫)まで寝過ごしたことがあります。運転手も起こしてくれちゅーの。
睡眠って、人生を楽しくしてくれますよね。睡眠は旅の重要な要素です。
タイなど、熱帯の国を深夜バスで長距離旅行する場合、冷房がききすぎて喉を傷めたりします。この場合なども「睡眠も旅の一部」という認識があれば、パシュミナを首に巻くなど適切に対処できたことでしょう。
放浪の旅、車中泊の旅では「どこで眠るか」が旅の重要な要素です。旅というのは、いつもと寝る場所を変えることだといっても過言ではありません。
寝る場所が変わらなければ、ただの日帰り旅行です。
私は自分がどこで死ぬのか、わかりません。その場所を探すのが旅なのかもしれません。
どこを旅して、どこで死ぬのか、誰も知らない。けれどいつか墓の下に入る。永遠の眠りにつく。
どこで眠るかが人生だ。そう言えるかもしれません。