ホリエモンが泣いた本

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あのホリエモン(堀江貴文さん)が号泣したという本があります。

こう聞いたら、一度は読んでみたいと思いませんか?

その本の名は、『とんび重松清・著。直木賞作家の作品です。

日曜劇場でテレビ化もされました。

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あらすじ

あらすじに関する筆者の考え方はこちら。

物語のあらすじを紹介することについて
あらすじは地図のようなもの。読書のだいご味はディテイルにある。文学にはあなたが感じたけれどうまく表現できなかった思いが表現されているはずだ

あらすじを読んだら本の売上が減るということはなく、むしろあらすじを知ることで本は欲しくなるものだと思っています。

主要キャラクターは2人。読みやすい

タイトルの『とんび』は「トンビが鷹を生んだ」のとんびです。したがって主要キャラクターは二人。父のヤスさんと息子のアキラ。

妻(母)の美佐子は、アキラを庇って事故で死んでしまう。父が子を育てるというストーリー。

アキラにまっすぐに育ってほしいため、母親が死んだのはアキラではなくヤスさん自身を庇って死んだのだと嘘をつく。

しかしそのことをアキラは知っていた。母なしで辛い思いをしたけれど父を恨んだことは一度もなかった事実をヤスさんは知る。アキラはいつくしみ育ててくれたヤスさんに感謝していた。

アキラが結婚するという。ヤスさんが楽しみに待っていると、相手の女性は七つ年上のバツイチ子持ちだった。三歳の男の子がいるという由美さんにヤスさんは戸惑うが、「他人のお古」とか「年上のコブつき」とか由美さんがけなされたのをきっかけに彼女を一生懸命頑張っているいい子だと認める。

ヤスさんは血の繋がっていない孫のおじいちゃんになることを決意する。その決意は血のつながった孫が生まれることになっても揺らがない。

ヤスさんとアキラと妻と孫が二人の五人家族。

血がつながらるとかつながらないとかでなく、家族が一番大事。幸せの源泉。という結論。

海辺で泣き笑いのヤスさん。

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ヤべえ。泣けない!!

ホリエモンが号泣したというので期待して読んだ本だった。

読了したのだが、ヤベエ、泣けない!!

ホリエモン氏はときどきあまりにも経営がクールでドライで、日本型家族経営、和の経営とは真逆の経営をするために、「血も涙もない」というような酷評を浴びせかけられることもある男だ。

そのホリエモンが号泣したという本に泣けないオレはどういう人?

あのホリエモンよりも自分が血も涙もない男とは思わんかった。

いったい人生のどのあたりでオレの血と涙は枯れ果ててしまったのだろうか?

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ホリエモンはどこで泣いたのか?

あらすじにも書きましたが、大きな「涙ポイント」は大きく4つあります。

①真相を知っていた息子の手紙を読んだところ。

②子持ちのバツイチ女と結婚を認めたところ。

③血の繋がっていない子のいいおじいちゃんになろうとするところ。

④血がつながらずとも家族が一番大事という結論に亡妻を思って泣くところ。

イロハ
イロハ

(号泣中)何いってるのよ。めちゃくちゃ泣けるじゃん!!

ハルト
ハルト

我が妻よ。君は涙もろいからな。

果たして本当に泣けるかどうか「あらすじ」読んでも泣けるわけがありません。

泣きたい人は全編読んでください。

繰り返しますがあのホリエモンが号泣したという本です。

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牢獄にひとりぼっちだったら、おれも泣けたかも

ホリエモンが『とんび』に号泣したというソースはこちらの本。

刑務所なう』という獄中記です。

堀江貴文『刑務所なう。』
堀江貴文さん。今ではほとんど放浪作家みたいなポジションで意見を発信していますね。自由な彼が不自由だった時代の記録です。身は不自由でも、魂の自由まで奪えないのは、世界共通のようです。

独房で差し入れされた本のなかに『とんび』があり、号泣したというくだりが上の本に出てきます。

「獄中にひとりぼっちだったら、オレも泣けたかも?」

そう思わないでもありません。

あの頃、ホリエモンはエスタブリッシュメントに虐められて牢獄の中にいました。

世界一の会社を目指していたライブドアはズタズタにされ、自身がなによりもたいせつにしている時間も獄舎に奪われた状態でした。

監禁されて、独房なので、ひとりぼっちです。

自分を育ててくれた田舎の家族のことも思い出したでしょう。

その状況だから、号泣したのかもしれない。

そう思います。

もしかして社会の一線で今のように活躍していたら、号泣どころか『とんび』なんて読もうともしなかったかもしれない。

そういう意味では、お互いに幸せでした。『とんび』にとっても、ホリエモンにとっても。

読んで号泣できる本なんて、そうそうあるものじゃありません。

ご紹介した『とんび』の単行本、kindle本

単行本もキンドル本もありました。

キンドル本の使い方はこちらをご覧ください。

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日曜劇場『とんび』

日曜劇場版(テレビ映像)もありました。

内野聖陽がヤスさんを、佐藤健がアキラの役をやっています。

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✖✖はレベルが上がった(まとめ)

ホリエモンが号泣したという本です。しかし私は泣けませんでした。

泣いたのは、状況によるかもしれない。

獄中だったからこそ、ホリエモンは号泣したのかもしれない。

状況で感動したり、状況で号泣するのが人間です。

父が死にそうな状況にいる人だからこそ、父が死にそうな作品に号泣したりするわけです。

状況と無関係に感動なんてありえません。

たまたま獄中でしたが、ホリエモンが号泣した。そのことは事実です。

是非一度読んでみてください。

あなたの状況が、年長者に虐められていたり、大切なものを奪われていたり、牢獄に繋がれていたり(笑)したら、大号泣できることでしょう。

あああ。オレも本読んで泣きたいぜ!!!!

プロフィール


サンダルマン・ハルト。雑誌『ランナーズ』等に執筆歴のあるライター。『山と渓谷』ピープル・オブ・ザ・イヤー選出歴あり。サブスリーランナー。グランドスラムの達成者(100kmサブテン。富士登山競争登頂)。スイス・ブライトホルン。マレーシア・キナバル山。台湾・玉山ニイタカヤマ。南アルプス全山縦走など登山歴も豊富。キャンプ・車中泊マニア。アウトドア派の放浪の旅人。現在、仮想地球一周ランニング中。
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